三菱重工業の沿革(1917〜2024年)
三菱重工業の創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 年月 | 区分 | 出来事 | 歴史的意義 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1917 1-12月 | founding | 三菱造船株式会社を設立 | 海運の不便から始まった造船参入——三菱財閥の垂直統合戦略 | |||
1921 1-12月 | 神戸造船所旧電気部を三菱電機として分離 | 造船所の非効率が生んだ電機会社——事業分離の合理性 | ||||
1934 1-12月 | 商号を三菱重工株式会社に変更 1930年代を通じて三菱重工は、海軍・陸軍向けの軍需製品の増産を強化。1934年に三菱航空機と三菱造船が合併して、三菱重工業を発足することで「艦艇・航空機・戦略」を量産する日本有数の軍需企業となった。
造船では1938年に長崎造船所にて戦艦「武蔵」を竣工。航空機では1943年に零式艦上戦闘機の生産を開始。車両では1937年に丸子工場を神奈川県に新設して戦車の量産体制を構築した。 | |||||
FY50 1950/3 | 財閥解体により3社に会社分割 戦後の財閥解体による三菱重工の解体が決定。新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船の3社に分割された | |||||
FY53 1953/3 | alliance | 戦闘機の生産再開を決定(国内ライセンス生産) | ライセンス生産の先行参入が防衛産業の寡占を決定づけた | |||
FY60 1960/3 | YS-11の共同開発を開始 | |||||
FY63 1963/3 | 新三菱重工業:キャタピラーと合弁・建設機械に参入 | |||||
FY65 1965/3 | 新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船の3社が合併(三菱重工業の発足) 財閥解体によって分離された旧三菱重工3社(新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船)は、再合併の検討を開始。1963年7月に3社の取締役会において合併に関する共同検討を行う方針を決議し、同年8月に合併準備室を発足した。
合併によって売上高3,000億円規模の大企業が誕生することから、公正取引委員会が独占禁止法に抵触しないかの判断を実施し、1964年1月までに「付帯した要請書」を通じて抄紙機を除いて問題ない旨の回答をした。
1964年6月1日に新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船の3社が合併して、三菱重工業株式会社を発足した。 | |||||
長崎造船所で30万tドッグを新設 | ||||||
FY70 1970/3 | 関西電力美浜1号にPWRを導入 | |||||
戦闘機F-4EJを受注 1971年度から1981年度にかけて、1次〜6次にわたり合計140機のF-4EJを防衛庁から受注。合計受注額は約1700億円。 | ||||||
FY71 1971/3 | 自動車部門を三菱自動車工業に移譲 | |||||
FY76 1976/3 | 売上高 10,729億円 | 当期純利益 148億円 | MU-300ビジネスジェットの開発開始 | |||
FY77 1977/3 | 売上高 12,179億円 | 当期純利益 179億円 | ||||
FY78 1978/3 | 売上高 13,792億円 | 当期純利益 150億円 | ||||
FY79 1979/3 | 売上高 12,748億円 | 当期純利益 96億円 | ボーイング社とB767/777の事業契約を締結 | |||
FY80 1980/3 | 売上高 13,492億円 | 当期純利益 116億円 | ||||
FY81 1981/3 | 売上高 13,256億円 | 当期純利益 121億円 | ||||
FY82 1982/3 | 売上高 16,836億円 | 当期純利益 125億円 | ||||
FY83 1983/3 | 売上高 16,418億円 | 当期純利益 128億円 | ||||
FY84 1984/3 | 売上高 19,081億円 | 当期純利益 269億円 | ||||
FY85 1985/3 | 売上高 19,997億円 | 当期純利益 359億円 | ||||
FY86 1986/3 | 大幸工場を閉鎖(名古屋市大曽根) | |||||
FY89 1989/3 | 広島海洋機器工場を閉鎖 | |||||
FY92 1992/3 | 売上高 27,898億円 | 当期純利益 1,056億円 | ||||
FY93 1993/3 | 売上高 28,247億円 | 当期純利益 810億円 | ||||
FY94 1994/3 | 売上高 27,843億円 | 当期純利益 798億円 | ||||
FY95 1995/3 | 売上高 28,485億円 | 当期純利益 779億円 | ||||
FY96 1996/3 | 売上高 30,161億円 | 当期純利益 1,037億円 | ||||
FY97 1997/3 | 売上高 31,424億円 | 当期純利益 1,236億円 | ||||
FY98 1998/3 | 売上高 30,961億円 | 当期純利益 606億円 | ||||
FY99 1999/3 | 売上高 29,077億円 | 当期純利益 180億円 | ||||
FY00 2000/3 | 売上高 28,750億円 | 当期純利益 -1,370億円 | 最終赤字に転落 海外プラント案件における遅延で赤字転落 | |||
FY01 2001/3 | 売上高 30,450億円 | 当期純利益 -203億円 | ||||
FY02 2002/3 | 売上高 28,639億円 | 当期純利益 264億円 | 中期経営計画を策定・成長分野に集中 | |||
