上場企業の経営論点

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資金調達

戦後の日本に、設備資金を株式市場から調達する余地は乏しかった。個人の貯蓄は預金に集まり、それを産業へ配分する役割は銀行が担った。銀行の資金は、重点産業の設備投資へ優先して配分された。日本長期信用銀行は電力・鉄鋼・海運・石炭へ貸出の5割を振り向け、川崎製鉄は千葉製鉄所を建設して銑鋼一貫メーカーへ転じている。

主力銀行との関係は融資にとどまらなかった。銀行が決済口座を預かり、株式を保有し、企業が銀行から役員を受け入れる場合もあった。銀行は企業の資金繰りを日々把握しているため、事業計画と担保の審査は社内の管理に近かった。借入で拡大する会社にとって、資金の出し手は主力銀行であり、経営を説明すべき相手も主力銀行だった。自己資本が薄くても、担保となる土地と設備があれば追加の借入ができた。株式は取引先と相互に保有し合っていたため、増資を重ねて外部の投資家を招く必要もなかった。

ただし、担保に依存した借入の仕組みは、担保の価値が上がり続けるかぎりでしか機能しない。資産価格が下落すれば、担保と自己資本が同時に減少し、銀行も不良債権を抱えて新規融資ができなくなる。このとき起きたのは、物価ではなく企業の貸借対照表に生じたデフレである。住友銀行は8,000億円の不良債権を償却し、伊藤忠商事は丹羽宇一郎氏のもとで約3,950億円を特別損失に計上した。損失が自己資本を超えれば自力では補えず、りそなHDは預金保険法102条の初適用で約1兆9,600億円の公的資金を受け入れている。1990年代末の財務は、借入を返済し資産を圧縮する縮小の作業になった。

銀行の融資が縮小すると、株式市場が調達の場になった。NTTはドコモの上場で主力事業を資金化し、ANAHDはコロナ禍で公募増資に踏み切った。同時に、調達した資本の使途を測る指標が外部から持ち込まれた。資本効率とキャッシュフローの指標は、投じた資本がどれだけ利益とキャッシュを生んだかで企業を比較する。事業に投じられていない資本は、株主へ返還すべきものとして表面化する。リクルートHDは自己株式取得の枠を6,000億円へ拡大した。

借入であれば、返済の相手も期日も契約に定められている。しかし株式に期日はない。いつ、いくら返還するかを会社が自ら決め、その判断の説明責任を毎年負う。

財務諸表のどこを見るか

キャッシュ・フロー計算書の財務活動による区分を、長期借入れ・社債の発行・株式の発行・自己株式の取得・配当金の支払に分けて年次で並べる。どの年に外から入れ、どの年から外へ出す立場に転じたかが一目で分かる。次に有利子負債と自己資本比率、附属明細表の社債の償還予定額と平均利率で、調達の値段と期限を確かめる。転換社債型新株予約権付社債を出していれば、潜在株式調整後1株当たり当期純利益との差が希薄化の幅を示す。

