沿革・歴史的証言 — 2000〜2025年の年表 経営判断・組織変化と当事者の証言

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
2000
1-12月
会社設立
大阪市都島区都島南通に株式会社アイティーブーストを設立
後のラクスの母体。大阪発の独立系IT企業として創業
ラクスグループの起点。大阪本社・東京補完という独自の二都体制の原点
2001
1-12月
新規事業
ITエンジニアスクール事業開始
未経験者の育成からエンジニア派遣につなげる前段事業
後のIT人材事業(ラクスパートナーズ)の源流となる育成型ビジネスの出発点
新規事業
クラウド事業を開始(問い合わせメール共有・一元管理システム メールディーラーの販売を開始)
SaaS時代到来前のメール共有ASPサービス
SaaS黎明期に参入した主力BtoBクラウドの第一号プロダクト。後の楽楽シリーズに連なるサブスク事業の原型
本店を大阪市都島区東野田町に移転
2002
1-12月
新規事業
IT人材事業を開始
自社育成エンジニアの常駐派遣事業
SaaSと並ぶ二本目の収益柱の起点。SES/派遣事業をベースに後にラクスパートナーズへ承継される構造の出発点
2003
1-12月
東京都新宿区西新宿に東京支店を開設
大阪本社/東京支店の二都体制を構築
2004
1-12月
業容拡大に伴い、東京支店を東京本社に名称変更
東京拠点を本社格に昇格
東京での営業・採用拡大に対応した実質的な二本社化
2005
1-12月
企業買収
エクスビット株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする
初の企業買収によるグループ拡張。プロダクトラインアップの拡充を狙う
2006
1-12月
組織再編
連結子会社 エクスビット株式会社を吸収合併
買収から1年弱で吸収合併し事業統合
買収先を本体に取り込む統合スピードを示す事例
2010
1-12月
商号を株式会社アイティーブーストから株式会社ラクスに変更
SaaS事業ブランド「楽楽」シリーズに合わせた社名統一
「楽(ラク)にする」というプロダクト価値観を会社名に昇華。後の楽楽精算・楽楽明細などブランド体系の核となる転換点
2011
1-12月
東京本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転
IT系企業集積地への移転
人材採用・営業上の利便性向上を狙った東京拠点強化
海外進出
米国カリフォルニア州サンフランシスコ市に100%子会社 American Rakus Inc.を設立
SaaS本場である米国市場への足がかり
シリコンバレーへの拠点設置による海外SaaS市場の探索。後にRignite事業として展開される起点
本店を大阪市北区西天満に移転
大阪本社の梅田エリアへの集約過程
2012
1-12月
新規事業
American Rakus Inc.をRignite Inc.に会社名を変更
SNSマーケティング支援SaaS「Rignite」事業に集中
米国子会社をプロダクト名に統一し米国市場でのSaaS展開に振り切る
2014
1-12月
名古屋営業所を開設
中部圏営業拠点
国内営業網を主要都市に拡張
FY15
2015/3
売上高
34億円
親会社株主に帰属する当期純利益
4億円
海外進出
ベトナム国ホーチミン市に100%子会社 RAKUS Vietnam Co.
Ltd.(現 連結子会社)を設立
本店を大阪市北区梅田に移転
大阪本社の梅田移転
福岡営業所を開設
九州圏営業拠点
国内営業網のさらなる拡張
海外撤退事業売却
連結子会社 Rignite Inc.の全株式を売却
米国SNSマーケティング事業からの撤退
米国直接展開からの撤退と国内SaaSへの経営資源集中を選択。国内SaaS特化型モデルへの戦略収斂
FY16
2016/3
売上高
41億円
親会社株主に帰属する当期純利益
5億円
株式上場
東京証券取引所マザーズに株式を上場
SaaS銘柄としての資本市場デビュー
資本市場からの調達と知名度向上による楽楽シリーズ拡大の基盤確立。SaaSバブル前夜の象徴的上場の一つ
FY17
2017/3
売上高
49億円
親会社株主に帰属する当期純利益
7億円
FY18
2018/3
売上高
64億円
親会社株主に帰属する当期純利益
9億円
企業買収
ブレインメール株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする
メール配信SaaS事業を持つブレインメールの取得
メール系SaaSラインアップの強化を目的としたM&A。後のラクスライトクラウドへの再編につながる
組織再編
IT人材事業を分割吸収することを目的として100%子会社 株式会社ラクスパートナーズを設立
