MTG の歴史

創業

1996年

創業者

松下剛

創業地

愛知県岡崎市

直近売上高(2025/9)

988億円

長期業績と転換点(1996/9〜2025/9)
売上高(億円純利益率(%)
Q なぜ2009年に、千円前後の品が並ぶ市場へ2万円を超える美容ローラー「ReFa」を出したのか
A 松下剛社長は起業して1年半後から活水器を扱い、海外へ出る機会が増えるなかで、技術的に優れた日本製品が海外製品に売り負ける場面をたびたび目にしていた。技術だけでは勝てないと考えた松下社長は、価格ではなく体感と作り込みで選ばせる商品へ向かった。ベアリングの選定から肌に触れる面のプラチナコーティングまで作り込む一方、生産設備は持たず外部へ委託し、企画・開発とブランドだけを自社に残した。ReFaは2009年2月から2018年7月までに累計1000万本を出荷した
Q なぜ上場翌年の2019年9月期に、267億円の最終赤字を出したのか
A 中国で電子商取引に関わる規制が強化され、日本や韓国の免税店における売上が想定を超えて落ちた。売上の過半を1ブランドに頼る構成が、落ち込みをそのまま業績へ通した。2019年5月には上海子会社などでの不適切な会計処理の疑いが表に出て、第三者委員会が不正と認定した。委員会は、上場直後で公表した数値の未達成は許されないという全社的な風潮と、グループ内で唯一成長が見込まれた中国への過剰な期待を一因に挙げた。11月には不正の発覚を受けた在庫評価損と減損を織り込み、最終損益の見通しを267億円の赤字へ引き下げた
Q なぜ2025年9月期に売上高988億円と、転落前の水準を超えて過去最高へ戻れたのか
A 商品を試せる場所を増やしたことが効いた。美容室との契約は44,360店舗に達し、期初に置いた42,000店舗の目標を上回った。サロンの顧客が専用のオンラインショップから買える「B happy」の加盟も36,657店舗へ増えた。宿泊施設に機器を据える「ReFaルーム」は3,840施設・84,700室へ広がり、2025年9月の月間想定体感者数は174万人を超えた。商品ではヘアケアのReFa BEAUTECHシリーズが伸び、海外はECでの在庫販売をやめて代理店との提携に組み替えた

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1996年〜 中古車販売から始まり、水の宅配で消費者と向き合った12年(1996〜2008)

  1. 1996年 愛知県岡崎市でエムティージーブレイズを設立
  2. 1998年 資本金を3500万円に増資
  3. 1999年 社名をエムティージーブレイズからエムティージーに変更
  4. 2002年 子会社としてブレイズを設立
  5. 2003年 本社を名古屋市中村区へ移転
  6. 2004年 ウォーターサーバー事業「宅水便のキララ」を開始
  7. 2005年 「宅水便のキララ」で愛知万博に出展

23歳での起業と、名古屋へ拠点を移すまでの8年

創業者の松下剛氏は1970年に生まれ、長崎県立五島南高校を卒業して日本電装(現デンソー)に入社した[1]。その後ヤマヒサへ移ってフルコミッションの住宅営業を経験し[2]、1994年、23歳で中古車販売業を始めた[3]。1年半後にはセラミック産業が集まる愛知の地の利を見て活水器の代理店販売に入り、やがて自ら活水器メーカーへ転じた[4]。法人の形をとったのは2年後である。1996年1月、愛知県岡崎市にエムティージーブレイズを設立[6]し、代表取締役社長に就いた。資本金は1000万円[7]だった。消費者へ自社ブランドを売る会社になるまでには、ここから8年を要する。後年に美容ローラーとトレーニング機器で知られる会社は、名古屋へ出て水を配るところから消費者と向き合った。 [5][8]

  • 週刊東洋経済 2019年5月25日号「トップに直撃 MTG 社長 松下 剛」
    • [1]松下剛は1970年生まれ。長崎県立五島南高校卒業後、日本電装(現デンソー)に入社
    • [2]デンソーの後にヤマヒサへ入社。フルコミッションの住宅営業に従事
  • 致知 2019年3月号「すべては恩返しのために」
    • [3]1994年に23歳で起業し中古車販売業を開始
  • 経済界 2019年5月14日「松下剛・MTG社長が語る『美容と健康のブランド開発と経営戦略』」
    • [4]松下剛は起業の1年半後にセラミック活水器の代理店販売に入り、次いで活水器メーカーへ転じた
  • 有価証券報告書
    • [5]1996年1月 愛知県岡崎市に株式会社エムティージーブレイズを設立(1994年の中古車販売業開始から2年後)
    • [6]1996年1月 愛知県岡崎市にエムティージーブレイズを設立し、松下剛が代表取締役社長に就任
    • [7]設立時の資本金は10,000千円
    • [8]1996年1月の設立から8年後の2004年12月、愛知県名古屋市北区にて「宅水便のキララ」の営業を開始

設立から数年の動きは、資本の積み増しと名前の整理に集中した。1998年12月に資本金を3500万円へ増やし[9]、1999年8月には社名をエムティージーブレイズからエムティージーへ改めた[11]。2002年4月には子会社としてブレイズを設立[12]し、創業時から続く中古自動車販売を分けて持たせた。ブレイズはその後もMTGへ車両を納める関係会社[13]として残る。2003年11月[14]には本社を岡崎市から名古屋市中村区のMTG HIKARIビルへ移した。創業から7年が過ぎたこの時点でも、消費者が名前で選んで買う自社の商品は持っていなかった。 [10][15]

  • 有価証券報告書
    • [9]1998年12月 資本金を35,000千円に増資
    • [10]1998年12月 資本金を35,000千円に増資/1999年8月 商号を株式会社エムティージーブレイズから株式会社エムティージーに変更
    • [11]1999年8月 社名を株式会社エムティージーブレイズから株式会社エムティージーに変更
    • [12]2002年4月 株式会社ブレイズを連結子会社(100%)として設立
    • [13]ブレイズは中古自動車販売事業を営み、MTGへの車両販売を関係内容とする連結子会社
    • [14]2003年11月 愛知県名古屋市中村区MTG HIKARIビルに本社を移転
    • [15]1996年1月の設立から2003年11月の本社移転まで7年。自社ブランド商品の第1号「宅水便のキララ」の営業開始は翌2004年12月
  • 週刊東洋経済 2019年5月25日号「トップに直撃 MTG 社長 松下 剛」
    • [1]松下剛は1970年生まれ。長崎県立五島南高校卒業後、日本電装(現デンソー)に入社
    • [2]デンソーの後にヤマヒサへ入社。フルコミッションの住宅営業に従事
  • 致知 2019年3月号「すべては恩返しのために」
    • [3]1994年に23歳で起業し中古車販売業を開始
  • 経済界 2019年5月14日「松下剛・MTG社長が語る『美容と健康のブランド開発と経営戦略』」
    • [4]松下剛は起業の1年半後にセラミック活水器の代理店販売に入り、次いで活水器メーカーへ転じた
  • 有価証券報告書
    • [5]1996年1月 愛知県岡崎市に株式会社エムティージーブレイズを設立(1994年の中古車販売業開始から2年後)
    • [6]1996年1月 愛知県岡崎市にエムティージーブレイズを設立し、松下剛が代表取締役社長に就任
    • [7]設立時の資本金は10,000千円
    • [8]1996年1月の設立から8年後の2004年12月、愛知県名古屋市北区にて「宅水便のキララ」の営業を開始
    • [9]1998年12月 資本金を35,000千円に増資
    • [10]1998年12月 資本金を35,000千円に増資/1999年8月 商号を株式会社エムティージーブレイズから株式会社エムティージーに変更
    • [11]1999年8月 社名を株式会社エムティージーブレイズから株式会社エムティージーに変更
    • [12]2002年4月 株式会社ブレイズを連結子会社(100%)として設立
    • [13]ブレイズは中古自動車販売事業を営み、MTGへの車両販売を関係内容とする連結子会社
    • [14]2003年11月 愛知県名古屋市中村区MTG HIKARIビルに本社を移転
    • [15]1996年1月の設立から2003年11月の本社移転まで7年。自社ブランド商品の第1号「宅水便のキララ」の営業開始は翌2004年12月