2020年代

2026年横浜冷凍Oceano社向け債権と株式の譲渡海外取引先の債権・優先株式の売却と約45億円の保証責任の解消2026年エア・ウォーターシティインデックスイレブンスらの大量保有赤字決算での年間75円の配当維持と、自己株式取得・次期配当の保留2026年日本板硝子アポロ出資で非公開化1650億円の第三者割当と、株式併合による上場からの退出2026年牧野フライス製作所外為法勧告後の自社株買い提案否決公開買付け不実施後の当初買付価格での自己株取得要求の拒絶2026年ダイキンFUSION30と3,500億円の自社株買い成長投資を最優先した資金配分の見直しと、継続増配への方針変更2026年リンテック日本製紙の売出しと自己株式取得筆頭株主の持株売出しへの同意と、300億円の自己株式取得による需給の緩和2026年りそなHDデジタルガレージへ出資約500億円の追加出資と持ち分法適用会社化、その半年後に生じた449億円の評価損2026年商船三井エリオットの自社株買い要請3,000億円規模の要請を受けた、累進配当・総還元性向40%への転換2025年コーエーテクモHDゲーム事業と並ぶ資産運用本業と並ぶ収益源に育った運用益による開発の当たり外れの吸収2025年東映アニメーション「VISION2030」策定売上高2,000億円・営業利益500億円を掲げる中期経営計画の始動2025年ヤマハヤマハ発動機株1,800万株を売却政策保有株式の縮減と自己株式の取得・消却2025年丸紅GC2027で10兆円目標時価総額目標を掲げた中期経営戦略の始動と、大本新体制の発足2025年豊田通商時価総額向上への資本政策転換新中期経営計画のもとでの、時価総額向上という経営課題の設定2025年ソフトバンクGOpenAIへの巨額出資AIインフラ「スターゲート」2024年石油資源開発山下通郎氏が社長就任通商産業省出身5代からの交代と株主還元方針の見直し2024年ニップン長期ビジョン2030へ資産振替政策保有株式・遊休不動産の売却と、3年で最大1,400億円の設備投資への振り替え2024年パソナGベネフィット・ワン売却公開買付けへの応募ではなく自己株式取得による全保有株の売却2024年江崎グリコダルトンの株主提案を拒否全面反対を貫いた第119回総会と、翌年に会社自身が出した同じ条文2024年関西ペイントシルチェスター下で株主還元政策保有株の持ち合い解消と、株主への利益配分を優先する経営への転換2024年ローム東芝非公開化連合へ出資最大3000億円の拠出と引き換えに経営資源を集中したパワー半導体の協業2024年三菱商事ローソン共同経営化と日本KFC売却連結で抱えた生活産業の2社を、共同経営と全量売却で持ち替えた選択2024年稲畑産業丸石化学品など連続買収自力成長からマジョリティ出資への方針転換と、大五通商・ノバセルの取り込み2024年あおぞら銀行大和証券と資本業務提携証券大手を引受先とする519億円の第三者割当増資による資本の受け入れ2024年みずほリース丸紅の出資受け入れ第三者割当増資による20%の資本参加と、総合商社の持分法適用関連会社化2024年京浜急行電鉄村上ファンド系の株式取得不動産の含み益をめぐって強まる株主圧力への対応と資本政策の見直し2024年京成電鉄オリエンタルランド株を売却保有株の一部を売却することによる資本配分の見直しへの着手2024年福山通運第6次中計で政策保有株式を縮減取引維持のために持ってきた株式の売却と、成長投資・株主還元への振り向け2024年東京ガスエリオットの株式取得5%の株式取得を背景に突きつけられた不動産売却要求への対応2023年タイミーみずほ等3行から借入無担保・無保証の銀行借入による運転資金の調達と累計403億円の資金構成2023年野村総合研究所NRI Group Vision 2030策定自己株式の取得・消却と資本効率を軸とする株主還元への転換2023年ドリームインキュベータアイペットHDの譲渡全株式の第一生命への売却と、ビジネスプロデュース事業への経営資源の集中2023年三井海洋開発商船三井と業務提携14.86%の株式を持たせて結んだオフショア事業での連携2023年荏原製作所E-Plan2025策定対面市場別5カンパニー制への移行と、成長事業・基盤事業の区分2023年ゆうちょ銀行日本郵政の第2次売出しと自己株取得自己株式取得による親会社持分の約89%から61%への引き下げ2023年大日本印刷エリオット保有下の自己株式取得「経営の基本方針」への転換と5年3,000億円の自己株式取得2023年T&DHDフォーティチュード投資損計上米金利急変が突いた連邦型の弱点──2期2023年メイテックGHDメイテックグループHDへ改称事業の子会社への承継と監査等委員会設置会社への移行2022年富士紡HDCMP研磨材で世界首位井上雅偉体制のROIC経営と、生成AI特需を取り込むニッチトップ戦略の確立2022年freee全固定資産の一括減損業績不振によらない帳簿の一掃と、開発費を全額その期の費用とする方式への切り替え2022年リクルートHD自己株式取得を6,000億円へ上限1,500億円から3年で拡大した株主還元と、消却による発行済株式の削減2022年任天堂株式10分割と自社株買い自己株式の消却と1株10株の分割による、投資単位の引き下げ2022年サンウェルズPDハウス展開へ上場パーキンソン病専門住宅の全国展開に向けた東証グロース市場への株式公開2021年ラクス利益より成長投資の優先減益を織り込んだ5か年売上高CAGR目標の引き上げ2021年日本ペイントウットラムの完全子会社化1.3兆円の第三者割当増資と引き換えに進めたアジア合弁の完全子会社化2021年ロイヤルHD双日との資本業務提携主要取引行4行を割当先とする優先株式による資本増強2021年西日本旅客鉄道コロナ禍での資本増強JRグループ初の公募増資2786億円と「鉄道一本足」からの構造転換2020年出前館LINEからの第三者割当増資未来Fund有限責任事業組合も加えた総額300億円の資本の受け入れ2020年武田薬品工業大衆薬をブラックストーンへ売却創業以来の一般用医薬品事業を投資ファンドへ譲渡する選択2020年ANAHDコロナ禍の公募増資で再建過去最大級の資本調達と事業構造改革による自力再建の選択2020年ソフトバンクGエヌビディアへのアーム売却米——最大400億ドルの契約と、規制が壊した世紀のディール

