三井金属鉱業の沿革(1892〜2024年)
三井金属鉱業の創業から現在までの主要な出来事・経営判断・組織変化を年月順に一覧できる沿革(社史年表)ページです。 各年の売上高・純利益などの業績推移と、歴史的意義の解説をあわせて掲載しています。 社史・報道資料などの公開情報をもとに重要事項を判断の上、作成しています。
| 年度 | 売上高 | 純利益 | 年月 | 区分 | 出来事 | 歴史的意義 |
|---|---|---|---|---|---|---|
1892 1-12月 | 三井鉱山合資会社を設立 1874年(明治7年)に三井組は岐阜県の神岡鉱山(蛇原平坑)を明治政府から払い下げを受けて、鉱山経営に参入した。神岡鉱山は日本国内で「亜鉛」を産出する最大の鉱山であり、1970年代までは優良鉱山として知られて三井金属の経営を支えた。
三井財閥では、金属鉱山(神岡など)と炭鉱(三池など)の鉱業について同一会社で運営するために、1892年6月(明治25年)に三井鉱業合名会社を設立。三井財閥における国内の資源開発(鉱山経営)に従事した。 | |||||
1913 1-12月 | 大牟田亜鉛製錬工場を新設・製錬に参入 | |||||
FY51 1951/3 | 財閥解体により神岡鉱業(三井金属鉱業)を発足 終戦後の財閥解体を受けて、旧三井鉱業において「炭鉱部門(石炭)」と「非鉄金属」の事業分離を決定。1950年に炭鉱部門については三井鉱業(旧三井鉱業)、非鉄金属鉱山については三井金属鉱業を発足した。なお、分離直後は財閥商号の利用が許可されなかったため、1952年までの三井金属鉱業は「神岡鉱業」の商号を用いた。 | |||||
東京証券取引所に株式上場 | ||||||
FY53 1953/3 | 商号を三井金属鉱業株式会社に変更 | |||||
FY63 1963/3 | 伸銅事業部・ダイガスト事業部を新設 | |||||
FY65 1965/3 | ペルー・ワンサラ鉱山の権益取得 | |||||
FY67 1967/3 | 八戸製錬株式会社を設立 | |||||
FY73 1973/3 | イタイイタイ病補償が発生・無配転落 | |||||
FY76 1976/3 | 売上高 1,664億円 | 当期純利益 26億円 | 米Oak-Mitsui, Inc.を設立・銅箔の現地生産を開始 | |||
FY77 1977/3 | 売上高 2,044億円 | 当期純利益 17億円 | ||||
FY78 1978/3 | 売上高 1,882億円 | 当期純利益 -45億円 | 神岡鉱山で段階的に規模縮小 | 130年の鉱山経営を段階的に畳んだ閉山判断の遅延構造 | ||
FY79 1979/3 | 売上高 1,782億円 | 当期純利益 -31億円 | ||||
FY80 1980/3 | 売上高 2,846億円 | 当期純利益 31億円 | ||||
FY81 1981/3 | 売上高 2,738億円 | 当期純利益 -13億円 | 三井金属箔および三金レアアースを吸収合併・上尾銅箔工場を設置 | |||
再建計画を策定・大規模な人員削減へ | ||||||
FY82 1982/3 | 売上高 2,570億円 | 当期純利益 -54億円 | ||||
FY83 1983/3 | 売上高 2,562億円 | 当期純利益 1億円 | ||||
FY84 1984/3 | 売上高 2,781億円 | 当期純利益 -19億円 | ||||
FY85 1985/3 | 売上高 2,774億円 | 当期純利益 25億円 | ||||
FY87 1987/3 | 希望退職者を追加募集 | |||||
米GECOM Cori.を設立・自動車部品の海外生産を開始 | ||||||
FY90 1990/3 | 半導体向けTABテープの製造子会社を設立 | |||||
FY92 1992/3 | 売上高 4,547億円 | 当期純利益 47億円 | ||||
FY93 1993/3 | 売上高 3,365億円 | 当期純利益 -42億円 | ||||
FY94 1994/3 | 売上高 3,171億円 | 当期純利益 -51億円 | ||||
FY95 1995/3 | 売上高 3,423億円 | 当期純利益 -91億円 | 排ガス浄化触媒の海外生産を本格化 | |||
FY96 1996/3 | 売上高 3,704億円 | 当期純利益 76億円 | ||||
FY97 1997/3 | 売上高 4,003億円 | 当期純利益 54億円 | ||||
FY98 1998/3 | 売上高 4,267億円 | 当期純利益 95億円 | ||||
FY99 1999/3 | 売上高 4,003億円 | 当期純利益 123億円 | ||||
FY00 2000/3 | 売上高 3,947億円 | 当期純利益 141億円 | ||||
FY01 2001/3 | 売上高 4,237億円 | 当期純利益 170億円 | ||||
FY02 2002/3 | 売上高 3,734億円 | 当期純利益 19億円 | 3カ年の中計「MAP500」を策定・電子材料をコア事業と定義 | |||
