DCMホールディングス の歴史

創業

2006年

創業者

※カーマ+ダイキ+ホーマック

創業地

東京都品川区

直近売上高(2025/2)

5,361億円

長期業績と転換点(1997/2〜2026/2)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ2006年に生まれた会社の起源が、1919年の北海道の金物店にさかのぼるのか
A ホームセンターは商圏を数万人単位で区切って店を置く商売で、薄く広げるより一つの地域で密度を上げるほうが物流費も広告費も軽い。北海道・四国・中部で別々に地域一番店になった3社が互いの商圏を侵さずに育ったのは、そのためである。石黒信市郎氏が1919年に北海道釧路市で開いた石黒金物店、鏡味順一郎氏が1947年に名古屋市で開いたかがみ薬局、大亀孝裕氏が1958年に松山市で開いた大亀商事が、それぞれホーマック・カーマ・ダイキの母体にあたる。3社はいずれも住まいに関わる業種店から出発し、1970年代にホームセンターへ転じた
Q なぜ2006年の統合で、3社のどれも従属させない持株会社という形をとったのか
A 商圏が重ならない3社の統合には、店を閉じて重複を消すという通常の合併効果が期待できない。得られるのは仕入の交渉力であり、それは会社を1つにしなくても、持株会社の下に並べるだけで手に入る。一方で各社の売り方は地域の条件に合わせて作り込まれており、どれかに揃えれば強みのほうが先に消える。2006年9月に発足したDCM Japanホールディングスは、初代社長にホーマック出身の前田勝敏氏、取締役会長にダイキの大亀孝裕氏を据え、カーマの鏡味順一郎氏と石黒ホーマの石黒靖尋氏が取締役相談役に並ぶ構成をとった
Q なぜ15年も3社を並存させた末に、2021年に1社へ畳んだのか
A 店舗数を増やしても既存店の売上が落ち続けるなら、地域ごとに作り込んだ売り方の違いは、そのまま仕入と在庫とシステムの重複費用に変わる。人口減少で店頭売上が減る前提に立てば、地域最適より全社最適が要る。DCMホールディングスは合併に先立って業務を揃え、2019年9月に店舗業務システムを統一し、店舗運営部長や店長を各社間で入れ替える実験で運営が回ることを確かめ、人事制度も仮に貼り替えた。2021年3月に5社を吸収合併してDCM株式会社を発足させ、店名とロゴを統一する方針は翌2022年3月に公表している

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1919年〜 業種店から出発した三社が、別々の事情でホームセンターへ移る

  1. 1919年 石黒金物店を開業
  2. 1947年 鏡味順一郎氏が名古屋市でかがみ薬局を創業
  3. 1947年 医薬品の小売を開始
  4. 1951年 石黒金物店を法人化
  5. 1973年 カーマによる176店舗のドラッグストアチェーン構想の撤回と、ホームセンターへの業態転換 薬局の店数を積むか、住まいまわりの売場を作るか——出店を縛る規制の下での業態の選び直し
  6. 1973年 ホームセンター1号店を出店
  7. 1976年 金物の卸・小売からホームセンター事業へ転換

釧路の金物店、名古屋の薬局、松山のタイル商

DCMホールディングスを構成した3社のうち最も古い店は北海道にあり、1919年に石黒信市郎氏が釧路市で金物の卸と小売を営む石黒金物店を開いた[1]ことに始まる。戦後の1951年12月、この店は釧路市北大通に株式会社石黒商店として法人格を得た[2]。金物を問屋から仕入れて地域の商店や工事業者へ流し、あわせて店頭でも売り、取り付け工事を伴う商品も多く扱っている[3]。当時の日本には住まいに関わる商品を一つの店で揃える売り場がなく、家具は家具店とデパートの家具売場、家電は家電店とスーパーの家電売場、建材は建材店、工具と金物は金物店、塗料はペンキ店へと業種ごとに分かれていた[4]

  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [1]1919年 石黒信市郎氏が釧路市で金物の卸・小売を営む石黒金物店を創業
    • [2]1951年12月 釧路市北大通に株式会社石黒商店を設立
    • [3]工事付きの商品を多く扱ってきた金物商としての蓄積
    • [4]住関連商品は家具店・デパート家具売場・家電店・スーパー家電売場・建材店・金物店・ペンキ店に分かれた業種店で売られていた

中部の1社は薬局から始まり、1947年10月に鏡味順一郎氏が名古屋市でかがみ薬局を個人で開いて[5]医薬品の小売に乗り出した。事業の拡大に合わせて1960年4月に合資会社クスリのかがみ、1969年6月に株式会社かがみを設立し、1970年2月にはカーマの前身となる大高商事株式会社を設立[6]、翌1971年8月に株式会社カーマへ商号を変更している。1972年6月には牧清氏の株式会社花園、原博和氏の原商事株式会社、サンケイ薬品株式会社と、鏡味氏が経営する他の2社を合併した[7]。社名は3氏の姓の頭文字を組み合わせたもので、合併の狙いは愛知県を中心にドラッグストア176店舗のチェーンを作ること[8]にあった。

  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [5]1947年10月 鏡味順一郎氏が名古屋市でかがみ薬局を創業し医薬品の小売を開始
    • [6]1960年4月 合資会社クスリのかがみ・1969年6月 株式会社かがみ・1970年2月 大高商事・1971年8月 カーマへ商号変更
    • [7]1972年6月 株式会社花園・原商事・サンケイ薬品と鏡味順一郎氏の経営する他2社を合併
  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [8]社名カーマはオーナー3氏の姓の頭文字に由来・当初は愛知県中心にドラッグストア176店舗を目標

四国の1社はタイルを売る店から始まり、1958年4月に大亀孝裕氏が松山市でタイルと衛生陶器を扱う大亀商事を開いた[9]。1959年9月に有限会社、1962年4月に株式会社へ改組[10]し、建築資材と住宅設備機器の販売と施工を柱に据えている。水回りの改修には貼る職人が要り、ダイキは1企業として最大数のタイル職人を抱えて職業訓練校まで設けた[11]。1990年代前半には、四国で扱う東陶機器製品の売上が同社四国支社の販売額の34パーセントに達している[12]。創業当時から分社経営をとり[13]、建築資材の卸と浄化槽の設計施工を別々の会社が担う形は、1989年10月に主要3社を合併するまで続いた[14]

  • DCMダイキ公式サイト「沿革」
    • [9]1958年4月 大亀孝裕氏が松山市でタイルと衛生陶器の店として大亀商事を開店
    • [10]1959年9月 有限会社へ改組・1962年4月 株式会社へ改組
  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [11]1企業として最大数のタイル職人を擁し職業訓練校を設置
    • [12]四国でダイキが扱う東陶機器製品の売上が東陶機器四国支社の販売額の34%に相当
    • [13]創業当時からの分社経営
    • [14]1989年10月 主たる3社が合併
  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [1]1919年 石黒信市郎氏が釧路市で金物の卸・小売を営む石黒金物店を創業
    • [2]1951年12月 釧路市北大通に株式会社石黒商店を設立
    • [3]工事付きの商品を多く扱ってきた金物商としての蓄積
    • [4]住関連商品は家具店・デパート家具売場・家電店・スーパー家電売場・建材店・金物店・ペンキ店に分かれた業種店で売られていた
  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [5]1947年10月 鏡味順一郎氏が名古屋市でかがみ薬局を創業し医薬品の小売を開始
    • [6]1960年4月 合資会社クスリのかがみ・1969年6月 株式会社かがみ・1970年2月 大高商事・1971年8月 カーマへ商号変更
    • [7]1972年6月 株式会社花園・原商事・サンケイ薬品と鏡味順一郎氏の経営する他2社を合併
  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [8]社名カーマはオーナー3氏の姓の頭文字に由来・当初は愛知県中心にドラッグストア176店舗を目標
  • DCMダイキ公式サイト「沿革」
    • [9]1958年4月 大亀孝裕氏が松山市でタイルと衛生陶器の店として大亀商事を開店
    • [10]1959年9月 有限会社へ改組・1962年4月 株式会社へ改組
  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [11]1企業として最大数のタイル職人を擁し職業訓練校を設置
    • [12]四国でダイキが扱う東陶機器製品の売上が東陶機器四国支社の販売額の34%に相当
    • [13]創業当時からの分社経営
    • [14]1989年10月 主たる3社が合併

渡米とオイルショックと創業20周年が呼んだ転換

176店舗のドラッグストアチェーンという構想[15]は、着手して1年で行き詰まった。もろもろの法規制により出店は年に1店ほどしか進まないと判明し[16]、1973年10月にホームセンター事業へ移っている。転換を決めたのは視察旅行で、流通業を研究するために渡米した鏡味順一郎氏が米国でのホームセンターの隆盛を目撃し、日本でも必要とされると確信した[17]ためである。同年10月、カーマは名古屋市にホームセンターの1号店を開いた[18]。以後、1976年7月に岐阜県、1978年10月に静岡県、1980年11月に三重県へ[19]と出店先を広げている。出店を加速できた理由は一つではなく、住宅関連商品を総合的に売る店舗形態の新しさ、オイルショックを契機とした節約意識の高まり、余暇の増大、自動車の普及[20]が同じ時期に重なった。