2010年代

2019年曙ブレーキ工業事業再生ADRの申請560億円の債権放棄を前提とした国内外の生産拠点の縮小2019年みずほリースみずほとの資本業務提携メガバンクの持分法適用関連会社化と、それに伴う商号変更2019年光通信株式運用への傾斜本業で積み上げたストック利益の、上場株の長期保有への振り向け2018年クラレ米カルゴン・カーボン取得環境ソリューションを第3の柱に据える事業構成の組み替え2018年TOYOTIRE三菱商事と資本業務提携工場の建設資金と海外の販路・人材を、1社への新株割当で得た選択2018年加賀電子富士通エレクトロニクス買収取得原価154億円で引き受けた株式70%と、売上5,000億円級グループへの規模拡大2018年ソフトバンクソフトバンクグループの株式売出通信子会社の東証一部上場と親会社による約2.6兆円の資金調達2017年ツムラ中国平安保険との資本提携第三者割当による外資の筆頭株主化と、業務面まで含めた協業関係の構築2017年ジャパンエレベーターサービスHDマザーズへ株式上場創業家が過半を持ち続けたままの株式公開と、支配権を譲らない資金調達2017年ソフトバンクGビジョン・ファンドの組成巨大ファンドによる投資会社への転身2016年LINE東証・NYSE同時上場韓国NAVER傘下のままでの東京証券取引所第一部・ニューヨーク証券取引所への同時上場2016年九州旅客鉄道経営安定基金の取崩しと上場鉄道資産の一括減損を先に済ませ、自立を前提に踏み切った東証一部への株式公開2015年ケイアイスター不動産地場住宅会社を連続買収東証2部への上場と1年での1部指定、調達資金を同業の取り込みに振り向けた全国展開2015年GMOペイメントゲートウェイ三井住友FGとの資本提携約80億円の第三者割当増資による大手金融グループの資本受け入れ2015年ファナック「連結配当性向60%」の株主還元方針配当性向の倍増と、総還元性向80%を上限とする自己株式取得枠の設定2015年ライフネット生命保険KDDIと資本業務提携インターネット直販一本からの脱却と、多チャネル化への転換2015年あおぞら銀行資本再構成プラン完済公的資金の分割返済と、期限を待たない一括での前倒し完済2014年MIXIモンスターストライクへの資源集中SNSの広告から1本のスマホゲームへの収益源の転換と65億円の公募増資2014年双日10年がかりの債務圧縮有利子負債1兆5000億円の圧縮と旧二社の組織融合という10年の再建2014年ネクステージ東証一部へ異例昇格マザーズへの新規上場から間を置かない最上位市場への移行2014年リクルートHD東証一部への新規上場創業54年での東証一部上場——非上場のまま再建した元祖ベンチャーの株式公開2014年サントリーHD1兆円超で米ビーム買収自前で育てれば30年かかる時間を、買収で一気に縮める選択2013年オープンアップG東証一部へ市場変更ジャスダックから最上位区分まで、6年半をかけた段階的な格上げ2013年サントリービバレッジ&フード飲料子会社の単独上場親会社を非公開に保ったまま、傘下の事業会社だけを東証一部へ送り出す形2013年Sansan名刺管理サービスでCM放映黒字経営から赤字を許す先行投資への転換と、市場そのものの創出2013年LIXIL独グローエを買収米アメリカンスタンダード北米事業の取得に続く欧州大手の取り込み2013年ノーリツ鋼機日本医療データセンター等買収医療・シニア・農業の連続買収による事業ポートフォリオの組み立て2013年トーセイシンガポール証券取引所上場メインボードへのセカンダリー上場による、東証との同時上場2012年アルバック半導体・パネルに集約純損失499億円を受けて踏み切った、創立以来初めての事業構造改革2012年全国保証東証一部へ新規上場公募増資による資金調達と、公開市場での値付けを受け入れる立場への移行2012年オリンパスソニーとの資本業務提携大手からの資本の受け入れと、医療分野での合弁の立ち上げ2012年ソフトバンク米スプリントの買収イー・アクセスの取り込みと並走した「世界作戦」の展開2012年東京電力HD原子力損害賠償支援機構が出資1兆円の公的資金の受け入れと、議決権の過半の政府への移転2011年SWCC中国・富通集団と資本提携第三者割当増資による筆頭株主の交代と、業務面にまで及ぶ協業2011年日本瓦斯PEファンドOEPと資本提携JPモルガン系ファンドを筆頭株主に迎えた、約103億円の資本業務提携2010年レナウン山東如意科技集団への増資第三者割当増資の引き受けによる、中国資本の傘下への移行2010年パルコ日本政策投資銀行へCB発行森トラストの増資提案の見送りと、150億円の資金調達先の選び直し2010年第一ライフG東証一部へ上場108年続いた相互会社の解体と、株式会社への組織変更

