2000年〜 イオンのドラッグ連合と株式移転上場──グローウェルホールディングスの誕生
ウエルシアホールディングスの業績推移:連結
- 2008年 ウエルシア関東と高田薬局の共同株式移転によるグローウェルホールディングスの設立と東証二部上場 連合に属したまま伸びるか、資本で束ねるか——ドラッグストア再編前夜の二社の選択
- 2008年 東京証券取引所市場第二部に上場
- 2010年 イレブンを株式交換により子会社化
- 2012年 ウエルシアHDに商号変更
埼玉発のドラッグストアとイオンの緩やかな連携
ウエルシアの事業の源流は、埼玉県を地盤に調剤併設のドラッグストアを広げた池野隆光氏らの薬局チェーンにさかのぼる。2000年代に入ると、イオンは傘下・提携のドラッグストアを束ねる「イオン・ウエルシア・ストアーズ」を軸に、緩やかな連携によるドラッグ連合の形成を進めた。神奈川・静岡を地盤とするCFSコーポレーションの石田健二会長は、この連合について「00年にイオンが出資するドラッグストア連合に加入した」と述べており、イオン主導の再編構想は2000年代を通じて業界の底流にあった。埼玉のウエルシア関東はこの連携の中核に位置し、のちの持株会社ウエルシアホールディングスへとつながった。 [1][2][3]
- 日本経済新聞 2014年4月15日
- [1]ウエルシアの事業の源流は埼玉県を地盤にした池野隆光の薬局チェーンにある
- 週刊東洋経済 2007年12月29日号
- [2]イオンは2000年代に「イオン・ウエルシア・ストアーズ」を軸にドラッグ連合を形成した
- [3]CFSコーポレーションの石田健二会長は2000年にイオンが出資するドラッグストア連合に加入したと述べた
「ウエルシア」の名は、このイオン主導のドラッグ連合「イオン・ウエルシア・ストアーズ」に由来する。連合に参画した埼玉のウエルシア関東と、静岡を地盤とする高田薬局という二つの事業会社が、2008年の株式移転で一つの持株会社の傘下に入った。ウエルシア関東の経営を率いた池野隆光氏は、のちに2013年3月に持株会社ウエルシアホールディングスの代表取締役会長へ就き、グループの象徴的存在となった。イオンの資本と埼玉発の店舗運営を結び合わせ、二つの薬局チェーンを一つの持株会社に束ねる形で、上場企業としての歩みが始まった。 [4][5]
- 週刊東洋経済 2008年1月12日号
- [4]ウエルシアの名はイオンのドラッグ連合イオン・ウエルシア・ストアーズに由来する
- 日本経済新聞 2014年4月15日
- [5]池野隆光は2013年3月にウエルシアホールディングスの代表取締役会長へ就いた
- 日本経済新聞 2014年4月15日
- [1]ウエルシアの事業の源流は埼玉県を地盤にした池野隆光の薬局チェーンにある
- [5]池野隆光は2013年3月にウエルシアホールディングスの代表取締役会長へ就いた
- 週刊東洋経済 2007年12月29日号
- [2]イオンは2000年代に「イオン・ウエルシア・ストアーズ」を軸にドラッグ連合を形成した
- [3]CFSコーポレーションの石田健二会長は2000年にイオンが出資するドラッグストア連合に加入したと述べた
- 週刊東洋経済 2008年1月12日号
- [4]ウエルシアの名はイオンのドラッグ連合イオン・ウエルシア・ストアーズに由来する
株式移転による二部上場と一部指定、ウエルシアHDへの改称
2008年9月、ウエルシア関東株式会社と株式会社高田薬局が株式移転の方法によりグローウェルホールディングス株式会社を設立し、東京証券取引所市場第二部に上場した。持株会社は上場直後の同年11月、ウエルシア関東を通じて寺島薬局株式会社を公開買付けにより子会社化する。地域一番の中堅薬局だった寺島薬局が「同業大手グローウェルホールディングス傘下のウエルシア関東に身売りを決めた」と当時報じられたように、独立系チェーンの再編を持株会社の傘下に取り込む動きは設立初年から始まっていた。2010年3月には株式会社イレブンを株式交換により子会社化し、東西へ地盤を広げた。 [6][7][8][9]
- 有価証券報告書【沿革】
- [6]2008年9月にウエルシア関東と高田薬局が株式移転でグローウェルホールディングスを設立し東証二部に上場した
- [7]2008年11月にウエルシア関東が寺島薬局を公開買付けにより子会社化した
- [9]2010年3月に株式会社イレブンを株式交換により子会社化した
- 週刊東洋経済 2008年11月29日号
- [8]寺島薬局はグローウェルホールディングス傘下のウエルシア関東に身売りを決めたと報じられた
グローウェルホールディングスの連結売上高は、設立初年度の2009年8月期に約1,989億円だった。その後の子会社化を重ねて規模を拡大し、2012年4月には東京証券取引所市場第一部に上場する。同年9月、持株会社は商号をウエルシアホールディングス株式会社へと変更し、グループ名を主力ドラッグストアの「ウエルシア」ブランドに統一した。あわせて子会社イレブンをウエルシア関西へ改称し、株式会社ドラッグフジイを株式交換で完全子会社化のうえウエルシア関東が吸収合併するなど、地域チェーンを取り込む持株会社としての性格を強めた。 [10][11]
- 有価証券報告書【沿革】
- [10]2012年4月に東京証券取引所市場第一部に上場した
- [11]2012年9月に商号をウエルシアホールディングス株式会社へ変更した
- 有価証券報告書【沿革】
- [6]2008年9月にウエルシア関東と高田薬局が株式移転でグローウェルホールディングスを設立し東証二部に上場した
- [7]2008年11月にウエルシア関東が寺島薬局を公開買付けにより子会社化した
- [9]2010年3月に株式会社イレブンを株式交換により子会社化した
- [10]2012年4月に東京証券取引所市場第一部に上場した
- [11]2012年9月に商号をウエルシアホールディングス株式会社へ変更した
- 週刊東洋経済 2008年11月29日号
- [8]寺島薬局はグローウェルホールディングス傘下のウエルシア関東に身売りを決めたと報じられた