  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [15]愛知県中心にドラッグストア176店舗を展開する当初構想
    • [16]法規制により年1店ほどしか出店できず1973年10月にホームセンター事業へ進出
    • [17]鏡味順一郎氏が渡米して米国のホームセンターの隆盛を目撃し将来性に着目
  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [18]1973年10月 名古屋市にホームセンター1号店を出店
    • [19]1976年7月 岐阜県・1978年10月 静岡県・1980年11月 三重県へ出店
    • [20]出店拡大の背景は店舗形態の新しさ・オイルショックによる節約意識・余暇の増大・自動車の普及の4点

釧路の金物商を小売の側へ押し出したのは原油価格で、1973年のオイルショックを機に低成長の時代に入ったと見た石黒商店[21]は、もっと川下へ行かなければならないと考えた。2年ほどの試行錯誤を経て1976年4月に釧路市へ1号店の中園店を開いている[22]。滑り出しは順調で、それまでの小売業の経験がそのまま使え、工事付きの商品を長く扱ってきた蓄積は顧客にDIYの手ほどきをするのに役立ち、粗利も卸や工事より高かった[23]。1978年1月には営業本部を釧路市から札幌市へ移し[24]、道内最大の市場に近い場所で仕入と出店を決める体制に変えた。

  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [21]1973年のオイルショックを契機に低成長時代に入ったと判断し川下への進出を決断
    • [22]2年ほどの試行錯誤の末 1976年4月に釧路市へ第1号店の中園店を出店
    • [23]小売業の経験の活用・工事付き商品の蓄積・卸や工事より高いマージン
    • [24]1978年1月 営業本部を釧路市から札幌市へ移管

ダイキがホームセンターを始めたのは創業20周年にあたる1978年で、メーカーである環境機器部門と卸である住宅機器部門に次ぐ第三の事業を立てる[25]という動機による。大亀孝裕氏は、銀座四丁目のソニービルの外にあった1坪あまりのソニースクェアが正月は雪割草、2月は菜の花と道行く人に四季を教えていたことに感動[26]し、田舎のホームセンターでも玄関に花や木を置きたいと考えて、園芸とペットを扱うナーサリー併用型の店を国内で初めて開いた[27]。出発点が住宅関連機器の販売と施工であったため関連商品を厚く揃え、取付・増改センターを設けて取付工事と増改築工事の注文も受けている[28]

  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [25]1978年 創業20周年にホームセンター事業を開始・メーカーと卸に次ぐ新事業
    • [26]大亀孝裕社長が銀座のソニースクェアの四季の展示に感動し花と木を柱に据えた
    • [27]園芸とペットを扱うナーサリー併用型店舗を国内で初めて開設
    • [28]住宅関連機器の販売・施工を出発点とし取付・増改センターで取付工事と増改築工事を受注
  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [15]愛知県中心にドラッグストア176店舗を展開する当初構想
    • [16]法規制により年1店ほどしか出店できず1973年10月にホームセンター事業へ進出
    • [17]鏡味順一郎氏が渡米して米国のホームセンターの隆盛を目撃し将来性に着目
  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [18]1973年10月 名古屋市にホームセンター1号店を出店
    • [19]1976年7月 岐阜県・1978年10月 静岡県・1980年11月 三重県へ出店
    • [20]出店拡大の背景は店舗形態の新しさ・オイルショックによる節約意識・余暇の増大・自動車の普及の4点
  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [21]1973年のオイルショックを契機に低成長時代に入ったと判断し川下への進出を決断
    • [22]2年ほどの試行錯誤の末 1976年4月に釧路市へ第1号店の中園店を出店
    • [23]小売業の経験の活用・工事付き商品の蓄積・卸や工事より高いマージン
    • [24]1978年1月 営業本部を釧路市から札幌市へ移管
  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [25]1978年 創業20周年にホームセンター事業を開始・メーカーと卸に次ぐ新事業
    • [26]大亀孝裕社長が銀座のソニースクェアの四季の展示に感動し花と木を柱に据えた
    • [27]園芸とペットを扱うナーサリー併用型店舗を国内で初めて開設
    • [28]住宅関連機器の販売・施工を出発点とし取付・増改センターで取付工事と増改築工事を受注

1979年〜 地域の制約に合わせて三つのドミナントが別々に完成する

  1. 1983年 石黒商店によるIBMシステム38の導入と物流センターの設立 問屋の条件を飲むか、補充の仕組みを自前で持つか——海を渡る仕入がもたらした増収減益への対応
  2. 1983年 10店舗・年商100億円を達成しながら減益に転落
  3. 1983年 愛媛・香川・広島・岡山の4県を対象とする瀬戸内ドミナント構想を策定
  4. 1987年 住まいと暮らしを提案するホームアメニティセンターへ転換
  5. 1989年 石黒ホーマが株式を店頭公開
  6. 1993年 カーマが名古屋証券取引所市場第二部に上場
  7. 1995年 石黒ホーマがホーマックに商号変更

海を渡る運賃が北海道に物流投資を強いた

1983年、店舗数が10、年商が100億円に達した年の決算は増収減益となった[29]。原因は自社の運営ではなく北海道という立地にあり、本州から商品を運ぶには海路を挟むため、問屋はコンテナ単位でしか引き取らせず運賃も上乗せしてきた[30]。青森までなら問屋が商品をバラで補充する[31]が、海の向こうでは同じ補充が受けられない。売上を伸ばしてもその差が仕入価格に乗り[32]、同じ商品を同じ問屋から買う限り、原価では本州の同業に追いつけなかった。北海道は季節の変化が激しく、商品が足りなくなったり余ったりするため気が抜けない[33]と、石黒靖尋氏は述べている。

  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [29]1983年 10店舗・年商100億円を達成しながら増収減益
    • [30]問屋のフォローが少ない北海道の特殊事情・海を渡る流通上のネック・コンテナ単位の運賃上乗せ
    • [31]青森までは問屋が商品をバラで補充しており北海道との差があった
    • [32]仕入価格の差が売上の伸びを利益に変えなくしていた
    • [33]石黒靖尋社長 北海道は季節変化が激しく商品の過不足が生じやすいとの発言

選ばれた手段は情報システムと物流拠点で、IBMのシステム38を導入すると同時に物流センターを設立し、全店の発注をまとめてジャスト・イン・タイムで一括処理[34]する体制へ改めた。一括検品、一括値付け、一括配送の三つを物流センターに持たせ[35]、本州であれば問屋が担う補充と仕分けを自社の拠点へ置き直している。使いこなすまでに2年以上かかった[36]が、その後はロス率が下がり、デッドストックが消えて商品回転率は2倍になった[37]。1987年4月には商号を石黒ホーマ株式会社へ改め、CISを導入して[38]、DIY用品中心の店から住まいと暮らしを提案するホームアメニティセンターへ転じた。

  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [34]IBMシステム38の導入と物流センター設立による全店発注のジャスト・イン・タイム一括処理
    • [35]一括検品・一括値付け・一括配送を物流センターへ集約
    • [36]使いこなすのに2年以上を要した
    • [37]ロス率低下・デッドストック解消・商品回転率2倍
    • [38]1987年4月 商号を石黒ホーマ株式会社へ変更・CIS導入・ホームアメニティセンターへ転換

1989年2月期の部門別売上構成比はホームインプルーブメント20.7パーセント、ホームレジャー・家庭用機器41.2パーセント、ホームファニシング・家庭用品・日用品33.8パーセント、その他4.3パーセント[39]となった。同期の業界順位はダイヤモンド・フリードマン社の調査で第7位[40]である。石黒靖尋氏はのちに、ネックを解消してみたら一番進んだ小売業になっていたと述べ、そこで株式の店頭公開を目指して実現した[41]と説明している。店頭公開は1989年10月[42]で、海を渡る運賃という条件から始まった投資が、資本市場に立つところまで会社を運んだ。

  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [39]1989年2月期 部門別売上構成比 ホームインプルーブメント20.7%・ホームレジャー/家庭用機器41.2%・ホームファニシング/家庭用品/日用品33.8%・その他4.3%
    • [40]1989年2月期 業界順位 第7位(ダイヤモンド・フリードマン社調査)
    • [41]石黒靖尋社長 ネックを解消したら一番進んだ小売業になっていたとの発言と株式店頭公開の説明
    • [42]1989年10月 石黒ホーマが株式を店頭公開
  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
    • [29]1983年 10店舗・年商100億円を達成しながら増収減益
    • [30]問屋のフォローが少ない北海道の特殊事情・海を渡る流通上のネック・コンテナ単位の運賃上乗せ
    • [31]青森までは問屋が商品をバラで補充しており北海道との差があった
    • [32]仕入価格の差が売上の伸びを利益に変えなくしていた
    • [33]石黒靖尋社長 北海道は季節変化が激しく商品の過不足が生じやすいとの発言
    • [34]IBMシステム38の導入と物流センター設立による全店発注のジャスト・イン・タイム一括処理
    • [35]一括検品・一括値付け・一括配送を物流センターへ集約
    • [36]使いこなすのに2年以上を要した
    • [37]ロス率低下・デッドストック解消・商品回転率2倍
    • [38]1987年4月 商号を石黒ホーマ株式会社へ変更・CIS導入・ホームアメニティセンターへ転換
    • [39]1989年2月期 部門別売上構成比 ホームインプルーブメント20.7%・ホームレジャー/家庭用機器41.2%・ホームファニシング/家庭用品/日用品33.8%・その他4.3%
    • [40]1989年2月期 業界順位 第7位(ダイヤモンド・フリードマン社調査)
    • [41]石黒靖尋社長 ネックを解消したら一番進んだ小売業になっていたとの発言と株式店頭公開の説明
    • [42]1989年10月 石黒ホーマが株式を店頭公開