2000年代

2009年日立製作所社会イノベーション事業への集中製造業最大の赤字を受けて上場子会社を取り込み、主力事業に集中した再建2009年エルピーダメモリ日本政策投資銀行の出資受入改正産業活力再生特別措置法にもとづく優先株300億円という公的資金の導入2009年GSユアサ本田技研とブルーエナジー設立完成車メーカーとの過半出資合弁による車載用リチウムイオン電池事業への参入2009年サイゼリヤ為替デリバティブの一括解約含み損の先送りを避けた解約損の一括計上と、無借金経営の放棄2008年三菱レイヨン英ルーサイトを買収買収によって一気に引き寄せた、MMA市場での世界首位の座2008年さくらインターネット双日への第三者割当増資商社を引受先に迎えて資本を入れ直すことによる債務超過の解消2008年ホシザキ東証・名証への同時上場創業61年目にしての株式公開と、二つの市場への同時上場2007年伊藤園優先株式の東証上場議決権を持たない第1種株式を市場で売買させる資本政策2006年MIXI東証マザーズへ上場時価総額2,221億円という評価を得た資本市場デビュー2006年システナ増配方針への転換配当性向目標の30%から40%への引き上げ2006年野村不動産HD東証一部に上場独立した不動産持株会社としての発足と、株式公開による資本市場入り2006年グッドウィルGクリスタルグループ買収事業領域の重なりを理由とした、売上が自社の3倍の請負最大手の借入による取り込み2006年日本板硝子英ピルキントンの完全子会社化売上で2倍近い相手の、総額約6160億円での完全子会社化2006年三洋電機ゴールドマンら3,000億円増資転換可能優先株式3,000億円の第三者割当増資と、議決権のほぼ半分の譲り渡し2006年ソフトバンクボーダフォン日本法人買収1兆6,935億円を投じたLBOによる携帯電話事業への参入2005年SUMCOSUMCOへ商号統一旧社名を捨てた商号の一本化と、東証一部上場による資本市場入り2005年ワールドアパレル大手のMBO非公開化業績が伸びているさなかでの市場からの退出と短期株主の目からの離脱2005年ライブドアニッポン放送株を大量取得時間外取引という抜け道を使った株式の大量取得と、フジテレビジョンへの売却2005年三越横浜など4店を閉鎖不採算店の整理と早期退職、新設合併による連結欠損金の一掃2004年双日航空機ファイナンス損失処理総額2500億円に及ぶ一括処理と、手を付けてこなかった事業への切り込み2004年ライブドア株式100分割の実施投資事業組合を用いた自社株売却益の営業利益計上2004年アルバック東証一部上場で資金調達調達した資本の半導体・FPD製造装置の生産能力への積み増し2004年三菱自動車ダイムラー撤退後の自主再建三菱グループ各社の支援を軸とした自主再建体制への移行2004年電源開発東証一部上場で完全民営化52年ぶりに国の後ろ盾を放棄し、市場の評価に身を置く体制への移行2003年石油資源開発石油公団株の売り出しで上場東証一部上場の実現と、開発会社統合構想からの離脱2003年双日ニチメンと日商岩井が統合株式移転による共同持株会社の設立と、2660億円の優先株発行2003年インターネットイニシアティブNTTグループからの増資受入れクロスウェイブの破綻を受けた資本増強と経営基盤の立て直し2003年住友金属工業新日鉄と資本提携神戸製鋼所を加えた三社での相互出資と、国内鉄鋼再編に向けた足場固め2003年セイコーエプソン東証一部へ株式上場非公開の会社から、市場の値付けに日々晒される会社への移行2003年りそなHD公的資金1.96兆円受入預金保険法102条の初適用と細谷英二会長のもとでのリテール再建2003年東京センチュリー東証二部上場設立から34年を経ての株式公開と、市場からの資金調達への道筋づくり2003年光通信OA機器販売への転換社債償還危機下の有利子負債圧縮と収益源の入れ替え2002年システナナスダック・ジャパン上場システムプロとしての株式公開と、新興市場での資金調達の道の確保2002年竹内製作所JASDAQへの登録上場登録上場による同族の非公開企業から公開企業への移行2002年JVCケンウッド債務超過を脱する再建策債務超過に陥ったケンウッドの再建と業務用・車載への事業転換2002年アズビルハネウエルとの資本解消保有株1,099万株の自己株式取得による、49年続いた提携の終幕2002年丸紅勝俣宣夫の不良資産処理業績不振からの再建をめざした財務基盤の立て直しと不良資産の処理2002年東日本旅客鉄道株式売却で完全民営化三次にわたる株式売却と、JR会社法からの離脱2001年東海旅客鉄道扇千景案の受諾と完全民営化完全民営化をめぐる条件闘争 ── 長期債務の返済策を引き出したうえでの規制離脱2000年大和ハウス工業無借金経営への転換「有利子負債ゼロ」への転換2000年はごろもフーズ東証2部へ上場創業から69年を経て踏み切った株式公開と資本市場からの調達2000年グッドウィルGコムスン1208カ所を同時開設公的介護保険の開始に合わせた全国一斉のケアセンター展開と、2か月半後の4割統廃合2000年電通総研電通・米GE合弁の上場二社の親会社を抱えたまま踏み切った東証一部への株式公開2000年東映アニメーション東映子会社のまま上場親会社の傘下にとどまったままの店頭公開と、自前の資金調達手段の獲得2000年出光興産ムーディーズ格下げと増資設立以来初の外部資本導入と、会長の一声で白紙に戻った上場2000年伊藤忠商事不良資産3,950億円の処理特別損失約3,950億円の一括計上によるバブル期2000年あおぞら銀行ソフトバンク連合へ譲渡特別公的管理による一時国有化と、民間企業連合への株式譲渡による再民営化2000年スカパーJSATディレクTVの救済統合ライバル 東証マザーズ上場2000年ソフトバンクG資産圧縮と日債銀買収ネットバブル崩壊下の資産圧縮と銀行取得

