上場企業の経営論点

上場企業の経営論点>買収と統合

海外企業の買収

日本企業は長く、国内で生産した製品を輸出して外貨を獲得してきた。生産設備は国内に置き、海外には販売拠点だけを持った。設備資金は主力銀行が供給し、株式は取引先と相互に保有し合っていた。そのため、海外企業を買収して自社の決算に損益を合算する連結の対象に加える必要はなかった。為替と資本の移動が管理されていた時期には、対外投資に充てる外貨を確保する手続きも重かった。輸出が伸びるかぎり、国内に工場を建設して生産量を増やすほうが確実だった。

国内で生産して輸出するという前提を最初に崩したのは通商摩擦だった。日米貿易摩擦のもとで輸出自主規制が輸出量そのものに上限を置くと、価格を上げても販売量は増やせない。したがって増産の余地は規制の外、すなわち現地の工場にしか残らなかった。ただし工場を新設すれば操業までに年月を要するため、設備と販路をすでに持つ会社の取得が選択肢に上った。ブリヂストンが1988年に米ファイアストンを買収したのは、現地生産の拠点と世界首位の地位を一度に得るためだった。輸出の代替としての買収である。

次の数年で、買収の意味は変わった。円高は取得価額を押し下げ、地価と株価の上昇は担保余力を増やした。本業の外で収益を上げる資金運用が経営者の能力として語られた時期にあたり、買収も運用先の一つに数えられた。相手国では企業の支配権が日常的に売買され、仲介と資金調達の手続きも整っていた。日本企業は、円高で高まった購買力を背景にその市場へ参入した。ソニーのコロンビア映画、7,800億円を投じたパナソニックのMCA、三菱地所のロックフェラーグループ出資は、いずれも既存事業の延長ではなく資産の取得だった。これらの買収を支えたのは土地と株式の含み益であり、決算書に一度も載らないまま消える性質のものである。しかし資産価格が下落すると、資産の取得を目的とする買収は途絶えた。

三度目の波は国内市場が縮小し始めてから訪れ、動機は需要に移った。国内の販売量が増加しない以上、売上高を伸ばすには国外に市場を持つしかない。JTの米国外たばこ事業取得、自社の2倍近い売上高を持つ相手を買収した日本板硝子のピルキントン買収、武田薬品工業のシャイアー買収と、買収企業と被買収企業の規模の関係は逆転した。

三つの時期で変わったのは金額ではなく、買収後にどこで収益を上げるかである。1980年代の買収は輸出していた製品を現地で生産するためのもので、収益の源泉は国内にも残った。一方、2000年代以降の買収は、収益の源泉そのものを国外へ移している。

財務諸表のどこを見るか

最初に貸借対照表ののれんとその残高の推移を見る。取得原価のうち識別可能な資産へ配分しきれなかった差額がのれんで、買い手が相手の収益力をいくらと見積もったかが額そのものに出る。次に特別損失の減損損失と、注記に書かれた減損の経緯を読む。減損を計上した期は、買収時に置いた事業計画を下方修正した期でもある。のれんの償却は会計基準で分かれ、日本基準は定額償却して毎期の営業利益を圧迫し、IFRSは償却せず減損の年にまとめて計上する。在外子会社は決算のたびに円へ換算されるため、為替換算調整勘定とその他の包括利益も併せて確かめる。円安が進んだ期は、事業が伸びなくても円建ての売上高とのれんが増大する。

