上場企業の経営論点

上場企業の経営論点>再建と危機

不祥事後の信頼回復

企業の不始末は、長く監督官庁と業界の内側で処理されてきた。制度上の開示は期末の有価証券報告書が中心で、不正の判明後に投資家や消費者へ説明する仕組みはなかった。処分の重さは当局との関係で決まり、公表は企業の裁量に残されていた。

帳簿にも損失を隠す余地があった。1970年代後半に、親会社と子会社を合算する連結決算が評価の基準として導入された。それでも、連結の対象外へ移した損失は表に現れなかった。山一證券が含み損を連結対象外の会社へ移したのは、その余地を使った処理である。

隠す余地が狭まったのは1990年代末からである。連結の範囲が広がり、決算を外部の物差しで説明する必要が生じた。2000年に雪印と三菱自動車の不祥事が並ぶと、批判は帳簿の外にも及び、法令を守る姿勢と危機への感度そのものが問われた。焦点は不正の中身よりも、発覚から公表まで何日を要したか、その間に誰が知っていたかだった。開示が遅れれば、不正とは別に、隠したという事実がもう一つの不祥事になる。

追及を退けた企業は重い代償を払った。オリンパスは損失の隠蔽を追及した社長を解任し、東芝では不適切会計の発覚が歴代3社長の引責辞任に及んだ。西武ホールディングスは有価証券報告書の虚偽記載で上場廃止となり、三菱自動車工業は燃費試験データの改ざんを機に日産自動車の傘下へ入った。

一方、先に開示した企業は事業を存続させている。クボタは旧神崎工場の石綿疾病を自主公表して周辺住民へ救済金を支払い、住友商事は銅地金の不正取引で当局への全面協力を最優先した。公表の時点では損害の全容も負担の上限も見えていない。それでも先に公表するのは、第三者に暴かれれば、不正の規模とは無関係に説明の機会を失うためである。

償いを恒久の枠組みに変えた森永乳業のヒ素ミルク中毒事件まで遡っても、開示が先か追及が先かという順序は変わらない。発覚から開示までの日数が、経営陣の進退と資本の独立を左右する。不正の規模は調査が終わるまで確定しないが、開示の日付だけは企業が自ら決められる数少ない条件である。

財務諸表のどこを見るか

不祥事は先に内部統制報告書へ出る。開示すべき重要な不備の有無と、その是正が完了した事業年度を最初に確かめたい。次に訂正有価証券報告書の対象年度をたどり、過年度の損益がどこまで遡って修正されたかを押さえる。監査報告書では意見の種類と、監査上の主要な検討事項に当該論点が入ったかを読む。損益では特別損失の調査費用・和解金・課徴金、製品保証引当金や訴訟損失引当金の繰入額を追う。役員の状況にある取締役の異動と社外取締役の人数が、責任の配分をそのまま表す。