1990年代

1999年花王EVA・ROIC経営への転換20年かけて取り換えた事業評価の物差しと資本効率の重視1999年GMOインターネットGJASDAQへの店頭公開独立系インターネット接続事業者として初の店頭公開1998年オービック東証二部への新規上場創業30年での東証二部上場と一度きりの公募増資、1年余りでの市場第一部指定1998年トレンドマイクロ米国買収を避け株主還元株式公開で得た資金を米国買収に投じず市場へ返した資本政策1998年さくら銀行三井物産・トヨタへ増資要請公的資金に先立つ三井グループ各社への約3000億円の増資要請1998年東京建物高輪物件のSPC第1号登録SPC法施行直後の国内第1号登録取得と、不動産証券化・資産運用事業への進出1998年NTTNTTドコモの株式上場最大の収益源を資金化しつつ過半出資で支配を残した資本政策1998年カプコンメキシコ子会社の清算米国持株会社株式の評価減による最終赤字1997年しずおかFG自己株式の取得消却邦銀で初めて踏み切った資本の払い戻しと、発行済み株数の圧縮1997年ソフトバンクG拡大路線への懸念相次ぐ買収による急膨張と、それに向けられた市場の視線1996年長谷工コーポレーション不良資産1,850億円の一括処理毎年の赤字より一度に落とし、含み損を後年へ残さない決着1996年オリエンタルランド東京ディズニーシーの建設決定第2パークとホテル・モノレールの同時建設による滞在型への移行1996年ユニオンツール東証二部に上場店頭登録から2年後の一部指定へ進む資本市場での歩みと香港子会社の設立1995年MARUWAマレーシア第3工場建設日本証券業協会への株式店頭登録と、増資資金による海外第3工場への増産投資1995年住友銀行8000億円の不良債権償却1995年3月期での一括処理に踏み切った結果としての、都市銀行初の経常赤字の計上1994年三菱石油ベトナムで原油探鉱に進出南部沖「15-2」鉱区の取得と、自社オペレーターとしての操業への転換1994年ヤオハン静岡と中国へ二正面の拡大投資国内外の600億円の市場調達——1000億円超へ増加した有利子負債1994年三洋証券野村證券グループの支援系列ノンバンクの債務保証を抱えたままの、増資と劣後ローンによる延命1994年トーセイ東誠ビルディングのMBO経営者による賃貸・管理会社の承継と、分譲マンションへの事業拡大1993年大塚商会「大戦略」で顧客情報一元化支店ごとに分かれていた情報の集約を軸とする経営刷新構想の策定1992年そごう借入依存の多店舗展開地域一番店戦略——別会社方式が築いた百貨店帝国1992年イトーヨーカ堂エクイティファイナンス見送りバブル期の不動産投資に乗らず、手元現金を積み増した守りの選択1991年サンリオ1993年満期ワラント債2億ドル発行設備資金の名目で調達した546億円を有価証券で運用した選択1991年日本興業銀行東洋信金事件の焦げ付き架空の預金証書を担保とした料亭経営者への2400億円融資1991年東海旅客鉄道東海道新幹線施設を譲受リース方式の解消と、5兆円を超える長期債務の引き受け1990年大和ハウス工業ダイワロイヤルホテルズ拡大過疎地の土地開発と一体の宿泊施設の量産と、定まらない客層1990年信越化学工業シンテック方式の全社展開「フル生産、全量販売」を掲げた全社運営の切り替え1990年三菱商事米アリステック・ケミカル買収日本企業初の大型LBOと6年越しの黒字化