2020年代

2026年森永製菓米モチアイス最大手My/Mochiの買収赤字続きの米国最大手モチアイス会社の取得と米国冷菓市場への参入2026年キリンHDJamieson Wellnessを買収カナダのサプリメント首位の全株取得と北米市場への進出2026年神戸物産LSGアジア太平洋の機内食15社取得グルメ杵屋との合弁を通じた機内食への参入と海外調達網の拡充2026年積水化学工業Ausbuild社の51%取得豪州クイーンズランド州の宅地開発・住宅建設会社を足場にした工業化住宅の海外展開2026年塩野義製薬米IntraBioを買収希少神経疾患薬AQNEURSAの全権利と、エダラボンに続く米国希少疾患事業の拡張2026年ENEOS HDChevronのアジア6か国事業の取得国内需要の縮小を前にした東南アジア・豪州の製油所と販売網の取得2026年村田製作所米Resonant社ののれん減損XBAR技術の取得をねらった買収と、のれん438億円が消えた結末2026年日本ライフライン米Cross Vascular買収FDA認証済みの心房中隔穿刺システムによる米国事業の早期構築2026年NISSHAベトナムUSMの株式譲渡取得から約4か月での全株譲渡と、のれん減損6,759百万円の計上2026年阪和興業「Go Beyond」策定中期経営計画2028海外M&A・電池材料への攻めの投資転換2026年NIPPON EXPRESSHDMetro Supply Chain Groupを買収欧州に続く北米での事業基盤の獲得に向けた、cargo-partner社に次ぐ大型買収2025年大林組MWH機軸の積極M&A佐藤俊美体制の始動と、北米を軸とした買収攻勢への転換2025年MIXI豪PointsBet買収スポーツベッティング事業者の取り込みによる海外市場への本格参入2025年亀田製菓TH FOODSの完全子会社化残り50%の取得による、合弁から単独経営への切り替え2025年アサヒGHD東アフリカEABLの取得英Diageoの保有株の取得によるケニア・ウガンダ・タンザニアへの参入2025年ZOZO英LYSTの買収技術ライセンスの提供から、海外のEC・メディアを自ら持つ側への転換2025年住友ゴム工業DUNLOP商標権を取得グッドイヤーからの欧米豪の権利の買い戻しと基幹ブランドの入れ替え2025年日本製鉄USスチールを完全子会社化政治の壁を越えて完遂した約2兆円のクロスボーダー買収2025年NECCSG Systems Internationalを買収米国の通信事業者向け課金ソフトの取得とNetcrackerとの統合2025年TOPPAN(凸版印刷)米Sonocoの事業取得軟包装・熱成形容器事業に1,826百万米ドルを投じた北米軟包装の面化2025年三菱商事米エーソンの全持分取得5,200百万米ドルを投じて米国シェールガスの上流を押さえる資本配分の入れ替え2025年ミスミG本社米Fictiv買収で加工事業獲得北米のオンライン加工事業の獲得と、meviyとの統合2025年ソフトバンクG米Ampere買収で半導体強化米国の半導体設計会社を65億ドルで取り込む事業基盤の強化2024年ロート製薬ユーヤンサンの取得三井物産と組んでのシンガポール漢方薬企業の取り込み2024年小野薬品工業米Decipheraの買収約24億米ドルを投じ、欧米で自ら薬を販売する体制を獲得するという選択2024年ルネサスエレクトロニクス米アルティウムの買収設計ソフトウェアへの越境と、伝統的な半導体メーカーからの脱皮2024年セイコーエプソン米Fiery社の子会社化ソフトウェアへの初の大型投資と、翌期に生じたのれんの減損2024年浜松ホトニクスNKTフォトニクス子会社化デンマーク企業の取り込みによるレーザ・ファイバ光学領域への事業拡張2024年東宝サイエンスSARUとGKIDSの子会社化制作から北米配給までのグループへの取り込み2023年トリドールHD英Fulham Shoreを買収現地企業の子会社化を通じた欧州レストラン事業の取得2023年ヤマハCordoba買収で米ギター集約相手方の全持分取得と、米国ギター事業のブランドの一本化2023年みずほFG米グリーンヒル買収買収による、M&A助言機能を自社内へ取り込む体制づくり2023年NIPPON EXPRESSHDcargo-partnerを買収オーストリアの物流企業の取り込みによる、欧州・中東欧の事業基盤の獲得2023年三菱倉庫米Cavalierの買収米英物流グループの取り込みと、自前拠点による海外展開からの転換2023年東京ガスロッククリフの全株取得米国でシェールガスを開発・生産する会社の完全子会社化2022年飯田GHDRFPグループを買収ロシア極東の林業大手19社の取り込みと、侵攻直後の暗転2022年クボタエスコーツの子会社化自社製品の改良ではなく、現地4位の取得による低価格帯への参入2022年パナソニックBlue Yonder買収し持株会社制大型買収を機に事業ごとを独立させる「事業会社制」への組み替え2021年森永乳業Turtle Island Foods買収海外買収への資金集中による、乳業の外への収益源の広がり2021年日立製作所米GlobalLogicの買収デジタルエンジニアリングの内製力の9,222億円での外部からの調達2021年ルネサスエレクトロニクス英Dialog社の買収3度目の巨額M&Aに踏み切ったうえでの、車載依存からの脱却2021年いすゞ自動車UDトラックスの取得ボルボとの戦略的提携と引き換えに手にした国内商用車大手2021年三井住友FGVPBankへ出資消費者金融FE Creditの49%取得から地場大手銀行15%へ拡大したベトナムへの出資2020年セブン&アイHD米スピードウェイ買収取得原価2兆3,325億円を投じた北米コンビニ事業の規模拡大2020年日立製作所ABBパワーグリッド買収送配電の世界最大手の買収と、エネルギーの収益源の火力からの入れ替え2020年ナカニシ米DCI社の子会社化成長戦略を自力開発から海外M&Aへ切り替える方針の転換2020年みずほリース米Aircastleの買収単独ではなく丸紅と組んだ共同買収と、議決権25%の取得