名古屋への本社移転と、ウォーターサーバー事業への参入

自社の名前で売る事業として最初に立ち上げたのは、美容でも健康機器でもなく水だった。2004年12月、名古屋市北区で「宅水便のキララ」の営業[17]を始めた。翌2005年3月には愛知万博へ出展[18]し、会場で商品を知らせた。水の宅配は容器と設備を自前で抱える事業で、注文が増えるほど工場の能力が要る。2005年6月、増産体制を組むためにキララ事業部を工場ごと愛知県海部郡大治町へ移し[19]、2006年9月にはさらに名古屋市中川区へ移した[20]。参入から2年で工場を二度動かした。この間の2005年9月、社名をエムティージーからMTGへ改めた[22][16][21]

  • 有価証券報告書
    • [16]2004年12月 愛知県名古屋市北区にて「宅水便のキララ」営業開始(自社ブランド事業の第1号)
    • [17]2004年12月 愛知県名古屋市北区にて「宅水便のキララ」営業開始
    • [18]2005年3月「宅水便のキララ」が2005年日本国際博覧会(愛知万博)に出展
    • [19]2005年6月 増産体制を構築するためキララ事業部(兼工場)を愛知県海部郡大治町へ移転
    • [20]2006年9月 キララ事業部(兼工場)を愛知県名古屋市中川区へ移転
    • [21]キララ事業部(兼工場)を2005年6月に愛知県海部郡大治町、2006年9月に名古屋市中川区へ移転(2004年12月の営業開始から2年で2度)
    • [22]2005年9月 社名を株式会社エムティージーから株式会社MTGに変更

水の事業は許認可と衛生管理の積み上げを求めた。2006年12月に抗菌製品技術協議会が認定するSIAAマークを取得[24]し、2009年7月にはキララ事業部中川工場でHACCPの認証を得た[25]。設立から10年で名前を二度変え[26]、事業の中心は消費者へ届ける水へ移った。水の宅配はその後も設備を求め、2016年11月には山梨県南都留郡山中湖村にキララ富士山工場を開いた[27]。2017年4月には水とサーバーを一新してブランド名を「Kirala」に改めた[28]が、2020年3月、会社分割で切り出して全株式を売却する[29]ことになる。 [23]

  • 有価証券報告書
    • [23]2006年12月 抗菌製品技術協議会認定のSIAAマークを取得/2009年7月 キララ事業部中川工場でHACCP取得
    • [24]2006年12月 抗菌製品技術協議会認定のSIAAマークを取得
    • [25]2009年7月 HACCP取得(キララ事業部中川工場)
    • [26]商号変更は1999年8月(エムティージーブレイズ→エムティージー)と2005年9月(エムティージー→MTG)の2度
    • [27]2016年11月 山梨県南都留郡山中湖村にキララ富士山工場を開設
    • [28]2017年4月 商品(水及びウォーターサーバー)を一新し、ブランド名を「Kirala」としてリブランディング
    • [29]2020年3月 ウォーターサーバー事業を新設分割により株式会社Kiralaへ承継し全株式を売却
  • 有価証券報告書
    • [16]2004年12月 愛知県名古屋市北区にて「宅水便のキララ」営業開始(自社ブランド事業の第1号)
    • [17]2004年12月 愛知県名古屋市北区にて「宅水便のキララ」営業開始
    • [18]2005年3月「宅水便のキララ」が2005年日本国際博覧会(愛知万博)に出展
    • [19]2005年6月 増産体制を構築するためキララ事業部(兼工場)を愛知県海部郡大治町へ移転
    • [20]2006年9月 キララ事業部(兼工場)を愛知県名古屋市中川区へ移転
    • [21]キララ事業部(兼工場)を2005年6月に愛知県海部郡大治町、2006年9月に名古屋市中川区へ移転(2004年12月の営業開始から2年で2度)
    • [22]2005年9月 社名を株式会社エムティージーから株式会社MTGに変更
    • [23]2006年12月 抗菌製品技術協議会認定のSIAAマークを取得/2009年7月 キララ事業部中川工場でHACCP取得
    • [24]2006年12月 抗菌製品技術協議会認定のSIAAマークを取得
    • [25]2009年7月 HACCP取得(キララ事業部中川工場)
    • [26]商号変更は1999年8月(エムティージーブレイズ→エムティージー)と2005年9月(エムティージー→MTG)の2度
    • [27]2016年11月 山梨県南都留郡山中湖村にキララ富士山工場を開設
    • [28]2017年4月 商品(水及びウォーターサーバー)を一新し、ブランド名を「Kirala」としてリブランディング
    • [29]2020年3月 ウォーターサーバー事業を新設分割により株式会社Kiralaへ承継し全株式を売却

2009年〜 美容ローラーの発売で、企画会社が自社ブランドを持った(2009〜2014)

MTGの業績推移:単体

売上高(億円)
  1. 2009年 美容ローラー「ReFa」の発売と、ブランド開発企業への業態転換 作る力か、売る力か——活水器メーカーが自社を「ブランド開発カンパニー」と規定し直すまで
  2. 2009年 化粧品製造販売業の許可を取得
  3. 2010年 資本金を1億円に増資
  4. 2010年 名古屋市中村区に研究開発センターを開設
  5. 2012年 東京都千代田区に東京支社を開設
  6. 2012年 中国にMTG深圳を設立
  7. 2014年 「MDNA SKIN」「PAO」「Style」の相次ぐ発売

美容ローラーReFaの発売と化粧品製造販売業の許可取得

2009年2月、美容ローラーの「ReFa」[30]を発売した。MTGは日本の技術を強みに、体感を重視した商品開発に力を入れた[31]。同じ月に化粧品製造販売業の許可[32]も取得した。7月にはブランドアンバサダーに賀来千香子氏[33]を起用した。ReFaは顔用から始めてヘッド用・ボディ用へ種類を増やし[34]、ローラーを使うときに肌へ塗る化粧品まで品目を広げた。販路は国内にとどまらず、中国と韓国を中心にアジア各国へ広げた[35]。2009年2月から2018年7月までの累計出荷は1000万本[36]に達した。水と活水器を扱ってきた会社が、自分の名前で選ばれる商品を持った。

  • MTG ニュースリリース 2019年1月23日「美容ブランド『ReFa』誕生10周年」
    • [30]2009年2月 初代ReFa(美容ローラー)を発売
    • [33]2009年7月 ReFaのブランドアンバサダーに賀来千香子を起用
  • 有価証券報告書
    • [31]商品は日本の技術を強みに、体感を重視した商品開発に力を入れている
    • [32]2009年2月 化粧品製造販売業許可取得
    • [35]国内だけでなく中国及び韓国を中心としてアジア各国にも販路を拡大
    • [36]ReFaの累計出荷数は1000万本を突破(2009年2月〜2018年7月)
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [34]顔用のみならずヘッド用やボディ用、ローラー使用時につける化粧品などカテゴリーを拡充

商品が動き始めると、会社は開発と販路に資本を入れた。2010年3月に資本金を1億円へ増やし[37]、同年8月、名古屋市中村区に研究開発センターを開いた[39]。2011年12月にはTWELVEを、2012年4月にはBnextを[40]、いずれも全額出資の子会社として設立した。2012年9月には東京都千代田区へ東京支社を置き[41]、翌10月には中国に、生産の委託窓口となるMTG深圳を設けた[42]。2013年4月[43]には本社そのものを研究開発センターへ移した。企画と開発を会社の中心に据え、生産は外部へ委託するファブレスの形[44]が、この時期に固まった。 [38]

