任天堂の沿革(1889〜2024年)

任天堂の創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。

年度売上高純利益年月区分出来事歴史的意義
1889
1-12月
founding
任天堂の創業
セメント商家が「娯楽の製造業」を副業にした創業構造
1947
1-12月
株式会社任天堂を設立
1949
1-12月
山内溥氏が社長就任
「終わった」と言われた22歳社長が53年間君臨する起点
1953
1-12月
国産初のプラスチック製トランプを発売
ディズニー提携でシェア確保
FY59
1959/3
売上高
3.17億円
当期純利益
0.23億円
FY60
1960/3
売上高
3.87億円
当期純利益
0.3億円
ディズニープロ社からトランプの国内独占販売権を取得
食品とタクシーに参入
渡米視察で見えた「トランプ産業の天井」が引き起こした迷走
FY61
1961/3
売上高
5.15億円
当期純利益
0.53億円
FY62
1962/3
売上高
8.05億円
当期純利益
0.94億円
大阪証券取引所第2部に株式上場
-
FY63
1963/3
売上高
11億円
当期純利益
1.71億円
任天堂株式会社に商号変更
FY64
1964/3
売上高
13.9億円
当期純利益
1.54億円
FY65
1965/3
売上高
14億円
当期純利益
1.21億円
FY66
1966/3
売上高
15.2億円
当期純利益
1.26億円
減収減益
総合室内ゲーム企業を目指す方針決定
タクシーと食品の失敗が「遊びの外に出ない」原則を確立した
FY67
1967/3
売上高
17.3億円
当期純利益
1.41億円
FY68
1968/3
売上高
24.1億円
当期純利益
2.11億円
FY69
1969/3
売上高
34.2億円
当期純利益
3.3億円
FY70
1970/3
売上高
30.2億円
当期純利益
3.1億円
FY73
1973/3
売上高
64.8億円
当期純利益
3.53億円
FY74
1974/3
売上高
77億円
当期純利益
3.91億円
FY76
1976/3
レジャー機器の販売不振。過剰在庫により減収減益へ
オイルショック後の不況も重なったことで販売が低迷した。特に、1975年度にはレーザークレーのブーム終焉も重なり、大幅な減収となった。この結果、1975年2月期(半期実績)の売上高42億円に対して、売上債権31億円および棚卸し資産20億円を抱え込み、在庫の倒産の危機に陥った。
FY77
1977/3
売上高
97.3億円
当期純利益
4.8億円
テレビゲーム・アーケードゲームに参入
FY78
1978/3
売上高
109億円
当期純利益
6.3億円
FY79
1979/3
売上高
152億円
当期純利益
6.9億円
FY80
1980/3
売上高
156億円
当期純利益
7億円
FY81
1981/3
売上高
230億円
当期純利益
16.1億円
FY82
1982/3
売上高
575億円
当期純利益
77.6億円
FY83
1983/3
売上高
651億円
当期純利益
116億円
東京証券取引所第1部に株式上場
FY84
1984/3
売上高
654億円
当期純利益
94億円
ファミリーコンピュータを発売
「ファミコンでやるしかなかった」——退路を断った14,800円の賭け
FY85
1985/3
売上高
772億円
当期純利益
97.7億円
FY86
1986/3
売上高
1,177億円
当期純利益
160億円
ファミコンが社会現象
FY87
1987/3
売上高
1,401億円
当期純利益
245億円
FY88
1988/3
売上高
1,786億円
当期純利益
266億円
FY89
1989/3
売上高
2,501億円
当期純利益
296億円
FY90
1990/3
売上高
2,100億円
当期純利益
275億円
欧米に現地法人を新設
-
FY91
1991/3
売上高
4,509億円
当期純利益
706億円
FY92
1992/3
売上高
5,075億円
当期純利益
852億円
FY93
1993/3
売上高
5,627億円
当期純利益
871億円
FY94
1994/3
売上高
4,670億円
当期純利益
654億円
FY95
1995/3
売上高
3,506億円
当期純利益
564億円
FY96
1996/3
売上高
3,004億円
当期純利益
512億円
テレビゲーム機NINTENDO64を発売
1990年代にソニーがプレーステーションを発売したのに対抗し、任天堂も64bitのテレビゲーム機「Nintendo64」を発売。この頃から任天堂とソニーの2社での激しい競争が火蓋を切った。
FY97
1997/3
売上高
3,454億円
当期純利益
362億円
FY98
1998/3
売上高
5,346億円
当期純利益
836億円
FY99
1999/3
売上高
5,728億円
当期純利益
858億円
ポケモン株式会社を共同設立