2010年代

2019年日清製粉G本社豪アライド・ピナクル買収豪州事業の取り込みによる海外展開と、3年後の大型減損2019年アサヒGHD豪CUBの取得取得対価1兆1,682億円による、豪州ビール事業の一挙獲得2019年不二製油世界3位ブラマーの買収業務用チョコレートを手がける同業の取り込みと、規模の一気の拡大2019年リガクHDXwinSysの買収イスラエル企業の取り込みによる、半導体量産ラインのX線計測への参入2019年武田薬品工業シャイアーの買収自前創薬の減少を埋める6兆2,133億円の買収2019年住友ファーマ英ロイバントとの提携戦略的提携によるスミトバントの子会社化と、相手方株式11%の取得2019年富士フイルム富士ゼロックス完全子会社化持ちかけた買収構想の破談と、その後に選んだ持分の全量取得2019年タダノデマーグクレーン事業の取得米テレックスからのドイツ生産拠点の集約2019年三菱商事蘭エネコの共同買収中部電力と8対2で組み、欧州の発電から小売りまでの全事業を抱える選択2019年三菱UFJFGバンクダナモン子会社化インドネシア大手行の3段階での取得による議決権94.1%の掌握2019年リロGBGRSの買収と撤退グローバルリロケーション事業への参入と、5年での撤退2019年大阪ガス米サビンの全株取得自主探鉱での減損を経た、シェールガス開発会社の全株式の取得2018年ジェイエイシーリクルートメントJACアジア法人を子会社化主要株主からの海外統括会社の取得と、アジアの拠点網の連結化2018年東レテンカーテを買収買収を足がかりにした熱可塑性複合材料という新分野への参入2018年クラレ米カルゴン・カーボン取得環境ソリューションを第3の柱に据える事業構成の組み替え2018年日本酸素HDプラクスエア欧州事業の取得未参入だった欧州へ6,358億円を投じ、4極体制を構築した買収2018年リクルートHD米Glassdoorを1,430億円で買収企業の口コミデータベースを1,430億円で取得したHRテクノロジー事業の第2手2018年ルネサスエレクトロニクス米IDTの買収車載・データセンター向けアナログ半導体の品揃えの増強2017年パーソルHD豪Programmed社買収全株式取得によるオセアニア人材サービス市場への本格進出2017年アサヒGHDSABMiller中東欧買収取得対価899,077百万円のビール事業取り込みと、欧州の収益源化2017年レゾナックHDSGL黒鉛電極事業買収4期続けて営業損失の事業の市況の底での世界規模への拡大と、負ののれん71億円の計上2017年大塚HD植物性食品デイヤフーズの買収医薬に寄せず栄養事業を植物性食品へ拡大した資源の振り分け2017年関西ペイント欧州Helios買収買収を足がかりとした欧州市場への本格参入と地盤の獲得2017年パーク24英NCPの海外駐車場買収豪SECURE PARKINGの5カ国事業を含む連続取得による海外事業の確立2017年コニカミノルタ米アンブリー・ジェネティクス買収巨額の買収を対価として得た、がん遺伝子診断への本格進出2017年日本電気硝子米PPGのガラス繊維事業取得欧米3拠点(英国・オランダ・米国)の取り込みによるガラス繊維事業の海外展開2017年東海カーボン米SGL GE社を取得アジア・北米・欧州にまたがる黒鉛電極3極体制の構築2017年コマツ米ジョイ・グローバル買収米鉱山機械大手の取り込みによる製品群のフルライン化2017年日立建機豪ブラッドケンの買収鉱山機械への本格参入と、米H-Eパーツも交えた消耗部品事業の獲得2016年アサヒGHDPeroni・Grolsch取得欧州プレミアムビール4社の取り込みと、高価格帯ブランドの獲得2016年トレンドマイクロTippingPoint事業取得米HPからのネットワークセキュリティ事業の譲受2016年リクルートHD欧州USG Peopleを買収北米・豪州に続く人材派遣基盤を全株取得で一括して得た地域補完2016年NISSHAグラフィックコントロールズの買収メディカルへの事業転換 — Graphic Controls 買収に始まるCDMOシフト2016年三菱商事チリ銅山アングロスールの減損約4,200億円で取得した銅権益を、市況低迷のなかで2,712億円減損した2016年サンゲツ米Korosealの買収壁装材大手の取り込みによる海外進出と、専業卸からの脱却2016年SOMPOHD米エンデュランスの買収約6,831億円を投じた、最大の米国市場への橋頭堡の確保2016年ソフトバンクG英ARM買収で最大M&AIoT・AI時代を見据えた3.3兆円という過去最大規模の投資2015年S FoodsAURORA PACKING買収買収による米国食肉処理拠点の二か所化と、現地生産体制の拡張2015年不二製油不二製油グループ本社へ改称純粋持株会社への移行と、事業会社との役割の区分2015年JTナチュラル・アメリカン・スピリット買収米国外の商標権と販売会社9社の約5,922億円での取得による高価格帯の収益源づくり2015年デンカDuPont事業の譲受三井物産との共同出資によるクロロプレンゴム事業の取り込みと、米国合弁会社の設立2015年太平洋セメント米でオログランデ工場取得西海岸でのレディング工場の取得と、生コン・骨材までの追加買収2015年リクルートHDChandler Macleodなど豪州2社を買収相次ぐ取得による、北米・欧州に続くアジア太平洋の人材派遣基盤の確保2015年日本郵政豪トールを買収国際物流への進出と、そのつまずきとしての巨額減損2015年栗田工業独BKギウリニの取得欧州の水処理薬品事業の全面的な譲り受けと、続く北米買収による海外事業の拡大2015年THKTRWのL&S事業譲受欧米にまたがる事業の引き受けによる海外基盤の獲得2015年日立製作所アンサルド鉄道2社の買収信号と車両の事業の取り込みによる欧州大陸への足場づくり2015年FPGAMENTUM社へ出資アイルランドの航空機リースマネジメント会社を子会社化し、航空機投資管理サービス事業へ進出2015年MS&ADインシュアランスGHD英アムリンの買収英保険大手の取り込みによるロイズ市場への本格参入と海外収益基盤の確保2015年第一ライフG米プロテクティブ生命買収上場で得た資本力を投じた、米生保大手の完全子会社化2015年東京海上HD米HCCの買収8,980億円の現金投資と米国スペシャルティ保険への転進2014年東レ米ゾルテックを買収買収を通じた産業用炭素繊維という新たな市場への進出2014年住友ベークライト米Vaupellの買収川澄化学工業の子会社化と併せた医療機器・航空機部品事業の構築2014年参天製薬米メルクの眼科事業譲受眼科用医薬品に加えた抗リウマチ薬事業の承継による製品群の拡張2014年コーセーHD「タルト」の株式取得米メークアップブランドの株式93.5%取得による北米市場への参入2014年豊田合成独メテオール社の資産譲受シーリング事業の欧州拡張と、5年後の連結除外2014年サントリーHD1兆円超で米ビーム買収自前で育てれば30年かかる時間を、買収で一気に縮める選択2013年ガンホー・オンライン・エンターテイメントSupercellの買収ソフトバンクとの共同出資による取り込みと、10か月後の売却2013年LIXIL独グローエを買収米アメリカンスタンダード北米事業の取得に続く欧州大手の取り込み2013年伊藤忠商事米ドール事業の買収加工食品事業とアジア青果事業をまとめて取り込む食料分野の拡大2013年丸紅米ガビロンの買収穀物大手の取り込みと、穀物事業のヴィテラへの売却2013年東京エレクトロンアプライドマテリアルズと経営統合2013年の合意から2015年の破談に至った経営統合の頓挫2013年三菱UFJFGアユタヤ銀行をTOB買収タイ大手行の取り込みによるアジア商業銀行基盤の獲得2013年三井住友FGBTPNの子会社化インドネシア——40%出資から現地二行統合までの6年2013年オリックス蘭ロベコの買収2,551億円を投じた資産運用事業への本格進出2013年ソフトバンクG米スプリントの買収大型買収を足がかりとした北米携帯市場への進出と海外展開の本格化2012年旭化成米ZOLLを買収22.1億ドルを投じた、クリティカルケア事業への参入2012年電通G英イージスの買収取得原価3,651億円を投じ、海外本社を英国に設置した2012年ポーラ・オルビスHD豪ジュリークの買収化粧品会社の取り込みによる、初の本格的な海外M&Aへの踏み出し2012年リクルートHD米Indeedを買収米国企業の取り込みによる海外への足がかり2012年ダイキン米Goodmanの買収買収を足がかりにした北米住宅用空調への本格参入2012年豊田通商仏CFAOの買収買収による現地流通網の獲得を通じたアフリカ市場への進出2012年セブン銀行米FCTIの買収米国のATM運営会社の取り込みによる、初めての海外市場への進出2012年三菱HCキャピタル米JSAの買収Jackson Square Aviation の買収と航空機リースの本格化2012年ソフトバンク米スプリントの買収イー・アクセスの取り込みと並走した「世界作戦」の展開2012年ミスミG本社デイトン買収で金型機能獲得米Dayton Progress・Anchor Lamina買収による金型部品の製造機能取り込み2011年エムスリーDoctors.net.uk買収英国での買収を起点に、現地ポータルを傘下に収める海外展開の型の確立2011年キリンHDスキンカリオールの買収ブラジル2位の取り込みによる、南米ビール市場への足場づくり2011年日清紡HDTMD Frictionの買収欧州のブレーキ摩擦材大手の全株式取得と、その完全な傘下入り2011年武田薬品工業ナイコメッドの買収1兆664億円の買収で得た欧州と新興国の販路2011年住友金属鉱山シエラゴルダ鉱山を譲渡チリでの権益取得から、二度の減損を経た全持分の売却までの撤退2011年アドバンテストVerigy買収SoCテスタの取り込み──メモリからSoCへ、テスタ世界首位の確立2010年DeNA米ngmoco社の買収開発会社の取り込みによる、世界向けソーシャルゲーム基盤の構築2010年アステラス製薬米OSIへの敵対的TOB同意なき買付からの出発と、価格の引き上げによる合意への持ち込み2010年資生堂米ベアエッセンシャル買収初の大型クロスボーダーM&Aとなった海外ブランドの取り込み2010年ヒロセ電機ヒロセコリアの完全子会社化29年続いた韓国合弁の段階的な買い増しと、単独支配への移行2010年カナデビアAE&E Inova買収欧州・豪州の環境プラント企業の連続取得と、日立造船からカナデビアへの商号変更