  • 有価証券報告書
    • [37]2010年3月 資本金を100,000千円に増資
    • [38]2010年3月 資本金を100,000千円に増資/2010年8月 愛知県名古屋市中村区に研究開発センターを開設
    • [39]2010年8月 愛知県名古屋市中村区に研究開発センターを開設
    • [40]2011年12月 株式会社TWELVE、2012年4月 株式会社Bnextをそれぞれ連結子会社(100%)として設立
    • [41]2012年9月 東京都千代田区に東京支社を開設
    • [42]2012年10月 愛姆緹姫(深圳)商貿有限公司(MTG深圳)を連結子会社(100%)として設立。関係内容は当社生産業務の委託
    • [43]2013年4月 本社を研究開発センターに移転
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [44]MTGは工場を持たず外部に生産を委託するファブレスメーカー
  • MTG ニュースリリース 2019年1月23日「美容ブランド『ReFa』誕生10周年」
    • [30]2009年2月 初代ReFa(美容ローラー)を発売
    • [33]2009年7月 ReFaのブランドアンバサダーに賀来千香子を起用
  • 有価証券報告書
    • [31]商品は日本の技術を強みに、体感を重視した商品開発に力を入れている
    • [32]2009年2月 化粧品製造販売業許可取得
    • [35]国内だけでなく中国及び韓国を中心としてアジア各国にも販路を拡大
    • [36]ReFaの累計出荷数は1000万本を突破(2009年2月〜2018年7月)
    • [37]2010年3月 資本金を100,000千円に増資
    • [38]2010年3月 資本金を100,000千円に増資/2010年8月 愛知県名古屋市中村区に研究開発センターを開設
    • [39]2010年8月 愛知県名古屋市中村区に研究開発センターを開設
    • [40]2011年12月 株式会社TWELVE、2012年4月 株式会社Bnextをそれぞれ連結子会社(100%)として設立
    • [41]2012年9月 東京都千代田区に東京支社を開設
    • [42]2012年10月 愛姆緹姫(深圳)商貿有限公司(MTG深圳)を連結子会社(100%)として設立。関係内容は当社生産業務の委託
    • [43]2013年4月 本社を研究開発センターに移転
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [34]顔用のみならずヘッド用やボディ用、ローラー使用時につける化粧品などカテゴリーを拡充
    • [44]MTGは工場を持たず外部に生産を委託するファブレスメーカー

マドンナ氏との共同開発と、ブランドの多面化

2014年、ReFaに続く三つのブランドを相次いで出した。MDNA SKINはアーティストのマドンナ氏を共同開発の相手に迎えたスキンケア[46]で、イタリアの療養地モンテカティーニの四つの源泉を掛け合わせた原料[47]を配合した。PAOは顔の筋肉を鍛える器具で、1日2回、1回30秒くわえて揺らす使い方を提案し、2014年7月から2017年1月までに50万台を出荷した[48]。Styleは椅子などに置いて座るだけで背すじを支える商品で、使い方の手軽さと色や形の選択肢を売りにし、2018年8月までに200万台を出した[49]。いずれも体で効きめを感じさせる商品という点で共通する。 [45]

  • 有価証券報告書
    • [45]MDNA SKIN・PAO・Styleはいずれも2014年に開始したブランド
    • [46]MDNA SKINは2014年に誕生し、マドンナを共同開発パートナーに迎えてスキンケアを開発
    • [47]化粧品の特徴成分としてモンテカティーニの4つの源泉を掛け合わせた原料「エムティーパルカ」を配合
    • [48]PAOは1日2回・1回30秒の使用を提案。累計出荷50万台を突破(2014年7月〜2017年1月)
    • [49]Styleは2014年開始。椅子等に置いて座るだけで簡単に使用でき、累計出荷200万台を突破(2014年5月〜2018年8月)

販路も同じ時期に広げた。2013年5月に台湾へ、6月に上海へ販売子会社を置き[51]、8月にはM&Live(現MTGプロフェッショナル)の全株式を取得し、美容サロンやエステティックサロンへ卸す販路を得た[52]。2014年4月にはシンガポールにMTGパシフィックを設け[53]、12月には大阪市淀川区と福岡市博多区へ営業所を開いた[54]。国内は東京・大阪・福岡、海外は中国・台湾・シンガポールに拠点が並んだ。2014年9月期の売上高は153億円、経常利益は1億5200万円[56]で、規模はまだ小さい。ここから4年で、単体の153億円は連結の584億円[57]へ伸びる。 [50][55]

  • 有価証券報告書
    • [50]2013年5月 MTG台湾、2013年6月 MTG上海を連結子会社(100%)として設立
    • [51]2013年5月 MTG台湾、2013年6月 MTG上海を連結子会社(100%)として設立
    • [52]2013年8月 株式会社M&Live(現MTGプロフェッショナル)の株式を100%取得し連結子会社化。同社は美容サロン・エステティックサロン運営事業者への卸売販売を担う
    • [53]2014年4月 MTG PACIFIC PTE.LTD.を連結子会社(100%)として設立
    • [54]2014年12月 大阪府大阪市淀川区に大阪営業所、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設
    • [55]国内は東京支社(2012年9月)・大阪営業所/福岡営業所(2014年12月)、海外はMTG深圳(2012年10月)・MTG台湾(2013年5月)・MTG上海(2013年6月)・MTGパシフィック(2014年4月)
    • [56]FY2014(2014年9月期)売上高15,317百万円・経常利益152百万円
    • [57]FY2014(単体)売上高15,317百万円 → FY2018(連結)売上高58,377百万円
  • 有価証券報告書
    • [45]MDNA SKIN・PAO・Styleはいずれも2014年に開始したブランド
    • [46]MDNA SKINは2014年に誕生し、マドンナを共同開発パートナーに迎えてスキンケアを開発
    • [47]化粧品の特徴成分としてモンテカティーニの4つの源泉を掛け合わせた原料「エムティーパルカ」を配合
    • [48]PAOは1日2回・1回30秒の使用を提案。累計出荷50万台を突破(2014年7月〜2017年1月)
    • [49]Styleは2014年開始。椅子等に置いて座るだけで簡単に使用でき、累計出荷200万台を突破(2014年5月〜2018年8月)
    • [50]2013年5月 MTG台湾、2013年6月 MTG上海を連結子会社(100%)として設立
    • [51]2013年5月 MTG台湾、2013年6月 MTG上海を連結子会社(100%)として設立
    • [52]2013年8月 株式会社M&Live(現MTGプロフェッショナル)の株式を100%取得し連結子会社化。同社は美容サロン・エステティックサロン運営事業者への卸売販売を担う
    • [53]2014年4月 MTG PACIFIC PTE.LTD.を連結子会社(100%)として設立
    • [54]2014年12月 大阪府大阪市淀川区に大阪営業所、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設
    • [55]国内は東京支社(2012年9月)・大阪営業所/福岡営業所(2014年12月)、海外はMTG深圳(2012年10月)・MTG台湾(2013年5月)・MTG上海(2013年6月)・MTGパシフィック(2014年4月)
    • [56]FY2014(2014年9月期)売上高15,317百万円・経常利益152百万円
    • [57]FY2014(単体)売上高15,317百万円 → FY2018(連結)売上高58,377百万円

2015年〜 EMS機器と上場が押し上げた時価総額2400億円(2015〜2018)

MTGの業績推移

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2015年 EMS機器「SIXPAD」の発売と、クリスティアーノ・ロナウド選手を起用した第2ブランドの構築 世界的アスリートで認知を買うか、研究機関との実証で固めるか——売上208億円のファブレスメーカーが選んだ第2ブランドの立ち上げ方
  2. 2015年 サカモトクリエイトを子会社化
  3. 2016年 名古屋市東区にMTGカスタマーサービスセンターを開設
  4. 2016年 山梨県山中湖村にキララ富士山工場を開設
  5. 2017年 米国に販売子会社のMTG USAを設立
  6. 2017年 表参道ヒルズにReFa初の体感型店舗を開店
  7. 2018年 SIXPAD STATION1号店を代官山に開店

