航空機の市場規模の推移 | 1985〜2020年

市場規模がどう推移したか?

拡大期(1985〜1989年)機数が伸びた。航空機の生産機数は1985年の125機から1989年の188機へ増え、ここが山になった。1985年の生産額は1,990億円だった。

高額化期(1990〜2000年)機数は半分以下に減ったが、金額は維持された。機数は1995年に83機まで下がった一方、生産額は1996年の2,340億円が山になった。内訳の飛行機は1996年に19機で底をつけたが、生産額は同じ年の1,870億円が最大で、1機あたりの金額が上がった。

縮小期(2001年〜)機数も金額も下がった。生産額は2005年に1,197.2億円で、2000年の1,940億円から4割近く減り、2020年は1,155.4億円だった。機数は2010年の54機から2020年の19機へ減った。

上場企業はどう意思決定したか?

重工各社は、分かれていた航空の事業を統合し直してきた。SUBARUは1953年に、12社に分割された旧中島飛行機系の企業が富士工業を母体に再結集して設立された。川崎重工業は、1937年に航空機部門を別会社として分離したのち、1969年に造船・航空・車両の3社を合併して一つの経営体へ統合した。

機数が減った時期には、造船に替わる収益源として航空エンジンに注力する社が出た。IHIは造船の構造的な縮小を見据え、2000年に日産の宇宙航空事業を取得して、航空エンジンと宇宙を次の収益源に据えた。2002年には船舶海洋事業を分社化した。

縮小期に入ると、一つの機種・製品への経営資源の集中が損失につながった。三菱重工業は2023年、型式証明の取得にさらに巨額の資金を要するとして、SpaceJet M90の開発活動を中止した。IHIでは、航空エンジンへの集中が、GTFの品質問題に対する応分の負担によって過去最大の赤字となって表れた。

航空機 | 国内市場規模・生産額・生産量

最新の年 2020年
生産額 1,155.4億円
生産量 19機
生産額(億円・左)生産量(機・右)
年月 生産額単位生産量単位
1985年1月〜12月 1,990億円125機
1986年1月〜12月 1,840億円92機
1987年1月〜12月 2,030億円111機
1988年1月〜12月 1,770億円149機
1989年1月〜12月 1,800億円188機
1990年1月〜12月 1,840億円169機
1991年1月〜12月 1,970億円173機
1992年1月〜12月 1,800億円169機
1993年1月〜12月 1,860億円146機
1994年1月〜12月 1,740億円122機
1995年1月〜12月 1,880億円83機
1996年1月〜12月 2,340億円89機
1997年1月〜12月 1,210億円107機
1998年1月〜12月 1,230億円128機
1999年1月〜12月 1,140億円79機
2000年1月〜12月 1,940億円87機
2001年1月〜12月 1,790億円70機
2002年1月〜12月 1,740億円100機
2003年1月〜12月 1,680億円110機
2004年注11月〜12月 1,541.5億円96機
2005年1月〜12月 1,197.2億円68機
2006年1月〜12月 1,382.4億円74機
2007年1月〜12月 818.2億円63機
2008年1月〜12月 1,759.9億円87機
2009年1月〜12月 1,455.5億円80機
2010年1月〜12月 1,130億円54機
2011年1月〜12月 1,771.1億円66機
2012年1月〜12月 143.1億円40機
2013年1月〜12月 633.5億円43機
2014年1月〜12月 649.5億円40機
2015年1月〜12月 1,040.1億円27機
2016年1月〜12月 588.3億円26機
2017年1月〜12月 1,442.5億円26機
2018年1月〜12月 1,547.5億円35機
2019年1月〜12月 1,325億円23機
2020年1月〜12月 1,155.4億円19機

主な企業

調査中

航空機 › 飛行機 | 国内市場規模・生産額・生産量

最新の年 2001年
生産額 1,260億円
生産量 26機
生産額(億円・左)生産量(機・右)
年月 生産額単位生産量単位
1985年1月〜12月 1,620億円48機
1986年1月〜12月 1,520億円43機
1987年1月〜12月 1,390億円53機
1988年1月〜12月 1,270億円70機
1989年1月〜12月 1,120億円45機
1990年1月〜12月 1,240億円53機
1991年1月〜12月 1,260億円50機
1992年1月〜12月 1,030億円48機
1993年1月〜12月 1,120億円46機
1994年1月〜12月 1,070億円37機
1995年1月〜12月 1,370億円22機
1996年1月〜12月 1,870億円19機
1997年1月〜12月 620億円19機
1998年1月〜12月 710億円21機
1999年1月〜12月 670億円23機
2000年1月〜12月 1,340億円22機
2001年1月〜12月 1,260億円26機
2002年1月〜12月 n/a億円n/a機
2003年1月〜12月 n/a億円n/a機

主な企業

調査中

正式名: 航空機 › 飛行機(内数)

注釈

  • 注12004 年から経済産業省「生産動態統計」に切り替え(2003 年までは総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-09-g)。定義・範囲の違いで前後が段差になることがある

出典

期間統計表・資料
1985〜2003 年総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-09-g「主要品目の生産量及び生産額 - 輸送機械の生産量及び生産額(昭和60年~平成15年)」
2004〜2020 年経済産業省「生産動態統計」年報・時系列表(品目ごとの対応は注釈)
考察経済産業省「生産動態統計」・総務省統計局「日本の長期統計系列」(このページの数字)、各社の経営判断の各ページと有価証券報告書の沿革