ヤマトホールディングスの沿革(1919〜2025年)
ヤマトホールディングスの創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 年月 | 区分 | 出来事 | 歴史的意義 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1919 1-12月 | 創業 | 大和運輸を東京市京橋区に創立 資本金10万円、車両数4台 | 日本の路線トラック運送業の原点。小倉康臣が創業 | |||
1929 1-12月 | 製品 | 東京-横浜間で定期便を開始 日本最初の路線トラック事業 | 日本の路線トラック運送業の嚆矢。のちの宅急便ネットワークの原型となるルート運送の起点 | |||
1949 1-12月 | 上場 | 東京証券取引所に上場 | 戦後再開と同時に上場し、公開企業として資金調達基盤を確立 | |||
1950 1-12月 | 製品 | 通運事業を開始 | ||||
1951 1-12月 | 製品 | 航空貨物取扱を開始 C.A.T.航空と代理店契約 | ||||
1952 1-12月 | 製品 | 海上貨物取扱を開始 | ||||
1957 1-12月 | 子会社 | 大和商事(現ヤマトオートワークス)を設立 | ||||
1958 1-12月 | 製品 | 美術品梱包輸送事業を開始 | ||||
| 製品 | 国内航空貨物の取扱を開始 日本航空と代理店契約 | |||||
1960 1-12月 | 製品 | 国際航空混載貨物の取扱を開始 | ||||
1976 1-12月 | 製品 | 「宅急便」のサービスを開始 小口貨物の宅配システム。一般港湾運送事業も同時に開始。ヤマトシステム開発を設立 | 日本の物流業界を一変させた個人向け宅配サービスの創出。小倉昌男の経営判断により路線トラック業から宅配便業への転換を果たした | |||
1977 1-12月 | 子会社 | 極東リース(現ヤマトリース)を設立 | ||||
1980 1-12月 | 子会社 | 米国法人YAMATO TRANSPORT U.S.A.を設立 | 海外展開の第一歩 | |||
1981 1-12月 | 上場 | 東証一部に指定替え | 企業規模拡大を反映した市場区分の上位移行 | |||
1982 1-12月 | 組織 | 大和運輸からヤマト運輸に商号変更 | 宅急便事業中心の企業イメージへの転換 | |||
1986 1-12月 | 子会社 | ヤマトコレクトサービス(現ヤマトフィナンシャル)を設立 | ||||
| 子会社 | 欧州拠点としてオランダヤマト運輸を設立 | |||||
1996 1-12月 | 製品 | 「クール宅急便」を開始、365日営業へ 日本初の低温管理宅配システム。年末年始営業も開始 | 温度管理輸送という新市場を創出し、宅急便の付加価値を拡大 | |||
2003 1-12月 | 製品 | クロネコメール便の全国展開、宅急便全国ネットワーク完成 小笠原諸島へのサービス開始で全国ネットワーク完成。グループ再編も実施(ヤマトロジスティクス統合等) | 宅急便の日本全国カバレッジが完成した節目 | |||
| 組織 | 自動車整備部門をヤマトオートワークスに分割 | |||||
2004 1-12月 | 組織 | ヤマトロジスティクスにグループ物流子会社を統合 | ||||
| 子会社 | ヤマトマネージメントサービスを設立 | |||||
2005 1-12月 | M&A | ファインクレジット(現ヤマトクレジットファイナンス)に経営参画 | ||||
| 組織 | 純粋持株会社制へ移行、ヤマトホールディングスに商号変更 デリバリー事業等をヤマト運輸分割準備会社に承継 | 宅配便事業会社から総合物流グループへの経営体制転換 | ||||
2007 1-12月 | 業績 | 初の純損失を計上 2007年3月期に連結純損失を計上 | 上場以来初の最終赤字。路線トラック事業の構造問題が顕在化した時期 | |||
2008 1-12月 | 組織 | ヤマト運輸のエキスプレス事業を分割 | ||||
| 組織 | ヤマトロジスティクスを国内・国際物流に分割 | |||||
2011 1-12月 | 人事 | 木川眞が社長に就任 | 持株会社化後初の社長交代。物流業からの脱却を掲げた | |||
2013 1-12月 | 設備 | 総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」を竣工 | 国際物流・付加価値物流の拠点として、宅急便以外の事業拡大を支える中核施設 | |||