ロナウド選手を起用したSIXPADの世界展開

2015年7月、EMSと呼ぶ筋電気刺激のトレーニング機器「SIXPAD」[58]を発売した。40年以上EMSを研究してきた京都大学名誉教授の森谷敏夫氏が導いた周波数20Hz[59]に、MTGの独自波形技術と、プロフットボーラーであるクリスティアーノ・ロナウド選手のトレーニング理論[60]を組み合わせた商品である。日本ホームヘルス機器協会の安全基準[61]を満たしながら、薄型・軽量・コードレスの形にまとめた。発売から2年で累計出荷は100万台を超え[62]、2017年4月にはIoT機能を載せたシリーズも出した。日常動作をトレーニングに変えるスーツや、筋肉のためのサプリメント[63]も加えた。

  • 有価証券報告書
    • [58]SIXPADは2015年に生まれたEMS(筋電気刺激)のトレーニングブランド。累計出荷の起点は2015年7月
    • [59]40年以上EMSを研究している京都大学名誉教授 森谷敏夫が導き出した筋肉トレーニングに効率的な周波数20Hz
    • [60]プロフットボーラーであるクリスティアーノ・ロナウド選手のトレーニング理論を融合して誕生
    • [61]一般社団法人日本ホームヘルス機器協会の安全基準を満たしつつ、薄型・軽量・コードレスを実現
    • [62]販売開始から2年間で累計出荷数100万台を突破(2015年7月〜2017年7月)。2017年4月に同社初のIoT機能搭載EMSシリーズを発売
    • [63]日常動作をトレーニングに変えるスーツ、筋肉のためのサプリメントも販売しブランドの幅を広げている

商品が売れる速さに合わせて、会社は拠点と子会社を増やした。2015年11月にサカモトクリエイトを子会社に加え[65]、2016年6月には名古屋市東区へMTGカスタマーサービスセンターを開設した[66]。2017年に入ると3月に米国のMTG USA、8月に韓国のMTG KOREAを設け[67]、同月には英国のMcLEARの株式75%を取得した[68]。9月には東京R&Dセンターと、名古屋市西区のグローバルブランド事業統合本部[69]を、10月には福岡R&Dセンターを開設した。11月にはミチノ製薬を買い[70]、医薬品の領域にも足を掛けた。 [64]

  • 有価証券報告書
    • [64]2015年11月 株式会社サカモトクリエイトの株式を100%取得し連結子会社化
    • [65]2015年11月 株式会社サカモトクリエイトの株式を100%取得し連結子会社化
    • [66]2016年6月 愛知県名古屋市東区にMTGカスタマーサービスセンターを開設
    • [67]2017年3月 MTG USA, INC.、2017年8月 MTG KOREA Co., Ltdを連結子会社(100%)として設立
    • [68]2017年8月 McLEAR LIMITEDの株式を75%取得し連結子会社化
    • [69]2017年9月 東京R&Dセンター・グローバルブランド事業統合本部を開設、2017年10月 福岡R&Dセンターを開設
    • [70]2017年11月 ミチノ製薬株式会社の株式を100%取得し連結子会社化

売上高は2015年9月期の208億円から、2016年9月期295億円、2017年9月期453億円[71]へ伸びた。営業利益も2017年9月期に58億円[72]を計上した。牽引したのはReFaで、同期のブランド売上高は前期の2倍にあたる246億円に達した[73]。売り方も変えた。SIXPADは旗艦店「SIXPAD STORE AOYAMA」を表参道に構え[74]、量販店や百貨店の売場には自社で独立した区画を置くIN SHOPの出店を増やした。2017年9月にはReFa初の体感型店舗を表参道ヒルズ[76]に開いた。経常利益は2016年9月期の35億円から2017年9月期は61億円へ増えた[77][75]

  • 有価証券報告書
    • [71]FY2015 売上高20,837百万円、FY2016 29,480百万円、FY2017 45,325百万円
    • [72]FY2017 営業利益5,787百万円(57.87億円)
    • [74]国内の販売において旗艦店「SIXPAD STORE AOYAMA」を表参道にオープン
    • [75]国内販売では旗艦店「SIXPAD STORE AOYAMA」を表参道にオープンし、量販店・専門店・百貨店ではIN SHOP(売場に自社で独立した店舗形態の売場を設置する形態)の出店を加速
    • [76]2017年9月 ReFaブランド初の体感型ショップ「ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO」を表参道ヒルズにオープン
    • [77]FY2016 経常利益3,494百万円 → FY2017 経常利益6,120百万円
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [73]ReFaの2017年9月期売上高は前期比2倍の246億円
  • 有価証券報告書
    • [58]SIXPADは2015年に生まれたEMS(筋電気刺激)のトレーニングブランド。累計出荷の起点は2015年7月
    • [59]40年以上EMSを研究している京都大学名誉教授 森谷敏夫が導き出した筋肉トレーニングに効率的な周波数20Hz
    • [60]プロフットボーラーであるクリスティアーノ・ロナウド選手のトレーニング理論を融合して誕生
    • [61]一般社団法人日本ホームヘルス機器協会の安全基準を満たしつつ、薄型・軽量・コードレスを実現
    • [62]販売開始から2年間で累計出荷数100万台を突破(2015年7月〜2017年7月)。2017年4月に同社初のIoT機能搭載EMSシリーズを発売
    • [63]日常動作をトレーニングに変えるスーツ、筋肉のためのサプリメントも販売しブランドの幅を広げている
    • [64]2015年11月 株式会社サカモトクリエイトの株式を100%取得し連結子会社化
    • [65]2015年11月 株式会社サカモトクリエイトの株式を100%取得し連結子会社化
    • [66]2016年6月 愛知県名古屋市東区にMTGカスタマーサービスセンターを開設
    • [67]2017年3月 MTG USA, INC.、2017年8月 MTG KOREA Co., Ltdを連結子会社(100%)として設立
    • [68]2017年8月 McLEAR LIMITEDの株式を75%取得し連結子会社化
    • [69]2017年9月 東京R&Dセンター・グローバルブランド事業統合本部を開設、2017年10月 福岡R&Dセンターを開設
    • [70]2017年11月 ミチノ製薬株式会社の株式を100%取得し連結子会社化
    • [71]FY2015 売上高20,837百万円、FY2016 29,480百万円、FY2017 45,325百万円
    • [72]FY2017 営業利益5,787百万円(57.87億円)
    • [74]国内の販売において旗艦店「SIXPAD STORE AOYAMA」を表参道にオープン
    • [75]国内販売では旗艦店「SIXPAD STORE AOYAMA」を表参道にオープンし、量販店・専門店・百貨店ではIN SHOP(売場に自社で独立した店舗形態の売場を設置する形態)の出店を加速
    • [76]2017年9月 ReFaブランド初の体感型ショップ「ReFa BOUTIQUE OMOTESANDO」を表参道ヒルズにオープン
    • [77]FY2016 経常利益3,494百万円 → FY2017 経常利益6,120百万円
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [73]ReFaの2017年9月期売上高は前期比2倍の246億円

マザーズ上場と、主要2ブランドに8割を依存する構造

2018年7月10日[78]、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。公開価格は5800円、上場初日の終値は7350円[79]だった。上場時の時価総額は2400億円で、マザーズではメルカリに次ぐ規模[80]である。2018年9月期の売上高は584億円、営業利益は69億円、当期純利益は40億円[81]となり、4年前の3.8倍の売上高に達した。上場と同じ月には全身に電気刺激を入れるスーツを着て15分で鍛えるジム「SIXPAD STATION」の1号店を代官山に開き、将来は国内500店・海外4500店を掲げた[82]。2018年2月から6月にかけては英国・オランダ・フランスにも販売子会社[83]を設けた。