中部圏に店を集めたカーマのローコスト経営

カーマは店の数を増やすと同時に扱う値段を下げる仕組みにも手を入れ、1980年6月に業界に先駆けて発注業務を電算化し、翌1981年9月には物流センターを開いている[43]。売り場は1店平均600坪と他のホームセンター各社より広く[44]取った。出店を中部圏に集めたため物流費と管理費を低く抑えられ[45]、POSは導入せずに10分の1の費用で同じ働きをする仕組みを自前で組んでいる[46]。パートタイマーは1993年9月末で全従業員の約6割[47]を占め、責任のある仕事を任せた。1983年8月には北陸3県で同業を営む株式会社オスカーと資本提携し、1990年4月にこれを吸収合併して[48]富山・石川・福井へ商圏を延ばした。

  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [43]1980年6月 発注業務の電算化・1981年9月 物流センター開設
    • [48]1983年8月 北陸3県のオスカーと資本提携・1990年4月 吸収合併
  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [44]1店舗当たりの売場面積 平均600坪
    • [45]中部圏への出店集中による物流コスト・管理コストの抑制
    • [46]POS未導入・10分の1の費用で同等の仕組みを自社構築
    • [47]1993年9月末 パートタイマー比率 全従業員の約6割

売り場の並べ方にも手が入り、1店舗で扱う商品は4万アイテム[49]に及んだ。管理の都合ではなく顧客の使い方で商品をくくり直すモジュールマーチャンダイジングに1980年代後半から取り組み、季節に必要な商品を1年52週ごとに一つのモジュールとして提案[50]して、地域によって季節をずらして陳列している。1993年8月には名古屋証券取引所市場第二部へ上場[51]し、260万株の新株を発行して105億7,300万円を調達した結果、株主資本比率は14.7ポイント上昇して57.6パーセント[52]となった。1995年9月に同取引所市場第一部へ指定[53]されている。1995年3月期の売上高は1,120億1,500万円でホームセンター業界第2位[54]となり、店舗は直営86店、愛知43店・富山16店・岐阜11店・石川8店と東海と北陸の8県に集まって、愛知1県が売上の53.4パーセントを占めた[55]

  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [49]1店舗の取扱アイテム数 約4万
    • [50]1980年代後半からのモジュールマーチャンダイジング導入・52週モジュール提案・地域ごとの季節ずらし陳列
    • [52]上場時に260万株の新株発行で105億7,300万円を調達・株主資本比率は14.7ポイント上昇の57.6%
  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [51]1993年8月 名古屋証券取引所市場第二部へ上場
    • [53]1995年9月 名古屋証券取引所市場第一部へ指定
    • [54]1995年3月期 売上高1,120億1,500万円・ホームセンター業界第2位
    • [55]直営86店の内訳 愛知43店・富山16店・岐阜11店・石川8店・東海北陸8県・愛知の構成比53.4%
  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
    • [43]1980年6月 発注業務の電算化・1981年9月 物流センター開設
    • [48]1983年8月 北陸3県のオスカーと資本提携・1990年4月 吸収合併
    • [51]1993年8月 名古屋証券取引所市場第二部へ上場
    • [53]1995年9月 名古屋証券取引所市場第一部へ指定
    • [54]1995年3月期 売上高1,120億1,500万円・ホームセンター業界第2位
    • [55]直営86店の内訳 愛知43店・富山16店・岐阜11店・石川8店・東海北陸8県・愛知の構成比53.4%
  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
    • [44]1店舗当たりの売場面積 平均600坪
    • [45]中部圏への出店集中による物流コスト・管理コストの抑制
    • [46]POS未導入・10分の1の費用で同等の仕組みを自社構築
    • [47]1993年9月末 パートタイマー比率 全従業員の約6割
    • [49]1店舗の取扱アイテム数 約4万
    • [50]1980年代後半からのモジュールマーチャンダイジング導入・52週モジュール提案・地域ごとの季節ずらし陳列
    • [52]上場時に260万株の新株発行で105億7,300万円を調達・株主資本比率は14.7ポイント上昇の57.6%

瀬戸内のダイキと、業界に広がった共同仕入れ

ダイキの出店範囲は橋の工事から決まり、瀬戸内ドミナント・エリア構想を打ち出したのは創業25周年にあたる1983年、ホームセンターを始めて5年目で瀬戸大橋の架橋工事が始まった年[56]である。大亀孝裕氏は幹部を連れて岡山の鷲羽山に立ち、架橋の完成後に四国の経営者としてどう考えるべきか、中国側の経営者から四国を見ればどう攻めるかを議論した[57]。その結果として広島と岡山への出店が決まり、愛媛・香川・広島・岡山の4県を主体に68店舗を目指す構想[58]になっている。1993年時点の店舗数は38、ホームセンターの売上高順位は16位で、同年度は623億円の売上と24億円の経常利益を計画[59]し、それまで9期連続の増収増益を続けていた。1店舗当たりの投資額は平均5億円で、四国では売り場を小型店400坪、中型店700坪、大型店1,000坪とし、商圏人口3万から7万人の場所に規模を合わせて[60]出した。

  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [56]1983年 創業25周年・ホームセンター開始5年目・瀬戸大橋着工の年に瀬戸内ドミナント・エリア構想を策定
    • [57]大亀孝裕社長が幹部と岡山の鷲羽山で架橋後の四国と中国の見え方を議論
    • [58]愛媛・香川・広島・岡山の4県を主体に68店舗の出店を目標
    • [59]1993年時点 38店舗・ホームセンター売上高順位16位・当年度計画 売上623億円/経常利益24億円・9期連続増収増益
    • [60]1店舗当たりの投資額 平均5億円・四国の売場面積 小型店400坪/中型店700坪/大型店1,000坪・商圏人口3万〜7万人に規模を合わせた出店

ダイキは小売以外に製造と施工の事業を持ち続け、環境機器事業部門は家庭の浄化槽からプラント処理場までを手がけた[61]。小型合併処理浄化槽については環境庁・建設省・厚生省が補助金を出して普及に努め、平成10年に単独浄化槽を廃止して移行する計画[62]が置かれていた。中水道としての雑排水再利用も始まり、三越新宿店にはダイキの中水道が施工されている[63]。中国の大連市には小型合併処理浄化槽の部品工場を設け[64]、提携する大連理工大学へ中水道の最新装置を寄付した。ホームセンター部門の粗利益率は1992年度に26.7パーセントと他社より高く[65]、大亀孝裕氏はその理由を、住宅資材の仕入れが自社の住宅機器部門を通して卸値で入ってくる点に求めている[66]

  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [61]環境機器事業部門は家庭の浄化槽からプラント処理場まで担当・小型合併処理浄化槽は環境庁/建設省/厚生省の補助で普及・平成10年に単独浄化槽を廃止する計画
    • [62]小型合併処理浄化槽は環境庁・建設省・厚生省が補助金を出して普及に努め平成10年に単独浄化槽を廃止して移行する計画
    • [63]中水道としての雑排水再利用が始まり三越新宿店にダイキの中水道を施工
    • [64]中国大連市に小型合併処理浄化槽の部品工場を設置・大連理工大学へ中水道の最新装置を寄付
    • [65]ホームセンター部門の粗利益率 1992年度26.7%・住宅資材を自社の住宅機器部門から卸値で仕入れられることが要因
    • [66]大亀孝裕社長 粗利益率の高さの理由を住宅機器部門経由の卸値仕入れに求める説明

石黒ホーマは1995年に商号をホーマック株式会社へ改め[67]、店舗名も順次ホーマックへ切り替えた。統合の前に3社は緩い協業を試しており、1990年代後半にホーマックはジャスコとケーヨーの3社で商品を共同開発して、共同ブランドのプライス・ファーストを立てた[68]。1997年5月の講演でケーヨーは3社共同仕入れを前期41億円の実績、今期100億円の目標と説明[69]し、翌1998年4月にはこの共同ブランドの売上が50億円に達した[70]と述べている。ホーマックの前田勝敏社長は2000年2月の取材で、ホームセンター業界もM&Aの時代であり、今後も合併や買収の手段は十分ありうると語った[71]

