事業モデル転換

上場企業の経営論点

事業モデル転換

10の経営論点・540事例

日本企業の決断 | 事業モデル転換 the-shashi.com 事業モデル転換は「祖業の乗り換え」から「稼ぎ方の作り替え」へ移った 戦後はコマツのブルドーザー転換やUBEの石炭離れのように、売る物そのものを替えて生き延びた。セブンイレブンや松井証券を経て、いまはIndeed買収や奉行クラウドのように、課金と仕組みで稼ぐ形へ移っている。 事業モデル転換は「祖業の乗り換え」から「稼ぎ方の作り替え」へ移った 戦後はコマツのブルドーザー転換やUBEの石炭離れのように、売る物そのものを替えて生き延びた。 セブンイレブンや松井証券を経て、いまはIndeed買収や奉行クラウドのように、課金と仕組みで稼ぐ形へ移っている。 〜1960年代 祖業を乗り換える 繊維・石炭・織機の会社が、提携で得た技 術を足場に建機・化学・食品などの成長産 業へ主力を乗り換えた。 代表事例 1956 コマツ ブルドーザーへ転換 1957 UBE 石炭からセメント・化学への転身 1962 日清食品HD チキンラーメンの発明 1963 積水ハウス 代理店販売の廃止と直販への転換 収録した決断 121件 → 1970〜80年代 売り方の発明 フランチャイズ、保守の有料化、規格の主 導、ゲーム機と、物を作るだけでなく売り 方と稼ぎ方の仕組みを自ら設計し始めた。 代表事例 1972 三浦工業 EH型発売とメンテ有料化 1974 セブン&アイHD セブンイレブンの創業 1976 日本ビクター VHS開発で世界標準に 1983 任天堂 ファミコンの発売 収録した決断 115件 → 1990〜2000年代 ネットが販路を変える ネット証券やEC、電子マネーが対面の販 路を崩し、プラットフォームの上に顧客を 囲い込む経済圏づくりが競争の軸になった。 代表事例 1994 ソニー PlayStation参入 1995 松井証券 外交営業の否定 2001 東日本旅客鉄道 Suica導入で決済拡張 2004 楽天G 旅の窓口買収で経済圏構築 収録した決断 158件 → 2010年代〜 継続課金とIPの時代 売り切りからクラウドの継続課金やIPの 多面展開へ。SIerやメーカーも買収で 仕組みを取り込み、稼ぎ方そのものを作り 替えている。 代表事例 2010 バンダイナムコHD IP軸戦略への転換 2012 リクルートHD 米Indeedを買収 2018 オービックビジネスコンサルタント 「奉行クラウド」投入 2021 富士通 Uvance戦略で事業転換 収録した決断 146件 → 注:時代の区切りと各時代の意味づけ、代表事例はThe社史調査部による。事例数は事業モデル転換の論点のいずれかに属する決断(重複を除く)。2010年代以降は2026年10月時点 出所:The社史 が選び論点を付けた経営判断(540件。the-shashi.com/issue/slide/business-model/)より作成。収録と分類は編集方針による 3

事業モデル転換は「祖業の乗り換え」から「稼ぎ方の作り替え」へ移った

戦後はコマツのブルドーザー転換やUBEの石炭離れのように、売る物そのものを替えて生き延びた。

セブンイレブンや松井証券を経て、いまはIndeed買収や奉行クラウドのように、課金と仕組みで稼ぐ形へ移っている。

  1. 〜1960年代:祖業を乗り換える(収録した決断 121件)

    繊維・石炭・織機の会社が、提携で得た技術を足場に建機・化学・食品などの成長産業へ主力を乗り換えた。

  2. 1970〜80年代:売り方の発明(収録した決断 115件)

    フランチャイズ、保守の有料化、規格の主導、ゲーム機と、物を作るだけでなく売り方と稼ぎ方の仕組みを自ら設計し始めた。

    • 1972年 三浦工業 EH型発売とメンテ有料化:機器の売り切りから、保守料を積み上げる継続収益モデルへの転換
    • 1974年 セブン&アイHD セブンイレブンの創業:米国から持ち帰った小型店をフランチャイズ方式で拡大する展開
    • 1976年 日本ビクター VHS開発で世界標準に:独自開発したVTR規格を他社へ広く供与して普及させた標準化の戦い
    • 1983年 任天堂 ファミコンの発売:本体を低価格に抑え、ソフトで収益を上げる家庭用ゲーム機の収益モデルへの転換
  3. 1990〜2000年代:ネットが販路を変える(収録した決断 158件)

