ブックオフグループホールディングス の歴史

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創業 1990年
創業者 坂本孝
創業地 神奈川県相模原市
創業
1990年、坂本孝氏が神奈川県相模原市に古本店『BOOKOFF』の1号店を開設した。翌1991年10月からフランチャイズ・チェーンの全国展開に入り、1994年に中古CD・ビデオ、2000年前後には衣料とホビーまで取扱いを広げる。2004年に東京証券取引所第二部、2005年に第一部へ上場し、リユース業で初の一部上場企業となった。ただし短期間の拡大は創業者への権限集中と裏表で、内部統制の整備は途上にあった。2007年には取引先から計7億4200万円の私的リベートを受領していた坂本氏が引責辞任し、経営体制の刷新に至っている。
決断
仕入れ先が客そのものだから、店を置いた場所がそのまま調達の量になる。1990年代初頭、坂本孝氏は本の中身ではなく汚れ具合で値を決める標準化買取をフランチャイズで複製した。定価の1割を上限に汚れの程度で買値を数段階に分け、半額で売り、数か月売れない本は百円棚へ下げる。『目利き10年』と言われた査定をアルバイトでも担える作業へ落としたことで、加盟店は現地で買い取って現地で売る自給自足の運営ができるようになった。1994年から商材を中古CD・ビデオ、衣料、ホビーへ足したのも、同じ棚から買い取れる範囲を広げる作業である。一方、2008年に譲り受けた青山ブックセンターなどの新刊書店では客が在庫を持ち込まず、買って磨いて値を付ける経済が働かないまま店舗整理が続いた。
現況
売上高営業利益率3.4%という薄さが、この業態の設計そのものである。2026年5月期の連結売上高は1301億円、営業利益は44億円だった。売上総利益率56.7%は小売として厚いが、販売費及び一般管理費が694億円かかる。買値を定価の1割に抑えて粗利を大きく取り、厚くした粗利を店頭での査定・清掃・値付けの人件費と賃料が食う構造だからである。2025年5月期のセグメント売上は国内ブックオフ事業1043億円が全体の89%を占め、プレミアムサービス事業72億円、海外事業62億円が続いた。2024年には従業員による架空買取と不適切会計で特別調査委員会を設置した。費用の大半が店頭の作業に張り付いているため、店を閉じれば買取そのものが減り、費用の削減が売上の削減へ直結する。
競合
争う相手はフリマアプリだが、同じ客を取り合っているわけではない。メルカリは2013年に即決価格のフリマとして設計し、売り手が自分で値を付けて買い手を待つ市場を作った。ブックオフに持ち込む側は値付けも発送もせず、その場で現金を受け取る。堀内康隆社長はリユース市場がBtoCとCtoCに分かれ、利用動機が異なるために共存していると説明している。ただし本やCDの買取が分散し、国内の出店余地が縮んだことは動かない。そこで市場が約2700億円へ伸びたトレーディングカード、高単価の宝飾、加盟店任せから直営へ切り替えた海外を買収で継ぎ足した。同じ買取の作法を単価の高い商材へ移すことが、1店あたりの売上を拡大する手段になっている。
ブックオフグループホールディングス:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
1999年3月期2025年5月期

創業ストーリー 中古本のチェーン化と東証一部上場 (1990年〜)

古書店業界の慣行を破った「素人でも買い取れる」買取モデル

1990年5月、坂本孝氏が神奈川県相模原市に第1号店[1]『BOOKOFF相模原・古淵店』を開業した[2]。当時の古書店業界は、書籍の希少性・初版・装丁の状態などを目利きが鑑定し、1冊ごとに値付けする業態が主流で、買取・販売とも経験を積んだ専門家が担う閉じた市場だった。書籍の中身ではなく汚れ具合で値付けする方式により、アルバイトでも買取査定ができる仕組みを実現した。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1990年5月 坂本孝氏が相模原市にBOOKOFF第1号店を開業
  • 2020AIM 1994年「ブックオフ坂本孝氏」
    • [2]創業者は坂本孝