SaaS事業とIT人材事業の分離を狙った受け皿会社設立
二本柱事業の法人分離による経営の見える化と人事制度の最適化。SaaSセグメントの利益率を可視化する構造改革の起点
FY19
2019/3
売上高
87億円
親会社株主に帰属する当期純利益
10億円
組織再編
ブレインメール株式会社を株式会社ラクスライトクラウドに商号変更し、Xcart、Xform、レンタルサーバー事業を承継
買収先をホスティング系SaaSの受け皿に再編
周辺SaaS/ホスティング事業を別ブランドに集約する構造整理
組織再編
IT人材事業を株式会社ラクスパートナーズに承継
IT人材事業の正式分社化
SaaS(ラクス本体)とSES(ラクスパートナーズ)の収益構造分離が完成。セグメント別の戦略運営体制が確立
本店を大阪市北区鶴野町に移転
大阪本社の梅田エリア内移転
FY20
2020/3
売上高
116億円
親会社株主に帰属する当期純利益
8億円
業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷に東京第2オフィス(旧呼称:代々木事務所)を開設
SaaS事業拡大に伴う東京キャパシティ拡張
FY21
2021/3
売上高
154億円
親会社株主に帰属する当期純利益
29億円
株式上場
東京証券取引所市場第一部に市場変更
マザーズから東証一部への昇格
SaaS銘柄として時価総額・流動性が一定水準に達した証左。機関投資家層の取り込み拡大の節目
FY22
2022/3
売上高
206億円
親会社株主に帰属する当期純利益
11億円
業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷内に新たに東京本社を開設し、旧東京本社を東京第1オフィスに呼称変更
東京本社の再編・拡張
コロナ禍下でも東京拠点を増床。SaaS需要拡大による人員増への対応
組織再編
100%子会社 株式会社ラクスみらいを設立
新会社設立
グループ機能の細分化
FY23
2023/3
売上高
274億円
親会社株主に帰属する当期純利益
13億円
株式上場
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
東証市場区分再編に伴う移行
プライム上場維持基準を満たすSaaS銘柄としてのポジショニング確認
札幌営業所を開設
北海道圏営業拠点
SaaS需要の地方拡大に対応した営業網拡張
広島営業所を開設
中国地方営業拠点
地方都市への営業網拡張継続
事業売却組織再編
連結子会社 株式会社ラクスライトクラウドのXform、レンタルサーバー事業を会社分割(吸収分割)し、NHNテコラス株式会社に承継
周辺ホスティング事業の外部売却
SaaS主力事業への集中を進めるための非中核事業の整理。事業ポートフォリオの絞り込み
FY24
2024/3
売上高
384億円
親会社株主に帰属する当期純利益
42億円
企業買収
HOYA株式会社より新設分割した株式会社ラクスHRテックの全株式を取得し、連結子会社とする
HOYAの人事系SaaS事業をカーブアウト取得
大企業からのSaaS事業カーブアウト買収。HRTech領域への本格参入を狙ったプロダクト系M&A
業容拡大に伴い大阪市北区角田町に大阪第2オフィスを開設
大阪本社のキャパシティ拡張
大阪本拠地でのSaaS事業拡大に対応した増床
新潟営業所を開設
北陸・甲信越圏営業拠点
地方営業網のさらなる拡張
FY25
2025/3
売上高
489億円
親会社株主に帰属する当期純利益
80億円
組織再編
連結子会社 株式会社ラクスHRテックを吸収合併
HRTech子会社を本体に統合
買収から1年弱でHRプロダクトを本体取り込み。SaaSラインアップへの統合スピードを示す
海外進出
PT. Cipta Piranti Sejahtera(インドネシア共和国)に出資(出資比率 14.9%)
インドネシア現地企業への出資参画
東南アジアでのSaaS事業展開のための布石。ベトナム以来の東南アジア戦略の第二歩
事業売却組織再編
インターネット接続事業及びホスティングサービス事業を会社分割(吸収分割)し、ライド株式会社に継承
残存していたホスティング事業の完全外部化
SaaS特化への事業集中を最終的に完成。非中核事業ポートフォリオ整理の総仕上げ
静岡営業所を開設
東海地方営業拠点
地方営業網の継続拡張
海外進出
インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州に100%子会社 PT. Reformasi Kerja Solusiを設立
インドネシアでの100%子会社設立
東南アジアSaaS/IT人材事業の本格展開拠点。出資参画から100%子会社設立へと東南アジア戦略を一段深化
  1. 会社設立
    大阪市都島区都島南通に株式会社アイティーブーストを設立