    ネット証券やEC、電子マネーが対面の販路を崩し、プラットフォームの上に顧客を囲い込む経済圏づくりが競争の軸になった。

  4. 2010年代〜:継続課金とIPの時代(収録した決断 146件)

    売り切りからクラウドの継続課金やIPの多面展開へ。SIerやメーカーも買収で仕組みを取り込み、稼ぎ方そのものを作り替えている。

    • 2010年 バンダイナムコHD IP軸戦略への転換:作品の権利そのものを事業の軸に据える経営方針への切り替え
    • 2012年 リクルートHD 米Indeedを買収:米国企業の取り込みによる海外への足がかり
    • 2018年 オービックビジネスコンサルタント 「奉行クラウド」投入:完全SaaS型への移行による、買い切り型から継続収益型への収益構造の入れ替え
    • 2021年 富士通 Uvance戦略で事業転換:事業モデルの再定義と、DX企業への立ち位置の置き換え

祖業の転換 243事例

日本企業の決断 | 事業モデル転換 | 祖業の転換 the-shashi.com 祖業を捨てる決断は、戦後の生き残り策から、強い会社が自ら仕掛ける変身へ変わった 戦後は軍需を失ったコマツやホンダのように、手持ちの技術で次の本業を探す転換が祖業を塗り替えた。2000年代以降は富士フイルムやニッスイのように、本業が健在なうちに看板ごと掛け替える転換が主流になった。 祖業を捨てる決断は、戦後の生き残り策から、強い会社が自ら仕掛ける変身へ変わった 戦後は軍需を失ったコマツやホンダのように、手持ちの技術で次の本業を探す転換が祖業を塗り替えた。 2000年代以降は富士フイルムやニッスイのように、本業が健在なうちに看板ごと掛け替える転換が主流になった。 年代別の件数(件) 77 〜1960年代 28 1970年代 27 1980年代 23 1990年代 38 2000年代 26 2010年代 24 2020年代* 業種別の件数(上位5業種) 機械・精密 31(13%) 化学・素材 30(12%) 小売・日用品 21(9%) 自動車・部品 17(7%) 食品・飲料 17(7%) 代表事例(年代順・押すと決断のページへ) 1781 武田薬品工業 道修町の薬種仲買から創業 他人の薬を仕入れて販売する商いから、自… 1924 シャープ 大阪でラジオへ転身 機械とシャープペンシルの特許を手放して… 1946 ホンダ 本田技術研究所の創業 旧軍払下げエンジンから始めた完成車への… 1956 コマツ ブルドーザーへ転換 砲弾生産への依存を断ち切る建設機械への… 1957 UBE 石炭からセメント・化学への転身 祖業を畳んだうえでの約7,000名の他… 1976 ヤマトHD 宅急便事業の創業 路線トラック三番手からの個人宅配市場へ… 1989 ブラザー工業 プリンターへの事業転換 ミシン・タイプライターから情報通信機器… 1998 日東紡績 泊工場の綿紡績終了 祖業の綿紡績からの撤退と、ガラス繊維専… 2004 富士フイルム 「VISION75」で第二の創業 本業の消失を前提に据えた構造改革と、事… 2017 ソフトバンクG ビジョン・ファンドの組成 巨大ファンドによる投資会社への転身 2022 ニッスイ ニッスイへ商号変更 「日本水産」を捨てた業態転換 — 水産… 2025 フジクラ AI・データセンターへ集中 需要の伸びる領域への資源の集約と、電線… 注:*2020年代は2026年10月時点。業種はThe社史の分類。代表事例はThe社史調査部による選定 出所:The社史 が選び論点を付けた経営判断(243件。the-shashi.com/issue/slide/business-model/)より作成。収録と分類は編集方針による