  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [78]2018年7月10日 東証マザーズ上場
    • [80]上場時の時価総額は2400億円でマザーズではメルカリに次ぐ規模
    • [82]2018年7月 SIXPAD STATIONを開始し1号店「SIXPAD STATION 代官山」をオープン。全身に電気刺激が入るスーツで15分のトレーニング。将来的に国内500店・海外4500店を目指す
  • 週刊東洋経済 2019年12月7日号「深層リポート03 外しまくって巨額赤字転落 株価低迷MTGの視界不良」
    • [79]株式公開価格5800円、2018年7月10日の上場初日終値7350円
  • 有価証券報告書
    • [81]FY2018 売上高58,377百万円・営業利益6,925百万円・当期純利益4,002百万円
    • [83]2018年2月 MTG UK、2018年3月 MTG EUROPE(オランダ)、2018年6月 MTG FRANCEを連結子会社として設立

好調の裏には偏りがあった。売上高の約8割をReFaとSIXPADの2ブランドで稼ぎ、海外売上高比率は35%程度[85]で、その中身は韓国や中国を中心とするアジアだった。販路には量販店やテレビ通販への卸売のほか、百貨店と免税店への卸売、自社が運営する小売店舗が並んだ[86]。2018年10月には投資子会社のMTG Venturesを設立し、美容・健康・スポーツ・食の新興企業へ50億円の投資枠[87]を用意した。11月には松下社長の出身地である長崎県五島市で五島の椿を設立[88]し、椿を使う商品の開発に乗り出した。 [84]

  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [84]ReFaとSIXPADで売上高の約8割を稼ぎ、海外売上高比率は足元で35%程度
    • [85]ReFaとSIXPADで売上高の約8割を稼ぎ、海外売上高比率は足元で35%程度
    • [87]2018年10月 株式会社MTG Venturesを連結子会社として設立。投資枠50億円で美容・健康・スポーツ・食のスタートアップを発掘
  • 有価証券報告書
    • [86]ブランドストア事業は百貨店運営事業者・免税店運営事業者への卸売販売および自社運営店舗での対面販売
    • [88]2018年11月 五島の椿株式会社を連結子会社(99%)として設立
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
    • [78]2018年7月10日 東証マザーズ上場
    • [80]上場時の時価総額は2400億円でマザーズではメルカリに次ぐ規模
    • [82]2018年7月 SIXPAD STATIONを開始し1号店「SIXPAD STATION 代官山」をオープン。全身に電気刺激が入るスーツで15分のトレーニング。将来的に国内500店・海外4500店を目指す
    • [84]ReFaとSIXPADで売上高の約8割を稼ぎ、海外売上高比率は足元で35%程度
    • [85]ReFaとSIXPADで売上高の約8割を稼ぎ、海外売上高比率は足元で35%程度
    • [87]2018年10月 株式会社MTG Venturesを連結子会社として設立。投資枠50億円で美容・健康・スポーツ・食のスタートアップを発掘
  • 週刊東洋経済 2019年12月7日号「深層リポート03 外しまくって巨額赤字転落 株価低迷MTGの視界不良」
    • [79]株式公開価格5800円、2018年7月10日の上場初日終値7350円
  • 有価証券報告書
    • [81]FY2018 売上高58,377百万円・営業利益6,925百万円・当期純利益4,002百万円
    • [83]2018年2月 MTG UK、2018年3月 MTG EUROPE(オランダ)、2018年6月 MTG FRANCEを連結子会社として設立
    • [86]ブランドストア事業は百貨店運営事業者・免税店運営事業者への卸売販売および自社運営店舗での対面販売
    • [88]2018年11月 五島の椿株式会社を連結子会社(99%)として設立

2019年〜 不適切会計による転落と、体感を売り場に変えた再建(2019〜2025)

MTGの業績推移:連結

売上高(億円)純利益率(%)
  1. 2019年 不適切な会計処理を受けた取締役会の刷新と、京セラ出身の大田嘉仁氏の会長招聘 創業社長が退かないまま、統治をどう作り直すか——外から迎えた会長と、入れ替えた取締役会
  2. 2019年 2019年9月期の最終赤字267億円への下方修正
  3. 2020年 スマートリングを手がけるEVERINGを設立
  4. 2020年 ウォーターサーバー事業の会社分割と全株式の売却
  5. 2022年 東京証券取引所グロース市場への移行
  6. 2024年 ジェイエスティを子会社化
  7. 2025年 売上高988億円で過去最高を更新

中国EC規制を引き金とする不適切会計と267億円の赤字

崩れ方は速かった。2019年3月後半に通期予想を大幅に下方修正し、5月10日に発表した中間決算では営業利益が7億1000万円と前年同期比86%減になった[90]。中国で電子商取引に関わる規制が強化された影響で、日本や韓国の免税店における売上が想定を超えて落ちた[91]ためである。売上構成比で過半を占めるReFaへの依存が高かったこと[92]も響いた。松下社長は取材に対し、依存からの脱却を進めていたが、仕込んでいた商品を出すより早くインバウンドの減速が来た[93]と答えている。あわせて3年後までのV字回復を掲げた[94][89]

  • 週刊東洋経済 2019年5月25日号「トップに直撃 MTG 社長 松下 剛」
    • [89]2019年3月後半に通期予想を大幅に下方修正
    • [90]2019年5月10日発表の2019年9月期中間決算は営業利益7.1億円で前年同期比86%減
    • [91]中国でEC関連の規制が強化された影響で日本や韓国の免税店における売上が予想以上に減った
    • [92]売り上げ構成比で過半を占めるリファへの依存度が高かったことが失速要因の一つ
    • [93]松下剛社長は、依存からの脱却を進めてきたが仕込んでいた商品をリリースするより早くインバウンド減速の波が来たと述べた
    • [94]松下剛社長は「株主の皆様には業績で返していくしかない。3年後までにはV字回復を果たしたい」と述べた

中間決算の直後、5月13日に上海子会社などでの不適切な会計処理の疑いを公表した[95]。第三者委員会による調査の結果、不正と認定[96]された。松下社長が自己資金を使い、知人にMTGの商品を大量購入してもらう構想[97]があったことも明らかになった。第三者委員会は、上場直後で公表した数値の未達成は許されないという全社的な風潮があったこと、グループ内で唯一成長が見込まれた中国に過剰な期待がかかったこと[98]を、不適切会計の一因として指摘した。会社は9月24日、東証の要請を受けて改善報告書を提出し、取締役の報酬自主返上や経営目標の設定手順の見直しを盛り込んだ[99]

  • 週刊東洋経済 2019年5月25日号「トップに直撃 MTG 社長 松下 剛」
    • [95]2019年5月13日 上海子会社の不適切な会計の疑いを発表
  • 週刊東洋経済 2019年8月24日号「すごいベンチャー100 審査は再び引き締め機運 IPO後に伸びた株落ちた株」
    • [96]中国子会社などでの不適切会計の疑いが浮上し、第三者委員会による調査の結果、不適切会計と認定された
  • 週刊東洋経済 2019年12月7日号「深層リポート03 外しまくって巨額赤字転落 株価低迷MTGの視界不良」
    • [97]松下社長が自己資金を使い、知人にMTG商品を大量購入してもらう構想があったことも判明した
    • [98]第三者委員会は、上場直後で公表数値の未達成は許されないという全社的風潮と、グループ内で唯一成長が見込まれた中国への過剰な期待を不適切会計の一因と指摘した
    • [99]東証の要請を受けて2019年9月24日に改善報告書を提出(取締役の報酬自主返上、経営目標設定プロセスの見直し、コンプライアンス体制の強化を記載)