2020年代

2026年エア・ウォーター有価証券報告書の提出延長全社に及ぶ不適切会計と、子会社における資金横領の露見2026年ソニーFGソニー生命の金銭不祥事開示の遅れを問われたグループの対応2026年KDDIビッグローブの架空循環取引広告代理事業の再開断念と過年度3期の決算訂正2026年中部電力浜岡原発の基準地震動データ不正再稼働申請の取り下げと、会長・社長の退任による経営体制の刷新2025年フジ・メディアHD取締役の総入れ替え人権侵害事案を受けた取締役会の刷新と、権限の滞留を断つ制度の導入2025年ニデック会計不正の発覚第三者委員会の設置と、目標必達を優先した業績管理がもたらした経営の破綻2025年三菱UFJFG三菱UFJ銀行の貸金庫窃取事案予備鍵の集約と支店・本部の点検強化による顧客資産の管理体制の改革2025年サンウェルズPDハウスの不正請求発覚調査報告書の受領と訪問看護体制の全面見直し2024年小林製薬紅麹問題で経営陣退任サプリ健康被害の引責による創業家の後退と、統治体制の刷新2024年豊田自動織機エンジン国内認証問題で出荷停止特別調査委員会の指摘を受け入れ、型式指定取消しまで背負った判断2024年カナデビア舶用エンジンの品質不適切行為特別調査委員会の設置と、6分野へ広がった不正の認定2024年川崎重工業海上自衛隊への裏金供与潜水艦事業の裏金と舶用エンジン検査データ改ざんの露呈、そして統治の立て直し2024年IHIIHI原動機の燃費データ改ざん「技術を欺いた」不正の露見2024年トヨタ自動車ダイハツ・日野の認証不正対応グループ3社の不正を受けた開発・認証体制の引き取り2024年SOMPOHDビッグモーター問題と経営刷新保険金不正の発覚を受けた経営陣の総入れ替えとガバナンスの立て直し2024年東京海上HD政策保有株ゼロ化2029年度末までに上場株の残高をなくすと決め、取引関係を株式で結ぶ慣行を捨てた2024年ブックオフGHD架空買取・不適切会計発覚社内調査を外部の特別調査委員会へ委ね、組織的関与の有無を検証2023年ネクステージ営業インセンティブ全廃押し売りの芽を断つ商慣行の見直しと創業者の社長復帰2023年タムロン特別調査委員会の設置と社長辞任社長の交代と、社外取締役が過半数の取締役会による経費監視2023年MS&ADインシュアランスGHD企業保険の保険料調整行為独占禁止法違反の処分を受けた損保2社の再発防止と政策株式の放棄2023年東京海上HD保険料調整事案と業務改善命令子会社の独占禁止法違反による処分と業界慣行の解消2023年中部電力電力カルテルの課徴金275億円命令の取消訴訟を提起しながら、課徴金を特別損失へ計上した二正面の対応2022年日本M&Aセンター不適切会計で決算訂正期ずれで計上した83件の一括訂正と、内部統制の再構築2022年東レUL認証不正の公表と処分一斉調査での自主的な発見と当日の開示、有識者調査委員会への委託2022年日野自動車エンジン認証不正発覚出荷を止めてでもの不正の公表と、認証という前提からの再構築2022年三井住友FG日興証券相場操縦事件傘下証券会社の不正を受けた親会社・三井住友FGの引責とガバナンス対応2021年東洋紡UL規格不正の隠蔽10年に及ぶ試験不正と品質保証部門の事業からの分離2021年ENEOS HDNIPPO談合と親子上場の解消舗装子会社の非公開化とゴールドマン・サックスとの共同保有2021年三菱電機長崎製作所の不正と社長辞任長崎製作所の検査不正発覚と、漆間啓体制での3つの改革2021年京セラケミカル製品のUL認証不正半世紀近く続いた試験サンプルのすり替えと、外部委員会による全容の解明2021年みずほFGMINORI障害の頻発度重なるシステム障害と行政処分——経営責任とガバナンス改革への転換2021年NTT省庁関係者との会食問題社外役員による特別調査委員会の設置と、会食ルールの策定による規律の引き直し2020年三菱マテリアル超硬の取得とアルミの譲渡中期経営戦略の策定と、それにもとづく事業構成の組み替え2020年デンソー燃料ポンプ大規模リコール樹脂製インペラの不具合による回収と、2,297億円の製品保証引当金繰入2020年三井住友トラストG975社分の議決権再集計先付処理の取りやめと、実際に受領した日を基準とする集計への切り替え