祖業を捨てる決断は、戦後の生き残り策から、強い会社が自ら仕掛ける変身へ変わった

戦後は軍需を失ったコマツやホンダのように、手持ちの技術で次の本業を探す転換が祖業を塗り替えた。

2000年代以降は富士フイルムやニッスイのように、本業が健在なうちに看板ごと掛け替える転換が主流になった。

祖業の転換:年代別の件数
年代件数
〜1960年代77
1970年代28
1980年代27
1990年代23
2000年代38
2010年代26
2020年代24
祖業の転換:業種別の件数(上位5業種)
業種件数
機械・精密31
化学・素材30
小売・日用品21
自動車・部品17
食品・飲料17
  1. 1781年 武田薬品工業 道修町の薬種仲買から創業:他人の薬を仕入れて販売する商いから、自社で薬を製造する製薬企業への転換
  2. 1924年 シャープ 大阪でラジオへ転身:機械とシャープペンシルの特許を手放しての債務清算と、無一物からの再出発
  3. 1946年 ホンダ 本田技術研究所の創業:旧軍払下げエンジンから始めた完成車への転身
  4. 1956年 コマツ ブルドーザーへ転換:砲弾生産への依存を断ち切る建設機械への業態転換
  5. 1957年 UBE 石炭からセメント・化学への転身:祖業を畳んだうえでの約7,000名の他部門への配置転換
  6. 1976年 ヤマトHD 宅急便事業の創業:路線トラック三番手からの個人宅配市場への転換
  7. 1989年 ブラザー工業 プリンターへの事業転換:ミシン・タイプライターから情報通信機器への業態転換
  8. 1998年 日東紡績 泊工場の綿紡績終了:祖業の綿紡績からの撤退と、ガラス繊維専業への転換
  9. 2004年 富士フイルム 「VISION75」で第二の創業:本業の消失を前提に据えた構造改革と、事業の組み替え
  10. 2017年 ソフトバンクG ビジョン・ファンドの組成:巨大ファンドによる投資会社への転身
  11. 2022年 ニッスイ ニッスイへ商号変更:「日本水産」を捨てた業態転換 — 水産卒業・食品と養殖の双翼へ
  12. 2025年 フジクラ AI・データセンターへ集中:需要の伸びる領域への資源の集約と、電線大手という自己規定の刷新

収益モデルの転換 147事例

日本企業の決断 | 事業モデル転換 | 収益モデルの転換 the-shashi.com 稼ぎ方の転換は、モノを売り切る商いから、顧客と関係を持ち続けて稼ぐ仕組みへ移った かつてはサンリオの版権や任天堂のファミコンのように、モノの外側に利益の源を見つけた会社が市場を握った。いまは奉行クラウドやSBIの手数料無料化のように、売り切りや手数料を捨てて継続収益へ組み替える動きが広がる。 稼ぎ方の転換は、モノを売り切る商いから、顧客と関係を持ち続けて稼ぐ仕組みへ移った かつてはサンリオの版権や任天堂のファミコンのように、モノの外側に利益の源を見つけた会社が市場を握った。 いまは奉行クラウドやSBIの手数料無料化のように、売り切りや手数料を捨てて継続収益へ組み替える動きが広がる。 年代別の件数(件) 18 〜1960年代 10 1970年代 13 1980年代 21 1990年代 31 2000年代 39 2010年代 15 2020年代* 業種別の件数(上位5業種) サービス・外食 30(20%) IT・通信 24(16%) 金融 16(11%) 小売・日用品 16(11%) 機械・精密 11(7%) 代表事例(年代順・押すと決断のページへ) 1904 三越 デパートメントストア宣言 座売りの全廃による陳列販売への転換 1954 ヤマハ ヤマハ音楽教室の開設 教室を通じて弾き手を育て、楽器需要その… 1972 三浦工業 EH型発売とメンテ有料化 機器の売り切りから、保守料を積み上げる… 1974 サンリオ ハローキティの誕生 自社キャラクターを版権で収益を上げるラ… 1983 任天堂 ファミコンの発売 本体を低価格に抑え、ソフトで収益を上げ… 1991 住友商事 事業投資への転換 「総合事業会社構想」——トレーディング… 1999 松井証券 「ボックスレート」導入 定額制手数料への転換と、当初案7割引か… 2001 セブン銀行 アイワイバンク銀行設立 金利差ではなくATM受入手数料を収益源… 2009 DeNA 怪盗ロワイヤルの課金転換 広告収入に依存するモデルからアイテム課… 2018 オービックビジネス… 「奉行クラウド」投入 完全SaaS型への移行による、買い切り… 2023 SBIHD 「ゼロ革命」で手数料無料化 オンラインの国内株式売買手数料の放棄と… 2024 大和証券G本社 資産管理型ビジネスへの転換 単品売買モデルとの決別と、顧客の資産価… 注:*2020年代は2026年10月時点。業種はThe社史の分類。代表事例はThe社史調査部による選定 出所:The社史 が選び論点を付けた経営判断(147件。the-shashi.com/issue/slide/business-model/)より作成。収録と分類は編集方針による