枯れたハードを蘇生させた「通信で遊ぶ」というソフト側の発明
FY00
2000/3
売上高
5,306億円
当期純利益
560億円
FY01
2001/3
売上高
4,625億円
当期純利益
966億円
家庭用TVゲーム機「ゲームキューブ」を発売
FY02
2002/3
売上高
5,548億円
当期純利益
1,064億円
山内溥氏が社長退任・岩田聡氏が社長就任
1949年から任天堂の社長を歴任した山内溥氏は、高齢であることを受けて社長を退任した。後任には叩き上げの岩田聡氏を指名し、任天堂は4代にわたって続いた同族経営に終止符を打った。
FY03
2003/3
売上高
5,041億円
当期純利益
672億円
FY04
2004/3
売上高
5,148億円
当期純利益
331億円
FY05
2005/3
売上高
5,152億円
当期純利益
874億円
携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を発売
「脳トレ」が証明した——ゲーム機の市場はソフト定義で変わる
FY06
2006/3
売上高
5,092億円
当期純利益
983億円
家庭用TVゲーム機「Wii」を発売
性能競争を降りたことで5,000万台——だがWii Uで再現性の限界を露呈
FY07
2007/3
売上高
9,665億円
当期純利益
1,742億円
FY08
2008/3
売上高
16,724億円
当期純利益
2,573億円
FY09
2009/3
売上高
18,386億円
当期純利益
2,790億円
売上高で過去最高を記録
WiiおよびDSの販売好調により、2009年3月期に過去最高となる連結売上高1.8兆円を記録。
FY10
2010/3
売上高
14,343億円
当期純利益
2,286億円
FY11
2011/3
売上高
10,143億円
当期純利益
776億円
FY12
2012/3
売上高
6,476億円
当期純利益
-432億円
FY13
2013/3
売上高
6,354億円
当期純利益
70.9億円
FY14
2014/3
売上高
5,717億円
当期純利益
-232億円
3DSとWiiUが不振・最終赤字に転落
2010年までの任天堂は「DS」と「Wii」の2機種のヒットによって売上を確保したが、それぞれの後継機種「3DS」「Wii U」について販売に苦戦した。 この結果、2009年3月期をピークとして、以降は2017年3月期まで8期連続の減収となった。また、2012年3月期および2014年3月期において最終赤字に転落した。
8期連続減収が突きつけた「ヒットの次」問題
FY15
2015/3
売上高
5,497億円
当期純利益
418億円
DeNAと業務資本提携を締結
スマホ向けのゲームに関する協業に向けて、DeNAと業務資本提携を締結。任天堂はDeNAの株式10%を220億円で取得し、DeNAも任天堂の株式1.24%を取得した。
FY16
2016/3
売上高
5,044億円
当期純利益
165億円
FY17
2017/3
売上高
4,890億円
当期純利益
1,025億円
併用型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売
二系統の統合が「ヒットの次」問題への構造的回答となった
FY18
2018/3
売上高
10,556億円
当期純利益
1,395億円
FY19
2019/3
売上高
12,005億円
当期純利益
1,940億円
FY20
2020/3
売上高
13,085億円
当期純利益
2,586億円
マイクロソフトが任天堂の買収を議論
バリューアクトが株式保有
バリューアクト・キャピタル・マネジメントは、任天堂の株式11億ドル相当の保有を公表。任天堂のガバナンス強化や企業価値向上を促す目的で、株主提案を行う可能性が指摘された。
FY21
2021/3
売上高
17,589億円
当期純利益
4,803億円
FY22
2022/3
売上高
16,953億円
当期純利益
4,776億円
Nintendo Switchの販売好調
「あつまれ どうぶつの森」などの販売好調により、Nintendo Switchの累計販売台数が1億台を突破
FY23
2023/3
売上高
16,016億円
当期純利益
4,327億円
FY24
2024/3
売上高
16,718億円
当期純利益
4,906億円
  1. founding
    任天堂の創業
    セメント商家が「娯楽の製造業」を副業にした創業構造
  2. 株式会社任天堂を設立
  3. 山内溥氏が社長就任
    「終わった」と言われた22歳社長が53年間君臨する起点
  4. 国産初のプラスチック製トランプを発売
    ディズニー提携でシェア確保
  5. ディズニープロ社からトランプの国内独占販売権を取得
  6. 食品とタクシーに参入
    渡米視察で見えた「トランプ産業の天井」が引き起こした迷走
  7. 大阪証券取引所第2部に株式上場