  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【役員の状況】
    • [67]1995年 石黒ホーマがホーマック株式会社へ商号変更
  • 証券アナリストジャーナル 1998年5月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー専務取締役、1998年4月24日・28日講演)
    • [68]ホーマック・ジャスコ・ケーヨー3社の商品共同開発と共同ブランド「プライス・ファースト」
    • [70]1998年4月 共同ブランド「プライス・ファースト」の売上50億円
  • 証券アナリストジャーナル 1997年6月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー常務取締役、1997年5月8日講演)
    • [69]1997年5月講演 3社共同仕入れ 前期41億円の実績・今期100億円の目標
  • 週刊東洋経済 2000年2月26日号「[ザ・トーク]松岡功/内田勲/前田勝敏」
    • [71]前田勝敏ホーマック社長 2000年2月 ホームセンター業界もM&Aの時代であり合併や買収の手段は十分ありうるとの発言
  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
    • [56]1983年 創業25周年・ホームセンター開始5年目・瀬戸大橋着工の年に瀬戸内ドミナント・エリア構想を策定
    • [57]大亀孝裕社長が幹部と岡山の鷲羽山で架橋後の四国と中国の見え方を議論
    • [58]愛媛・香川・広島・岡山の4県を主体に68店舗の出店を目標
    • [59]1993年時点 38店舗・ホームセンター売上高順位16位・当年度計画 売上623億円/経常利益24億円・9期連続増収増益
    • [60]1店舗当たりの投資額 平均5億円・四国の売場面積 小型店400坪/中型店700坪/大型店1,000坪・商圏人口3万〜7万人に規模を合わせた出店
    • [61]環境機器事業部門は家庭の浄化槽からプラント処理場まで担当・小型合併処理浄化槽は環境庁/建設省/厚生省の補助で普及・平成10年に単独浄化槽を廃止する計画
    • [62]小型合併処理浄化槽は環境庁・建設省・厚生省が補助金を出して普及に努め平成10年に単独浄化槽を廃止して移行する計画
    • [63]中水道としての雑排水再利用が始まり三越新宿店にダイキの中水道を施工
    • [64]中国大連市に小型合併処理浄化槽の部品工場を設置・大連理工大学へ中水道の最新装置を寄付
    • [65]ホームセンター部門の粗利益率 1992年度26.7%・住宅資材を自社の住宅機器部門から卸値で仕入れられることが要因
    • [66]大亀孝裕社長 粗利益率の高さの理由を住宅機器部門経由の卸値仕入れに求める説明
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【役員の状況】
    • [67]1995年 石黒ホーマがホーマック株式会社へ商号変更
  • 証券アナリストジャーナル 1998年5月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー専務取締役、1998年4月24日・28日講演)
    • [68]ホーマック・ジャスコ・ケーヨー3社の商品共同開発と共同ブランド「プライス・ファースト」
    • [70]1998年4月 共同ブランド「プライス・ファースト」の売上50億円
  • 証券アナリストジャーナル 1997年6月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー常務取締役、1997年5月8日講演)
    • [69]1997年5月講演 3社共同仕入れ 前期41億円の実績・今期100億円の目標
  • 週刊東洋経済 2000年2月26日号「[ザ・トーク]松岡功/内田勲/前田勝敏」
    • [71]前田勝敏ホーマック社長 2000年2月 ホームセンター業界もM&Aの時代であり合併や買収の手段は十分ありうるとの発言

2005年〜 株式移転で三社を並べた持株会社と、地方チェーンの買い足し

DCMホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2006年 カーマ・ダイキ・ホーマック3社の共同株式移転によるDCM Japanホールディングスの設立 商圏の重ならない3社は、なぜ合併ではなく共同持株会社を選んだか
  2. 2006年 東京・大阪・名古屋の各市場第一部と札幌証券取引所に上場
  3. 2007年 久田宗弘氏が代表取締役社長に就任
  4. 2007年 オージョイフルを完全子会社化(2009年3月にダイキが吸収合併)
  5. 2008年 ダイキがホームセンターサンコーを子会社化
  6. 2010年 商号をDCMHDに変更
  7. 2011年 ホーマックがダイレックスの株式を日立物流へ譲渡

株式移転で三社を並べた持株会社の発足

2005年7月11日、株式会社カーマ、ダイキ株式会社、ホーマック株式会社の3社は基本合意書を締結[72]し、株式移転により完全親会社となる持株会社を設立することを取締役会で決議した。株式移転比率はカーマ2.2、ダイキ1.0、ホーマック1.4[73]で、交付株式はカーマ73,041,735株、ダイキ27,173,185株、ホーマック59,224,279株[74]を数えた。比率の算定にあたっては、カーマが日興コーディアル証券、ダイキがみずほ証券、ホーマックが大和証券エスエムビーシーをそれぞれフィナンシャルアドバイザーに指名[75]した。3社の規模は資本金でホーマックが109億8,100万円、ダイキが70億5,800万円、カーマが60億100万円[76]と差があり、本店も札幌市厚別区、愛媛県松山市、愛知県刈谷市に分かれていた[77]

  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【重要な後発事象】
    • [72]2005年7月11日 3社が基本合意書を締結し株式移転による持株会社設立を取締役会で決議
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【企業結合等】
    • [73]株式移転比率 カーマ2.2・ダイキ1.0・ホーマック1.4
    • [74]交付株式数 カーマ73,041,735株・ダイキ27,173,185株・ホーマック59,224,279株
    • [75]フィナンシャルアドバイザー カーマ=日興コーディアル証券・ダイキ=みずほ証券・ホーマック=大和証券エスエムビーシー
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【関係会社の状況】
    • [76]第1期末の資本金 ホーマック109億81百万円・ダイキ70億58百万円・カーマ60億1百万円
    • [77]本店所在地 ホーマック=札幌市厚別区・ダイキ=愛媛県松山市・カーマ=愛知県刈谷市

2006年4月10日、3社の取締役会が株式移転計画書の締結を承認[78]し、5月18日にホーマック、6月23日にカーマ、6月29日にダイキの各定時株主総会が承認[79]した。同年9月1日、3社の完全親会社としてDCM Japanホールディングス株式会社が発足し、東京・大阪・名古屋の各市場第一部と札幌証券取引所に上場[80]している。資本金は100億円、本店は東京都港区芝一丁目5番11号[81]で、代表取締役社長には前田勝敏氏が就いた[82]。企業結合の目的は純粋持株会社設立による経営基盤の一層の強化[83]と説明され、持分の結合と判定した理由は、いずれの結合当事企業の株主も他の企業を支配したとは認められない[84]ことにあった。

  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【重要な後発事象】
    • [78]2006年4月10日 各取締役会が株式移転計画書の締結を承認
    • [79]ホーマック5月18日・カーマ6月23日・ダイキ6月29日の定時株主総会で株式移転を承認
    • [81]2006年9月1日現在 資本金100億円・本店 東京都港区芝一丁目5番11号
    • [82]2006年9月1日現在の代表者 代表取締役社長 前田勝敏
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)
    • [80]2006年9月 持株会社を設立し東京・大阪・名古屋の各市場第一部と札幌証券取引所へ上場
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【企業結合等】
    • [83]企業結合の目的 純粋持株会社設立による経営基盤の一層の強化
    • [84]持分の結合と判定した理由 いずれの結合当事企業の株主も他の企業を支配したとは認められない

取締役会長には大亀孝裕氏、取締役相談役には鏡味順一郎氏と石黒靖尋氏が就き[85]、3社の経営者がそのまま持株会社の役員に収まった。久田宗弘氏は代表取締役副社長兼最高執行責任者として発足に加わり、2007年5月に代表取締役社長へ就いている[86]。久田氏は2001年7月にカーマへ顧問として入社し、2002年6月に同社代表取締役副社長、同年9月に代表取締役社長となった[87]人物である。3社と三井物産が共同出資していた共同仕入会社DCM Japan株式会社の株式は、2006年9月30日付で全て持株会社へ譲渡された[88]。第1期は2006年9月から2007年2月までの6か月決算で、営業収益1,936億円、経常利益54億円、当期純利益27億円[89]となった。

  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【役員の状況】
    • [85]取締役会長 大亀孝裕・取締役相談役 鏡味順一郎/石黒靖尋
    • [86]久田宗弘 2006年9月 代表取締役副社長 最高執行責任者・2007年5月 代表取締役社長
    • [87]久田宗弘 2001年7月 カーマへ顧問として入社・2002年6月 同社代表取締役副社長・2002年9月 同社代表取締役社長
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【重要な後発事象】
    • [88]2006年9月30日付でDCM Japan株式会社の株式を全て持株会社へ譲渡
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)
    • [89]第1期(2007年2月期・6か月決算)営業収益1,936億円・経常利益54億円・当期純利益27億円
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【重要な後発事象】
    • [72]2005年7月11日 3社が基本合意書を締結し株式移転による持株会社設立を取締役会で決議
    • [78]2006年4月10日 各取締役会が株式移転計画書の締結を承認
    • [79]ホーマック5月18日・カーマ6月23日・ダイキ6月29日の定時株主総会で株式移転を承認
    • [81]2006年9月1日現在 資本金100億円・本店 東京都港区芝一丁目5番11号
    • [82]2006年9月1日現在の代表者 代表取締役社長 前田勝敏
    • [88]2006年9月30日付でDCM Japan株式会社の株式を全て持株会社へ譲渡
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【企業結合等】
    • [73]株式移転比率 カーマ2.2・ダイキ1.0・ホーマック1.4
    • [74]交付株式数 カーマ73,041,735株・ダイキ27,173,185株・ホーマック59,224,279株
    • [75]フィナンシャルアドバイザー カーマ=日興コーディアル証券・ダイキ=みずほ証券・ホーマック=大和証券エスエムビーシー
    • [83]企業結合の目的 純粋持株会社設立による経営基盤の一層の強化
    • [84]持分の結合と判定した理由 いずれの結合当事企業の株主も他の企業を支配したとは認められない
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【関係会社の状況】
    • [76]第1期末の資本金 ホーマック109億81百万円・ダイキ70億58百万円・カーマ60億1百万円
    • [77]本店所在地 ホーマック=札幌市厚別区・ダイキ=愛媛県松山市・カーマ=愛知県刈谷市
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)
    • [80]2006年9月 持株会社を設立し東京・大阪・名古屋の各市場第一部と札幌証券取引所へ上場
    • [89]第1期(2007年2月期・6か月決算)営業収益1,936億円・経常利益54億円・当期純利益27億円
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【役員の状況】
    • [85]取締役会長 大亀孝裕・取締役相談役 鏡味順一郎/石黒靖尋
    • [86]久田宗弘 2006年9月 代表取締役副社長 最高執行責任者・2007年5月 代表取締役社長
    • [87]久田宗弘 2001年7月 カーマへ顧問として入社・2002年6月 同社代表取締役副社長・2002年9月 同社代表取締役社長