稼ぎ方の転換は、モノを売り切る商いから、顧客と関係を持ち続けて稼ぐ仕組みへ移った

かつてはサンリオの版権や任天堂のファミコンのように、モノの外側に利益の源を見つけた会社が市場を握った。

いまは奉行クラウドやSBIの手数料無料化のように、売り切りや手数料を捨てて継続収益へ組み替える動きが広がる。

収益モデルの転換:年代別の件数
年代件数
〜1960年代18
1970年代10
1980年代13
1990年代21
2000年代31
2010年代39
2020年代15
収益モデルの転換:業種別の件数(上位5業種)
業種件数
サービス・外食30
IT・通信24
金融16
小売・日用品16
機械・精密11
  1. 1904年 三越 デパートメントストア宣言:座売りの全廃による陳列販売への転換
  2. 1954年 ヤマハ ヤマハ音楽教室の開設:教室を通じて弾き手を育て、楽器需要そのものを喚起する市場の創造
  3. 1972年 三浦工業 EH型発売とメンテ有料化:機器の売り切りから、保守料を積み上げる継続収益モデルへの転換
  4. 1974年 サンリオ ハローキティの誕生:自社キャラクターを版権で収益を上げるライセンスモデルの確立
  5. 1983年 任天堂 ファミコンの発売:本体を低価格に抑え、ソフトで収益を上げる家庭用ゲーム機の収益モデルへの転換
  6. 1991年 住友商事 事業投資への転換:「総合事業会社構想」——トレーディング依存から
  7. 1999年 松井証券 「ボックスレート」導入:定額制手数料への転換と、当初案7割引から9割引への引き下げ
  8. 2001年 セブン銀行 アイワイバンク銀行設立:金利差ではなくATM受入手数料を収益源に据えた銀行の設計
  9. 2009年 DeNA 怪盗ロワイヤルの課金転換:広告収入に依存するモデルからアイテム課金へと収益源を移す転換
  10. 2018年 オービックビジネスコンサルタント 「奉行クラウド」投入:完全SaaS型への移行による、買い切り型から継続収益型への収益構造の入れ替え
  11. 2023年 SBIHD 「ゼロ革命」で手数料無料化:オンラインの国内株式売買手数料の放棄と、金融収益・口座数での取り返し
  12. 2024年 大和証券G本社 資産管理型ビジネスへの転換:単品売買モデルとの決別と、顧客の資産価値最大化への軸足の移動

販路の転換 94事例

日本企業の決断 | 事業モデル転換 | 販路の転換 the-shashi.com 販路の主戦場は、自前の販売網を築くことから、他社やネットとつながることへ移った 高度成長期は花王の販社制度やパナソニックの熱海会談のように、問屋を外し小売と直に結ぶ網づくりが力だった。2000年代以降はアスクルのネット受注やみずほの楽天証券出資のように、他社やネットとの接続が販路を決める。 販路の主戦場は、自前の販売網を築くことから、他社やネットとつながることへ移った 高度成長期は花王の販社制度やパナソニックの熱海会談のように、問屋を外し小売と直に結ぶ網づくりが力だった。 2000年代以降はアスクルのネット受注やみずほの楽天証券出資のように、他社やネットとの接続が販路を決める。 年代別の件数(件) 30 〜1960年代 12 1970年代 15 1980年代 13 1990年代 13 2000年代 5 2010年代 6 2020年代* 業種別の件数(上位5業種) 小売・日用品 21(22%) 食品・飲料 14(15%) 金融 10(11%) 機械・精密 9(10%) 総合商社 8(9%) 代表事例(年代順・押すと決断のページへ) 1923 資生堂 チェインストア方式確立 販売会社方式と組み合わせた、店と流通を… 1963 積水ハウス 代理店販売の廃止と直販への転換 販売と施工を自社で担う体制への切り替え… 1964 花王 問屋を外す再販契約 販社制度の構築——問屋を外し、全国約2… 1964 パナソニック 熱海会談で販売制度改革 「松下電器が悪かった」と非を認めること… 1978 竹内製作所 ヤンマーOEMから直販転換 OEM供給依存から竹内ブランドでの直接… 1984 ポーラ・オルビスHD オルビスの設立 通信販売の専業会社を別に立てることによ… 1995 キーエンス 直販とファブレスの両立 自社工場も代理店も持たない構造による高… 2000 アスクル JASDAQ上場のEC先駆モデル インターネット受注に特化した法人向け販… 2004 ZOZO ZOZOTOWNへ一本化 セレクトショップ17店舗の統合と、受託… 2015 ライフネット生命保険 KDDIと資本業務提携 インターネット直販一本からの脱却と、多… 2020 ワークマン ワークマン女子の展開 一般女性・非職人客に向けた新業態の立ち… 2022 みずほFG 楽天証券への出資 資本業務提携——対面のみずほ、ネットの… 注:*2020年代は2026年10月時点。業種はThe社史の分類。代表事例はThe社史調査部による選定 出所:The社史 が選び論点を付けた経営判断(94件。the-shashi.com/issue/slide/business-model/)より作成。収録と分類は編集方針による