1991年8月、中古本の仕入・販売を目的として相模原市に㈱ザ・アール(資本金10百万円)を設立し[3][4]、同年10月から『BOOKOFF』の全国フランチャイズチェーン展開を開始した。[5]チェーン展開の速度は1990年代の小売業界としては突出した水準で、フランチャイズ加盟希望者に対して買取マニュアル・店舗運営マニュアル・POSシステム・物流網を一括提供する仕組みが整備された。1992年6月には商号をブックオフコーポレーション㈱に変更した[6]。フランチャイズ展開と直営店展開を並走させ、店舗数は1990年代後半に全国800店舗超まで拡大した。[7]

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [3]1991年8月 相模原市に㈱ザ・アール(資本金10百万円)を設立
    • [4]ザ・アール設立時資本金は10百万円
    • [5]1991年10月 BOOKOFFの全国フランチャイズチェーン展開を開始
    • [6]1992年6月 商号をブックオフコーポレーション㈱に変更
  • ブックオフグループホールディングス 沿革
    • [7]店舗数は1990年代後半に全国800店舗超まで拡大
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1990年5月 坂本孝氏が相模原市にBOOKOFF第1号店を開業
    • [3]1991年8月 相模原市に㈱ザ・アール(資本金10百万円)を設立
    • [4]ザ・アール設立時資本金は10百万円
    • [5]1991年10月 BOOKOFFの全国フランチャイズチェーン展開を開始
    • [6]1992年6月 商号をブックオフコーポレーション㈱に変更
  • 2020AIM 1994年「ブックオフ坂本孝氏」
    • [2]創業者は坂本孝
  • ブックオフグループホールディングス 沿革
    • [7]店舗数は1990年代後半に全国800店舗超まで拡大

取扱商材の拡張とITバブル期の急成長

1994年10月、中古CD(コンパクトディスク)・中古ビデオの仕入・販売を開始[8]した。1997年7月、形式上の存続会社である[9]ブックオフコーポレーション㈱(旧㈱橘屋)と合併し、1990年代の急拡大期にあわせて法人構造を整理した。1999年4月には中古子供用品の取扱いを開始し、[10]10月にはアメリカ合衆国での『BOOKOFF』店舗運営を行うBOOKOFF U.S.A. INC.を設立して海外進出を果たした。[11]

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [8]1994年10月 中古CD・中古ビデオの仕入・販売を開始
    • [9]1997年7月 形式上の存続会社ブックオフコーポレーション㈱(旧㈱橘屋)と合併
    • [10]1999年4月 中古子供用品の取扱いを開始
    • [11]1999年10月 米国にBOOKOFF U.S.A. INC.を設立し海外進出

2000年1月に中古スポーツ用品、4月に中古衣料・中古アクセサリー等へ取扱品目を拡大し、[12][13]12月には複合店『BOOKOFF中古劇場多摩永山』[引用元](現『BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山』[引用元])をオープンした。[14]本・CD・ビデオ・子供用品・スポーツ用品・衣料を1店舗で扱う複合店は、それまでの書籍特化型店舗とは異なる業態として位置付けられた。2002年2月には商品・備品の供給及び保管管理を行うブックオフ物流㈱(2014年4月にブックオフコーポレーションに吸収合併)を設立し、[15]全国チェーンを支える物流網を整備した。本社・FC・直営の三者間で在庫を融通する仕組みが、店舗数の拡大と取扱品目の多様化を支えた。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [12]2000年1月 中古スポーツ用品の取扱いを開始
    • [13]2000年4月 中古衣料・中古アクセサリー等の取扱いを開始
    • [14]2000年12月 複合店BOOKOFF中古劇場多摩永山(現BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山)をオープン
    • [15]2002年2月 ブックオフ物流㈱を設立(2014年4月にブックオフコーポレーションに吸収合併)
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [8]1994年10月 中古CD・中古ビデオの仕入・販売を開始
    • [9]1997年7月 形式上の存続会社ブックオフコーポレーション㈱(旧㈱橘屋)と合併
    • [10]1999年4月 中古子供用品の取扱いを開始
    • [11]1999年10月 米国にBOOKOFF U.S.A. INC.を設立し海外進出
    • [12]2000年1月 中古スポーツ用品の取扱いを開始
    • [13]2000年4月 中古衣料・中古アクセサリー等の取扱いを開始
    • [14]2000年12月 複合店BOOKOFF中古劇場多摩永山(現BOOKOFF SUPER BAZAAR 多摩永山)をオープン
    • [15]2002年2月 ブックオフ物流㈱を設立(2014年4月にブックオフコーポレーションに吸収合併)