決算そのものも予定どおりに出せなかった。11月14日に本決算を発表するはずが、当日の昼前に会見の中止[101]が知らされた。翌15日夕方、韓国の取引先の在庫状況に関する通報が会計監査人にあったため社内調査が済むまで開示を延期する[102]と発表し、その4日後の11月19日、2019年9月期の最終損益の見通しを267億円の赤字へ引き下げた。従来予想は85億円の赤字だった。確定した2019年9月期は売上高360億円、営業損失144億円、当期純損失262億円[104]である。商品の在庫評価損と、本社や子会社の土地・建物・ソフトウェアの減損[105]を含む特別損失100億円を計上した[106]。株価は11月22日に一時754円まで下がり、1年余りでおよそ10分の1[107]になった。 [100][103]

  • 週刊東洋経済 2019年12月7日号「深層リポート03 外しまくって巨額赤字転落 株価低迷MTGの視界不良」
    • [100]MTGは2019年11月14日に本決算を発表する予定だったが、当日昼前に決算会見の中止を知らせるメールが届いた
    • [101]2019年11月14日に本決算を発表する予定だったが、当日昼前に決算会見の中止が通知された
    • [102]11月15日夕方、韓国の取引先の在庫状況に関する通報が会計監査人にあったため、社内調査が済むまで決算開示を延期すると発表
    • [103]2019年11月19日、2019年9月期の最終損益見通しを267億円の赤字に下方修正(従来予想は85億円の赤字)
    • [105]商品の在庫評価損、本社や子会社の土地・建物、ソフトウェアなどの減損を考慮したのが最終赤字267億円という数字
    • [107]株価は2019年11月22日に一時754円まで下落し、1年余りで約10分の1になった
  • 有価証券報告書
    • [104]FY2019 売上高36,046百万円・営業損失14,421百万円・親会社株主に帰属する当期純損失26,207百万円
    • [106]FY2019 特別損失10,054百万円(減損損失9,128百万円、投資有価証券評価損925百万円)
  • 週刊東洋経済 2019年5月25日号「トップに直撃 MTG 社長 松下 剛」
    • [89]2019年3月後半に通期予想を大幅に下方修正
    • [90]2019年5月10日発表の2019年9月期中間決算は営業利益7.1億円で前年同期比86%減
    • [91]中国でEC関連の規制が強化された影響で日本や韓国の免税店における売上が予想以上に減った
    • [92]売り上げ構成比で過半を占めるリファへの依存度が高かったことが失速要因の一つ
    • [93]松下剛社長は、依存からの脱却を進めてきたが仕込んでいた商品をリリースするより早くインバウンド減速の波が来たと述べた
    • [94]松下剛社長は「株主の皆様には業績で返していくしかない。3年後までにはV字回復を果たしたい」と述べた
    • [95]2019年5月13日 上海子会社の不適切な会計の疑いを発表
  • 週刊東洋経済 2019年8月24日号「すごいベンチャー100 審査は再び引き締め機運 IPO後に伸びた株落ちた株」
    • [96]中国子会社などでの不適切会計の疑いが浮上し、第三者委員会による調査の結果、不適切会計と認定された
  • 週刊東洋経済 2019年12月7日号「深層リポート03 外しまくって巨額赤字転落 株価低迷MTGの視界不良」
    • [97]松下社長が自己資金を使い、知人にMTG商品を大量購入してもらう構想があったことも判明した
    • [98]第三者委員会は、上場直後で公表数値の未達成は許されないという全社的風潮と、グループ内で唯一成長が見込まれた中国への過剰な期待を不適切会計の一因と指摘した
    • [99]東証の要請を受けて2019年9月24日に改善報告書を提出(取締役の報酬自主返上、経営目標設定プロセスの見直し、コンプライアンス体制の強化を記載)
    • [100]MTGは2019年11月14日に本決算を発表する予定だったが、当日昼前に決算会見の中止を知らせるメールが届いた
    • [101]2019年11月14日に本決算を発表する予定だったが、当日昼前に決算会見の中止が通知された
    • [102]11月15日夕方、韓国の取引先の在庫状況に関する通報が会計監査人にあったため、社内調査が済むまで決算開示を延期すると発表
    • [103]2019年11月19日、2019年9月期の最終損益見通しを267億円の赤字に下方修正(従来予想は85億円の赤字)
    • [105]商品の在庫評価損、本社や子会社の土地・建物、ソフトウェアなどの減損を考慮したのが最終赤字267億円という数字
    • [107]株価は2019年11月22日に一時754円まで下落し、1年余りで約10分の1になった
  • 有価証券報告書
    • [104]FY2019 売上高36,046百万円・営業損失14,421百万円・親会社株主に帰属する当期純損失26,207百万円
    • [106]FY2019 特別損失10,054百万円(減損損失9,128百万円、投資有価証券評価損925百万円)

取締役の刷新とウォーターサーバー事業の売却

2019年12月25日の第24回定時株主総会で、松下社長は責任の取り方を問われ、経営者として業績を回復させることにあると答えた[108]。取締役を刷新して社外取締役が経営を点検する体制に改め[109]、会計監査人はPwC京都監査法人へ交代した。監査等委員である取締役も同時に入れ替わった。株主からは高額商品に偏った品揃えや、赤字が続くウォーターサーバー事業の存続について問いが出た。会社は事業の今後を検討していると述べるにとどめている。第三者委員会の報告後すぐに謝罪の会見を開かなかったことへの批判[112]も出た。 [110][111]

  • MTG 第24回定時株主総会 質疑応答(2019年12月25日)
    • [108]松下剛社長は責任の取り方について、経営者として業績を回復させていくことにあると回答
    • [109]取締役を刷新し、社外取締役からもチェックを受ける体制とした
    • [110]会計監査人をPwC京都監査法人に選任。監査等委員である取締役も辞任により交代
    • [111]ウォーターサーバー事業はセグメント利益が損失のままで、事業の今後については検討していると回答
    • [112]株主から「第三者委員会の報告について社長による謝罪動画をすぐにアップすることもなく、株主のことを馬鹿にしてるのでしょうか」との質問が出た

検討の答えは事業の整理として現れた。2020年3月、ウォーターサーバー事業を新設分割で株式会社Kiralaへ承継[114]し、全株式を売却した。創業から15年続けた自社ブランド第1号の事業を手放した[115]ことになる。同月にはサカモトクリエイトの株式も手放し[116]、欧州に置いた販売子会社は2021年から2023年にかけて順に清算した[117]。上場時に国内500店・海外4500店を掲げたスポーツジム事業は、2020年9月期に3億7900万円、2021年9月期に6億8300万円の損失を出したのち、2022年9月期に区分そのものが消えた[118]。会長には2018年4月から顧問を務めた大田嘉仁氏が2019年9月に就き[119]、松下社長を含む役員から課長までフィロソフィーの研修を受け持った。管理会計と財務会計の両面で数字を早く見える形に変え[120]、手を打てる体制にしたと松下社長は述べている。 [113]

  • 有価証券報告書
    • [113]2020年3月 ウォーターサーバー事業を新設分割により株式会社Kiralaへ承継し全株式を売却
    • [114]2020年3月 ウォーターサーバー事業を会社分割(新設分割)により新設会社 株式会社Kiralaに承継し全株式を売却
    • [115]「宅水便のキララ」は2004年12月営業開始、2020年3月に会社分割で承継し全株式売却(約15年)
    • [116]2020年3月 サカモトクリエイトの全株式を売却
    • [117]MTG FRANCE SASは2021年8月、MTG UK CO. LTD.は2023年7月、MTG EUROPE B.V.は2023年12月に清算結了
    • [118]スポーツジム事業のセグメント損失はFY2020 379百万円、FY2021 683百万円。FY2022にセグメント区分が消滅
  • MTG 2020年9月期決算説明会 質疑応答(2020年11月16日)
    • [119]大田嘉仁は2018年4月にMTG顧問、2019年9月に会長、2019年12月に取締役会長に就任。松下社長を含む役員・部長・課長までフィロソフィーの研修を常時実施
    • [120]松下社長は、ガバナンスの強化と、管理会計・財務会計を含むスピーディな数字の見える化が大きな変化だと述べた