販路の主戦場は、自前の販売網を築くことから、他社やネットとつながることへ移った

高度成長期は花王の販社制度やパナソニックの熱海会談のように、問屋を外し小売と直に結ぶ網づくりが力だった。

2000年代以降はアスクルのネット受注やみずほの楽天証券出資のように、他社やネットとの接続が販路を決める。

販路の転換:年代別の件数
年代件数
〜1960年代30
1970年代12
1980年代15
1990年代13
2000年代13
2010年代5
2020年代6
販路の転換:業種別の件数(上位5業種)
業種件数
小売・日用品21
食品・飲料14
金融10
機械・精密9
総合商社8
  1. 1923年 資生堂 チェインストア方式確立:販売会社方式と組み合わせた、店と流通を組織化する体制の確立
  2. 1963年 積水ハウス 代理店販売の廃止と直販への転換:販売と施工を自社で担う体制への切り替えと、高級化路線の採用
  3. 1964年 花王 問屋を外す再販契約:販社制度の構築——問屋を外し、全国約27万件の小売と直接結ぶ流通改革
  4. 1964年 パナソニック 熱海会談で販売制度改革:「松下電器が悪かった」と非を認めることから始めた代理店との関係の再構築
  5. 1978年 竹内製作所 ヤンマーOEMから直販転換:OEM供給依存から竹内ブランドでの直接販売への転換
  6. 1984年 ポーラ・オルビスHD オルビスの設立:通信販売の専業会社を別に立てることによる、販路の二本柱化
  7. 1995年 キーエンス 直販とファブレスの両立:自社工場も代理店も持たない構造による高粗利モデルの確立
  8. 2000年 アスクル JASDAQ上場のEC先駆モデル:インターネット受注に特化した法人向け販売モデルの確立
  9. 2004年 ZOZO ZOZOTOWNへ一本化:セレクトショップ17店舗の統合と、受託販売モールへの転換
  10. 2015年 ライフネット生命保険 KDDIと資本業務提携:インターネット直販一本からの脱却と、多チャネル化への転換
  11. 2020年 ワークマン ワークマン女子の展開:一般女性・非職人客に向けた新業態の立ち上げと客層の拡張
  12. 2022年 みずほFG 楽天証券への出資:資本業務提携——対面のみずほ、ネットの楽天