2010年代

2019年大和ハウス工業相次ぐ不祥事とガバナンス強化策中国子会社の不正など相次ぐ不祥事と事業本部制への移行2019年積水ハウス地面師事件で会長社長交代議長と招集権者の分離による権限集中の解消と経営体制の刷新2019年日本郵政かんぽ生命の不適切募集契約乗換をめぐる調査と、3社長の引責・グループ統治の立て直し2019年三菱自動車指名委員会等設置会社への移行監査役会を廃し、社外取締役12名と三委員会に執行の監督を委ねる体制への組み替え2019年MTG京セラから会長を招聘不適切な会計処理を受けた取締役会の刷新2019年イオンカジタク不正会計の一括計上孫会社の過年度の誤りを遡及修正せず、当期の損益で受け止めたグループの判断2019年関西電力高浜町元助役からの金品受領第三者委員会の設置と指名委員会等設置会社への移行2018年大成建設リニア談合事件で起訴公訴事実は独占禁止法違反に当たらないとして争う道の選択2018年大林組リニア談合で第三者委員会設置争わずに罰金と営業停止を受け、原因究明を外部へ預けた選択2018年鹿島建設リニア談合事件で無罪主張競争そのものが存在しなかったとして最高裁まで争う道の選択2018年ジャストシステム特別調査委員会と過年度決算訂正元従業員の無断取引を受けた4期分の決算訂正と内部統制の立て直し2018年TOYOTIRE三菱商事と資本業務提携工場の建設資金と海外の販路・人材を、1社への新株割当で得た選択2018年日産自動車ゴーン会長の逮捕一人に集まった権力の解体と、指名委員会等設置会社への移行2018年スズキ燃費・完成検査不正二度の検査不正の発覚と、外部調査・リコール・1,700億円規模の再発防止投資2018年伊藤忠商事制服販売業務の独占禁止法違反4件の排除措置命令と、調査が始まる前に自ら取り止めた違反行為2018年モスフードサービスO121食中毒事故の公表腸管出血性大腸菌による健康被害の自主開示と、全店の衛生総点検2018年スルガ銀行シェアハウス融資問題と業務改善計画創業家本位の風土の是正と創業家との関係解消、不動産融資の縮小2017年富士フイルム富士ゼロックスの会計問題と決算訂正豪州・ニュージーランドの販売子会社の不適切会計と4期の決算訂正2017年神戸製鋼所品質データ改ざんを公表名門の信頼失墜と、経営刷新による再建への着手2017年三菱マテリアル品質データ改ざん発覚連結子会社5社で相次いだ不適合品の出荷と、グループガバナンスの立て直し2017年ベイカレントフューチャーの営業秘密訴訟請求を争い引当金を計上しない方針と、元従業員の逮捕への謝罪2017年NEC消防救急無線と電力機器の受注調整排除措置命令と課徴金納付命令を受け、公正取引の審査と教育を組み直した対応2017年日産自動車完成検査の無資格発覚国内全工場の出荷停止と大規模リコールに至った、量産体制への信頼の失墜2016年DeNAWELQ問題で全サイト非公開キュレーションプラットフォーム事業の全面停止と、事実調査を社外へ委ねた危機対応2016年電通G「電通労働環境改革本部」の発足と社長交代書類送検を受けた長時間労働の撲滅と2年間の働き方の見直し2016年富士通東京電力向け受注調整の処分中部電力事案の課徴金減免申請による自主申告2016年三菱自動車燃費不正で日産傘下入り試験データ改ざんの発覚と、自主独立を捨てた資本の受け入れ2015年MIXIフンザを115億円買収モンスト一本足からの脱却を狙ったチケット売買事業への参入と、その閉鎖2015年旭化成杭打ちデータ偽装子会社・旭化成建材での発覚を受けた全国物件の自主調査と開示2015年東芝利益水増しの発覚と経営陣退任不正会計(不適切会計)の発覚と歴代3社長の引責辞任2014年日本マクドナルドビジネスリカバリープランの始動期限切れ鶏肉問題で崩れた客足を、戦略的閉店と店舗改装で2年かけて取り戻すまで2014年大王製紙大王パッケージの排除措置命令受諾段ボールの取引をめぐる命令を争わず、審判請求を見送った判断2014年タカタ全米リコール拡大を拒否NHTSAの要請を受け入れず原因究明を優先させる選択2014年みずほFG委員会設置会社へ移行監督と経営の分離と社外取締役中心の3委員会への組み替え2014年日本郵船自動車船カルテルの課徴金受諾排除措置命令を争わず131億円を納め、対応の軸を海外当局へ移した選択2014年商船三井自動車船カルテルで課徴金減免申請立入検査より前に違反行為を止め、自ら申告する立場に転じて命令を免れた選択2013年Umiosアクリフーズ事件と6社合併農薬混入事件への危機対応と、グループ中核6社を1社へ統合する純粋持株会社体制の解消2013年関電工東京電力発注工事で営業停止独占禁止法違反の命令確定を受け、主戦場である民間工事の営業を止めた対応2013年日本精工ベアリングカルテルの各国制裁国内の課徴金納付命令には審判で争い、米欧中の罰金と制裁金は早期に受け入れた対応2012年大王製紙北越紀州製紙経由で株式取得創業家との資本関係の解消と、関連会社等株式の買い戻し2012年日本触媒姫路製造所のアクリル酸プラント爆発事故成長計画を1年止めた復旧の優先と、安全を最上位とする社是の再明示2012年沖電気工業スペイン子会社の不適切会計と決算訂正5期分の訂正による純資産262億円の減額と子会社の営業休止2012年オリンパスソニーとの資本業務提携大手からの資本の受け入れと、医療分野での合弁の立ち上げ2012年大和証券G本社大和証券内部者取引事案子会社の元社員の関与認定を受けた調査委員会の設置と内部管理態勢の立て直し2011年オリンパスウッドフォード氏解任損失飛ばしの粉飾決算と、それを追及した社長の排除2010年古河電工光ファイバとワイヤーハーネスのカルテル第三者調査委員会の設置と各国当局への対応2010年住友電工ワイヤーハーネス国際カルテル日欧中の当局の摘発と競争法コンプライアンス規程の制定2010年フジクラ光ファイバケーブルの課徴金納付4年続いた独占禁止法違反の摘発に、課徴金の納付と法令遵守体制の立て直しで応じた2010年カナデビアごみ焼却炉談合の課徴金確定公正取引委員会の審決を争いながら49億円を納付した選択