FY03 2003/3 | 売上高 3,786億円 | 当期純利益 30億円 | ||||
FY04 2004/3 | 売上高 3,939億円 | 当期純利益 114億円 | 大井製作所を完全子会社化 | |||
FY05 2005/3 | 売上高 4,381億円 | 当期純利益 207億円 | ||||
FY06 2006/3 | 売上高 5,033億円 | 当期純利益 233億円 | ペルー・パルカ鉱山を操業開始 | |||
FY07 2007/3 | 売上高 5,915億円 | 当期純利益 313億円 | ||||
FY08 2008/3 | 売上高 5,954億円 | 当期純利益 78億円 | ||||
FY09 2009/3 | 売上高 4,271億円 | 当期純利益 -672億円 | 最終赤字に転落 | |||
FY10 2010/3 | 売上高 3,923億円 | 当期純利益 138億円 | ペルーのカセロネス鉱山の権益を共同取得・PPCを共同設立 | |||
FY11 2011/3 | 売上高 4,464億円 | 当期純利益 211億円 | 伸銅事業を住友金属鉱山と統合 | |||
FY12 2012/3 | 売上高 4,310億円 | 当期純利益 115億円 | ||||
FY13 2013/3 | 売上高 4,172億円 | 当期純利益 99億円 | ||||
FY14 2014/3 | 売上高 4,410億円 | 当期純利益 36億円 | ||||
FY15 2015/3 | 売上高 4,732億円 | 当期純利益 172億円 | ||||
FY16 2016/3 | 売上高 4,504億円 | 当期純利益 -209億円 | ||||
FY17 2017/3 | 売上高 4,363億円 | 当期純利益 186億円 | ||||
FY18 2018/3 | 売上高 5,192億円 | 当期純利益 -7億円 | ||||
FY19 2019/3 | 売上高 4,977億円 | 当期純利益 46億円 | ||||
FY20 2020/3 | 売上高 4,731億円 | 当期純利益 15億円 | ||||
FY21 2021/3 | 売上高 5,229億円 | 当期純利益 447億円 | ||||
FY22 2022/3 | 売上高 6,333億円 | 当期純利益 520億円 | 三井金属エンジニアリングをTOBにより完全子会社化 | |||
過去最高益を達成 | ||||||
FY23 2023/3 | 売上高 6,519億円 | 当期純利益 85億円 | ||||
FY24 2024/3 | 売上高 6,466億円 | 当期純利益 259億円 |
- 三井鉱山合資会社を設立
1874年(明治7年)に三井組は岐阜県の神岡鉱山(蛇原平坑)を明治政府から払い下げを受けて、鉱山経営に参入した。神岡鉱山は日本国内で「亜鉛」を産出する最大の鉱山であり、1970年代までは優良鉱山として知られて三井金属の経営を支えた。 三井財閥では、金属鉱山(神岡など)と炭鉱(三池など)の鉱業について同一会社で運営するために、1892年6月(明治25年)に三井鉱業合名会社を設立。三井財閥における国内の資源開発(鉱山経営)に従事した。
- 大牟田亜鉛製錬工場を新設・製錬に参入
- 財閥解体により神岡鉱業(三井金属鉱業)を発足
終戦後の財閥解体を受けて、旧三井鉱業において「炭鉱部門(石炭)」と「非鉄金属」の事業分離を決定。1950年に炭鉱部門については三井鉱業(旧三井鉱業)、非鉄金属鉱山については三井金属鉱業を発足した。なお、分離直後は財閥商号の利用が許可されなかったため、1952年までの三井金属鉱業は「神岡鉱業」の商号を用いた。
- 東京証券取引所に株式上場
- 商号を三井金属鉱業株式会社に変更
- 伸銅事業部・ダイガスト事業部を新設
- ペルー・ワンサラ鉱山の権益取得
- 八戸製錬株式会社を設立
- イタイイタイ病補償が発生・無配転落
- 米Oak-Mitsui, Inc.を設立・銅箔の現地生産を開始
- 神岡鉱山で段階的に規模縮小130年の鉱山経営を段階的に畳んだ閉山判断の遅延構造
- 三井金属箔および三金レアアースを吸収合併・上尾銅箔工場を設置
- 再建計画を策定・大規模な人員削減へ
- 希望退職者を追加募集
- 米GECOM Cori.を設立・自動車部品の海外生産を開始
- 半導体向けTABテープの製造子会社を設立
- 排ガス浄化触媒の海外生産を本格化
- 3カ年の中計「MAP500」を策定・電子材料をコア事業と定義
- 大井製作所を完全子会社化
- ペルー・パルカ鉱山を操業開始
- 最終赤字に転落
- ペルーのカセロネス鉱山の権益を共同取得・PPCを共同設立
- 伸銅事業を住友金属鉱山と統合
- 三井金属エンジニアリングをTOBにより完全子会社化
- 過去最高益を達成
参考文献・出所
有価証券報告書 沿革
三井金属鉱業社史
日本鉱業史
有価証券報告書
日経産業新聞
神岡鉱業関連プレスリリース
三井金属鉱業 中期経営計画
決算説明資料
IR 決算説明議事録 FY25-3Q 2026/2/13
IR 決算説明議事録 FY25-2Q 2025/11
三井金属鉱業 プレスリリース 通期業績予想修正 2026/2/13