2015 1-12月 | 製品 | クロネコメール便を廃止 | 信書問題への対応として既存サービスを廃止し、後継サービスに切り替え | |||
| 製品 | 宅急便コンパクト・ネコポス・クロネコDM便を開始 クロネコメール便の後継サービス群 | メール便廃止後の小型荷物・投函サービスの再構築 | ||||
| 人事 | 山内雅喜が社長に就任 | EC物流時代への対応が求められた時期の社長交代 | ||||
2016 1-12月 | M&A | マレーシアGD EXPRESS CARRIER BHDと業務・資本提携 | ||||
| 製品 | オープン型宅配便ロッカー事業を開始 仏ネオポストとの合弁Packcity Japan | |||||
| M&A | マレーシアOTLグループ・ベトナム事業を取得 クロスボーダー陸上幹線輸送会社 | ASEAN域内の陸上輸送ネットワーク獲得 | ||||
2017 1-12月 | 業績 | 経常利益が半減 2017年3月期の経常利益は前期比約50%減 | EC荷物急増に伴う現場負荷・外注費増大による「宅配クライシス」が表面化 | |||
2019 1-12月 | 人事 | 長尾裕が社長に就任 | One ヤマト構想に基づくグループ再編を主導 | |||
2020 1-12月 | 組織 | ヤマトリース株式の60%を芙蓉総合リースに譲渡 | ||||
| 製品 | EC事業者向け新配送商品「EAZY」を開始 | EC需要急拡大に対応する専用配送サービスの投入 | ||||
2021 1-12月 | 組織 | グループ7社をヤマト運輸に統合(One ヤマト) ヤマトロジスティクス・ヤマトフィナンシャル等を吸収合併・分割 | 「One ヤマト」構想に基づくグループ再編。持株会社移行から16年で再び経営資源を集約 | |||
| 組織 | ヤマトマネージメントサービスをヤマト運輸に統合 | |||||
2022 1-12月 | 上場 | 東証プライム市場に移行 | ||||
2023 1-12月 | 組織 | ヤマト・スタッフ・サプライの51%を譲渡 | ||||
| 製品 | 日本郵政グループとの協業で「クロネコゆうパケット」を開始 | 最大の競合である日本郵政との協業は物流業界再編の象徴。投函サービスを郵便ネットワークに委託する構造転換 | ||||
2024 1-12月 | 製品 | クロネコDM便を廃止 | 日本郵政との協業に伴い自社投函サービスを終了 | |||
| 製品 | 日本郵政との協業で「クロネコゆうメール」を開始 | DM便廃止の受け皿として郵便ネットワークを活用 | ||||
| 子会社 | 共同輸配送プラットフォームSustainable Shared Transport社を設立 | |||||
| M&A | RH社株式48.57%を取得、レッドホースコーポレーションと業務提携 | |||||
| 製品 | EVライフサイクルサービスを開始 | |||||
| M&A | ナカノ商会を連結子会社化 コントラクト・ロジスティクス事業を手掛ける。発行済株式数の87.74%を取得 | 宅配便以外の収益源としてコントラクト・ロジスティクス事業を本格的に取り込む | ||||
2025 1-12月 | 子会社 | ヤマトエナジーマネジメントを設立 | ||||
| 業績 | エクスプレス事業が営業赤字に転落 2025年3月期にセグメント変更後のエクスプレス事業で初の営業赤字 | ネットワーク構造改革コストと宅配便数量の伸び悩みが重なった |
- 大和運輸を東京市京橋区に創立
資本金10万円、車両数4台
日本の路線トラック運送業の原点。小倉康臣が創業 - 東京-横浜間で定期便を開始
日本最初の路線トラック事業
日本の路線トラック運送業の嚆矢。のちの宅急便ネットワークの原型となるルート運送の起点 - 東京証券取引所に上場戦後再開と同時に上場し、公開企業として資金調達基盤を確立
- 通運事業を開始
- 航空貨物取扱を開始
C.A.T.航空と代理店契約
- 海上貨物取扱を開始
- 大和商事(現ヤマトオートワークス)を設立
- 美術品梱包輸送事業を開始
- 国内航空貨物の取扱を開始
日本航空と代理店契約
- 国際航空混載貨物の取扱を開始
- 「宅急便」のサービスを開始
小口貨物の宅配システム。一般港湾運送事業も同時に開始。ヤマトシステム開発を設立
日本の物流業界を一変させた個人向け宅配サービスの創出。小倉昌男の経営判断により路線トラック業から宅配便業への転換を果たした - 極東リース(現ヤマトリース)を設立