共通政策商品で束ねた仕入と、近畿への買収

持株会社は3社を合併させず、株式会社カーマ、ダイキ株式会社、ホーマック株式会社をいずれも議決権所有割合100パーセントのホームセンター事業会社として残した[90]。束ねたのは仕入で、第1期はグループ政策商品の売上高構成比が年間ベースで63パーセントとなって目標の60パーセントを達成[91]し、値入率が1.8ポイント改善して荒利益率は30.3パーセント、期末店舗数は425店[92]に達した。2008年2月期には共通政策商品の構成比が63.0パーセントから85.1パーセントへ広がり、3社共通チラシを1回から4回に増やして改装を計137店で実施[93]した。

  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【関係会社の状況】
    • [90]3社はいずれも議決権所有割合100.0%のホームセンター事業会社として存続
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)
    • [91]第1期 政策商品の売上高構成比63%で目標60%を達成
    • [92]第1期 値入率1.8ポイント改善・荒利益率30.3%・期末店舗数425店
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2008年2月期)
    • [93]2008年2月期 グループ共通政策商品の売上高構成比が63.0%から85.1%へ拡大・3社共通チラシ1回から4回・改装137店

近畿圏へは買収で入り、2007年12月20日に25店舗を持つ株式会社オージョイフルを完全子会社化[94]した。2008年2月期の期末店舗数は453店、営業収益3,958億円、営業利益156億円、経常利益161億円、当期純利益80億円[95]となっている。2008年6月にはダイキが株式会社ホームセンターサンコーを子会社化し、2009年3月にはダイキがオージョイフルを吸収合併[96]している。2009年9月には大阪・名古屋・札幌の3取引所の上場を廃止し、東京証券取引所のみを残した[97]。2010年3月1日にはグループの商品仕入機能を担っていたDCMジャパン株式会社を吸収合併し、同年6月1日に商号をDCMホールディングス株式会社へ変更[98]している。

  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2008年2月期)
    • [94]2007年12月20日 近畿圏25店舗のオージョイフルを完全子会社化
    • [95]2008年2月期 期末店舗数453店・営業収益3,958億8百万円・営業利益156億2百万円・経常利益161億23百万円・当期純利益80億56百万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期)【沿革】
    • [96]2008年6月 ダイキがホームセンターサンコーを子会社化・2009年3月 ダイキがオージョイフルを吸収合併
    • [97]2009年9月 大阪・名古屋・札幌の上場を廃止し東京証券取引所のみとする
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期・連結)
    • [98]2010年3月1日 DCMジャパン株式会社を吸収合併・2010年6月1日 商号をDCMホールディングス株式会社へ変更
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【関係会社の状況】
    • [90]3社はいずれも議決権所有割合100.0%のホームセンター事業会社として存続
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)
    • [91]第1期 政策商品の売上高構成比63%で目標60%を達成
    • [92]第1期 値入率1.8ポイント改善・荒利益率30.3%・期末店舗数425店
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2008年2月期)
    • [93]2008年2月期 グループ共通政策商品の売上高構成比が63.0%から85.1%へ拡大・3社共通チラシ1回から4回・改装137店
    • [94]2007年12月20日 近畿圏25店舗のオージョイフルを完全子会社化
    • [95]2008年2月期 期末店舗数453店・営業収益3,958億8百万円・営業利益156億2百万円・経常利益161億23百万円・当期純利益80億56百万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期)【沿革】
    • [96]2008年6月 ダイキがホームセンターサンコーを子会社化・2009年3月 ダイキがオージョイフルを吸収合併
    • [97]2009年9月 大阪・名古屋・札幌の上場を廃止し東京証券取引所のみとする
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期・連結)
    • [98]2010年3月1日 DCMジャパン株式会社を吸収合併・2010年6月1日 商号をDCMホールディングス株式会社へ変更

ダイレックスの売却と、地方チェーンの取り込み

ホームセンター以外の業態は逆に手放し、2011年2月にホーマックはディスカウントストアのダイレックス株式会社の株式を株式会社日立物流へ譲渡して[99]、連結の外に出している。2011年2月期の営業収益は4,223億円、営業利益132億円、経常利益131億円、当期純利益68億円[100]となった。買い足しはその後も続き、2015年7月に北海道の株式会社サンワドー、2016年12月に甲信の株式会社くろがねやを、いずれも株式交換で完全子会社化して、それぞれDCMサンワ株式会社、DCMくろがねや株式会社へ商号を変えた[101]

  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期)【沿革】
    • [99]2011年2月 ホーマックがダイレックス株式会社の株式を株式会社日立物流へ譲渡し連結対象外とする
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期・連結)
    • [100]2011年2月期 営業収益4,223億74百万円・営業利益132億20百万円・経常利益131億64百万円・当期純利益68億46百万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [101]2015年7月 サンワドーを株式交換で完全子会社化しDCMサンワへ・2016年12月 くろがねやを株式交換で完全子会社化しDCMくろがねやへ商号変更

買い足しの結果、2015年2月期のセグメント売上はDCMホーマックが1,927億円、DCMカーマが1,321億円、DCMダイキが1,053億円[102]となり、釧路の金物店を母体とする会社が最大の稼ぎ手になった。関東への足がかりも同じ時期に置かれ、2016年4月5日にケーヨーと業務提携および経営統合協議の覚書を締結[103]している。2017年1月5日には資本業務提携契約を結んで第三者割当増資を引き受け、議決権20.1パーセントの持分法適用関連会社[104]とした。両社の関係は1990年代の共同仕入れと共同ブランドに始まり[105]、20年を経て資本の形で結び直された。

  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2015年2月期・連結)【セグメント情報】
    • [102]2015年2月期 セグメント売上 DCMホーマック1,927億円・DCMカーマ1,321億円・DCMダイキ1,053億円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2017年2月期)【その他の契約】
    • [103]2016年4月5日 ケーヨーと業務提携および経営統合協議の覚書を締結
    • [104]2017年1月5日 資本業務提携契約を締結し第三者割当増資を引き受けて議決権20.1%の持分法適用関連会社化
  • 証券アナリストジャーナル 1998年5月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー専務取締役、1998年4月24日・28日講演)
    • [105]両社の関係はジャスコを交えた1990年代の3社共同仕入れと共同ブランドに始まる
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期)【沿革】
    • [99]2011年2月 ホーマックがダイレックス株式会社の株式を株式会社日立物流へ譲渡し連結対象外とする
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期・連結)
    • [100]2011年2月期 営業収益4,223億74百万円・営業利益132億20百万円・経常利益131億64百万円・当期純利益68億46百万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [101]2015年7月 サンワドーを株式交換で完全子会社化しDCMサンワへ・2016年12月 くろがねやを株式交換で完全子会社化しDCMくろがねやへ商号変更
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2015年2月期・連結)【セグメント情報】
    • [102]2015年2月期 セグメント売上 DCMホーマック1,927億円・DCMカーマ1,321億円・DCMダイキ1,053億円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2017年2月期)【その他の契約】
    • [103]2016年4月5日 ケーヨーと業務提携および経営統合協議の覚書を締結
    • [104]2017年1月5日 資本業務提携契約を締結し第三者割当増資を引き受けて議決権20.1%の持分法適用関連会社化
  • 証券アナリストジャーナル 1998年5月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー専務取締役、1998年4月24日・28日講演)
    • [105]両社の関係はジャスコを交えた1990年代の3社共同仕入れと共同ブランドに始まる

2018年〜 島忠買収の失敗と、五社を一社に畳んでケーヨーを取り込むまで

DCMホールディングスの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2020年 石黒靖規氏が代表取締役社長兼COOに就任
  2. 2020年 島忠に1株4,200円の株式公開買付けを発表
  3. 2020年 ニトリHDが島忠を子会社化
  4. 2021年 ホームセンター事業会社5社の吸収合併によるDCM株式会社の発足と、店名の「DCM」への統一 地域で親しまれた屋号を残すか、一つの会社に束ねるか——持株会社15年目に踏んだ法人格の統一
  5. 2024年 持分法適用関連会社ケーヨーの完全子会社化と、DCM株式会社への吸収合併 仕入の9割を供給する相手を、提携先のまま置くか、一つの会社にするか