1980年代

1970年代

1960年代

1950年代

1940年代

1930年代

1920年代

1910年代

1900年代

1890年代

1880年代

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上場による資金調達41事例

2023年ゆうちょ銀行日本郵政の第2次売出しと自己株取得自己株式取得による親会社持分の約89%から61%への引き下げ2022年任天堂株式10分割と自社株買い自己株式の消却と1株10株の分割による、投資単位の引き下げ2022年サンウェルズPDハウス展開へ上場パーキンソン病専門住宅の全国展開に向けた東証グロース市場への株式公開2017年ジャパンエレベーターサービスHDマザーズへ株式上場創業家が過半を持ち続けたままの株式公開と、支配権を譲らない資金調達2016年LINE東証・NYSE同時上場韓国NAVER傘下のままでの東京証券取引所第一部・ニューヨーク証券取引所への同時上場2016年九州旅客鉄道経営安定基金の取崩しと上場鉄道資産の一括減損を先に済ませ、自立を前提に踏み切った東証一部への株式公開2015年ケイアイスター不動産地場住宅会社を連続買収東証2部への上場と1年での1部指定、調達資金を同業の取り込みに振り向けた全国展開2014年リクルートHD東証一部への新規上場創業54年での東証一部上場——非上場のまま再建した元祖ベンチャーの株式公開2013年オープンアップG東証一部へ市場変更ジャスダックから最上位区分まで、6年半をかけた段階的な格上げ2013年サントリービバレッジ&フード飲料子会社の単独上場親会社を非公開に保ったまま、傘下の事業会社だけを東証一部へ送り出す形2013年トーセイシンガポール証券取引所上場メインボードへのセカンダリー上場による、東証との同時上場2012年全国保証東証一部へ新規上場公募増資による資金調達と、公開市場での値付けを受け入れる立場への移行2010年第一ライフG東証一部へ上場108年続いた相互会社の解体と、株式会社への組織変更2008年ホシザキ東証・名証への同時上場創業61年目にしての株式公開と、二つの市場への同時上場2006年MIXI東証マザーズへ上場時価総額2,221億円という評価を得た資本市場デビュー2006年野村不動産HD東証一部に上場独立した不動産持株会社としての発足と、株式公開による資本市場入り2005年SUMCOSUMCOへ商号統一旧社名を捨てた商号の一本化と、東証一部上場による資本市場入り2004年アルバック東証一部上場で資金調達調達した資本の半導体・FPD製造装置の生産能力への積み増し2003年石油資源開発石油公団株の売り出しで上場東証一部上場の実現と、開発会社統合構想からの離脱2003年セイコーエプソン東証一部へ株式上場非公開の会社から、市場の値付けに日々晒される会社への移行2003年東京センチュリー東証二部上場設立から34年を経ての株式公開と、市場からの資金調達への道筋づくり2002年システナナスダック・ジャパン上場システムプロとしての株式公開と、新興市場での資金調達の道の確保2002年竹内製作所JASDAQへの登録上場登録上場による同族の非公開企業から公開企業への移行2002年東日本旅客鉄道株式売却で完全民営化三次にわたる株式売却と、JR会社法からの離脱2000年はごろもフーズ東証2部へ上場創業から69年を経て踏み切った株式公開と資本市場からの調達2000年電通総研電通・米GE合弁の上場二社の親会社を抱えたまま踏み切った東証一部への株式公開2000年東映アニメーション東映子会社のまま上場親会社の傘下にとどまったままの店頭公開と、自前の資金調達手段の獲得2000年スカパーJSATディレクTVの救済統合ライバル 東証マザーズ上場1999年GMOインターネットGJASDAQへの店頭公開独立系インターネット接続事業者として初の店頭公開1998年オービック東証二部への新規上場創業30年での東証二部上場と一度きりの公募増資、1年余りでの市場第一部指定1998年トレンドマイクロ米国買収を避け株主還元株式公開で得た資金を米国買収に投じず市場へ返した資本政策1998年NTTNTTドコモの株式上場最大の収益源を資金化しつつ過半出資で支配を残した資本政策1996年ユニオンツール東証二部に上場店頭登録から2年後の一部指定へ進む資本市場での歩みと香港子会社の設立1995年MARUWAマレーシア第3工場建設日本証券業協会への株式店頭登録と、増資資金による海外第3工場への増産投資1989年THK株式の店頭公開公開市場からの資金調達に踏み切り、世界市場を狙う体制づくり1987年SMC東証二部での株式公開東京証券取引所市場第二部への株式上場と社名のSMCへの変更1986年東京応化工業フォトレジスト事業で上場東証二部への株式上場と生産能力投資の資金基盤の確保1985年加賀電子東証二部への株式上場店頭登録から1年での東証二部上場と、無借金・在庫レス経営の公開1972年クラフティア東証一部へ指定替え大証二部・福証への上場から4年での最上位市場への昇格1970年千葉銀行東証二部に株式上場公開市場での資金調達への踏み出しと、翌年の第一部指定替え1950年大日本製糖門司工場ひとつでの再起日糖興業の内地財産だけを承継した第二会社の設立と、門司一工場からの再出発