    -

  8. 任天堂株式会社に商号変更
  9. 減収減益
  10. 総合室内ゲーム企業を目指す方針決定
    タクシーと食品の失敗が「遊びの外に出ない」原則を確立した
  11. レジャー機器の販売不振。過剰在庫により減収減益へ

    オイルショック後の不況も重なったことで販売が低迷した。特に、1975年度にはレーザークレーのブーム終焉も重なり、大幅な減収となった。この結果、1975年2月期(半期実績)の売上高42億円に対して、売上債権31億円および棚卸し資産20億円を抱え込み、在庫の倒産の危機に陥った。

  12. テレビゲーム・アーケードゲームに参入
  13. 東京証券取引所第1部に株式上場
  14. ファミリーコンピュータを発売
    「ファミコンでやるしかなかった」——退路を断った14,800円の賭け
  15. ファミコンが社会現象

  16. 欧米に現地法人を新設

    -

  17. テレビゲーム機NINTENDO64を発売

    1990年代にソニーがプレーステーションを発売したのに対抗し、任天堂も64bitのテレビゲーム機「Nintendo64」を発売。この頃から任天堂とソニーの2社での激しい競争が火蓋を切った。

  18. ポケモン株式会社を共同設立
    枯れたハードを蘇生させた「通信で遊ぶ」というソフト側の発明
  19. 家庭用TVゲーム機「ゲームキューブ」を発売
  20. 山内溥氏が社長退任・岩田聡氏が社長就任

    1949年から任天堂の社長を歴任した山内溥氏は、高齢であることを受けて社長を退任した。後任には叩き上げの岩田聡氏を指名し、任天堂は4代にわたって続いた同族経営に終止符を打った。

  21. 携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」を発売
    「脳トレ」が証明した——ゲーム機の市場はソフト定義で変わる
  22. 家庭用TVゲーム機「Wii」を発売
    性能競争を降りたことで5,000万台——だがWii Uで再現性の限界を露呈
  23. 売上高で過去最高を記録

    WiiおよびDSの販売好調により、2009年3月期に過去最高となる連結売上高1.8兆円を記録。

  24. 3DSとWiiUが不振・最終赤字に転落

    2010年までの任天堂は「DS」と「Wii」の2機種のヒットによって売上を確保したが、それぞれの後継機種「3DS」「Wii U」について販売に苦戦した。 この結果、2009年3月期をピークとして、以降は2017年3月期まで8期連続の減収となった。また、2012年3月期および2014年3月期において最終赤字に転落した。

    8期連続減収が突きつけた「ヒットの次」問題
  25. DeNAと業務資本提携を締結

    スマホ向けのゲームに関する協業に向けて、DeNAと業務資本提携を締結。任天堂はDeNAの株式10%を220億円で取得し、DeNAも任天堂の株式1.24%を取得した。

  26. 併用型ゲーム機「Nintendo Switch」を発売
    二系統の統合が「ヒットの次」問題への構造的回答となった
  27. マイクロソフトが任天堂の買収を議論
  28. バリューアクトが株式保有

    バリューアクト・キャピタル・マネジメントは、任天堂の株式11億ドル相当の保有を公表。任天堂のガバナンス強化や企業価値向上を促す目的で、株主提案を行う可能性が指摘された。

  29. Nintendo Switchの販売好調

    「あつまれ どうぶつの森」などの販売好調により、Nintendo Switchの累計販売台数が1億台を突破

参考文献・出所

有価証券報告書 沿革
任天堂商法の秘密(1986)
野田経済
任天堂の秘密(1986)
任天堂決算説明会
任天堂 有価証券報告書
任天堂 IR資料
IR 決算説明QA FY24通期 2025/5/8
IR 決算説明QA FY25-3Q 2026/2/4
任天堂 株主・投資家向け情報