2004年東証二部上場と2007年坂本創業者退任

2004年3月、ブックオフコーポレーション[16]は東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。1990年の1号店開業から14年目、フランチャイズ展開開始から13年目での上場である。2005年3月には東証市場第一部に指定替えとなり、リユース業界初[17]の一部上場企業となった。上場時の連結売上高は500億円超で[18]、フランチャイズ店舗運営による加盟料・ロイヤリティ収入と直営店売上が業績の二本柱を形成していた。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [16]2004年3月 ブックオフコーポレーションが東証市場第二部に株式上場
    • [17]2005年3月 東証市場第一部に指定替え(リユース業界初の一部上場)
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [18]上場時の連結売上高は500億円超(FY03 2004年3月期 344億円→FY07 2008年3月期 504億円の水準帯)

2007年4月、プラモデル・フィギュア等の中古ホビー商材の取扱いを開始し、[19]8月には子会社ブックオフオンライン㈱がインターネット上のリユースショップ『BOOKOFF Online』運営を開始した。[20]実店舗とECサイトの並走は、買取・販売の両面で顧客接点を多層化する施策だった。一方、同年6月、坂本創業者は会長辞任後に退任した。背景には複数の取引先からのリベート受領問題があり、創業者の退任でガバナンス上の幕引きを図った。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [19]2007年4月 プラモデル・フィギュア等の中古ホビー商材の取扱いを開始
    • [20]2007年8月 子会社ブックオフオンライン㈱がBOOKOFF Onlineの運営を開始

坂本創業者の退任後、マッキンゼー出身で1997年入社の佐藤弘志氏が2007年6月に社長[21]へ就任した。[22]中古に新刊を組み合わせる業態拡張は、書籍小売業界の再編期において『リユース総合商社』を目指す方針への転換を意味した。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [21]佐藤弘志氏(マッキンゼー出身・1997年入社)が2007年6月に社長へ就任
    • [22]2008年11月 洋販ブックサービス㈱より「青山ブックセンター」「流水書房」の新刊事業を譲受
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [16]2004年3月 ブックオフコーポレーションが東証市場第二部に株式上場
    • [17]2005年3月 東証市場第一部に指定替え(リユース業界初の一部上場)
    • [19]2007年4月 プラモデル・フィギュア等の中古ホビー商材の取扱いを開始
    • [20]2007年8月 子会社ブックオフオンライン㈱がBOOKOFF Onlineの運営を開始
    • [21]佐藤弘志氏(マッキンゼー出身・1997年入社)が2007年6月に社長へ就任
    • [22]2008年11月 洋販ブックサービス㈱より「青山ブックセンター」「流水書房」の新刊事業を譲受
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
    • [18]上場時の連結売上高は500億円超(FY03 2004年3月期 344億円→FY07 2008年3月期 504億円の水準帯)

LOVE USED ブランドの確立と新刊書店事業の苦戦

2009年11月、『BOOKOFF SUPER BAZAAR』の屋号として初の複合店『BOOKOFF SUPER BAZAAR 鎌倉大船』[引用元]がオープンした[23]。中古本・CD・ゲーム・衣料・スポーツ用品・ホビー商材を1店舗で扱う1,000坪超の店舗は[24]、それまでの中型店中心の展開とは異なる業態として位置付けられた。2010年10月にはグループの障がい者雇用促進を目的としてビーアシスト㈱を設立し、同年12月に厚生労働省より特例子会社として認定[25]を受けた。社会的雇用責任とリユース業の現場作業を結びつける施策だった。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [23]2009年11月 SUPER BAZAAR屋号初の複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR 鎌倉大船」をオープン
    • [25]2010年10月 ビーアシスト㈱を設立、同年12月に特例子会社として認定
  • ブックオフグループホールディングス 沿革
    • [24]鎌倉大船店は1,000坪超の店舗

