パン・パシフィック・インターナショナルHD の歴史

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安田隆夫氏の1号店から驚安の殿堂へ

創業 1980年
創業者 安田隆夫
創業地 東京都杉並区
創業 1978年、安田隆夫氏が東京都杉並区でディスカウントストア"泥棒市場"を創業した
1978年、安田隆夫氏が東京都杉並区でディスカウントストア"泥棒市場"を創業した。閉店後に明かりをつけて陳列していると営業中と思った客が次々に訪れ、他店が閉まる時間帯での「ナイトマーケット」を創造した。1980年9月には日用雑貨の卸売と小売を目的に資本金300万円で株式会社ジャストを設立し、メーカーや問屋の裏口を回って半端品や返品物を安く仕入れる現金問屋として採算を確保した。ただし大規模小売店舗法の規制緩和が近づき、零細小売を顧客とする現金問屋の先細りは見えていた。
決断 売場の作り方について、本部ではなく売場担当者に権限委譲した点に特色がある。198
売場の作り方について、本部ではなく売場担当者に権限委譲した点に特色がある。1988年、安田隆夫氏は卸で蓄えた商品力と資金力を小売へ向け、現金問屋からディスカウント小売へ業態を転換した。1989年3月の府中1号店では床から天井まで積み上げる圧縮陳列と深夜営業を組み合わせ、仕入と値付けの権限を売場担当者へ渡した。1997年4月には郊外型から都市型の深夜ディスカウントストアへ広げ、金融再編で放出された都心の一等地へ入る。以後は再建途上の大型店を引き取る側に回り、2007年10月に債務超過の長崎屋を取得し、その広い売場をMEGAドン・キホーテへ作り替えた。2009年10月にはPB"情熱価格"を出し、仕入交渉と特売に依存していた安さを商品開発の側へ移している。
現況 売上の15%を占める海外は、利益では3%に達しない。2025年6月期の連結売上高
売上の15%を占める海外は、利益では3%に達しない。2025年6月期の連結売上高は2兆2,467億円、営業利益は1,622億円で、セグメントの内訳は国内事業が売上1兆8,961億円・利益1,580億円、北米事業が売上2,594億円・利益22億円、アジア事業が売上912億円・利益19億円である。北米では149億円の減損を計上した。2019年1月にユニーを完全子会社化したことで加わった総合スーパーは、ユニーの屋号を残したまま国内事業の内側に併存している。国内で1,580億円を稼ぐ売場の作り方は、海外ではまだ同じ利益を生んでいない。
競合 同じ商品を並べても、他店が閉まる時間帯には競合がいない。1989年の府中1号店か
同じ商品を並べても、他店が閉まる時間帯には競合がいない。1989年の府中1号店から深夜営業を続け、就業後に来る客を取り込んできたことが、価格だけでは説明のつかない集客を作った。一方、郊外の大型売場では1995年に郊外の大型ショッピングセンターを本格展開したイオンが先行し、後発のこの会社が大型店を得たのは、再建途上の長崎屋とファミリーマート傘下のユニーからであった。2019年に売上規模で国内小売の上位に並んだあとも、北米とアジアでは店数も採算もまだ小さい。品揃えも価格も模倣されるが、深夜の売場と現場が決める品揃えの組み合わせは、本部が棚を決めるチェーンには移植できない。
長期業績の推移 1980〜2026年
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス:長期業績の推移(売上高・利益率)売上高(億円純利益率(%)
2002年6月期2025年6月期

第1章 1980-2007 (気が向いたら執筆します!) 雑貨卸から「驚安の殿堂」へ──圧縮陳列と深夜営業の方程式

第2章 2008-2012 (気が向いたら執筆します!) プライベートブランド「情熱価格」の発売とフィデックの子会社化

第3章 2013-2018 (気が向いたら執筆します!) 持株会社ドンキホーテHDへの移行とmajica、ユニー・ファミリーマートとの資本業務提携

第4章 2019-2026 (気が向いたら執筆します!) ユニーの子会社化とPPIHへの改称、売上高2兆円と全47都道府県出店

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歴史年表 1980〜2025年

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの沿革1980〜2025年における主な出来事を抜粋

時代年月社長・CEO出来事重要度
1980〜2007年雑貨卸から「驚安の殿堂」へ──圧縮陳列と深夜営業の方程式ジャストを設立★★
主たる事業形態を卸売業に変更
本店を移転
現金問屋からディスカウント小売への業態転換

