第二五七一号(4)決断社史 一九九〇年代令和八年十月三日(土曜日) 発行所 The社史
日本企業の決断 一九九〇年代
一九九〇〜九九年
第二八五号
臨時報告書を新聞で読む開示速報The社史 トップ面
1999年(平成11年)
選択と集中とリストラが年を覆い、日産自動車はリバイバルプランを断行してルノーと資本提携した。NECは1万5,000人を削減し、三菱ケミカルGは四日市のエチレン設備を止めた。兼松の総合商社からの撤退など、祖業そのものを改める重い決断も見られた。
- 12月富士重工業GMとの資本提携
- 11月DOWAHD製錬赤字を受けた緊急対策
- 10月アサヒプリテック株式店頭公開
- 10月日産自動車日産リバイバルプランの断行
- 10月松井証券「ボックスレート」導入
- 09月ヤフーYahoo!オークション参入
- 09月ユー・エス・エスサールオートオークション買収
- 08月インターキューJASDAQへの店頭公開
- 07月横河電機米HPとの合弁解消
- 07月デンソートヨタ系列下で自立模索
- 07月日本電信電話NTTコミュニケーションズ設立
- 06月大和ハウス工業石橋伸康氏の引責辞任と東郷武氏への継承
- 06月森精機製作所森幸男氏の社長退任と森雅彦氏への継承
- 06月ニチメン融通手形損失と事業仕分けそうや
- 06月名古屋鉄道中部圏集中と不採算事業整理
- 06月全日本空輸スターアライアンスへ加盟
- 05月兼松総合商社からの撤退
- 04月花王EVA・ROIC経営への転換
- 04月日商岩井三和銀行8行の融資枠受入
- 04月日本移動通信cdmaOneへの転換
1998年(平成10年)
リストラと選択と集中が重なり、三菱電機や沖電気工業はDRAM事業から相次いで退いた。花王のフロッピー撤退、日東紡績の綿紡績終了など、祖業や主力事業を手放す動きが続いた。一方でZOZOやタマホームが創業し、オリックスはニューヨーク証券取引所へ上場した。
- 12月オービック東証二部への新規上場
- 12月メイコー中国広東省で海外生産
- 11月電通組織改革と上場布石
- 11月富士銀行第一勧業富士信託に譲渡
- 11月東京建物高輪物件のSPC第1号登録
- 11月ファーストリテイリングファミクロ撤退と店舗別運営への転換
- 10月鐘淵化学工業カネカソーラーテック設立
- 10月ヤオコーヤオコー狭山店業態転換
- 10月秩父小野田日本セメントと合併
- 10月沖電気工業DRAM事業から撤退
- 10月日本電信電話(NTT)NTTドコモの株式上場
- 09月味の素半導体材ABFの育成
- 09月日本鋼管トーア・スチールを清算
- 09月ヤマハ発動機マリン事業の構造改革
- 09月日商岩井エヌ・アイ・ファイナンス整理
- 09月オリックスNYSEへ上場
- 08月さくら銀行三井物産・トヨタへ増資要請
- 08月武富士170万円の貸付上限
- 08月やすらぎ桐生市で中古住宅再生に参入
- 07月東京海上火災保険代理店8万店の販売網維持
- 06月タマホームタマホーム創業
- 06月ジャストシステムソニー出資による再建
- 05月ZOZOファッションECモール創業
- 05月芝浦メカトロニクス東芝メカトロニクスと合併
- 05月日本デジタル放送サービス(パーフェクTV)スカイパーフェクTV発足
- 05月国際電信電話国際電信電話法の廃止
- 04月任天堂ポケモン社の共同設立
- 03月クックパッドkitchen@coin提供開始
- 03月藤沢薬品工業ライフォメッドの売却
- 03月同和火災海上保険「新創業運動」の展開
1997年(平成9年)