FY03 2003/3 | 売上高 25,938億円 | 当期純利益 343億円 | 長崎造船所でダイヤモンドプリンセスが火災 | |||
FY04 2004/3 | 売上高 23,734億円 | 当期純利益 217億円 | PBR1倍割れを問題視 | |||
FY05 2005/3 | 売上高 25,907億円 | 当期純利益 40億円 | ||||
FY06 2006/3 | 売上高 27,921億円 | 当期純利益 298億円 | ||||
FY07 2007/3 | 売上高 30,685億円 | 当期純利益 488億円 | ボーイングB787向けに主翼出荷を開始 | |||
FY08 2008/3 | 売上高 32,030億円 | 当期純利益 613億円 | ||||
FY09 2009/3 | 売上高 33,756億円 | 当期純利益 242億円 | ||||
FY10 2010/3 | 売上高 29,408億円 | 当期純利益 141億円 | ||||
FY11 2011/3 | 売上高 29,037億円 | 当期純利益 301億円 | ||||
FY12 2012/3 | 売上高 28,209億円 | 当期純利益 245億円 | キャタピラーとの合弁契約を解消 | |||
FY13 2013/3 | 売上高 28,178億円 | 当期純利益 973億円 | ||||
FY14 2014/3 | 売上高 33,495億円 | 当期純利益 1,604億円 | 三菱日立パワーシステムズを設立 | |||
FY15 2015/3 | 売上高 39,921億円 | 当期純利益 1,104億円 | ||||
FY16 2016/3 | 売上高 40,468億円 | 当期純利益 638億円 | 客船の納期遅れで巨額損失 | |||
FY17 2017/3 | 売上高 39,140億円 | 当期純利益 877億円 | ||||
FY18 2018/3 | 売上収益 40,856億円 | 当期利益 -73億円 | ||||
FY19 2019/3 | 売上収益 40,783億円 | 当期利益 1,013億円 | ||||
FY20 2020/3 | 売上収益 40,413億円 | 当期利益 871億円 | 三菱航空機が債務超過状態 | |||
FY21 2021/3 | 売上収益 36,999億円 | 当期利益 406億円 | ||||
FY22 2022/3 | 売上収益 38,602億円 | 当期利益 1,135億円 | ||||
FY23 2023/3 | 売上収益 42,027億円 | 当期利益 1,304億円 | ||||
FY24 2024/3 | 売上収益 46,571億円 | 当期利益 2,220億円 | 過去最高益を達成 GTCC・原子力・防衛宇宙を中心に受注好調で過去最高益を達成。特に防衛関連(航空機・艦艇など)も好調で、2023年度における防衛省向けの販売高は4,897億円(全社売上対比10.5%) |
- 三菱造船株式会社を設立海運の不便から始まった造船参入——三菱財閥の垂直統合戦略
- 神戸造船所旧電気部を三菱電機として分離造船所の非効率が生んだ電機会社——事業分離の合理性
- 商号を三菱重工株式会社に変更
1930年代を通じて三菱重工は、海軍・陸軍向けの軍需製品の増産を強化。1934年に三菱航空機と三菱造船が合併して、三菱重工業を発足することで「艦艇・航空機・戦略」を量産する日本有数の軍需企業となった。 造船では1938年に長崎造船所にて戦艦「武蔵」を竣工。航空機では1943年に零式艦上戦闘機の生産を開始。車両では1937年に丸子工場を神奈川県に新設して戦車の量産体制を構築した。
- 財閥解体により3社に会社分割
戦後の財閥解体による三菱重工の解体が決定。新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船の3社に分割された
- 戦闘機の生産再開を決定(国内ライセンス生産)ライセンス生産の先行参入が防衛産業の寡占を決定づけた
- YS-11の共同開発を開始
- 新三菱重工業:キャタピラーと合弁・建設機械に参入
- 新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船の3社が合併(三菱重工業の発足)
財閥解体によって分離された旧三菱重工3社(新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船)は、再合併の検討を開始。1963年7月に3社の取締役会において合併に関する共同検討を行う方針を決議し、同年8月に合併準備室を発足した。 合併によって売上高3,000億円規模の大企業が誕生することから、公正取引委員会が独占禁止法に抵触しないかの判断を実施し、1964年1月までに「付帯した要請書」を通じて抄紙機を除いて問題ない旨の回答をした。 1964年6月1日に新三菱重工業・三菱日本重工業・三菱造船の3社が合併して、三菱重工業株式会社を発足した。
- 長崎造船所で30万tドッグを新設
- 関西電力美浜1号にPWRを導入
- 戦闘機F-4EJを受注
1971年度から1981年度にかけて、1次〜6次にわたり合計140機のF-4EJを防衛庁から受注。合計受注額は約1700億円。
- 自動車部門を三菱自動車工業に移譲
- MU-300ビジネスジェットの開発開始
- ボーイング社とB767/777の事業契約を締結
- 大幸工場を閉鎖(名古屋市大曽根)
- 広島海洋機器工場を閉鎖
- 最終赤字に転落
海外プラント案件における遅延で赤字転落
- 中期経営計画を策定・成長分野に集中
- 長崎造船所でダイヤモンドプリンセスが火災
- PBR1倍割れを問題視
- ボーイングB787向けに主翼出荷を開始
- キャタピラーとの合弁契約を解消
- 三菱日立パワーシステムズを設立
- 客船の納期遅れで巨額損失
- 三菱航空機が債務超過状態
- 過去最高益を達成
GTCC・原子力・防衛宇宙を中心に受注好調で過去最高益を達成。特に防衛関連(航空機・艦艇など)も好調で、2023年度における防衛省向けの販売高は4,897億円(全社売上対比10.5%)