松下展千氏が社長に就任した。松下社長は『LOVE USED』をブランディングの中核[26]に据え、中古品流通の総合事業者としてのブランド統一を進めた。2011年12月には中古携帯電話の取扱いを開始し[27]、リユース対象を電子機器へも拡張した。2013年1月にはフランチャイズ加盟店である㈱ブックオフウィズの株式を一部譲り受けて子会社化、4月には店舗型ビジネスに限定しないリユース業を運営する㈱ハグオールを設立した(2018年3月ブックオフオンライン[28]㈱に吸収合併)。

  • 現代ビジネス(講談社)(松下展千氏 談)
    • [26]松下社長は「LOVE USED」をブランディングの中核に据えた
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [27]2011年12月 中古携帯電話の取扱いを開始
    • [28]2013年1月 ㈱ブックオフウィズを子会社化、4月に㈱ハグオールを設立(2018年3月ブックオフオンライン㈱に吸収合併)

新刊書店事業の収益貢献は限定的で、2014〜2015年にかけてTSUTAYA事業(31店舗)の日本出版販売への譲渡、直営20店舗を含む22店舗の閉鎖・撤退といった事業整理が続いた。2015年3月期の決算で直営20店舗を含む22店舗を当期閉鎖し撤退損失を計上、2016年3月期には来期も6店舗追加閉鎖を予告[29]するなど、不採算店舗の整理を継続的に実施した。販売促進手法・セールやサービス券のあり方を抜本見直しし、個店販促から全体販促への切替を進めたが、利益率の改善には時間を要した。

  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2015年3月期)
    • [29]TSUTAYA事業31店舗の日本出版販売への譲渡、直営20店舗含む22店舗の閉鎖・撤退(FY14 2015年3月期に当期閉鎖、FY15で来期6店舗追加閉鎖を予告)
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [23]2009年11月 SUPER BAZAAR屋号初の複合店「BOOKOFF SUPER BAZAAR 鎌倉大船」をオープン
    • [25]2010年10月 ビーアシスト㈱を設立、同年12月に特例子会社として認定
    • [27]2011年12月 中古携帯電話の取扱いを開始
    • [28]2013年1月 ㈱ブックオフウィズを子会社化、4月に㈱ハグオールを設立(2018年3月ブックオフオンライン㈱に吸収合併)
  • ブックオフグループホールディングス 沿革
    • [24]鎌倉大船店は1,000坪超の店舗
  • 現代ビジネス(講談社)(松下展千氏 談)
    • [26]松下社長は「LOVE USED」をブランディングの中核に据えた
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2015年3月期)
    • [29]TSUTAYA事業31店舗の日本出版販売への譲渡、直営20店舗含む22店舗の閉鎖・撤退(FY14 2015年3月期に当期閉鎖、FY15で来期6店舗追加閉鎖を予告)

2014年ヤフー資本提携と純粋持株会社化

2014年4月、ヤフー㈱との資本業務提携契約を締結した。ヤフーは第三者割当による新株式・転換社債型新株予約権付社債を引き受け、ブックオフはヤフーのリユース・C2Cプラットフォーム(ヤフオク・ヤフーショッピング)との連携を模索した。[30]提携の狙いは、実店舗で買い取った商品をオンラインに流す逆方向のリユースを含む、店舗・EC統合型のリユースビジネスを構築することにあった。2015年5月にはフランチャイズ加盟店㈱ブックレットの全株式を譲り受けて子会社化し、国内での『BOOKOFF』店舗運営を目的として㈱ブックオフ沖縄を設立した[31]

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [30]2014年4月 ヤフー㈱との資本業務提携契約を締結(第三者割当による新株式・転換社債型新株予約権付社債の引受)
    • [31]2015年5月 ㈱ブックレットを子会社化、㈱ブックオフ沖縄を設立