不祥事とそれに伴う経営陣の交代が相次いだ年である。総会屋事件で野村HDや三菱自動車のトップが退き、第一勧業銀行では総会屋への融資の隠蔽が発覚した。山一證券は自主廃業し、ヤオハンや三洋証券は更生法を申請して、大手の経営破綻が現実のものとなった。
- 12月大和紡績ダイワボウ情報システム上場
- 12月静岡銀行自己株式の取得消却
- 11月日本電産トーソクへの資本参加
- 11月三菱自動車総会屋事件で中村院政終焉
- 11月山一證券自主廃業による事業終了
- 11月三洋証券会社更生法の適用申請
- 10月ヤオハンジャパンジャスコの支援受け入れ
- 10月松坂屋利益供与事件での引責退陣
- 10月クレディセゾンセゾン・アメックス発行
- 10月ソフトバンク拡大路線への懸念
- 09月ヤオハンジャパン長銀・東海の支援途絶で更生法申請
- 08月スズキマルチ・ウドヨグ人事紛争
- 07月全国保証住宅ローン保証事業に参入
- 07月日本長期信用銀行スイス銀行との資本提携
- 06月リクルート河野栄子氏が社長就任
- 06月第一勧業銀行総会屋融資の隠蔽発覚
- 06月国際電信電話(KDD)ルートKDDの国内延伸
- 05月ダイキン工業上海合弁で業務用に集中
- 05月千代田火災海上保険GOA車専用保険の開発
- 04月ドン・キホーテ都市型の深夜営業店へ転換
1996年(平成8年)
主力事業の隣へ広げる動きと大型投資が並び、オリエンタルランドは東京ディズニーシーの建設を決めた。マツキヨの薬粧専門への転換や1皿100円均一の開始など、収益の型を変える試みも出た。王子HDや三菱UFJFGの合併、長谷工の不良資産処理も重なった。
- 10月ローツェハイフォンに量産拠点設立
- 09月FOOD & LIFE COMPANIES高司店で1皿100円均一開始
- 09月ユニオンツール東証二部に上場
- 07月ニフコジャパンタイムズの取得
- 07月センコーGHDクレフィール湖東への投資
- 06月日本製粉ニップン冷食を設立
- 06月任天堂ソニー連合との決別
- 06月住友商事浜中事件の損失公表
- 05月大東建託大東ファイナンス設立で垂直統合
- 05月マツダフォードの出資引き上げ
1995年(平成7年)
リストラと構造改革が中心で、ツムラは多角化した子会社を整理し、住友銀行は不良債権を償却した。キヤノンのキャッシュフロー重視、テルモの企業風土改革など経営の型を改める例が多い。北海道炭礦汽船は更生法を申請し、イオンは大型SCの開発へ踏み出した。
1994年(平成6年)
選択と集中と構造改革が並び、ニデックはHDDモータへ、イビデンはインテル攻略へ資源を集めた。日本マクドナルドのハンバーガー価格破壊のように低価格で攻める動きが出て、ニトリや東洋水産は海外で生産を始めた。ソニーはPlayStationに参入した。
- 12月ラウンドワン杉野興産から商号変更
- 12月大阪有線放送社有線音楽放送正常化協議会へ表明
- 11月東洋水産アーバイン工場で現地化
- 11月京王百貨店京王百貨店の構造改革
- 11月第二電電PHS事業への参入
- 10月サッポロビール恵比寿ガーデンプレイス開業
- 10月日本マクドナルドハンバーガー価格破壊
- 10月コロワイド鎌倉キッチンの新設
- 10月東京エレクトロンオースティン拠点の直販化
- 10月ニトリインドネシアで自社生産開始
- 08月サンドラッグローコスト高収益モデルの確立
- 06月三菱石油ベトナムで原油探鉱に進出
- 06月ダイキン工業空調抜本改革計画の立案
- 06月東誠ビルディング東誠ビルディングをMBOで取得
- 04月旭硝子疑似分社制の導入
- 04月三洋証券野村證券グループの支援