- 米国法人YAMATO TRANSPORT U.S.A.を設立海外展開の第一歩
- 東証一部に指定替え企業規模拡大を反映した市場区分の上位移行
- 大和運輸からヤマト運輸に商号変更宅急便事業中心の企業イメージへの転換
- ヤマトコレクトサービス(現ヤマトフィナンシャル)を設立
- 欧州拠点としてオランダヤマト運輸を設立
- 「クール宅急便」を開始、365日営業へ
日本初の低温管理宅配システム。年末年始営業も開始
温度管理輸送という新市場を創出し、宅急便の付加価値を拡大 - クロネコメール便の全国展開、宅急便全国ネットワーク完成
小笠原諸島へのサービス開始で全国ネットワーク完成。グループ再編も実施(ヤマトロジスティクス統合等)
宅急便の日本全国カバレッジが完成した節目 - 自動車整備部門をヤマトオートワークスに分割
- ヤマトロジスティクスにグループ物流子会社を統合
- ヤマトマネージメントサービスを設立
- ファインクレジット(現ヤマトクレジットファイナンス)に経営参画
- 純粋持株会社制へ移行、ヤマトホールディングスに商号変更
デリバリー事業等をヤマト運輸分割準備会社に承継
宅配便事業会社から総合物流グループへの経営体制転換 - 初の純損失を計上
2007年3月期に連結純損失を計上
上場以来初の最終赤字。路線トラック事業の構造問題が顕在化した時期 - ヤマト運輸のエキスプレス事業を分割
- ヤマトロジスティクスを国内・国際物流に分割
- 木川眞が社長に就任持株会社化後初の社長交代。物流業からの脱却を掲げた
- 総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」を竣工国際物流・付加価値物流の拠点として、宅急便以外の事業拡大を支える中核施設
- クロネコメール便を廃止信書問題への対応として既存サービスを廃止し、後継サービスに切り替え
- 宅急便コンパクト・ネコポス・クロネコDM便を開始
クロネコメール便の後継サービス群
メール便廃止後の小型荷物・投函サービスの再構築 - 山内雅喜が社長に就任EC物流時代への対応が求められた時期の社長交代
- マレーシアGD EXPRESS CARRIER BHDと業務・資本提携
- オープン型宅配便ロッカー事業を開始
仏ネオポストとの合弁Packcity Japan
- マレーシアOTLグループ・ベトナム事業を取得
クロスボーダー陸上幹線輸送会社
ASEAN域内の陸上輸送ネットワーク獲得 - 経常利益が半減
2017年3月期の経常利益は前期比約50%減
EC荷物急増に伴う現場負荷・外注費増大による「宅配クライシス」が表面化 - 長尾裕が社長に就任One ヤマト構想に基づくグループ再編を主導
- ヤマトリース株式の60%を芙蓉総合リースに譲渡
- EC事業者向け新配送商品「EAZY」を開始EC需要急拡大に対応する専用配送サービスの投入
- グループ7社をヤマト運輸に統合(One ヤマト)
ヤマトロジスティクス・ヤマトフィナンシャル等を吸収合併・分割
「One ヤマト」構想に基づくグループ再編。持株会社移行から16年で再び経営資源を集約 - ヤマトマネージメントサービスをヤマト運輸に統合
- 東証プライム市場に移行
- ヤマト・スタッフ・サプライの51%を譲渡
- 日本郵政グループとの協業で「クロネコゆうパケット」を開始最大の競合である日本郵政との協業は物流業界再編の象徴。投函サービスを郵便ネットワークに委託する構造転換
- クロネコDM便を廃止日本郵政との協業に伴い自社投函サービスを終了
- 日本郵政との協業で「クロネコゆうメール」を開始DM便廃止の受け皿として郵便ネットワークを活用
- 共同輸配送プラットフォームSustainable Shared Transport社を設立
- RH社株式48.57%を取得、レッドホースコーポレーションと業務提携
- EVライフサイクルサービスを開始
- ナカノ商会を連結子会社化
コントラクト・ロジスティクス事業を手掛ける。発行済株式数の87.74%を取得
宅配便以外の収益源としてコントラクト・ロジスティクス事業を本格的に取り込む - ヤマトエナジーマネジメントを設立
- エクスプレス事業が営業赤字に転落
2025年3月期にセグメント変更後のエクスプレス事業で初の営業赤字
ネットワーク構造改革コストと宅配便数量の伸び悩みが重なった
参考文献・出所
有価証券報告書
ヤマト運輸 宅急便のあゆみ
戦後日本のイノベーション100選
決算説明会 FY21
決算説明会 FY22
東洋経済オンライン 2025/06/20
ヤマトホールディングス プレスリリース 2023/6/19
決算説明会 FY23