事業のデジタル化 41事例

日本企業の決断 | 事業モデル転換 | 事業のデジタル化 the-shashi.com デジタル化は商いを支える裏方から、事業の型そのものを作り替える手段へ変わった かつてはセコムのオンライン警備やセリアのPOSのように、デジタルは既存の商いを強くする仕掛けだった。2020年代は日立のGlobalLogic買収や富士通のUvanceのように、デジタルが事業の組み替えの軸になった。 デジタル化は商いを支える裏方から、事業の型そのものを作り替える手段へ変わった かつてはセコムのオンライン警備やセリアのPOSのように、デジタルは既存の商いを強くする仕掛けだった。 2020年代は日立のGlobalLogic買収や富士通のUvanceのように、デジタルが事業の組み替えの軸になった。 年代別の件数(件) 1 〜1960年代 1 1970年代 2 1980年代 3 1990年代 11 2000年代 9 2010年代 14 2020年代* 業種別の件数(上位5業種) IT・通信 12(29%) サービス・外食 8(20%) 小売・日用品 8(20%) 金融 5(12%) 機械・精密 3(7%) 代表事例(年代順・押すと決断のページへ) 1962 セコム 日本警備保障を設立 創業——巡回ガードマンから日本初のオン… 1974 カシオ計算機 「カシオトロン」発売 デジタル電子腕時計での時計事業への参入… 1983 DCMHD IBMシステム38の導入 計算機と物流センターを組み合わせた、商… 1997 セリア リアルタイムPOS導入 規模ではなくデータで競う路線への転換と… 1998 ZOZO ファッションECモール創業 輸入CD通販という家業から、受託販売の… 2001 東日本旅客鉄道 Suica導入で決済拡張 交通ICから電子マネー・生活決済へ展開… 2014 ワークマン 「データ経営」への転換 土屋哲雄氏の参画と、あわせて掲げた「し… 2016 freee みずほ銀行とAPI連携 国内初のメガバンクとの接続と、北国銀行… 2021 日立製作所 米GlobalLogicの買収 デジタルエンジニアリングの内製力の9,… 2021 富士通 Uvance戦略で事業転換 事業モデルの再定義と、DX企業への立ち… 2024 江崎グリコ 基幹システムの全面移行 342億円を投じた入れ替えが招いた、チ… 2026 DeNA 南場智子氏が社長就任 創業者による15年ぶりの経営復帰と、A… 注:*2020年代は2026年10月時点。業種はThe社史の分類。代表事例はThe社史調査部による選定 出所:The社史 が選び論点を付けた経営判断(41件。the-shashi.com/issue/slide/business-model/)より作成。収録と分類は編集方針による

デジタル化は商いを支える裏方から、事業の型そのものを作り替える手段へ変わった

かつてはセコムのオンライン警備やセリアのPOSのように、デジタルは既存の商いを強くする仕掛けだった。

2020年代は日立のGlobalLogic買収や富士通のUvanceのように、デジタルが事業の組み替えの軸になった。

事業のデジタル化:年代別の件数
年代件数
〜1960年代1
1970年代1
1980年代2
1990年代3
2000年代11
2010年代9
2020年代14
事業のデジタル化:業種別の件数(上位5業種)
業種件数
IT・通信12
サービス・外食8
小売・日用品8
金融5
機械・精密3
  1. 1962年 セコム 日本警備保障を設立:創業——巡回ガードマンから日本初のオンライン警備「SPアラーム」
  2. 1974年 カシオ計算機 「カシオトロン」発売:デジタル電子腕時計での時計事業への参入と、事業領域の拡大
  3. 1983年 DCMHD IBMシステム38の導入:計算機と物流センターを組み合わせた、商いの土台づくり
  4. 1997年 セリア リアルタイムPOS導入:規模ではなくデータで競う路線への転換と、発注システムの全店整備
  5. 1998年 ZOZO ファッションECモール創業:輸入CD通販という家業から、受託販売のモール運営への転身
  6. 2001年 東日本旅客鉄道 Suica導入で決済拡張:交通ICから電子マネー・生活決済へ展開した事業領域の拡張
  7. 2014年 ワークマン 「データ経営」への転換:土屋哲雄氏の参画と、あわせて掲げた「しない経営」への転換
  8. 2016年 freee みずほ銀行とAPI連携:国内初のメガバンクとの接続と、北国銀行への会計データの開放
  9. 2021年 日立製作所 米GlobalLogicの買収:デジタルエンジニアリングの内製力の9,222億円での外部からの調達
  10. 2021年 富士通 Uvance戦略で事業転換:事業モデルの再定義と、DX企業への立ち位置の置き換え
  11. 2024年 江崎グリコ 基幹システムの全面移行:342億円を投じた入れ替えが招いた、チルド商品の出荷停止と75億円の営業減益
  12. 2026年 DeNA 南場智子氏が社長就任:創業者による15年ぶりの経営復帰と、AIを軸にした事業モデルの変革