そろわない5社と、合併の前に済ませた統一

事業会社は5社になったが規模も収益力もそろわず、2018年2月期のセグメント売上高はDCMホーマックが1,819億円、DCMカーマが1,290億円、DCMダイキが918億円で、営業利益もそれぞれ79億円、68億円、37億円と開きがあった[106]。2018年2月期上期のDCMサンワの営業利益は2億6,000万円、DCMくろがねやは6,400万円の赤字[107]である。店舗の売上も伸びず、2018年2月期上期の既存店売上高は前年同期比5.1パーセント減、来店客数は5.6パーセント減で、計画のマイナス2.1パーセントを3ポイント下回った[108]。2020年2月期上期の既存店売上高も2.9パーセント減[109]となっている。

  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2018年2月期・連結)
    • [106]2018年2月期 セグメント売上高 ホーマック1,819億円・カーマ1,290億円・ダイキ918億円/営業利益79億円・68億円・37億円
  • ログミーファイナンス(2017年10月10日)「DCM、3-8月期は増収増益 サンワが収益改善により黒字化」
    • [107]2018年2月期上期 DCMサンワの営業利益2億6,000万円・DCMくろがねやは6,400万円の赤字
    • [108]2018年2月期上期 既存店売上高 前年比5.1%減・来店客数5.6%減・計画のマイナス2.1%を3ポイント下回る
  • ログミーファイナンス(2019年10月8日)「DCMホールディングス、上期は経常益が増加するも減収し営業益減 天候不順により集客不調」
    • [109]2020年2月期上期 既存店売上高 前年比2.9%減

利益はプライベートブランドで作り、PB商品の売上構成比は2018年2月期上期に15.3パーセントから16.8パーセントへ、値入率は36.7パーセントから37.4パーセントへ上がった[110]。2020年2月期上期のPB売上構成比は22.1パーセントに達し[111]、DCMくろがねやはDCMへの改装効果が1年以上続いて増収増益を保っている[112]。5社を1社にする工程は合併より先に業務を揃えるところから動き出し、2019年9月に店舗業務システムを完全統一したうえで、事業会社間で店舗運営部長を1名、エリアマネージャーを2名、店長を4名ずつ入れ替える実験を行い、問題なく回ることを確認した[113]

  • ログミーファイナンス(2017年10月10日)「DCM、3-8月期は増収増益 サンワが収益改善により黒字化」
    • [110]2018年2月期上期 PB売上構成比15.3%→16.8%・値入率36.7%→37.4%
  • ログミーファイナンス(2019年10月8日)「DCMホールディングス、上期は経常益が増加するも減収し営業益減 天候不順により集客不調」
    • [111]2020年2月期上期 PB売上構成比22.1%
    • [112]DCMくろがねやはDCMへの改装効果が1年以上続き増収増益を維持
    • [113]2019年9月 店舗業務システムを完全統一・事業会社間で店舗運営部長1名/エリアマネージャー2名/店長4名を入れ替える実験を実施

人事制度も同じ手順を踏み、2021年3月の完全統一を前提に旧事業会社の社員を同じ人事制度へ仮に貼り付け、自由に人事交流できる状態を先に作った[114]。組織の側では在庫管理部を新設し、季節性の強い商品を本部から計画的に送り込む方式へ変えて、季節商品約1,000アイテムを一斉に投入している[115]。2019年12月10日、DCMホールディングスは事業会社5社を2021年3月をめどに統合すると発表[116]し、あわせて2020年3月1日付で久田宗弘社長が会長に、石黒靖規副社長が社長へ昇格する人事を公表した[117]。統合の理由は需要や社会・経済の変化へこれまで以上に迅速かつ効果的に対応するためと説明され、この時点の店舗数は673店[118]だった。

  • ログミーファイナンス(2019年10月8日)「DCMホールディングス、上期は経常益が増加するも減収し営業益減 天候不順により集客不調」
    • [114]人事制度を2021年3月の完全統一を前提に仮貼り付けし人事交流できる状態を先行整備
    • [115]在庫管理部を新設し季節商品約1,000アイテムを本部から一斉投入する方式へ変更
  • 日本経済新聞(2019年12月10日)「DCM、傘下事業会社を統合、社長にホーマック創業家」
    • [116]2019年12月10日 事業会社5社を2021年3月をめどに統合すると発表
    • [117]2020年3月1日付で久田宗弘社長が会長へ・石黒靖規副社長が社長へ昇格
  • 流通ニュース(2019年12月10日)「DCM/グループ5社2021年3月めどに統合」
    • [118]統合の理由は需要や社会・経済の変化へこれまで以上に迅速かつ効果的に対応するため・当時673店舗
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2018年2月期・連結)
    • [106]2018年2月期 セグメント売上高 ホーマック1,819億円・カーマ1,290億円・ダイキ918億円/営業利益79億円・68億円・37億円
  • ログミーファイナンス(2017年10月10日)「DCM、3-8月期は増収増益 サンワが収益改善により黒字化」
    • [107]2018年2月期上期 DCMサンワの営業利益2億6,000万円・DCMくろがねやは6,400万円の赤字
    • [108]2018年2月期上期 既存店売上高 前年比5.1%減・来店客数5.6%減・計画のマイナス2.1%を3ポイント下回る
    • [110]2018年2月期上期 PB売上構成比15.3%→16.8%・値入率36.7%→37.4%
  • ログミーファイナンス(2019年10月8日)「DCMホールディングス、上期は経常益が増加するも減収し営業益減 天候不順により集客不調」
    • [109]2020年2月期上期 既存店売上高 前年比2.9%減
    • [111]2020年2月期上期 PB売上構成比22.1%
    • [112]DCMくろがねやはDCMへの改装効果が1年以上続き増収増益を維持
    • [113]2019年9月 店舗業務システムを完全統一・事業会社間で店舗運営部長1名/エリアマネージャー2名/店長4名を入れ替える実験を実施
    • [114]人事制度を2021年3月の完全統一を前提に仮貼り付けし人事交流できる状態を先行整備
    • [115]在庫管理部を新設し季節商品約1,000アイテムを本部から一斉投入する方式へ変更
  • 日本経済新聞(2019年12月10日)「DCM、傘下事業会社を統合、社長にホーマック創業家」
    • [116]2019年12月10日 事業会社5社を2021年3月をめどに統合すると発表
    • [117]2020年3月1日付で久田宗弘社長が会長へ・石黒靖規副社長が社長へ昇格
  • 流通ニュース(2019年12月10日)「DCM/グループ5社2021年3月めどに統合」
    • [118]統合の理由は需要や社会・経済の変化へこれまで以上に迅速かつ効果的に対応するため・当時673店舗

島忠を巡る買収競争と、ニトリへの敗退

規模を一気に広げる機会は一度だけ手からこぼれており、2020年10月2日にDCMホールディングスは業界7位の島忠を完全子会社化すると発表[119]した。1株4,200円で株式公開買付けを行い最大1,630億円を投じる計画[120]で、買付価格は報道の出る直前の9月18日終値に45.93パーセントのプレミアムを乗せている[121]。島忠は利益剰余金1,500億円超の実質無借金企業で純資産は約1,800億円あり、負ののれんが200億円近く発生する計算[122]だった。両社の直近売上高を単純に足すと5,836億円となり、首位のカインズの4,410億円を引き離す[123]

  • 週刊東洋経済 2020年10月24日号「ニュース最前線02 カインズを抜いてトップに 「DCM・島忠」連合の思惑」
    • [119]2020年10月2日 業界7位の島忠を完全子会社化すると発表
    • [120]1株4,200円のTOB・投下額は最大1,630億円
    • [121]買付価格は報道直前の9月18日終値に45.93%のプレミアム
    • [122]島忠は利益剰余金1,500億円超の実質無借金企業・純資産約1,800億円・負ののれん200億円近く
    • [123]両社の直近売上高の単純合算5,836億円・業界首位カインズは4,410億円

買収の背景には業界再編があり、ホームセンターの市場規模は20年前から4兆円前後で横ばいのまま店舗数だけが増えていた[124]。業界3位のコーナン商事は2019年にプロ用建材卸の建デポをLIXILから約240億円で買収し、2020年6月には業界11位のアークランドサカモトが同6位のLIXILビバを約1,100億円で買収すると発表[125]している。DCMホールディングスの売上高に占めるPB比率は2020年2月末で21.4パーセントに達し、全店へ導入して安売りを避けながら粗利率を改善してきた[126]。一方の島忠は高単価な家具が利益を支えてきたため、ホームセンター向けPBの強化に慎重だった[127]

  • 週刊東洋経済 2020年10月24日号「ニュース最前線02 カインズを抜いてトップに 「DCM・島忠」連合の思惑」
    • [124]ホームセンターの市場規模は20年前から4兆円前後で横ばい・店舗数は増加
    • [125]コーナン商事が2019年に建デポをLIXILから約240億円で買収・2020年6月にアークランドサカモトがLIXILビバを約1,100億円で買収すると発表
    • [126]2020年2月末 DCMホールディングスの売上高に占めるPB比率21.4%・全店導入で安売り回避と粗利率改善
    • [127]島忠は高単価な家具が利益を下支えしておりホームセンター向けPB強化に慎重