    後のラクスの母体。大阪発の独立系IT企業として創業

    ラクスグループの起点。大阪本社・東京補完という独自の二都体制の原点
  2. 新規事業
    ITエンジニアスクール事業開始

    未経験者の育成からエンジニア派遣につなげる前段事業

    後のIT人材事業(ラクスパートナーズ)の源流となる育成型ビジネスの出発点
  3. 新規事業
    クラウド事業を開始(問い合わせメール共有・一元管理システム メールディーラーの販売を開始)

    SaaS時代到来前のメール共有ASPサービス

    SaaS黎明期に参入した主力BtoBクラウドの第一号プロダクト。後の楽楽シリーズに連なるサブスク事業の原型
  4. 本店を大阪市都島区東野田町に移転
  5. 新規事業
    IT人材事業を開始

    自社育成エンジニアの常駐派遣事業

    SaaSと並ぶ二本目の収益柱の起点。SES/派遣事業をベースに後にラクスパートナーズへ承継される構造の出発点
  6. 東京都新宿区西新宿に東京支店を開設
    大阪本社/東京支店の二都体制を構築
  7. 業容拡大に伴い、東京支店を東京本社に名称変更

    東京拠点を本社格に昇格

    東京での営業・採用拡大に対応した実質的な二本社化
  8. 企業買収
    エクスビット株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする
    初の企業買収によるグループ拡張。プロダクトラインアップの拡充を狙う
  9. 組織再編
    連結子会社 エクスビット株式会社を吸収合併

    買収から1年弱で吸収合併し事業統合

    買収先を本体に取り込む統合スピードを示す事例
  10. 商号を株式会社アイティーブーストから株式会社ラクスに変更

    SaaS事業ブランド「楽楽」シリーズに合わせた社名統一

    「楽(ラク)にする」というプロダクト価値観を会社名に昇華。後の楽楽精算・楽楽明細などブランド体系の核となる転換点
  11. 東京本社を東京都渋谷区千駄ヶ谷に移転

    IT系企業集積地への移転

    人材採用・営業上の利便性向上を狙った東京拠点強化
  12. 海外進出
    米国カリフォルニア州サンフランシスコ市に100%子会社 American Rakus Inc.を設立

    SaaS本場である米国市場への足がかり

    シリコンバレーへの拠点設置による海外SaaS市場の探索。後にRignite事業として展開される起点
  13. 本店を大阪市北区西天満に移転
    大阪本社の梅田エリアへの集約過程
  14. 新規事業
    American Rakus Inc.をRignite Inc.に会社名を変更

    SNSマーケティング支援SaaS「Rignite」事業に集中

    米国子会社をプロダクト名に統一し米国市場でのSaaS展開に振り切る
  15. 名古屋営業所を開設

    中部圏営業拠点

    国内営業網を主要都市に拡張
  16. 海外進出
    ベトナム国ホーチミン市に100%子会社 RAKUS Vietnam Co.

    Ltd.(現 連結子会社)を設立

  17. 本店を大阪市北区梅田に移転

    大阪本社の梅田移転

  18. 福岡営業所を開設

    九州圏営業拠点

    国内営業網のさらなる拡張
  19. 海外撤退事業売却
    連結子会社 Rignite Inc.の全株式を売却

    米国SNSマーケティング事業からの撤退

    米国直接展開からの撤退と国内SaaSへの経営資源集中を選択。国内SaaS特化型モデルへの戦略収斂
  20. 株式上場
    東京証券取引所マザーズに株式を上場

    SaaS銘柄としての資本市場デビュー

    資本市場からの調達と知名度向上による楽楽シリーズ拡大の基盤確立。SaaSバブル前夜の象徴的上場の一つ
  21. 企業買収
    ブレインメール株式会社の発行する全株式を取得し、連結子会社とする

    メール配信SaaS事業を持つブレインメールの取得

    メール系SaaSラインアップの強化を目的としたM&A。後のラクスライトクラウドへの再編につながる
  22. 組織再編
    IT人材事業を分割吸収することを目的として100%子会社 株式会社ラクスパートナーズを設立

    SaaS事業とIT人材事業の分離を狙った受け皿会社設立

    二本柱事業の法人分離による経営の見える化と人事制度の最適化。SaaSセグメントの利益率を可視化する構造改革の起点
  23. 組織再編
    ブレインメール株式会社を株式会社ラクスライトクラウドに商号変更し、Xcart、Xform、レンタルサーバー事業を承継