資本提携による資金調達26事例

2026年リンテック日本製紙の売出しと自己株式取得筆頭株主の持株売出しへの同意と、300億円の自己株式取得による需給の緩和2026年りそなHDデジタルガレージへ出資約500億円の追加出資と持ち分法適用会社化、その半年後に生じた449億円の評価損2025年ヤマハヤマハ発動機株1,800万株を売却政策保有株式の縮減と自己株式の取得・消却2024年石油資源開発山下通郎氏が社長就任通商産業省出身5代からの交代と株主還元方針の見直し2024年ニップン長期ビジョン2030へ資産振替政策保有株式・遊休不動産の売却と、3年で最大1,400億円の設備投資への振り替え2024年あおぞら銀行大和証券と資本業務提携証券大手を引受先とする519億円の第三者割当増資による資本の受け入れ2024年みずほリース丸紅の出資受け入れ第三者割当増資による20%の資本参加と、総合商社の持分法適用関連会社化2024年京成電鉄オリエンタルランド株を売却保有株の一部を売却することによる資本配分の見直しへの着手2024年福山通運第6次中計で政策保有株式を縮減取引維持のために持ってきた株式の売却と、成長投資・株主還元への振り向け2023年三井海洋開発商船三井と業務提携14.86%の株式を持たせて結んだオフショア事業での連携2022年リクルートHD自己株式取得を6,000億円へ上限1,500億円から3年で拡大した株主還元と、消却による発行済株式の削減2021年ロイヤルHD双日との資本業務提携主要取引行4行を割当先とする優先株式による資本増強2020年出前館LINEからの第三者割当増資未来Fund有限責任事業組合も加えた総額300億円の資本の受け入れ2019年みずほリースみずほとの資本業務提携メガバンクの持分法適用関連会社化と、それに伴う商号変更2018年TOYOTIRE三菱商事と資本業務提携工場の建設資金と海外の販路・人材を、1社への新株割当で得た選択2017年ツムラ中国平安保険との資本提携第三者割当による外資の筆頭株主化と、業務面まで含めた協業関係の構築2015年GMOペイメントゲートウェイ三井住友FGとの資本提携約80億円の第三者割当増資による大手金融グループの資本受け入れ2015年ライフネット生命保険KDDIと資本業務提携インターネット直販一本からの脱却と、多チャネル化への転換2011年SWCC中国・富通集団と資本提携第三者割当増資による筆頭株主の交代と、業務面にまで及ぶ協業2011年日本瓦斯PEファンドOEPと資本提携JPモルガン系ファンドを筆頭株主に迎えた、約103億円の資本業務提携2010年パルコ日本政策投資銀行へCB発行森トラストの増資提案の見送りと、150億円の資金調達先の選び直し2008年さくらインターネット双日への第三者割当増資商社を引受先に迎えて資本を入れ直すことによる債務超過の解消2003年住友金属工業新日鉄と資本提携神戸製鋼所を加えた三社での相互出資と、国内鉄鋼再編に向けた足場固め2002年アズビルハネウエルとの資本解消保有株1,099万株の自己株式取得による、49年続いた提携の終幕1998年さくら銀行三井物産・トヨタへ増資要請公的資金に先立つ三井グループ各社への約3000億円の増資要請1969年芙蓉総合リース芙蓉グループ6社による共同設立丸紅飯田と富士銀行を軸とする共同出資による総合リース会社の設立