2016年1月、国内ブックレビューコミュニティサイト運営の㈱ブクログの全株式を譲り受けて子会社化し、[32]7月にはマレーシアでのリユース店舗運営を目的とした㈱コイケとKOIKE MALAYSIA SDN.BHD.との3社で締結された株主間契約に基づき、KOIKE MALAYSIA SDN.BHD.が設立したBOK MARKETING SDN.BHD.に出資して子会社化した。[33]11月にはマレーシアで子会社BOK MARKETING SDN.BHD.がリユース店舗Jalan Jalan Japan OneCity店を運営開始し[34]、海外展開はアジア市場へ拡張した。2017年4月にはフランチャイズ加盟店㈱マナス[35]の全株式を譲り受けて子会社化し、フランチャイズ網の本部直営化を継続した。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [32]2016年1月 ㈱ブクログを子会社化
    • [33]2016年7月 マレーシアでKOIKE等3社の株主間契約に基づきBOK MARKETING SDN.BHD.に出資し子会社化
    • [34]2016年11月 マレーシアでBOK MARKETINGがJalan Jalan Japan OneCity店を運営開始
    • [35]2017年4月 ㈱マナスを子会社化

2017年4月、松下社長は退任し、堀内康隆氏が社長に昇格[36]した。同社は堀内康隆社長就任前の2016年3月期・2017年3月期と既に2期連続の最終赤字に陥っており、堀内康隆社長就任初年度の2018年3月期も、減損損失と繰延税金資産取り崩しに伴う法人税等調整額計上で3期連続の最終赤字となった[37]堀内康隆社長は方針として、ハグオール事業の抜本改革・買取チャネルの選択と集中・物流センター縮小・不採算店舗撤退の4本柱を提示した。2019年3月期にはハグオール事業の抜本的改革を中期経営方針の柱に据え、ブックオフオンライン事業との物流統合を進行、リユース店舗事業で直営12店舗を撤退[38]し撤退判断基準を明文化した。2018年10月、ブックオフグループホールディングス㈱が単独株式移転によりブックオフコーポレーション㈱の完全親会社として設立された[39]。同時にヤフー㈱との資本業務提携契約を解消し、新株予約権付社債を償還、自己株式取得を実施した。約4年続いたヤフー資本提携は、店舗・EC統合型リユース構想が想定通りには進まなかったことから、堀内康隆社長体制で清算された。[40]ハグオール催事販売『東京古着』撤退や不採算店舗閉鎖を継続し、赤字事業の整理を続けた。

  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [36]2017年4月 松下社長が退任し堀内康隆氏が社長に昇格
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2017年3月期)
    • [37]堀内社長就任前のFY15・FY16で既に2期連続赤字(2016/3期 -5.2億円・2017/3期 -11.5億円)、就任初年度のFY17(2018/3期 -5.3億円・単体)も赤字が続き3期連続最終赤字
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2019年3月期)
    • [38]FY18にハグオール事業の抜本改革を中期方針の柱に据え、リユース店舗事業で直営12店舗を撤退
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [39]2018年10月 ブックオフグループホールディングス㈱が単独株式移転でブックオフコーポレーション㈱の完全親会社として設立
    • [40]2018年(同時に)ヤフー㈱との資本業務提携契約を解消し新株予約権付社債を償還・自己株式取得
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [30]2014年4月 ヤフー㈱との資本業務提携契約を締結(第三者割当による新株式・転換社債型新株予約権付社債の引受)
    • [31]2015年5月 ㈱ブックレットを子会社化、㈱ブックオフ沖縄を設立
    • [32]2016年1月 ㈱ブクログを子会社化
    • [33]2016年7月 マレーシアでKOIKE等3社の株主間契約に基づきBOK MARKETING SDN.BHD.に出資し子会社化
    • [34]2016年11月 マレーシアでBOK MARKETINGがJalan Jalan Japan OneCity店を運営開始
    • [35]2017年4月 ㈱マナスを子会社化
    • [39]2018年10月 ブックオフグループホールディングス㈱が単独株式移転でブックオフコーポレーション㈱の完全親会社として設立
    • [40]2018年(同時に)ヤフー㈱との資本業務提携契約を解消し新株予約権付社債を償還・自己株式取得
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
    • [36]2017年4月 松下社長が退任し堀内康隆氏が社長に昇格
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2017年3月期)
    • [37]堀内社長就任前のFY15・FY16で既に2期連続赤字(2016/3期 -5.2億円・2017/3期 -11.5億円)、就任初年度のFY17(2018/3期 -5.3億円・単体)も赤字が続き3期連続最終赤字
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2019年3月期)
    • [38]FY18にハグオール事業の抜本改革を中期方針の柱に据え、リユース店舗事業で直営12店舗を撤退