2000年代

2009年住友ファーマ米セプラコールの買収2,506百万米ドルを投じて獲得した米国市場での自前の販売網2009年久光製薬米ノーベンの完全子会社化株式公開買付けを通じて進めた米国の医薬品会社の全株取得2009年ジェイテクトティムケンのニードル軸受取得2期連続赤字のさなかに踏み切った同業からの事業買収2009年キヤノン蘭オセの連結子会社化「自前主義」を返上した初の大型買収2009年サンリオMR.MEN取得と欧米ライセンス転換国内物販で収益を上げる会社から、欧米でロイヤリティを取る会社への組み替え2009年スクウェア・エニックスHD英Eidosの完全子会社化13年後のEmbracerへの売却2008年キリンHD豪州乳業1位・2位を買収現地の乳製品市場を一挙に押さえる巨額M&Aへの経営資源の集中2008年三菱レイヨン英ルーサイトを買収買収によって一気に引き寄せた、MMA市場での世界首位の座2008年武田薬品工業米ミレニアムの買収TAP合弁の解消と、北米処方薬事業の自前化への着手2008年塩野義製薬米サイエルをTOBで買収完全子会社化によって獲得した初の本格的な米国販売基盤2008年第一三共印ランバクシーの買収買収による事業構造の二本立て化と「複眼経営」への移行2008年住友重機械工業独デマーグなど5社買収欧州機械メーカーを続けて取り込む5社連続取得2008年TDK独EPCOSの買収受動部品・センサー領域への事業補完2008年三菱UFJFGモルガン・スタンレー出資リーマン危機のさなかに踏み切った米投資銀行への90億米ドルの資本投入2008年野村HDリーマン・ブラザーズ承継アジア太平洋・欧州中東部門の引き受けによるグローバル投資銀行への転身2007年JT英ギャラハーの買収75億スターリング・ポンドを投じて手にした欧州とロシアの収益源2007年エーザイ米MGIファーマの買収約39億ドルを投じたバイオ医薬の取り込みによるがん領域の強化2007年ダイフクジャービス・ビー・ウェブ買収技術提携先の取り込みによる空港システム事業への参入2007年ファーストリテイリングバーニーズ・ニューヨーク買収断念米高級百貨店への買収提示と、その取り下げによる海外拡張の見送り2006年日本板硝子英ピルキントンの完全子会社化売上で2倍近い相手の、総額約6160億円での完全子会社化2006年住友電工住友電装を完全子会社化独ワイヤーハーネスメーカーの買収と併せた自動車配線事業の囲い込み2006年三井海洋開発米SOFEC社を買収借りていた係留技術を自社のものにする全株式取得2006年ホシザキ米LANCER・GRAMの買収二社同時買収による北米の飲料機器事業と欧州の冷蔵庫事業の取得2006年東芝米ウェスチングハウス買収約54億ドルを投じた世界一の原子力事業の構築2006年三菱重工業仏アレバと中型炉合弁設立ウェスチングハウス買収入札での敗退を受けた、中型炉共同開発への転進2005年NTTデータGitelligence社買収自前の海外拠点づくりを採らず、買収の連続だけで欧米へ出た十年余りの海外戦略2003年三和HD欧州ノボフェルム買収北米オーバーヘッドドアに続く買収による日米欧三極体制の確立2001年ニッスイ米ゴートンズ買収輸出入中心の北米事業への、米国首位の家庭用冷凍食品ブランドの追加2001年クラレレーヨン撤退とクラリアントのポバール事業買収創業以来の繊維の生産停止と、欧州の樹脂生産拠点の取得2001年古河電工米ルーセントの光ファイバ買収ケーブル部門の取り込みによる世界シェア2位への浮上2000年豊田自動織機スウェーデンBT買収買収による産業車両の世界首位への浮上2000年京セラ米クアルコムの端末事業承継携帯電話端末事業の引き受けと、6期連続赤字という代償

1990年代

1999年JTRJRナビスコ事業の買収米国外たばこ事業だけを77億9,000万ドルで取得1997年参天製薬フィンランド社スター買収眼科薬メーカーの取り込みによる欧州拠点の確保1991年三菱化学バーベイタムの買収光磁気ディスクの量産設備の新設と米国の記録メディア大手の取り込み1991年セブンイレブン・ジャパン米サウスランド社の買収ライセンス元であるイトーヨーカ堂との共同出資による再建の引き受け1990年三菱レイヨンコートルズ・グラフィル買収炭素繊維での成形品重視の川下路線と、米プリプレグ・原糸2社の買収1990年レナウンアクアスキュータムを買収国内ライセンス権を欠いたまま踏み切った英国ブランドの取得1990年アマノパイオニアエクリプス買収シンシナティ タイムを含む連続買収による北米基盤の確立1990年日本精工英UPIの全株式取得現地最大の軸受メーカーの取り込みと、中国・ポーランドへの生産拠点の設置1990年富士通英ICL買収で3極体制欧州拠点の取り込みによる、欧州・北米・日本にまたがるメインフレーム供給体制の構築1990年パナソニック米MCA買収し5年で売却7800億円を投じた大型買収から短期で撤退する、方針の転換1990年アンリツ米Wiltron社を買収米国拠点の取り込みによる計測器事業のグローバル化への踏み出し1990年三菱商事米アリステック・ケミカル買収日本企業初の大型LBOと6年越しの黒字化1990年三菱地所米ロックフェラーグループへ出資米国の象徴的物件への資本参加と、5年後の投資事業からの撤退