経営再建の資金調達23事例

2026年日本板硝子アポロ出資で非公開化1650億円の第三者割当と、株式併合による上場からの退出2019年曙ブレーキ工業事業再生ADRの申請560億円の債権放棄を前提とした国内外の生産拠点の縮小2015年あおぞら銀行資本再構成プラン完済公的資金の分割返済と、期限を待たない一括での前倒し完済2014年双日10年がかりの債務圧縮有利子負債1兆5000億円の圧縮と旧二社の組織融合という10年の再建2009年日立製作所社会イノベーション事業への集中製造業最大の赤字を受けて上場子会社を取り込み、主力事業に集中した再建2009年エルピーダメモリ日本政策投資銀行の出資受入改正産業活力再生特別措置法にもとづく優先株300億円という公的資金の導入2006年三洋電機ゴールドマンら3,000億円増資転換可能優先株式3,000億円の第三者割当増資と、議決権のほぼ半分の譲り渡し2006年ソフトバンクボーダフォン日本法人買収1兆6,935億円を投じたLBOによる携帯電話事業への参入2004年双日航空機ファイナンス損失処理総額2500億円に及ぶ一括処理と、手を付けてこなかった事業への切り込み2004年三菱自動車ダイムラー撤退後の自主再建三菱グループ各社の支援を軸とした自主再建体制への移行2003年りそなHD公的資金1.96兆円受入預金保険法102条の初適用と細谷英二会長のもとでのリテール再建2003年光通信OA機器販売への転換社債償還危機下の有利子負債圧縮と収益源の入れ替え2002年JVCケンウッド債務超過を脱する再建策債務超過に陥ったケンウッドの再建と業務用・車載への事業転換2002年丸紅勝俣宣夫の不良資産処理業績不振からの再建をめざした財務基盤の立て直しと不良資産の処理1996年長谷工コーポレーション不良資産1,850億円の一括処理毎年の赤字より一度に落とし、含み損を後年へ残さない決着1990年三菱商事米アリステック・ケミカル買収日本企業初の大型LBOと6年越しの黒字化1980年ジェイテクトトヨタ自動車工業へ支援要請巨額赤字を背景にした第三者割当増資による資本関係の深化1969年日本国有鉄道財政再建10年計画の策定特別措置法に基づく設備投資3兆7000億円・要員約6万人縮減1954年ブルドックソース会社更生法による再建法的整理による立て直しと、無借金・手元流動性を守る体質の定着1954年ツガミ和議法による再建会社更生法の申立て棄却を受けた和議法への切替え1951年昭和飛行機工業昭和食料工業の設立と減資米軍接収下での自動車修理への転換と、第二会社の設立・九割減資による資本の清算1950年大日本製糖門司工場ひとつでの再起日糖興業の内地財産だけを承継した第二会社の設立と、門司一工場からの再出発1894年東京海上HDロンドン損失の半額減資払込資本金の半額切り捨てと危険の選別による英国営業の再建

大型投資の資金調達15事例

2025年東映アニメーション「VISION2030」策定売上高2,000億円・営業利益500億円を掲げる中期経営計画の始動2024年ニップン長期ビジョン2030へ資産振替政策保有株式・遊休不動産の売却と、3年で最大1,400億円の設備投資への振り替え2009年GSユアサ本田技研とブルーエナジー設立完成車メーカーとの過半出資合弁による車載用リチウムイオン電池事業への参入2004年アルバック東証一部上場で資金調達調達した資本の半導体・FPD製造装置の生産能力への積み増し1996年オリエンタルランド東京ディズニーシーの建設決定第2パークとホテル・モノレールの同時建設による滞在型への移行1992年そごう借入依存の多店舗展開地域一番店戦略——別会社方式が築いた百貨店帝国1989年THK株式の店頭公開公開市場からの資金調達に踏み切り、世界市場を狙う体制づくり1987年SMC東証二部での株式公開東京証券取引所市場第二部への株式上場と社名のSMCへの変更1986年東京応化工業フォトレジスト事業で上場東証二部への株式上場と生産能力投資の資金基盤の確保1969年日本国有鉄道財政再建10年計画の策定特別措置法に基づく設備投資3兆7000億円・要員約6万人縮減1962年日本鋼管福山に総合製鉄所建設第4の総合製鉄所への約2,500億円の投入と、粗鋼年産600万トン計画の遂行1951年川崎製鉄千葉製鉄所を建設製鉄所の新設による、平炉メーカーから銑鋼一貫メーカーへの転換1950年クラレビニロンの企業化国産技術の合成繊維をポバールから一貫して生産する体制の立ち上げ1933年伊勢丹神田店を閉店新宿本店への本拠の全面移転と、あわせて進めた株式組織への改組1923年秩父セメント武甲山麓に工場建設臨海立地という定型を破り、原料山の足元に立地した内陸型セメント生産の始まり

資本市場のほかの論点

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