10月2日の発表時点では友好的な買収で、島忠の岡野恭明社長は両社はどちらが上も下もなく対等の精神による経営統合だと語り[128]、粗利率の改善に向けてDCMホールディングスのPB商品を導入できるのは大きな利点だと述べた[129]。だが10月21日、村上世彰氏が実質支配する投資会社シティインデックスイレブンスが島忠株の8.38パーセント保有を明らかにし、買付価格が会社の本来価値と比べて割安ではないかとただす書簡を送った[130]ことを公表している。島忠の株価は22日終値で4,810円まで上がり[131]、11月にニトリホールディングスがより高い価格で対抗買収に参戦して、島忠はニトリの傘下に入った[132]。その後の回復は鈍く、2025年3月期の営業利益率はニトリ事業の14.3パーセントに対し島忠事業は1.8パーセント[133]である。

  • 週刊東洋経済 2020年11月7日号「ニュース最前線01 ニトリが島忠争奪戦に参戦 初の小売企業買収の好機」
    • [128]島忠 岡野恭明社長 どちらが上も下もなく対等の精神による経営統合との発言
    • [130]2020年10月21日 シティインデックスイレブンスが島忠株8.38%保有を公表し買付価格の割安性をただす書簡を送付
    • [131]2020年10月22日終値 島忠株価4,810円
  • 週刊東洋経済 2020年10月24日号「ニュース最前線02 カインズを抜いてトップに 「DCM・島忠」連合の思惑」
    • [129]島忠 岡野恭明社長 粗利率改善に向けDCMホールディングスのPB商品を導入できるのは大きなメリットとの発言
  • 週刊東洋経済 2026年2月21日号「【特集 業界再編大予測】 第3章 飽和期 ホームセンター プロ業態や異業種M&Aに注目」
    • [132]2020年11月 ニトリホールディングスがより高いTOB価格で参戦し島忠を獲得
    • [133]2025年3月期 営業利益率 ニトリ事業14.3%・島忠事業1.8%
  • 週刊東洋経済 2020年10月24日号「ニュース最前線02 カインズを抜いてトップに 「DCM・島忠」連合の思惑」
    • [119]2020年10月2日 業界7位の島忠を完全子会社化すると発表
    • [120]1株4,200円のTOB・投下額は最大1,630億円
    • [121]買付価格は報道直前の9月18日終値に45.93%のプレミアム
    • [122]島忠は利益剰余金1,500億円超の実質無借金企業・純資産約1,800億円・負ののれん200億円近く
    • [123]両社の直近売上高の単純合算5,836億円・業界首位カインズは4,410億円
    • [124]ホームセンターの市場規模は20年前から4兆円前後で横ばい・店舗数は増加
    • [125]コーナン商事が2019年に建デポをLIXILから約240億円で買収・2020年6月にアークランドサカモトがLIXILビバを約1,100億円で買収すると発表
    • [126]2020年2月末 DCMホールディングスの売上高に占めるPB比率21.4%・全店導入で安売り回避と粗利率改善
    • [127]島忠は高単価な家具が利益を下支えしておりホームセンター向けPB強化に慎重
    • [129]島忠 岡野恭明社長 粗利率改善に向けDCMホールディングスのPB商品を導入できるのは大きなメリットとの発言
  • 週刊東洋経済 2020年11月7日号「ニュース最前線01 ニトリが島忠争奪戦に参戦 初の小売企業買収の好機」
    • [128]島忠 岡野恭明社長 どちらが上も下もなく対等の精神による経営統合との発言
    • [130]2020年10月21日 シティインデックスイレブンスが島忠株8.38%保有を公表し買付価格の割安性をただす書簡を送付
    • [131]2020年10月22日終値 島忠株価4,810円
  • 週刊東洋経済 2026年2月21日号「【特集 業界再編大予測】 第3章 飽和期 ホームセンター プロ業態や異業種M&Aに注目」
    • [132]2020年11月 ニトリホールディングスがより高いTOB価格で参戦し島忠を獲得
    • [133]2025年3月期 営業利益率 ニトリ事業14.3%・島忠事業1.8%

DCM株式会社の発足と、ケーヨーの取り込み

2020年4月10日の取締役会でDCM分割準備株式会社の設立と吸収分割契約の締結を決め、2021年3月1日、ホームセンター事業を承継させたこの会社を存続会社としてDCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマック、DCMサンワ、DCMくろがねやの5社を吸収合併[134]し、商号をDCM株式会社へ変更した。会社分割と合併の目的は、経営面と執行面を分け、法人格を統一して事業全体の戦略に関する意思決定を速めること[135]にある。2021年2月期の経常利益は295億5,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益は185億9,400万円[136]で、連結従業員は4,059人となった[137]。報告セグメントも2021年2月期まではDCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマックの3社別だったが、2022年2月期からホームセンター事業の単一区分[138]になっている。同じ2022年3月には、家電のネット通販を手がけるエクスプライス株式会社を子会社にした[139]

  • DCMホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [134]2020年4月10日 取締役会でDCM分割準備株式会社の設立と吸収分割契約の締結を決議・2021年3月1日に事業会社5社を吸収合併し商号をDCM株式会社へ変更
    • [139]2022年3月 エクスプライス株式会社を子会社化
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・連結)【重要な後発事象】
    • [135]会社分割と合併の目的は経営面と執行面を分け法人格を統一して事業全体の戦略に関する意思決定を速めること
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・連結)
    • [136]2021年2月期 経常利益295億5,000万円・親会社株主に帰属する当期純利益185億9,400万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期)【従業員の状況】
    • [137]2021年2月末 連結従業員4,059人
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・2022年2月期・連結)【セグメント情報】
    • [138]報告セグメントは2021年2月期まで3社別・2022年2月期からホームセンター事業の単一区分

屋号の統一は合併の時点でも終わっておらず、2022年3月1日にDCM株式会社は全国約510店の看板とサインのロゴマークを2年間で順次変更し、店名も「DCM」へ統一すると公表した[140]。同社はロゴ変更と店名統一を完全統合の集大成と呼び、2022年3月17日に開店する大垣鶴見店から新しいロゴを使うとしている[141]。一方のケーヨーへは資本を動かす前から商品が流れており、2020年2月期上期のPB供給高は前年同期比15億7,700万円増の56億6,800万円、ナショナルブランドを合わせた商品供給高は347億4,100万円で、ケーヨーの仕入の92パーセントをDCMホールディングスが供給していた[142]。同期の持分法投資損益も前年同期の6,400万円の損失から2億6,700万円の利益へ転じ[143]、2019年8月末にはDCM側673店にケーヨー175店を加えた848店の店舗網[144]になっている。

  • DCM株式会社「店舗ロゴマークの変更、店名統一について」(2022年3月1日)
    • [140]2022年3月1日 全国約510店の看板・サインのロゴマークを2年間で順次変更し店名を「DCM」へ統一すると公表
    • [141]ロゴ変更と店名統一を「完全統合の集大成」と表現・2022年3月17日開店の大垣鶴見店から新ロゴを使用
  • DCMホールディングス 2020年2月期第2四半期決算説明会(2019年10月2日開催)
    • [142]2020年2月期上期 ケーヨーへのPB供給高56億6,800万円(前年同期比15億7,700万円増)・商品供給高347億4,100万円・ケーヨーの仕入の92%を供給
    • [143]ケーヨーに対する持分法投資損益が前年同期の6,400万円の損失から2億6,700万円の利益へ転換
    • [144]2019年8月末 DCM側673店にケーヨー175店を加えた848店の店舗網

2023年9月29日の取締役会は、協業上の制約を無くして機動的で統一感のある意思決定ができる体制を作るため、公開買付けによる取得を決議した[145]。11月20日に90.70パーセントを取得し、取得原価は687億5,300万円[146]である。2024年1月9日には株式等売渡請求で完全子会社とし、のれん263億3,400万円は20年間で均等償却[147]する。同年9月1日にはDCM株式会社を存続会社としてケーヨーを吸収合併し、ケーヨーデイツーの店名も「DCM」へ統一[148]した。売上高は2024年2月期の4,813億円から2025年2月期に5,361億円へ増え、営業利益は332億3,000万円となった[149]一方、連結従業員数は4,955人から4,646人へ減り、平均臨時雇用者数は1万1,739人[150]である。2025年9月には株式会社エンチョー、同年12月にはホームテック株式会社を子会社化し、全国918店舗となった[151]