2020年9月期は売上高348億円と前期並みにとどまったが、営業利益12億円[121]を確保して黒字に戻した。マーケティング費・人件費・研究開発費・荷造運賃などの費用を39億円削り[122]、販売手数料のような変動費から減価償却費のような固定費まで、まんべんなく圧縮したことが効いた。新型コロナの流行で旅費交通費のような活動費も減った。2021年9月期は売上高428億円、当期純利益56億円[124]へ戻した。過去10年は平均で年130%の成長を続け赤字を知らなかった社員が、赤字を経てコストと利益を意識するようになった[125]と松下社長は語っている。 [123]

  • 有価証券報告書
    • [121]FY2020 売上高34,845百万円・営業利益1,219百万円
    • [124]FY2021 売上高42,799百万円・当期純利益5,592百万円
  • MTG 2020年9月期決算説明会 質疑応答(2020年11月16日)
    • [122]マーケティング費、人件費、研究開発費、荷造運賃、その他で39億円の減
    • [123]固定費の減価償却費、コロナの影響による活動経費の旅費交通費など、まんべんなく経費が減少し39億円の減少となった
    • [125]松下社長は、過去10年間は平均で130%成長してきたため赤字の経験がなく、大きな赤字を出したことで全社員のコスト・利益への意識が大きく変わったと述べた
  • MTG 第24回定時株主総会 質疑応答(2019年12月25日)
    • [108]松下剛社長は責任の取り方について、経営者として業績を回復させていくことにあると回答
    • [109]取締役を刷新し、社外取締役からもチェックを受ける体制とした
    • [110]会計監査人をPwC京都監査法人に選任。監査等委員である取締役も辞任により交代
    • [111]ウォーターサーバー事業はセグメント利益が損失のままで、事業の今後については検討していると回答
    • [112]株主から「第三者委員会の報告について社長による謝罪動画をすぐにアップすることもなく、株主のことを馬鹿にしてるのでしょうか」との質問が出た
  • 有価証券報告書
    • [113]2020年3月 ウォーターサーバー事業を新設分割により株式会社Kiralaへ承継し全株式を売却
    • [114]2020年3月 ウォーターサーバー事業を会社分割(新設分割)により新設会社 株式会社Kiralaに承継し全株式を売却
    • [115]「宅水便のキララ」は2004年12月営業開始、2020年3月に会社分割で承継し全株式売却(約15年)
    • [116]2020年3月 サカモトクリエイトの全株式を売却
    • [117]MTG FRANCE SASは2021年8月、MTG UK CO. LTD.は2023年7月、MTG EUROPE B.V.は2023年12月に清算結了
    • [118]スポーツジム事業のセグメント損失はFY2020 379百万円、FY2021 683百万円。FY2022にセグメント区分が消滅
    • [121]FY2020 売上高34,845百万円・営業利益1,219百万円
    • [124]FY2021 売上高42,799百万円・当期純利益5,592百万円
  • MTG 2020年9月期決算説明会 質疑応答(2020年11月16日)
    • [119]大田嘉仁は2018年4月にMTG顧問、2019年9月に会長、2019年12月に取締役会長に就任。松下社長を含む役員・部長・課長までフィロソフィーの研修を常時実施
    • [120]松下社長は、ガバナンスの強化と、管理会計・財務会計を含むスピーディな数字の見える化が大きな変化だと述べた
    • [122]マーケティング費、人件費、研究開発費、荷造運賃、その他で39億円の減
    • [123]固定費の減価償却費、コロナの影響による活動経費の旅費交通費など、まんべんなく経費が減少し39億円の減少となった
    • [125]松下社長は、過去10年間は平均で130%成長してきたため赤字の経験がなく、大きな赤字を出したことで全社員のコスト・利益への意識が大きく変わったと述べた

美容室とホテルを体感の場に変えた売上高988億円

再建の主力に据えたのは、商品を試せる場所を増やすことだった。美容室への卸売では、トップスタイリストを招いた発表会や全国のサロン商談会[127]を重ね、2025年9月期の目標だった累計42,000店舗の契約を達成して44,360店舗まで伸ばした[128]。店舗の顧客が自店専用のオンラインショップから買えるメンバーズオンラインショップ「B happy」の加盟店舗数は36,657店舗に増え[129]、会員のリピート率も高い水準を保っている。美容師が客の髪に使い、客がその場で効きめを知る導線である。直近3か月の新規契約サロンは1,600店舗増えた。 [126][130]

  • 有価証券報告書
    • [126]2025年9月のReFaヘアケアサロン市場先行販売商品のオンライン発表会に全国多数のサロンが申込み、六本木ヒルズでトップスタイリストを招いたプレミアム発表会「リファ美容師ナイト」を開催し約550サロンが参加
    • [127]六本木ヒルズでトップスタイリストを招いた新商品発表会を開催し約550サロンが参加。全国サロン商談会も開催
    • [128]美容室市場において2025年9月期目標の累計42,000店舗の契約を達成し、44,360店舗まで伸長
    • [129]メンバーズオンラインショップ B happy の加盟店舗数は36,657店舗
    • [130]ヘアケア商品はサロンを中心に販売数・売上高とも前期比2桁成長を継続し、直近3ヶ月は新規契約サロン数が1,600店舗増加

宿泊施設にも同じ形を持ち込んだ。ReFaの機器を客室に据える「ReFaルーム」は累計3,840施設・84,700室に広がり、2025年9月の月間想定体感者数は174万人[132]を超えた。宿泊中に使った人がECや店舗で買い、その評価がさらに販売を押し上げる流れ[133]ができている。商品の側も入れ替わった。ヘアケアのReFa BEAUTECHシリーズ[134]が伸び、ヘアアイロンやシャンプーが主力に育った。2025年7月には24時間着られるリカバリーウェアの新ブランド「ReD」を出し、全国942の病院内ショップと1,007の調剤薬局[136]で扱いが決まった。 [131][135]

  • 有価証券報告書
    • [131]「ReFaルーム」は宿泊施設の活況に伴い増加。単品設置を含む設備設置ホテル数は累計3,840施設
    • [132]単品設置を含む設備設置ホテル数は累計3,840施設、総導入室数84,700室。2025年9月の月間想定体感者数は174万人超
    • [133]宿泊時に商品を体感したことをきっかけにECやショップで購入する人や、その人々からのレビューが増加し、全市場の販売数伸長につながった
    • [134]ReFa BEAUTECHシリーズのヘアケア商品・ヘアブラシ・ヘアケアコスメが高い売上成長を維持
    • [135]ReFa BEAUTECHシリーズのヘアケア商品・ヘアブラシ・ヘアケアコスメが高い売上成長を維持
    • [136]2025年7月にローンチした24時間リカバリーウェア「ReD」は全国47都道府県942の病院内ショップ、全国1,007の調剤薬局で取り扱いが決定

2022年4月には市場区分の見直しでマザーズからグロース市場へ[137]移った。海外の売り方も改めた。ECを軸に在庫を持って売る手法を見直し、韓国・台湾・中国に絞って代理店との提携[139]を組み直した。1つのブランドを1社に任せる形をやめ、カテゴリーや品目ごとに複数の代理店へ預けてリスクを分けた[140]。2025年9月期の売上高は988億円、営業利益は107億円、当期純利益は79億円[141]となり、いずれも上場時の2018年9月期を上回った。売上高は転落した2019年9月期の2.7倍[142]である。リテールストア事業の売上高は前期比55.7%増え、家電量販店およそ1,800店にはディスプレイ[143]を入れた。グローバル事業は2025年9月期も経常損失4億8100万円[144]を計上し、黒字化は翌期へ持ち越した。 [138]