1980年代

1989年日本ゼオン英BPケミカルズ特殊ゴム買収米社の同事業取得と併せた日米欧3極生産体制の構築1989年大塚HD米ファーマバイトの取得経営権の取得による健康食品ブランド「ネイチャーメイド」の獲得1989年ソニーコロンビア映画を買収CBSレコードに続く連続買収と、ハードとソフトの垂直統合1988年ロート製薬米メンソレータムの買収長年借りていたブランドを源流ごと自らのものにする選択1988年ブリヂストン米ファイアストンの買収米タイヤ大手の取り込みによる世界首位への跳躍1987年日東電工米ハイドロノーティクス買収米企業の取り込みを足がかりとした高分子分離膜事業への参入1986年関西ペイント印Nerolac子会社化子会社化を起点とした、新興国を軸とする成長路線への転換1986年DIC米サン・ケミカル部門買収グラフィックアーツ部門の取得による印刷インキ世界首位への到達1986年コニカ米ロイヤル社の子会社化北米の事務機販売網を自前で持つための完全子会社化1985年住友ゴム工業英ダンロップ事業を取得保有株の取得による欧州3社・米国のタイヤ事業の取り込み1983年神戸製鋼所米ミドレックス社を買収天然ガスで鉄鉱石を還元する製法の取得と、海外プラント事業の開始1980年村田製作所加エリー社(ETP)買収多国籍企業をまるごと取り込む買収による海外拠点の一挙獲得

1970年代

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買収によるグローバル経営55事例

2026年森永製菓米モチアイス最大手My/Mochiの買収赤字続きの米国最大手モチアイス会社の取得と米国冷菓市場への参入2026年ENEOS HDChevronのアジア6か国事業の取得国内需要の縮小を前にした東南アジア・豪州の製油所と販売網の取得2025年亀田製菓TH FOODSの完全子会社化残り50%の取得による、合弁から単独経営への切り替え2025年住友ゴム工業DUNLOP商標権を取得グッドイヤーからの欧米豪の権利の買い戻しと基幹ブランドの入れ替え2025年日本製鉄USスチールを完全子会社化政治の壁を越えて完遂した約2兆円のクロスボーダー買収2025年NECCSG Systems Internationalを買収米国の通信事業者向け課金ソフトの取得とNetcrackerとの統合2024年ロート製薬ユーヤンサンの取得三井物産と組んでのシンガポール漢方薬企業の取り込み2023年三菱倉庫米Cavalierの買収米英物流グループの取り込みと、自前拠点による海外展開からの転換2023年東京ガスロッククリフの全株取得米国でシェールガスを開発・生産する会社の完全子会社化2020年セブン&アイHD米スピードウェイ買収取得原価2兆3,325億円を投じた北米コンビニ事業の規模拡大2020年日立製作所ABBパワーグリッド買収送配電の世界最大手の買収と、エネルギーの収益源の火力からの入れ替え2020年ナカニシ米DCI社の子会社化成長戦略を自力開発から海外M&Aへ切り替える方針の転換2020年みずほリース米Aircastleの買収単独ではなく丸紅と組んだ共同買収と、議決権25%の取得2019年大阪ガス米サビンの全株取得自主探鉱での減損を経た、シェールガス開発会社の全株式の取得2018年ジェイエイシーリクルートメントJACアジア法人を子会社化主要株主からの海外統括会社の取得と、アジアの拠点網の連結化2018年リクルートHD米Glassdoorを1,430億円で買収企業の口コミデータベースを1,430億円で取得したHRテクノロジー事業の第2手2017年パーク24英NCPの海外駐車場買収豪SECURE PARKINGの5カ国事業を含む連続取得による海外事業の確立2017年東海カーボン米SGL GE社を取得アジア・北米・欧州にまたがる黒鉛電極3極体制の構築2016年リクルートHD欧州USG Peopleを買収北米・豪州に続く人材派遣基盤を全株取得で一括して得た地域補完2015年S FoodsAURORA PACKING買収買収による米国食肉処理拠点の二か所化と、現地生産体制の拡張2015年不二製油不二製油グループ本社へ改称純粋持株会社への移行と、事業会社との役割の区分2015年太平洋セメント米でオログランデ工場取得西海岸でのレディング工場の取得と、生コン・骨材までの追加買収2015年リクルートHDChandler Macleodなど豪州2社を買収相次ぐ取得による、北米・欧州に続くアジア太平洋の人材派遣基盤の確保2015年栗田工業独BKギウリニの取得欧州の水処理薬品事業の全面的な譲り受けと、続く北米買収による海外事業の拡大2015年THKTRWのL&S事業譲受欧米にまたがる事業の引き受けによる海外基盤の獲得2015年東京海上HD米HCCの買収8,980億円の現金投資と米国スペシャルティ保険への転進2014年サントリーHD1兆円超で米ビーム買収自前で育てれば30年かかる時間を、買収で一気に縮める選択2013年LIXIL独グローエを買収米アメリカンスタンダード北米事業の取得に続く欧州大手の取り込み2013年オリックス蘭ロベコの買収2,551億円を投じた資産運用事業への本格進出2012年電通G英イージスの買収取得原価3,651億円を投じ、海外本社を英国に設置した2012年リクルートHD米Indeedを買収米国企業の取り込みによる海外への足がかり2012年三菱HCキャピタル米JSAの買収Jackson Square Aviation の買収と航空機リースの本格化2012年ミスミG本社デイトン買収で金型機能獲得米Dayton Progress・Anchor Lamina買収による金型部品の製造機能取り込み2011年日清紡HDTMD Frictionの買収欧州のブレーキ摩擦材大手の全株式取得と、その完全な傘下入り2011年武田薬品工業ナイコメッドの買収1兆664億円の買収で得た欧州と新興国の販路2010年資生堂米ベアエッセンシャル買収初の大型クロスボーダーM&Aとなった海外ブランドの取り込み2010年カナデビアAE&E Inova買収欧州・豪州の環境プラント企業の連続取得と、日立造船からカナデビアへの商号変更2009年久光製薬米ノーベンの完全子会社化株式公開買付けを通じて進めた米国の医薬品会社の全株取得2009年サンリオMR.MEN取得と欧米ライセンス転換国内物販で収益を上げる会社から、欧米でロイヤリティを取る会社への組み替え2009年スクウェア・エニックスHD英Eidosの完全子会社化13年後のEmbracerへの売却2008年第一三共印ランバクシーの買収買収による事業構造の二本立て化と「複眼経営」への移行2008年野村HDリーマン・ブラザーズ承継アジア太平洋・欧州中東部門の引き受けによるグローバル投資銀行への転身2006年日本板硝子英ピルキントンの完全子会社化売上で2倍近い相手の、総額約6160億円での完全子会社化2006年ホシザキ米LANCER・GRAMの買収二社同時買収による北米の飲料機器事業と欧州の冷蔵庫事業の取得2006年三菱重工業仏アレバと中型炉合弁設立ウェスチングハウス買収入札での敗退を受けた、中型炉共同開発への転進2005年NTTデータGitelligence社買収自前の海外拠点づくりを採らず、買収の連続だけで欧米へ出た十年余りの海外戦略2003年三和HD欧州ノボフェルム買収北米オーバーヘッドドアに続く買収による日米欧三極体制の確立2000年豊田自動織機スウェーデンBT買収買収による産業車両の世界首位への浮上1991年セブンイレブン・ジャパン米サウスランド社の買収ライセンス元であるイトーヨーカ堂との共同出資による再建の引き受け1990年日本精工英UPIの全株式取得現地最大の軸受メーカーの取り込みと、中国・ポーランドへの生産拠点の設置1990年富士通英ICL買収で3極体制欧州拠点の取り込みによる、欧州・北米・日本にまたがるメインフレーム供給体制の構築1988年ブリヂストン米ファイアストンの買収米タイヤ大手の取り込みによる世界首位への跳躍1986年DIC米サン・ケミカル部門買収グラフィックアーツ部門の取得による印刷インキ世界首位への到達1985年住友ゴム工業英ダンロップ事業を取得保有株の取得による欧州3社・米国のタイヤ事業の取り込み1980年村田製作所加エリー社(ETP)買収多国籍企業をまるごと取り込む買収による海外拠点の一挙獲得