2000年代

2009年楽天G楽天証券への業務停止命令三年半に三度の行政処分を招いたシステム障害の再発と、子会社の管理体制の立て直し2009年セイコーエプソンEpson America傘下の不適切な経理処理内部統制報告制度の初年度に重要な欠陥を開示し、海外子会社の管理を立て直した判断2009年パナソニックMTPDのブラウン管カルテル排除措置命令と欧州委員会の制裁金を争い、8年をかけて確定した独占禁止法違反2009年シャープTFT液晶カルテルの罰金合意米国では争わず日本では審判で争った、国際カルテル調査への二重の応じ方2009年三井物産九州支社と機能化学品の循環取引内部統制を有効と報告した期の架空取引の判明と再発防止策2008年伊藤忠商事エタノール取引の不適切会計15年以上続いた在庫操作の一括処理と、人事ローテーションの制度化2007年グッドウィルGコムスン全介護事業を譲渡指定取消相当の通知を受けての介護事業からの全面撤退2007年日立製作所ガス絶縁開閉装置の課徴金取消訴訟欧州委員会の納付命令を受け入れず4年8か月争い、棄却されて納付した選択2007年三井E&S鋼橋・し尿・水門の談合事件公共工事をめぐる三件の独占禁止法違反と、45日間の営業停止を経た体制の立て直し2007年IHI有価証券報告書の虚偽記載工事の見積誤りが招いた過年度決算の訂正と課徴金納付命令2007年ブックオフGHD不適切な売上計上と有価証券報告書の訂正役員の近親者が関わる取引の未開示にともなう第13〜15期の訂正と、代表権の一本化2006年荏原製作所公共工事入札談合事件公共工事の入札をめぐる摘発と、経営体制の刷新による再発防止2006年栗田工業し尿処理談合で官公需撤退入札談合の摘発を受けた官公需の建設工事事業からの全面撤退2005年トレンドマイクロパターンファイル配信不具合大規模PC障害と信頼回復への社内改革2005年クボタ旧神崎工場の石綿公表疾病の自主公表と、周辺住民への見舞金・救済金の支払い2005年西日本旅客鉄道福知山線事故後の安全改革安全性向上計画から安全基本計画へ、安全の経営計画の根幹への据え直し2004年鐘紡産業再生機構に支援要請花王への化粧品事業売却の断念と、産業再生機構の下での解体的再建の選択2004年ライブドア株式100分割の実施投資事業組合を用いた自社株売却益の営業利益計上2004年タダノラフテレーンクレーンのリコール死亡事故を受けた15,278台の届出と、製品安全委員会・CSR体制の新設2004年西武HDコクド保有株の過小記載と上場廃止親会社の持株の訂正開示と、1949年から続いた東証での株式売買の終了2004年関西電力美浜3号機の配管破損事故全原発停止に至った安全対策の見直しと、保守を担うサポート子会社の再編2003年荏原製作所ACT'95でガス化溶融炉参入ポンプ依存からの脱却とダイオキシン規制下の環境事業への傾斜2003年日本興亜損害保険12日間の業務停止命令代理店の違法な生保募集による代理店名の非公表2002年雪印メグミルク市乳事業の分離と日本ミルクコミュニティ発足牛乳事業の農協系新会社への移管と、チーズ・バターへの本体の集中2002年日本ハム日本フードの牛肉偽装と経営刷新創業者の全役職からの退任と、品質保証部・社外相談窓口の新設2002年三井物産国後島不正入札問題強弁の会見からの社長交代と、数字より倫理を掲げた法令順守の再構築2001年ブリヂストンファイアストンで自主回収米国での欠陥タイヤ問題と、大規模なリコールへの踏み切り2000年ニプロアンプル生地管の独占販売独占販売権を用いた輸入品の締め出しと、公正取引委員会の排除勧告2000年光通信HIT SHOP架空契約発覚契約実態のない売上計上の露見を受けた携帯電話小売からの撤退