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ブックオフグループホールディングスの沿革1991〜2024年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1990〜2007年中古本のチェーン化と東証一部上場坂本孝ザ・アールを設立
坂本孝商号をブックオフコーポレーションに変更
坂本孝中古CD・中古ビデオの仕入販売を開始★★
坂本孝形式上の存続会社である旧橘屋ブックオフコーポレーションと合併
坂本孝中古子供用品の取扱いを開始
坂本孝BOOKOFF U.S.A. INC.を設立
坂本孝中古スポーツ用品の取扱いを開始
坂本孝中古衣料・中古アクセサリー等の取扱いを開始
坂本孝大型複合店BOOKOFF中古劇場 多摩永山をオープン
坂本孝東京証券取引所二部に株式を上場
坂本孝東京証券取引所一部に株式を上場
橋本真由美プラモデル・フィギュア等の中古ホビー商材取扱開始
佐藤弘志子会社ブックオフオンラインがBOOKOFF Onlineを運営開始★★
2008〜2018年業態拡張とヤフー提携・持株会社化佐藤弘志洋販ブックサービスから青山ブックセンター・流水書房を譲受★★
佐藤弘志BOOKOFF SUPER BAZAAR 鎌倉大船をオープン★★
佐藤弘志ビーアシストを設立し障がい者雇用の特例子会社として認定
松下展千中古携帯電話の取扱いを開始
松下展千ハグオールを設立
松下展千ヤフーとの資本業務提携契約を締結★★
松下展千KOIKE等とBOK MARKETINGに出資し子会社化
松下展千Jalan Jalan Japan OneCity店を運営開始
堀内康隆ブックオフグループHDを単独株式移転で設立★★
堀内康隆ヤフーとの資本業務提携契約を解消
2019〜2025年ひとつのBOOKOFF構想と海外事業の本格展開堀内康隆ブックオフコーポレーションがリユースコネクトを吸収合併
堀内康隆ジュエリーアセットマネジャーズとAidect Hong Kongを子会社化
堀内康隆決算期を3月から5月に変更
堀内康隆BOチャンスを設立しJapan TCG Center店舗を運営
堀内康隆グループ初の遊べるアイテム専門店「あそビバ」を出店
堀内康隆カザフスタン共和国でFC加盟店初出店
堀内康隆ECサイト「rehello(リハロ)」をオープン
堀内康隆カザフスタン共和国で合弁会社J&K TRADINGを設立
出典・参考
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2015年3月期)
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2017年3月期)
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2019年3月期)
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2020年3月期)
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2021年5月期)
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書(2025年5月期)
  • ブックオフグループホールディングス 決算説明会資料(2025年5月期)
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書(2025年5月期)【セグメント情報】
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【沿革】
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【主要な経営指標等の推移】
  • ブックオフグループホールディングス 有価証券報告書【役員の状況】
  • 2020AIM 1994年「ブックオフ坂本孝氏」
  • ブックオフグループホールディングス「特別調査委員会の調査報告書(公表版)公表に関するお知らせ」(2024年10月15日 適時開示)
  • ブックオフグループホールディングス 特別調査委員会調査報告書(公表版)(2024年10月15日)
  • ブックオフグループホールディングス 沿革
  • 現代ビジネス(講談社)(松下展千氏 談)

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