買収による現地生産の獲得48事例

2026年神戸物産LSGアジア太平洋の機内食15社取得グルメ杵屋との合弁を通じた機内食への参入と海外調達網の拡充2026年積水化学工業Ausbuild社の51%取得豪州クイーンズランド州の宅地開発・住宅建設会社を足場にした工業化住宅の海外展開2026年日本ライフライン米Cross Vascular買収FDA認証済みの心房中隔穿刺システムによる米国事業の早期構築2025年MIXI豪PointsBet買収スポーツベッティング事業者の取り込みによる海外市場への本格参入2025年アサヒGHD東アフリカEABLの取得英Diageoの保有株の取得によるケニア・ウガンダ・タンザニアへの参入2025年ZOZO英LYSTの買収技術ライセンスの提供から、海外のEC・メディアを自ら持つ側への転換2024年小野薬品工業米Decipheraの買収約24億米ドルを投じ、欧米で自ら薬を販売する体制を獲得するという選択2024年東宝サイエンスSARUとGKIDSの子会社化制作から北米配給までのグループへの取り込み2023年トリドールHD英Fulham Shoreを買収現地企業の子会社化を通じた欧州レストラン事業の取得2023年NIPPON EXPRESSHDcargo-partnerを買収オーストリアの物流企業の取り込みによる、欧州・中東欧の事業基盤の獲得2021年森永乳業Turtle Island Foods買収海外買収への資金集中による、乳業の外への収益源の広がり2021年三井住友FGVPBankへ出資消費者金融FE Creditの49%取得から地場大手銀行15%へ拡大したベトナムへの出資2019年アサヒGHD豪CUBの取得取得対価1兆1,682億円による、豪州ビール事業の一挙獲得2019年三菱UFJFGバンクダナモン子会社化インドネシア大手行の3段階での取得による議決権94.1%の掌握2018年日本酸素HDプラクスエア欧州事業の取得未参入だった欧州へ6,358億円を投じ、4極体制を構築した買収2017年パーソルHD豪Programmed社買収全株式取得によるオセアニア人材サービス市場への本格進出2017年アサヒGHDSABMiller中東欧買収取得対価899,077百万円のビール事業取り込みと、欧州の収益源化2017年関西ペイント欧州Helios買収買収を足がかりとした欧州市場への本格参入と地盤の獲得2017年日本電気硝子米PPGのガラス繊維事業取得欧米3拠点(英国・オランダ・米国)の取り込みによるガラス繊維事業の海外展開2016年アサヒGHDPeroni・Grolsch取得欧州プレミアムビール4社の取り込みと、高価格帯ブランドの獲得2016年サンゲツ米Korosealの買収壁装材大手の取り込みによる海外進出と、専業卸からの脱却2016年SOMPOHD米エンデュランスの買収約6,831億円を投じた、最大の米国市場への橋頭堡の確保2015年デンカDuPont事業の譲受三井物産との共同出資によるクロロプレンゴム事業の取り込みと、米国合弁会社の設立2015年日本郵政豪トールを買収国際物流への進出と、そのつまずきとしての巨額減損2015年MS&ADインシュアランスGHD英アムリンの買収英保険大手の取り込みによるロイズ市場への本格参入と海外収益基盤の確保2015年第一ライフG米プロテクティブ生命買収上場で得た資本力を投じた、米生保大手の完全子会社化2014年コーセーHD「タルト」の株式取得米メークアップブランドの株式93.5%取得による北米市場への参入2013年三菱UFJFGアユタヤ銀行をTOB買収タイ大手行の取り込みによるアジア商業銀行基盤の獲得2013年三井住友FGBTPNの子会社化インドネシア——40%出資から現地二行統合までの6年2013年ソフトバンクG米スプリントの買収大型買収を足がかりとした北米携帯市場への進出と海外展開の本格化2012年ポーラ・オルビスHD豪ジュリークの買収化粧品会社の取り込みによる、初の本格的な海外M&Aへの踏み出し2012年ダイキン米Goodmanの買収買収を足がかりにした北米住宅用空調への本格参入2012年セブン銀行米FCTIの買収米国のATM運営会社の取り込みによる、初めての海外市場への進出2010年DeNA米ngmoco社の買収開発会社の取り込みによる、世界向けソーシャルゲーム基盤の構築2009年住友ファーマ米セプラコールの買収2,506百万米ドルを投じて獲得した米国市場での自前の販売網2008年キリンHD豪州乳業1位・2位を買収現地の乳製品市場を一挙に押さえる巨額M&Aへの経営資源の集中2008年武田薬品工業米ミレニアムの買収TAP合弁の解消と、北米処方薬事業の自前化への着手2008年塩野義製薬米サイエルをTOBで買収完全子会社化によって獲得した初の本格的な米国販売基盤2001年ニッスイ米ゴートンズ買収輸出入中心の北米事業への、米国首位の家庭用冷凍食品ブランドの追加1997年参天製薬フィンランド社スター買収眼科薬メーカーの取り込みによる欧州拠点の確保1990年三菱レイヨンコートルズ・グラフィル買収炭素繊維での成形品重視の川下路線と、米プリプレグ・原糸2社の買収1990年日本精工英UPIの全株式取得現地最大の軸受メーカーの取り込みと、中国・ポーランドへの生産拠点の設置1990年アンリツ米Wiltron社を買収米国拠点の取り込みによる計測器事業のグローバル化への踏み出し1989年日本ゼオン英BPケミカルズ特殊ゴム買収米社の同事業取得と併せた日米欧3極生産体制の構築1989年大塚HD米ファーマバイトの取得経営権の取得による健康食品ブランド「ネイチャーメイド」の獲得1986年関西ペイント印Nerolac子会社化子会社化を起点とした、新興国を軸とする成長路線への転換1977年日本ガイシベルギーの碍子メーカー買収欧州生産拠点NGKボドゥールの発足による現地生産体制の獲得1976年三洋電機米ウォーイック社を買収買収した拠点を足がかりとする、輸出から北米現地生産への切り替え