1990年代

1999年ニチメン不正手形取引と社内カンパニー制の導入最大100億円の回収不能懸念を機に進めた、撤退基準の統一と営業組織の集約1998年日商岩井エヌ・アイ・ファイナンス整理金融子会社の清算と、特別損失1610億円の計上1997年三菱石油泉井事件で会長辞任山田菊男会長の引責と泉谷良彦社長の続投という責任の分担1997年三井ハイテック荒川勇二の社外監査役招へい型破りな社外監査役を招いた取締役会改革1997年三菱自動車総会屋事件で中村院政終焉利益供与の発覚が長期支配体制を断ち切り、経営陣の刷新に至った局面1997年高島屋総会屋利益供与訴訟が和解株主代表訴訟の請求の全面的な受け入れ1997年松坂屋利益供与事件での引責退陣総会屋への利益供与事件を受けた経営陣の退任と、不採算店舗の閉鎖・人員削減1997年第一勧業銀行総会屋融資の隠蔽発覚取締役21人の辞任と相談役の一掃、外部の目を入れた業務監査体制への移行1997年野村HD総会屋事件とリーガル・スーパーバイザー設置取締役20人の退任と、社外の弁護士が加わる内部管理役員会の新設1996年住友商事浜中事件の損失公表銅地金の不正取引の発覚に際し、当局への全面協力を最優先した危機対応1995年ツムラツムラ化粧品など子会社の整理経営改善3カ年計画による化粧品・米国子会社の整理と医療用漢方製剤への回帰1994年U-NEXT HOLDINGS有線音楽放送正常化協議会へ表明電柱の無断共架から、所有者の承諾と共架料の支払いへの切り替え1993年岡三証券G業界最長の1年研修新入社員研修の2週間から1年間への延長と、支店への「新入営業課」の設置1992年SGHD東京佐川急便事件で退場創業者・佐川清氏の経営からの退場と、創業者支配の終わり1991年日本航空電子工業ミサイル部品不正輸出事件事件をめぐる株主代表訴訟と、そこで確定した取締役個人の責任1991年日本興業銀行東洋信金事件の焦げ付き架空の預金証書を担保とした料亭経営者への2400億円融資1991年山一證券飛ばし損失のペーパーカンパニーへの簿外移転取引先の含み損の自社への引き取りと、関係会社のペーパーカンパニーへの隠蔽1991年野村HD田淵義久氏の引責辞任と酒巻英雄氏への継承社長・会長の退任と、創業時の精神への回帰を掲げた組織の見直し1991年関西電力美浜2号機の細管破断事故事故を受けた自主保安体制の立て直し