プラットフォームの構築 67事例

日本企業の決断 | 事業モデル転換 | プラットフォームの構築 the-shashi.com 場を握る競争は、ハードの規格争いから、人と店をつなぐ経済圏づくりへ移った 1970〜80年代は日本ビクターのVHSやアスキーのMSXのように、規格を他社に開いて陣営を広げた者が勝った。2000年代以降は楽天の経済圏やメルカリのように、利用者と出店者をつなぐ場そのものを握る会社が主役になった。 場を握る競争は、ハードの規格争いから、人と店をつなぐ経済圏づくりへ移った 1970〜80年代は日本ビクターのVHSやアスキーのMSXのように、規格を他社に開いて陣営を広げた者が勝った。 2000年代以降は楽天の経済圏やメルカリのように、利用者と出店者をつなぐ場そのものを握る会社が主役になった。 年代別の件数(件) 6 〜1960年代 6 1970年代 8 1980年代 9 1990年代 15 2000年代 19 2010年代 4 2020年代* 業種別の件数(上位5業種) IT・通信 31(46%) サービス・外食 9(13%) 機械・精密 6(9%) 金融 4(6%) 電機・事務機 4(6%) 代表事例(年代順・押すと決断のページへ) 1917 南満洲鉄道 朝鮮国有鉄道の受託経営 朝鮮総督府が管理する路線の引き受けと、… 1966 TKC 栃木県計算センター設立 会計事務所共同の計算センター構想による… 1969 セイコーG 「アストロン」の特許公開 世界初のクオーツウオッチの技術を開放し… 1976 日本ビクター VHS開発で世界標準に 独自開発したVTR規格を他社へ広く供与… 1983 アスキー MSX規格提唱で国産結集 メーカー各社を一つのパソコン統一規格へ… 1994 ソニー PlayStation参入 家庭用ゲーム市場への進出 2001 セブン銀行 アイワイバンク銀行設立 金利差ではなくATM受入手数料を収益源… 2004 楽天G 旅の窓口買収で経済圏構築 宿泊予約からDLJ証券にまで及んだ連続… 2011 LINE 「LINE」の投入 検索・ゲームからメッセンジャーアプリへ… 2013 メルカリ 即決価格型CtoCの創業 スマホ前提の個人間取引への再定義による… 2017 任天堂 Nintendo Switchの発売 据置と携帯に分かれていた2つの製品ライ… 2022 サイバーエージェント ABEMAでW杯無料生中継 大会の全試合を無料で流す大型生中継への… 注:*2020年代は2026年10月時点。業種はThe社史の分類。代表事例はThe社史調査部による選定 出所:The社史 が選び論点を付けた経営判断(67件。the-shashi.com/issue/slide/business-model/)より作成。収録と分類は編集方針による

場を握る競争は、ハードの規格争いから、人と店をつなぐ経済圏づくりへ移った

1970〜80年代は日本ビクターのVHSやアスキーのMSXのように、規格を他社に開いて陣営を広げた者が勝った。

2000年代以降は楽天の経済圏やメルカリのように、利用者と出店者をつなぐ場そのものを握る会社が主役になった。

プラットフォームの構築:年代別の件数
年代件数
〜1960年代6
1970年代6
1980年代8
1990年代9
2000年代15
2010年代19
2020年代4
プラットフォームの構築:業種別の件数(上位5業種)
業種件数
IT・通信31
サービス・外食9
機械・精密6
金融4
電機・事務機4
  1. 1917年 南満洲鉄道 朝鮮国有鉄道の受託経営:朝鮮総督府が管理する路線の引き受けと、鮮満両鉄道の一体運営
  2. 1966年 TKC 栃木県計算センター設立:会計事務所共同の計算センター構想によるTKC創業
  3. 1969年 セイコーG 「アストロン」の特許公開:世界初のクオーツウオッチの技術を開放したことによるデファクト化
  4. 1976年 日本ビクター VHS開発で世界標準に:独自開発したVTR規格を他社へ広く供与して普及させた標準化の戦い
  5. 1983年 アスキー MSX規格提唱で国産結集:メーカー各社を一つのパソコン統一規格へまとめる旗振り役の獲得
  6. 1994年 ソニー PlayStation参入:家庭用ゲーム市場への進出
  7. 2001年 セブン銀行 アイワイバンク銀行設立:金利差ではなくATM受入手数料を収益源に据えた銀行の設計
  8. 2004年 楽天G 旅の窓口買収で経済圏構築:宿泊予約からDLJ証券にまで及んだ連続買収と、三領域にまたがる事業圏づくり
  9. 2011年 LINE 「LINE」の投入:検索・ゲームからメッセンジャーアプリへの主力の移行
  10. 2013年 メルカリ 即決価格型CtoCの創業:スマホ前提の個人間取引への再定義による新市場の開拓
  11. 2017年 任天堂 Nintendo Switchの発売:据置と携帯に分かれていた2つの製品ラインを1台へ集約する選択
  12. 2022年 サイバーエージェント ABEMAでW杯無料生中継:大会の全試合を無料で流す大型生中継への踏み込み