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外資の傘下入り

外資の傘下入りは、国内に支え手がいなくなったときに起きる。1979年のマツダは住友銀行の主導でフォードの資本を受け入れ、1996年にはフォードが出資を引き上げて経営権を握った。日産自動車とルノー三菱自動車とダイムラーも、銀行が救済を担えなくなった後の資本受け入れである。2000年代に入ると担い手が替わる。シャープは官民ファンド案を退けて鴻海精密工業を選び、東芝メモリはベイン連合の手でキオクシアとして切り出された。支え手が銀行から事業会社へ、さらにファンドへ移ったことが、傘下入りを救済から資本取引へ変えた。

財務諸表のどこを見るか

有報の大株主の状況で議決権比率の推移を追う。第三者割当増資なら発行済株式総数と資本剰余金の増加額から希薄化の程度が読め、公開買付けなら公開買付届出書に買付価格の算定根拠が載る。持分法適用会社から連結子会社へ移った期には、のれんの計上と会計方針の変更が同時に起きる。親会社が海外企業に替わると決算期や会計基準がその方針に合わせて変わることがあるため、連結の範囲と適用基準の注記も確かめる。

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