海外買収による隣接領域への展開45事例

2026年キリンHDJamieson Wellnessを買収カナダのサプリメント首位の全株取得と北米市場への進出2026年神戸物産LSGアジア太平洋の機内食15社取得グルメ杵屋との合弁を通じた機内食への参入と海外調達網の拡充2026年積水化学工業Ausbuild社の51%取得豪州クイーンズランド州の宅地開発・住宅建設会社を足場にした工業化住宅の海外展開2026年塩野義製薬米IntraBioを買収希少神経疾患薬AQNEURSAの全権利と、エダラボンに続く米国希少疾患事業の拡張2026年村田製作所米Resonant社ののれん減損XBAR技術の取得をねらった買収と、のれん438億円が消えた結末2026年阪和興業「Go Beyond」策定中期経営計画2028海外M&A・電池材料への攻めの投資転換2025年大林組MWH機軸の積極M&A佐藤俊美体制の始動と、北米を軸とした買収攻勢への転換2025年MIXI豪PointsBet買収スポーツベッティング事業者の取り込みによる海外市場への本格参入2024年ロート製薬ユーヤンサンの取得三井物産と組んでのシンガポール漢方薬企業の取り込み2024年小野薬品工業米Decipheraの買収約24億米ドルを投じ、欧米で自ら薬を販売する体制を獲得するという選択2024年ルネサスエレクトロニクス米アルティウムの買収設計ソフトウェアへの越境と、伝統的な半導体メーカーからの脱皮2024年セイコーエプソン米Fiery社の子会社化ソフトウェアへの初の大型投資と、翌期に生じたのれんの減損2024年浜松ホトニクスNKTフォトニクス子会社化デンマーク企業の取り込みによるレーザ・ファイバ光学領域への事業拡張2021年森永乳業Turtle Island Foods買収海外買収への資金集中による、乳業の外への収益源の広がり2021年ルネサスエレクトロニクス英Dialog社の買収3度目の巨額M&Aに踏み切ったうえでの、車載依存からの脱却2020年ナカニシ米DCI社の子会社化成長戦略を自力開発から海外M&Aへ切り替える方針の転換2019年不二製油世界3位ブラマーの買収業務用チョコレートを手がける同業の取り込みと、規模の一気の拡大2019年リガクHDXwinSysの買収イスラエル企業の取り込みによる、半導体量産ラインのX線計測への参入2019年タダノデマーグクレーン事業の取得米テレックスからのドイツ生産拠点の集約2019年三菱商事蘭エネコの共同買収中部電力と8対2で組み、欧州の発電から小売りまでの全事業を抱える選択2018年クラレ米カルゴン・カーボン取得環境ソリューションを第3の柱に据える事業構成の組み替え2018年ルネサスエレクトロニクス米IDTの買収車載・データセンター向けアナログ半導体の品揃えの増強2017年大塚HD植物性食品デイヤフーズの買収医薬に寄せず栄養事業を植物性食品へ拡大した資源の振り分け2017年日本電気硝子米PPGのガラス繊維事業取得欧米3拠点(英国・オランダ・米国)の取り込みによるガラス繊維事業の海外展開2017年コマツ米ジョイ・グローバル買収米鉱山機械大手の取り込みによる製品群のフルライン化2017年日立建機豪ブラッドケンの買収鉱山機械への本格参入と、米H-Eパーツも交えた消耗部品事業の獲得2016年トレンドマイクロTippingPoint事業取得米HPからのネットワークセキュリティ事業の譲受2015年THKTRWのL&S事業譲受欧米にまたがる事業の引き受けによる海外基盤の獲得2014年東レ米ゾルテックを買収買収を通じた産業用炭素繊維という新たな市場への進出2014年住友ベークライト米Vaupellの買収川澄化学工業の子会社化と併せた医療機器・航空機部品事業の構築2013年オリックス蘭ロベコの買収2,551億円を投じた資産運用事業への本格進出2012年旭化成米ZOLLを買収22.1億ドルを投じた、クリティカルケア事業への参入2012年豊田通商仏CFAOの買収買収による現地流通網の獲得を通じたアフリカ市場への進出2012年三菱HCキャピタル米JSAの買収Jackson Square Aviation の買収と航空機リースの本格化2011年アドバンテストVerigy買収SoCテスタの取り込み──メモリからSoCへ、テスタ世界首位の確立2009年キヤノン蘭オセの連結子会社化「自前主義」を返上した初の大型買収2008年第一三共印ランバクシーの買収買収による事業構造の二本立て化と「複眼経営」への移行2008年住友重機械工業独デマーグなど5社買収欧州機械メーカーを続けて取り込む5社連続取得2007年エーザイ米MGIファーマの買収約39億ドルを投じたバイオ医薬の取り込みによるがん領域の強化2007年ダイフクジャービス・ビー・ウェブ買収技術提携先の取り込みによる空港システム事業への参入2006年ホシザキ米LANCER・GRAMの買収二社同時買収による北米の飲料機器事業と欧州の冷蔵庫事業の取得2000年京セラ米クアルコムの端末事業承継携帯電話端末事業の引き受けと、6期連続赤字という代償1991年三菱化学バーベイタムの買収光磁気ディスクの量産設備の新設と米国の記録メディア大手の取り込み1989年大塚HD米ファーマバイトの取得経営権の取得による健康食品ブランド「ネイチャーメイド」の獲得1987年日東電工米ハイドロノーティクス買収米企業の取り込みを足がかりとした高分子分離膜事業への参入