  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期・連結)【企業結合等関係】
    • [145]2023年9月29日 取締役会で公開買付けによる取得を決議・理由は協業上の制約を無くし機動的で統一感のある意思決定ができる体制を作ること
    • [146]2023年11月20日 議決権90.70%を取得・取得原価687億5,300万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期)【事業の内容】【企業結合等関係】
    • [147]2024年1月9日 株式等売渡請求により完全子会社化・のれん263億3,400万円を20年間で均等償却
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期)【重要な後発事象】
    • [148]2024年9月1日 DCM株式会社を存続会社としてケーヨーを吸収合併・ケーヨーデイツーの店名を「DCM」へ統一
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2025年2月期・連結)
    • [149]2025年2月期 売上高5,361億3,200万円・営業利益332億3,000万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2026年2月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [150]連結従業員数 2024年2月期4,955人・2025年2月期4,646人・2025年2月期の平均臨時雇用者数11,739人
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2026年2月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [151]2025年9月 エンチョーを株式交換で完全子会社化・2025年12月 ホームテックの全株式を取得・全国918店舗
  • DCMホールディングス 有価証券報告書【沿革】
    • [134]2020年4月10日 取締役会でDCM分割準備株式会社の設立と吸収分割契約の締結を決議・2021年3月1日に事業会社5社を吸収合併し商号をDCM株式会社へ変更
    • [139]2022年3月 エクスプライス株式会社を子会社化
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・連結)【重要な後発事象】
    • [135]会社分割と合併の目的は経営面と執行面を分け法人格を統一して事業全体の戦略に関する意思決定を速めること
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・連結)
    • [136]2021年2月期 経常利益295億5,000万円・親会社株主に帰属する当期純利益185億9,400万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期)【従業員の状況】
    • [137]2021年2月末 連結従業員4,059人
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・2022年2月期・連結)【セグメント情報】
    • [138]報告セグメントは2021年2月期まで3社別・2022年2月期からホームセンター事業の単一区分
  • DCM株式会社「店舗ロゴマークの変更、店名統一について」(2022年3月1日)
    • [140]2022年3月1日 全国約510店の看板・サインのロゴマークを2年間で順次変更し店名を「DCM」へ統一すると公表
    • [141]ロゴ変更と店名統一を「完全統合の集大成」と表現・2022年3月17日開店の大垣鶴見店から新ロゴを使用
  • DCMホールディングス 2020年2月期第2四半期決算説明会(2019年10月2日開催)
    • [142]2020年2月期上期 ケーヨーへのPB供給高56億6,800万円(前年同期比15億7,700万円増)・商品供給高347億4,100万円・ケーヨーの仕入の92%を供給
    • [143]ケーヨーに対する持分法投資損益が前年同期の6,400万円の損失から2億6,700万円の利益へ転換
    • [144]2019年8月末 DCM側673店にケーヨー175店を加えた848店の店舗網
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期・連結)【企業結合等関係】
    • [145]2023年9月29日 取締役会で公開買付けによる取得を決議・理由は協業上の制約を無くし機動的で統一感のある意思決定ができる体制を作ること
    • [146]2023年11月20日 議決権90.70%を取得・取得原価687億5,300万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期)【事業の内容】【企業結合等関係】
    • [147]2024年1月9日 株式等売渡請求により完全子会社化・のれん263億3,400万円を20年間で均等償却
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期)【重要な後発事象】
    • [148]2024年9月1日 DCM株式会社を存続会社としてケーヨーを吸収合併・ケーヨーデイツーの店名を「DCM」へ統一
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2025年2月期・連結)
    • [149]2025年2月期 売上高5,361億3,200万円・営業利益332億3,000万円
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2026年2月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [150]連結従業員数 2024年2月期4,955人・2025年2月期4,646人・2025年2月期の平均臨時雇用者数11,739人
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2026年2月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】
    • [151]2025年9月 エンチョーを株式交換で完全子会社化・2025年12月 ホームテックの全株式を取得・全国918店舗

DCMホールディングスの沿革1919〜2024年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
石黒金物店を開業
鏡味順一郎氏が名古屋市でかがみ薬局を創業
医薬品の小売を開始
石黒金物店を法人化
石黒商店を設立
大亀孝裕が松山市にタイルと衛生陶器を扱う大亀商事を開店
大亀商事を株式会社に改組
カーマの前身となる大高商事を設立
カーマによる176店舗のドラッグストアチェーン構想の撤回と、ホームセンターへの業態転換薬局の店数を積むか、住まいまわりの売場を作るか——出店を縛る規制の下での業態の選び直し 詳細を読む★★★
ホームセンター1号店を出店★★
金物の卸・小売からホームセンター事業へ転換★★
園芸とペットを扱うナーサリー併用型店舗を国内初開設
10店舗・年商100億円を達成しながら減益に転落★★
石黒商店によるIBMシステム38の導入と物流センターの設立問屋の条件を飲むか、補充の仕組みを自前で持つか——海を渡る仕入がもたらした増収減益への対応 詳細を読む★★★
愛媛・香川・広島・岡山の4県を対象とする瀬戸内ドミナント構想を策定
住まいと暮らしを提案するホームアメニティセンターへ転換★★
石黒ホーマが株式を店頭公開
カーマが名古屋証券取引所市場第二部に上場
石黒ホーマがホーマックに商号変更
店舗名も順次ホーマックへ切り替え
カーマが名古屋証券取引所市場第一部に指定替え
前期売上高1,120億円で業界2位の規模
久田宗弘カーマ・ダイキ・ホーマック3社の共同株式移転によるDCM Japanホールディングスの設立商圏の重ならない3社は、なぜ合併ではなく共同持株会社を選んだか 詳細を読む★★★
久田宗弘東京・大阪・名古屋の各市場第一部と札幌証券取引所に上場
久田宗弘久田宗弘氏が代表取締役社長に就任
久田宗弘オージョイフルを完全子会社化(2009年3月にダイキが吸収合併)
久田宗弘ダイキがホームセンターサンコーを子会社化
久田宗弘商号をDCMHDに変更
久田宗弘ホーマックがダイレックスの株式を日立物流へ譲渡
久田宗弘サンワドーを株式交換により完全子会社化
久田宗弘くろがねやを株式交換により完全子会社化
石黒靖規ケーヨーと資本業務提携
石黒靖規石黒靖規氏が代表取締役社長兼COOに就任
石黒靖規島忠に1株4,200円の株式公開買付けを発表★★
石黒靖規ニトリHDが島忠を子会社化★★
石黒靖規ホームセンター事業会社5社の吸収合併によるDCM株式会社の発足と、店名の「DCM」への統一地域で親しまれた屋号を残すか、一つの会社に束ねるか——持株会社15年目に踏んだ法人格の統一 詳細を読む★★★
石黒靖規持分法適用関連会社ケーヨーの完全子会社化と、DCM株式会社への吸収合併仕入の9割を供給する相手を、提携先のまま置くか、一つの会社にするか 詳細を読む★★★
出典・参考
  • 証券アナリストジャーナル 1989年11月号「石黒ホーマ」(石黒靖尋社長講演要旨)
  • 証券 1996年1月号(第48巻第1号)「新規上場会社紹介 株式会社カーマ」
  • 証券アナリストジャーナル 1994年1月号(第32巻第1号)「カーマ」(鏡味順一郎社長 講演要旨・1993年12月14日)
  • DCMダイキ公式サイト「沿革」
  • 証券アナリストジャーナル 1993年10月号「ダイキ」(大亀孝裕社長講演要旨)
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【役員の状況】
  • 証券アナリストジャーナル 1998年5月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー専務取締役、1998年4月24日・28日講演)
  • 証券アナリストジャーナル 1997年6月号 別冊付録「企業」ケーヨー(儘田公明・ケーヨー常務取締役、1997年5月8日講演)
  • 週刊東洋経済 2000年2月26日号「[ザ・トーク]松岡功/内田勲/前田勝敏」
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【重要な後発事象】
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【企業結合等】
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)【関係会社の状況】
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2007年2月期)
  • DCM Japanホールディングス 有価証券報告書(2008年2月期)
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期)【沿革】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2011年2月期・連結)
  • DCMホールディングス 有価証券報告書【沿革】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2015年2月期・連結)【セグメント情報】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2017年2月期)【その他の契約】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2018年2月期・連結)
  • ログミーファイナンス(2017年10月10日)「DCM、3-8月期は増収増益 サンワが収益改善により黒字化」
  • ログミーファイナンス(2019年10月8日)「DCMホールディングス、上期は経常益が増加するも減収し営業益減 天候不順により集客不調」
  • 日本経済新聞(2019年12月10日)「DCM、傘下事業会社を統合、社長にホーマック創業家」
  • 流通ニュース(2019年12月10日)「DCM/グループ5社2021年3月めどに統合」
  • 週刊東洋経済 2020年10月24日号「ニュース最前線02 カインズを抜いてトップに 「DCM・島忠」連合の思惑」
  • 週刊東洋経済 2020年11月7日号「ニュース最前線01 ニトリが島忠争奪戦に参戦 初の小売企業買収の好機」
  • 週刊東洋経済 2026年2月21日号「【特集 業界再編大予測】 第3章 飽和期 ホームセンター プロ業態や異業種M&Aに注目」
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・連結)【重要な後発事象】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・連結)
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期)【従業員の状況】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2021年2月期・2022年2月期・連結)【セグメント情報】
  • DCM株式会社「店舗ロゴマークの変更、店名統一について」(2022年3月1日)
  • DCMホールディングス 2020年2月期第2四半期決算説明会(2019年10月2日開催)
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期・連結)【企業結合等関係】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期)【事業の内容】【企業結合等関係】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2024年2月期)【重要な後発事象】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2025年2月期・連結)
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2026年2月期)【主要な経営指標等の推移】
  • DCMホールディングス 有価証券報告書(2026年2月期)【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

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