    買収先をホスティング系SaaSの受け皿に再編

    周辺SaaS/ホスティング事業を別ブランドに集約する構造整理
  24. 組織再編
    IT人材事業を株式会社ラクスパートナーズに承継

    IT人材事業の正式分社化

    SaaS(ラクス本体)とSES(ラクスパートナーズ)の収益構造分離が完成。セグメント別の戦略運営体制が確立
  25. 本店を大阪市北区鶴野町に移転

    大阪本社の梅田エリア内移転

  26. 業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷に東京第2オフィス(旧呼称:代々木事務所)を開設
    SaaS事業拡大に伴う東京キャパシティ拡張
  27. 株式上場
    東京証券取引所市場第一部に市場変更

    マザーズから東証一部への昇格

    SaaS銘柄として時価総額・流動性が一定水準に達した証左。機関投資家層の取り込み拡大の節目
  28. 業容拡大に伴い東京都渋谷区千駄ヶ谷内に新たに東京本社を開設し、旧東京本社を東京第1オフィスに呼称変更

    東京本社の再編・拡張

    コロナ禍下でも東京拠点を増床。SaaS需要拡大による人員増への対応
  29. 組織再編
    100%子会社 株式会社ラクスみらいを設立

    新会社設立

    グループ機能の細分化
  30. 株式上場
    東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

    東証市場区分再編に伴う移行

    プライム上場維持基準を満たすSaaS銘柄としてのポジショニング確認
  31. 札幌営業所を開設

    北海道圏営業拠点

    SaaS需要の地方拡大に対応した営業網拡張
  32. 広島営業所を開設

    中国地方営業拠点

    地方都市への営業網拡張継続
  33. 事業売却組織再編
    連結子会社 株式会社ラクスライトクラウドのXform、レンタルサーバー事業を会社分割(吸収分割)し、NHNテコラス株式会社に承継

    周辺ホスティング事業の外部売却

    SaaS主力事業への集中を進めるための非中核事業の整理。事業ポートフォリオの絞り込み
  34. 企業買収
    HOYA株式会社より新設分割した株式会社ラクスHRテックの全株式を取得し、連結子会社とする

    HOYAの人事系SaaS事業をカーブアウト取得

    大企業からのSaaS事業カーブアウト買収。HRTech領域への本格参入を狙ったプロダクト系M&A
  35. 業容拡大に伴い大阪市北区角田町に大阪第2オフィスを開設

    大阪本社のキャパシティ拡張

    大阪本拠地でのSaaS事業拡大に対応した増床
  36. 新潟営業所を開設

    北陸・甲信越圏営業拠点

    地方営業網のさらなる拡張
  37. 組織再編
    連結子会社 株式会社ラクスHRテックを吸収合併

    HRTech子会社を本体に統合

    買収から1年弱でHRプロダクトを本体取り込み。SaaSラインアップへの統合スピードを示す
  38. 海外進出
    PT. Cipta Piranti Sejahtera(インドネシア共和国)に出資(出資比率 14.9%)

    インドネシア現地企業への出資参画

    東南アジアでのSaaS事業展開のための布石。ベトナム以来の東南アジア戦略の第二歩
  39. 事業売却組織再編
    インターネット接続事業及びホスティングサービス事業を会社分割(吸収分割)し、ライド株式会社に継承

    残存していたホスティング事業の完全外部化

    SaaS特化への事業集中を最終的に完成。非中核事業ポートフォリオ整理の総仕上げ
  40. 静岡営業所を開設

    東海地方営業拠点

    地方営業網の継続拡張
  41. 海外進出
    インドネシア共和国ジャカルタ首都特別州に100%子会社 PT. Reformasi Kerja Solusiを設立

    インドネシアでの100%子会社設立

    東南アジアSaaS/IT人材事業の本格展開拠点。出資参画から100%子会社設立へと東南アジア戦略を一段深化

参考文献・出所

有価証券報告書
決算短信
経営者ノート 2019年5月
リーダーズファイル 2012年12月3日
経営者通信Online 2014年6月
FastGrow 2022年
FY11(2012/3期)単体決算
平成27年3月期決算短信
平成28年3月期決算短信
平成29年3月期決算短信
平成30年3月期決算短信
2019年3月期決算短信
2020年3月期決算短信
2021年3月期決算短信
2022年3月期決算短信
2024年3月期決算短信
2025年3月期決算短信
2026年3月期第1四半期決算短信