1980年代

1970年代

1960年代

1950年代

1900年代

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不祥事後の取締役会改革46事例

2025年フジ・メディアHD取締役の総入れ替え人権侵害事案を受けた取締役会の刷新と、権限の滞留を断つ制度の導入2024年小林製薬紅麹問題で経営陣退任サプリ健康被害の引責による創業家の後退と、統治体制の刷新2024年豊田自動織機エンジン国内認証問題で出荷停止特別調査委員会の指摘を受け入れ、型式指定取消しまで背負った判断2024年カナデビア舶用エンジンの品質不適切行為特別調査委員会の設置と、6分野へ広がった不正の認定2024年川崎重工業海上自衛隊への裏金供与潜水艦事業の裏金と舶用エンジン検査データ改ざんの露呈、そして統治の立て直し2024年トヨタ自動車ダイハツ・日野の認証不正対応グループ3社の不正を受けた開発・認証体制の引き取り2023年タムロン特別調査委員会の設置と社長辞任社長の交代と、社外取締役が過半数の取締役会による経費監視2023年東京海上HD保険料調整事案と業務改善命令子会社の独占禁止法違反による処分と業界慣行の解消2022年三井住友FG日興証券相場操縦事件傘下証券会社の不正を受けた親会社・三井住友FGの引責とガバナンス対応2021年ENEOS HDNIPPO談合と親子上場の解消舗装子会社の非公開化とゴールドマン・サックスとの共同保有2021年みずほFGMINORI障害の頻発度重なるシステム障害と行政処分——経営責任とガバナンス改革への転換2021年NTT省庁関係者との会食問題社外役員による特別調査委員会の設置と、会食ルールの策定による規律の引き直し2020年三井住友トラストG975社分の議決権再集計先付処理の取りやめと、実際に受領した日を基準とする集計への切り替え2019年大和ハウス工業相次ぐ不祥事とガバナンス強化策中国子会社の不正など相次ぐ不祥事と事業本部制への移行2019年日本郵政かんぽ生命の不適切募集契約乗換をめぐる調査と、3社長の引責・グループ統治の立て直し2019年三菱自動車指名委員会等設置会社への移行監査役会を廃し、社外取締役12名と三委員会に執行の監督を委ねる体制への組み替え2019年MTG京セラから会長を招聘不適切な会計処理を受けた取締役会の刷新2019年関西電力高浜町元助役からの金品受領第三者委員会の設置と指名委員会等設置会社への移行2018年大成建設リニア談合事件で起訴公訴事実は独占禁止法違反に当たらないとして争う道の選択2018年大林組リニア談合で第三者委員会設置争わずに罰金と営業停止を受け、原因究明を外部へ預けた選択2018年ジャストシステム特別調査委員会と過年度決算訂正元従業員の無断取引を受けた4期分の決算訂正と内部統制の立て直し2018年スルガ銀行シェアハウス融資問題と業務改善計画創業家本位の風土の是正と創業家との関係解消、不動産融資の縮小2017年富士フイルム富士ゼロックスの会計問題と決算訂正豪州・ニュージーランドの販売子会社の不適切会計と4期の決算訂正2017年三菱マテリアル品質データ改ざん発覚連結子会社5社で相次いだ不適合品の出荷と、グループガバナンスの立て直し2016年富士通東京電力向け受注調整の処分中部電力事案の課徴金減免申請による自主申告2014年みずほFG委員会設置会社へ移行監督と経営の分離と社外取締役中心の3委員会への組み替え2014年日本郵船自動車船カルテルの課徴金受諾排除措置命令を争わず131億円を納め、対応の軸を海外当局へ移した選択2014年商船三井自動車船カルテルで課徴金減免申請立入検査より前に違反行為を止め、自ら申告する立場に転じて命令を免れた選択2013年日本精工ベアリングカルテルの各国制裁国内の課徴金納付命令には審判で争い、米欧中の罰金と制裁金は早期に受け入れた対応2012年沖電気工業スペイン子会社の不適切会計と決算訂正5期分の訂正による純資産262億円の減額と子会社の営業休止2011年オリンパスウッドフォード氏解任損失飛ばしの粉飾決算と、それを追及した社長の排除2010年古河電工光ファイバとワイヤーハーネスのカルテル第三者調査委員会の設置と各国当局への対応2009年楽天G楽天証券への業務停止命令三年半に三度の行政処分を招いたシステム障害の再発と、子会社の管理体制の立て直し2009年セイコーエプソンEpson America傘下の不適切な経理処理内部統制報告制度の初年度に重要な欠陥を開示し、海外子会社の管理を立て直した判断2008年伊藤忠商事エタノール取引の不適切会計15年以上続いた在庫操作の一括処理と、人事ローテーションの制度化2007年三井E&S鋼橋・し尿・水門の談合事件公共工事をめぐる三件の独占禁止法違反と、45日間の営業停止を経た体制の立て直し2006年荏原製作所公共工事入札談合事件公共工事の入札をめぐる摘発と、経営体制の刷新による再発防止2005年西日本旅客鉄道福知山線事故後の安全改革安全性向上計画から安全基本計画へ、安全の経営計画の根幹への据え直し2003年日本興亜損害保険12日間の業務停止命令代理店の違法な生保募集による代理店名の非公表2002年三井物産国後島不正入札問題強弁の会見からの社長交代と、数字より倫理を掲げた法令順守の再構築1997年第一勧業銀行総会屋融資の隠蔽発覚取締役21人の辞任と相談役の一掃、外部の目を入れた業務監査体制への移行1997年野村HD総会屋事件とリーガル・スーパーバイザー設置取締役20人の退任と、社外の弁護士が加わる内部管理役員会の新設1994年U-NEXT HOLDINGS有線音楽放送正常化協議会へ表明電柱の無断共架から、所有者の承諾と共架料の支払いへの切り替え1991年日本航空電子工業ミサイル部品不正輸出事件事件をめぐる株主代表訴訟と、そこで確定した取締役個人の責任1991年関西電力美浜2号機の細管破断事故事故を受けた自主保安体制の立て直し1909年大日本製糖日糖疑獄事件が発覚関税還付の期限延長を狙った代議士買収と粉飾の露見、全重役の辞職と藤山雷太氏の招聘