  • 有価証券報告書
    • [137]2022年4月 東京証券取引所の市場区分見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行
    • [141]FY2025 売上高98,810百万円・営業利益10,665百万円・当期純利益7,934百万円
    • [142]FY2025 売上高98,810百万円はFY2019の36,046百万円の約2.7倍
    • [143]FY2025 リテールストア事業の売上高30,387百万円(前期比55.7%増)。家電量販店では新たなデザインディスプレイを全国約1,800店舗に導入
    • [144]FY2025 グローバル事業のセグメント損失481百万円
  • MTG 2024年9月期決算説明会 質疑応答(2024年11月15日)
    • [138]以前はECを中心に在庫を持ち販売する手法だったが全て見直し、韓国・台湾・中国に絞って代理店とのパートナーシップ契約を増やした
    • [139]以前はECを中心に在庫を持ち販売する手法だったが全て見直し、韓国・台湾・中国に絞って代理店とのパートナーシップ契約を増やした
    • [140]1ブランド1社ではなく1カテゴリーもしくは1アイテムを1社とし、1つのブランドを複数の代理店に持たせてリスクヘッジしている
  • 有価証券報告書
    • [126]2025年9月のReFaヘアケアサロン市場先行販売商品のオンライン発表会に全国多数のサロンが申込み、六本木ヒルズでトップスタイリストを招いたプレミアム発表会「リファ美容師ナイト」を開催し約550サロンが参加
    • [127]六本木ヒルズでトップスタイリストを招いた新商品発表会を開催し約550サロンが参加。全国サロン商談会も開催
    • [128]美容室市場において2025年9月期目標の累計42,000店舗の契約を達成し、44,360店舗まで伸長
    • [129]メンバーズオンラインショップ B happy の加盟店舗数は36,657店舗
    • [130]ヘアケア商品はサロンを中心に販売数・売上高とも前期比2桁成長を継続し、直近3ヶ月は新規契約サロン数が1,600店舗増加
    • [131]「ReFaルーム」は宿泊施設の活況に伴い増加。単品設置を含む設備設置ホテル数は累計3,840施設
    • [132]単品設置を含む設備設置ホテル数は累計3,840施設、総導入室数84,700室。2025年9月の月間想定体感者数は174万人超
    • [133]宿泊時に商品を体感したことをきっかけにECやショップで購入する人や、その人々からのレビューが増加し、全市場の販売数伸長につながった
    • [134]ReFa BEAUTECHシリーズのヘアケア商品・ヘアブラシ・ヘアケアコスメが高い売上成長を維持
    • [135]ReFa BEAUTECHシリーズのヘアケア商品・ヘアブラシ・ヘアケアコスメが高い売上成長を維持
    • [136]2025年7月にローンチした24時間リカバリーウェア「ReD」は全国47都道府県942の病院内ショップ、全国1,007の調剤薬局で取り扱いが決定
    • [137]2022年4月 東京証券取引所の市場区分見直しによりマザーズ市場からグロース市場へ移行
    • [141]FY2025 売上高98,810百万円・営業利益10,665百万円・当期純利益7,934百万円
    • [142]FY2025 売上高98,810百万円はFY2019の36,046百万円の約2.7倍
    • [143]FY2025 リテールストア事業の売上高30,387百万円(前期比55.7%増)。家電量販店では新たなデザインディスプレイを全国約1,800店舗に導入
    • [144]FY2025 グローバル事業のセグメント損失481百万円
  • MTG 2024年9月期決算説明会 質疑応答(2024年11月15日)
    • [138]以前はECを中心に在庫を持ち販売する手法だったが全て見直し、韓国・台湾・中国に絞って代理店とのパートナーシップ契約を増やした
    • [139]以前はECを中心に在庫を持ち販売する手法だったが全て見直し、韓国・台湾・中国に絞って代理店とのパートナーシップ契約を増やした
    • [140]1ブランド1社ではなく1カテゴリーもしくは1アイテムを1社とし、1つのブランドを複数の代理店に持たせてリスクヘッジしている

MTGの沿革1996〜2025年における主な出来事を抜粋

年月社長・CEO出来事重要度
愛知県岡崎市でエムティージーブレイズを設立★★★
資本金を3500万円に増資
社名をエムティージーブレイズからエムティージーに変更
子会社としてブレイズを設立
本社を名古屋市中村区へ移転
ウォーターサーバー事業「宅水便のキララ」を開始★★
「宅水便のキララ」で愛知万博に出展
社名をエムティージーからMTGに変更
美容ローラー「ReFa」の発売と、ブランド開発企業への業態転換作る力か、売る力か——活水器メーカーが自社を「ブランド開発カンパニー」と規定し直すまで 詳細を読む★★★
化粧品製造販売業の許可を取得
資本金を1億円に増資
名古屋市中村区に研究開発センターを開設
東京都千代田区に東京支社を開設
中国にMTG深圳を設立
本社を研究開発センターへ移転
台湾に販売子会社のMTG台湾を設立
中国に販売子会社のMTG上海を設立
M&Live(現MTGプロフェッショナル)を子会社化
「MDNA SKIN」「PAO」「Style」の相次ぐ発売★★
シンガポールに販売子会社のMTGパシフィックを設立
大阪市淀川区と福岡市博多区に営業所を開設
EMS機器「SIXPAD」の発売と、クリスティアーノ・ロナウド選手を起用した第2ブランドの構築世界的アスリートで認知を買うか、研究機関との実証で固めるか——売上208億円のファブレスメーカーが選んだ第2ブランドの立ち上げ方 詳細を読む★★★
サカモトクリエイトを子会社化
名古屋市東区にMTGカスタマーサービスセンターを開設
山梨県山中湖村にキララ富士山工場を開設
米国に販売子会社のMTG USAを設立
ウォーターサーバー事業の「Kirala」への刷新
韓国に販売子会社のMTG KOREAを設立
表参道ヒルズにReFa初の体感型店舗を開店★★
ミチノ製薬(後のMTGメディカル)を子会社化
松下剛英国・オランダ・フランスへの販売子会社の設置
松下剛東京証券取引所マザーズ市場への株式上場
松下剛SIXPAD STATION1号店を代官山に開店★★
松下剛投資子会社のMTG Venturesを設立
松下剛長崎県五島市で五島の椿を設立
松下剛不適切な会計処理を受けた取締役会の刷新と、京セラ出身の大田嘉仁氏の会長招聘創業社長が退かないまま、統治をどう作り直すか——外から迎えた会長と、入れ替えた取締役会 詳細を読む★★★
松下剛2019年9月期の最終赤字267億円への下方修正★★
松下剛スマートリングを手がけるEVERINGを設立
松下剛ウォーターサーバー事業の会社分割と全株式の売却★★
松下剛東京証券取引所グロース市場への移行
松下剛ジェイエスティを子会社化
松下剛売上高988億円で過去最高を更新★★
出典・参考
  • 週刊東洋経済 2019年5月25日号「トップに直撃 MTG 社長 松下 剛」
  • 致知 2019年3月号「すべては恩返しのために」
  • 経済界 2019年5月14日「松下剛・MTG社長が語る『美容と健康のブランド開発と経営戦略』」
  • 有価証券報告書
  • MTG ニュースリリース 2019年1月23日「美容ブランド『ReFa』誕生10周年」
  • 週刊東洋経済 2018年10月20日号「絶好調企業の秘密 伸びる企業3 イノベーティブ・市場創造型企業」
  • 週刊東洋経済 2019年12月7日号「深層リポート03 外しまくって巨額赤字転落 株価低迷MTGの視界不良」
  • 週刊東洋経済 2019年8月24日号「すごいベンチャー100 審査は再び引き締め機運 IPO後に伸びた株落ちた株」
  • MTG 第24回定時株主総会 質疑応答(2019年12月25日)
  • MTG 2020年9月期決算説明会 質疑応答(2020年11月16日)
  • MTG 2024年9月期決算説明会 質疑応答(2024年11月15日)

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