吉田直樹
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス・代表取締役社長
Yoshida Naoki(1964年生まれ)
就任年 2018年
就任時年齢 53歳
現年齢 61歳
在任期間 7年
出自 国際基督教大学教養学部卒業
- 海外事業(特に北米)の収益基盤確立と、長期経営計画「Double Impact 2035」策定により、ドン・キホーテ事業を国内ディスカウンターから国際的小売プラットフォームへ拡張した経営姿勢を示した。
- 連結売上高はFY18 1兆3,288億円からFY24 2兆2,467億円へ拡大、営業利益はFY18 631億円からFY24 1,622億円へ伸長
- 2024年6月期に連結売上高2兆円を突破、2025年6月期は25店舗を新規出店し全47都道府県カバーを達成
- FY24決算で長期経営計画「Double Impact 2035」を新規策定(2035年6月期まで売上倍増・営業利益倍増)
- 北米事業(Gelson's取得・QSI等)とアジア事業を「海外事業統括」体制で再編、若年層獲得とPB/OEM拡大方針を打ち出す
- 社長任期4年制公言と4年で退任する慣行確立、創業家の影響と外部経営陣の併存ガバナンスを通じて、創業者依存からの脱却を進めた。
- 2019年9月に「社長は4年任期制」を公言してCEO就任、6年弱の任期を経て2025年9月に森屋秀樹専務(47歳)へ社長交代
- 退任後は取締役として残留し、海外事業立て直しとM&A・バリューチェーン見直しに専念する方針
- 累進的配当政策と配当性向25%方針を維持しつつ、長期的引き上げも視野に置く資本政策を継続
- 2022年4月の東証プライム市場移行、2025年8月のカネ美食品子会社化など、グループ構造の再編・集約を推進
就任前(FY17)9,415億円
直近(FY24)22,468億円
変化(7カ年)+139%
就任前(FY17)5.5%
直近(FY24)7.2%
変化(7カ年)+1.7pt
吉田直樹の経歴社長就任に至るキャリア
- 国際基督教大学(ICU)教養学部を卒業後、フランスのINSEADで経営学修士を取得し、1995年にマッキンゼー・アンド・カンパニーへ入社した。極限まで追い詰められる環境で自らの適性を見極めたコンサルタント時代を経て、オルタレゴコンサルティングやT・ZONEホールディングスの代表取締役社長を歴任し、経営の現場へ軸足を移していった。
- 2007年にドン・キホーテ(現パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス)へ入社し、海外事業本部長として国際展開を担った。入社当時の売上高は約3000億円。創業者の安田隆夫会長の桁外れのエネルギーと、荒削りながら優秀な社員たちに、入社時から「この会社いける」と確信したことが転身の決め手だったという。
- 入社後はM&Aやガバナンス整備など「本流の営業ではない」領域で実績を重ね、2012年に取締役、2013年に専務取締役、2018年に代表取締役専務兼CAOへと昇格した。2019年9月、創業家依存からの脱却が課題となるなか代表取締役社長兼CEOに就任し、社長の4年任期制を公言してCEO候補の育成を急いだ。自らの経歴を社内の主流とは相いれないとしつつ、社長を会社の「主役」ではないと位置づける異色のトップだった。
所属・役職1995年2000201020202024年
マッキンゼー・アンド・カンパニー
1995年入社
オルタレゴコンサルティング
2002年代表取締役社長
T・ZONEホールディングス
2003年代表取締役社長
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
2007年入社・海外事業本部長
2012年取締役
2013年専務取締役
2018年代表取締役専務兼CAO
2019年代表取締役社長兼CEO
| 年月 | 内容 |
|---|---|
| 1988-03 | 国際基督教大学教養学部卒業 |
| 1995-12 | INSEAD卒 経営学修士 マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク・ジャパン 入社 |
| 1997-03 | ユニオン・バンケール・プリヴェ株式会社入社 |
| 2002-08 | 株式会社オルタレゴコンサルティング設立 代表取締役社長 |
| 2003-02 | 株式会社T・ZONEホールディングス 代表取締役社長 |
| 2007-07 | パン・パシフィック・インターナショナル入社 海外事業本部長 Don Quijote(USA)Co.,Ltd. 社長 |
| 2012-09 | パン・パシフィック・インターナショナル 取締役 |
| 2013-11 | パン・パシフィック・インターナショナル 専務取締役 |
| 2013-12 | 株式会社ドン・キホーテ 取締役 株式会社長崎屋 取締役 |
| 2015-07 | パン・パシフィック・インターナショナル 専務取締役兼CCO |
| 2018-01 | パン・パシフィック・インターナショナル 代表取締役専務兼CAO |
| 2019-01 | ユニー株式会社 取締役 (現任) |
| 2019-09 | パン・パシフィック・インターナショナル 代表取締役社長兼CEO (現任) 株式会社ドン・キホーテ 代表取締役社長(現任) |
発言集公開インタビューからの発言(画像はOGPより引用・改変なし)
「私の大切な仕事は『その他』。みんながやっていないこと、やりたくないことをやる。経営って漏れがあったらいけませんから。だから社長はこの会社の『主役』ではないんですよ」
吉田直樹社長CEOに聞く 社長は会社の「主役」にあらず business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/01560 「2030年には3兆円を目指したいと社内報で言った時にみんな「何を言っているの」というような雰囲気になったんですが、会長は「すごくいい」と言ってくださって」
第84回 吉田直樹 www.icualumni.com/interview/guest085 「私にとって一番大切なのは社員の皆さんです」
第84回 吉田直樹 www.icualumni.com/interview/guest085 「時間が決められているということは任期の4年を全うした上で、次世代にバトンを渡すということも考えていかなければならない。そのためにやっていくべきことは、CEO候補を多く育てていくことだ」
PPIHの新社長に吉田直樹氏、社長は4年の任期制に www.bcnretail.com/market/detail/20190821_132851.html 「私たちのPPIHというのは、顧客最優先主義を抱える、それを企業理念とする会社です」
「私の経歴って、当社で主流の人たちから見れば、相いれません。お客様と接してきたわけではないし、もうけてきたわけでもないですから」
吉田直樹社長CEOに聞く 社長は会社の「主役」にあらず business.nikkei.com/atcl/NBD/19/special/01560 任期中のIR資料公式ページへのリンク
原典リンクあり 資料あり(URL未登録) なし