海外での連続買収22事例

2025年大林組MWH機軸の積極M&A佐藤俊美体制の始動と、北米を軸とした買収攻勢への転換2025年TOPPAN(凸版印刷)米Sonocoの事業取得軟包装・熱成形容器事業に1,826百万米ドルを投じた北米軟包装の面化2023年トリドールHD英Fulham Shoreを買収現地企業の子会社化を通じた欧州レストラン事業の取得2023年ヤマハCordoba買収で米ギター集約相手方の全持分取得と、米国ギター事業のブランドの一本化2020年ナカニシ米DCI社の子会社化成長戦略を自力開発から海外M&Aへ切り替える方針の転換2019年不二製油世界3位ブラマーの買収業務用チョコレートを手がける同業の取り込みと、規模の一気の拡大2018年リクルートHD米Glassdoorを1,430億円で買収企業の口コミデータベースを1,430億円で取得したHRテクノロジー事業の第2手2016年リクルートHD欧州USG Peopleを買収北米・豪州に続く人材派遣基盤を全株取得で一括して得た地域補完2015年JTナチュラル・アメリカン・スピリット買収米国外の商標権と販売会社9社の約5,922億円での取得による高価格帯の収益源づくり2015年太平洋セメント米でオログランデ工場取得西海岸でのレディング工場の取得と、生コン・骨材までの追加買収2015年リクルートHDChandler Macleodなど豪州2社を買収相次ぐ取得による、北米・欧州に続くアジア太平洋の人材派遣基盤の確保2015年栗田工業独BKギウリニの取得欧州の水処理薬品事業の全面的な譲り受けと、続く北米買収による海外事業の拡大2015年東京海上HD米HCCの買収8,980億円の現金投資と米国スペシャルティ保険への転進2013年LIXIL独グローエを買収米アメリカンスタンダード北米事業の取得に続く欧州大手の取り込み2012年旭化成米ZOLLを買収22.1億ドルを投じた、クリティカルケア事業への参入2011年エムスリーDoctors.net.uk買収英国での買収を起点に、現地ポータルを傘下に収める海外展開の型の確立2010年カナデビアAE&E Inova買収欧州・豪州の環境プラント企業の連続取得と、日立造船からカナデビアへの商号変更2008年住友重機械工業独デマーグなど5社買収欧州機械メーカーを続けて取り込む5社連続取得2005年NTTデータGitelligence社買収自前の海外拠点づくりを採らず、買収の連続だけで欧米へ出た十年余りの海外戦略2003年三和HD欧州ノボフェルム買収北米オーバーヘッドドアに続く買収による日米欧三極体制の確立1990年アマノパイオニアエクリプス買収シンシナティ タイムを含む連続買収による北米基盤の確立1986年DIC米サン・ケミカル部門買収グラフィックアーツ部門の取得による印刷インキ世界首位への到達

海外買収による垂直統合16事例

2025年三菱商事米エーソンの全持分取得5,200百万米ドルを投じて米国シェールガスの上流を押さえる資本配分の入れ替え2025年ソフトバンクG米Ampere買収で半導体強化米国の半導体設計会社を65億ドルで取り込む事業基盤の強化2024年東宝サイエンスSARUとGKIDSの子会社化制作から北米配給までのグループへの取り込み2023年みずほFG米グリーンヒル買収買収による、M&A助言機能を自社内へ取り込む体制づくり2023年東京ガスロッククリフの全株取得米国でシェールガスを開発・生産する会社の完全子会社化2022年飯田GHDRFPグループを買収ロシア極東の林業大手19社の取り込みと、侵攻直後の暗転2022年パナソニックBlue Yonder買収し持株会社制大型買収を機に事業ごとを独立させる「事業会社制」への組み替え2019年大阪ガス米サビンの全株取得自主探鉱での減損を経た、シェールガス開発会社の全株式の取得2015年S FoodsAURORA PACKING買収買収による米国食肉処理拠点の二か所化と、現地生産体制の拡張2015年FPGAMENTUM社へ出資アイルランドの航空機リースマネジメント会社を子会社化し、航空機投資管理サービス事業へ進出2013年伊藤忠商事米ドール事業の買収加工食品事業とアジア青果事業をまとめて取り込む食料分野の拡大2012年ミスミG本社デイトン買収で金型機能獲得米Dayton Progress・Anchor Lamina買収による金型部品の製造機能取り込み2006年三井海洋開発米SOFEC社を買収借りていた係留技術を自社のものにする全株式取得1990年三菱レイヨンコートルズ・グラフィル買収炭素繊維での成形品重視の川下路線と、米プリプレグ・原糸2社の買収1989年ソニーコロンビア映画を買収CBSレコードに続く連続買収と、ハードとソフトの垂直統合1976年信越化学工業シンテックの完全子会社化テキサス立地を軸とした、原料から塩ビまでの自前での押さえ込み

買収と統合のほかの論点

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