- 04月光通信HITSHOP展開を開始
- 04月セコムセコム在宅医療システム設立
- 03月三菱電機構造改革と社長の引責辞任
- 02月阪和興業財テク撤退と本業回帰
1993年(平成5年)
リストラと経営再建の色が濃く、日本ビクターや日本アイ・ビー・エムは無配や赤字を受けて人員を見直した。いすゞ自動車は乗用車から撤退し、日活は更生法を申請した。一方でJSRのフォトレジストや第一製薬のクラビットなど、技術で勝負に出る社もあった。
- 12月コスモス薬品小商圏メガドラッグ創造
- 12月村田製作所海外移転によらない円建て輸出
- 09月旭化成宮崎輝の死後の事業売却
- 09月日本合成ゴムフォトレジストへ集中投資
- 09月日本リロケーション「福利厚生倶楽部」開始
- 07月日活ゴルフ場投資の破綻と更生法申請
- 06月横河電機解雇によらない構造改革
- 06月日本航空公社体質との決別
- 04月オンキヨー東芝との資本提携解消
- 04月岡三証券業界最長の1年研修
1992年(平成4年)
構造改革と事業の絞り込みが多く、ハウス食品G本社はチルド食品から、ディスコは拡散炉から手を引いた。すかいらーくHDは全店を「ガスト」へ転換し、主力業態を改める決断も現れた。ジャパンエナジーの合併と分離や、SGHDの事件による退場も重なった。
- 12月日本鉱業共同石油と合併
- 12月ヤマハ発動機ヤマハとの合併観測否定
- 11月旭光学工業解雇に頼らぬ全社原価低減
- 10月丸紅子会社見直しと原油ディーリング清算
- 10月イトーヨーカ堂エクイティファイナンス見送り
- 05月ジャパンエナジー日鉱金属を分離設立
- 05月リクルートダイエーが筆頭株主に
- 03月すかいらーくHD「ガスト」へ全店転換
- 03月ディスコ拡散炉事業の打ち切り
- 03月朝日インテックPCIガイドワイヤーの国産化
1991年(平成3年)
大型の設備投資と不祥事が並んだ年だ。東京製鐵は熱延帯鋼へ参入し、東ソーはエチレンを増設した。他方、野村HDは損失補填で、日本航空電子工業は不正輸出で揺れ、山一證券は含み損を簿外へ移した。セブンイレブン・ジャパンやTOTOは米国へ踏み出した。
- 12月パーク24タイムズ運営への転換
- 12月山一證券含み損の簿外飛ばし
- 11月高島屋新宿へ旗艦店出店
- 10月東京製鐵岡山工場で熱延帯鋼へ参入
- 10月東海旅客鉄道東海道新幹線施設を譲受
- 08月コーセー選択的流通システム導入
- 08月日本興業銀行東洋信金事件の焦げ付き
- 07月日本航空電子工業ミサイル部品不正輸出事件
- 07月アスキー映画・地域含む拡大路線採用
- 06月日立化成低収益製品の見直し
1990年(平成2年)
海外企業の買収が最も多く、富士通は英ICLを、パナソニックは米MCAを傘下に収めた。三菱レイヨンやアンリツも欧米企業を買い、海外への展開が広がった。キリンHDの「一番搾り」投入などのブランド戦略や、サンリオピューロランドのような飛び地への多角化も見られた。
- 12月パナソニック米MCA買収し5年で売却
- 12月近畿日本鉄道志摩スペイン村への投資
- 10月富士通英ICL買収で3極体制
- 09月東京エレクトロン デバイステル管理サービスの転換
- 08月信越化学工業シンテック方式の全社展開
- 07月大和ハウス工業ダイワロイヤルホテルズ拡大
- 07月伊藤忠燃料伊藤忠オイルの営業権承継
- 06月富士重工業量産路線の放棄と米国販社の再建
- 05月明治乳業米ボーデンとの提携解消
- 05月三菱レイヨンコートルズ・グラフィル買収
該当する決断はありません。すべて表示する