不祥事による経営陣の退任17事例

2023年ネクステージ営業インセンティブ全廃押し売りの芽を断つ商慣行の見直しと創業者の社長復帰2023年タムロン特別調査委員会の設置と社長辞任社長の交代と、社外取締役が過半数の取締役会による経費監視2021年三菱電機長崎製作所の不正と社長辞任長崎製作所の検査不正発覚と、漆間啓体制での3つの改革2021年みずほFGMINORI障害の頻発度重なるシステム障害と行政処分——経営責任とガバナンス改革への転換2019年積水ハウス地面師事件で会長社長交代議長と招集権者の分離による権限集中の解消と経営体制の刷新2018年日産自動車ゴーン会長の逮捕一人に集まった権力の解体と、指名委員会等設置会社への移行2016年電通G「電通労働環境改革本部」の発足と社長交代書類送検を受けた長時間労働の撲滅と2年間の働き方の見直し2015年東芝利益水増しの発覚と経営陣退任不正会計(不適切会計)の発覚と歴代3社長の引責辞任2007年ブックオフGHD不適切な売上計上と有価証券報告書の訂正役員の近親者が関わる取引の未開示にともなう第13〜15期の訂正と、代表権の一本化1997年三菱石油泉井事件で会長辞任山田菊男会長の引責と泉谷良彦社長の続投という責任の分担1997年三菱自動車総会屋事件で中村院政終焉利益供与の発覚が長期支配体制を断ち切り、経営陣の刷新に至った局面1997年松坂屋利益供与事件での引責退陣総会屋への利益供与事件を受けた経営陣の退任と、不採算店舗の閉鎖・人員削減1997年第一勧業銀行総会屋融資の隠蔽発覚取締役21人の辞任と相談役の一掃、外部の目を入れた業務監査体制への移行1997年野村HD総会屋事件とリーガル・スーパーバイザー設置取締役20人の退任と、社外の弁護士が加わる内部管理役員会の新設1992年SGHD東京佐川急便事件で退場創業者・佐川清氏の経営からの退場と、創業者支配の終わり1991年野村HD田淵義久氏の引責辞任と酒巻英雄氏への継承社長・会長の退任と、創業時の精神への回帰を掲げた組織の見直し1909年大日本製糖日糖疑獄事件が発覚関税還付の期限延長を狙った代議士買収と粉飾の露見、全重役の辞職と藤山雷太氏の招聘

再建と危機のほかの論点

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