1980年代の終わり、卸売の現金問屋として資金と商品力を蓄えたジャストが、創業者・安田隆夫社長の主導で自ら小売へ回帰し、圧縮陳列・深夜営業・現場への権限移譲を柱とする独自のディスカウント業態を作った経営判断。1989年3月に府中1号店を出店した。

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★★★
主たる事業形態を小売業に変更★★
POSシステムを導入
EOSを導入
リーダーの株式を取得
ドン・キホーテに商号変更★★
日本証券業協会に株式を店頭登録
郊外型ディスカウントストアからの決別と深夜営業への賭け

1997年、郊外を地盤に伸びてきたドン・キホーテが、創業者・安田隆夫社長の主導で新宿駅前に初の都市型・深夜営業ディスカウントストアを出店し、都心の一等地への集中出店へ転じた経営判断。

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★★★
東京証券取引所市場第二部に上場
東京証券取引所市場第一部に指定替え
パウ・クリエーションを設立
会員カード「Club Donpen Card」の発行を開始
店舗数が100店に到達
成沢潤治安田隆夫氏が会長兼CEOに就任★★
成沢潤治THE DAI'EI(USA),INC.・Oriental Seafoods,Inc.を子会社化★★
成沢潤治ドイトと子会社1社を子会社化
成沢潤治吉田直樹氏が入社
成沢潤治食品・大型店への進出と、MEGAドン・キホーテ業態の母胎づくり

2007年10月、都市型・非食品に強い総合ディスカウントストアのドン・キホーテが、安田隆夫会長兼CEOと成沢潤治社長のもとで、経営破綻から再建途上の総合スーパー・長崎屋を子会社化した、初の大型M&Aである。キョウデンと長崎屋の主要株主から3回に分けて発行済株式の93.9%を取得し、取得価額は12,484百万円。長崎屋と同社子会社7社が加わり、グループ店舗数は200店を超えた。

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★★★
2008〜2012年プライベートブランド「情熱価格」の発売とフィデックの子会社化成沢潤治プライベートブランド「情熱価格」を発売★★★
成沢潤治フィデックと子会社3社を子会社化★★
2013〜2018年持株会社ドンキホーテHDへの移行とmajica、ユニー・ファミリーマートとの資本業務提携成沢潤治ジアースと子会社3社を子会社化
成沢潤治安田隆夫氏が会長兼社長兼CEOに就任
成沢潤治Pan Pacific International Holdings Pte. Ltd.を設立★★
安田隆夫MARUKAI CORPORATIONを子会社化★★
安田隆夫純粋持株会社体制に移行★★★
安田隆夫ドンキホーテHDに商号変更
安田隆夫自社発行型電子マネー「majica」のサービスを開始★★
大原孝治大原孝治氏が社長に就任
大原孝治安田隆夫氏が創業会長兼最高顧問に就任
大原孝治監査等委員会設置会社に移行
大原孝治アクリーティブを持分法適用関連会社化
大原孝治ユニー・ファミリーマートHDと資本業務提携★★
大原孝治QSI,Inc.を子会社化★★
大原孝治ユニーを持分法適用関連会社化★★
大原孝治Pan Pacific Strategy Institute Pte. Ltd.を設立
2019〜2026年ユニーの子会社化とPPIHへの改称、売上高2兆円と全47都道府県出店大原孝治PPIHへの改称——総合スーパー大手を呑み2兆円企業

2019年1月、ドンキホーテホールディングスが大原孝治社長のもとで総合スーパー大手ユニーを完全子会社化し、翌2月に商号を"パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス"(PPIH)へ改めた経営判断。グループ店舗数は600店に達した。

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★★★
大原孝治パン・パシフィック・インターナショナルHDに商号変更★★
大原孝治カネ美食品を持分法適用関連会社化
大原孝治連結売上高が1兆3288億円に到達
吉田直樹吉田直樹氏が社長兼CEOに就任★★
吉田直樹ドイトのホームセンター事業・リフォーム事業を譲渡
吉田直樹GRCY Holdings,Inc.と子会社9社を子会社化★★
吉田直樹パン・パシフィック・インターナショナルフィナンシャルサービスを設立
吉田直樹プライム市場に移行
吉田直樹大型複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」を開業★★
吉田直樹pHmediaを設立
吉田直樹連結売上高が2兆円を突破★★
吉田直樹majicaアプリ会員が1500万人に到達
吉田直樹本店を移転
吉田直樹社長交代を発表★★
吉田直樹長期経営計画「Double Impact 2035」を策定★★
吉田直樹全47都道府県への出店を達成
吉田直樹カネ美食品を子会社化★★
吉田直樹森屋秀樹氏が社長に就任
出典・参考

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