コンデンサの市場規模の推移 | 1985〜1996年

市場規模がどう推移したか?

拡大期(1985〜1991年)数量と金額がともに伸びた。生産量は1985年の673.7億個から1990年の1,191.4億個へ1.8倍になり、生産額は1986年の4,370億円を底に1991年の5,630億円で山をつけた。

単価下落期(1991〜1996年)数量は伸び続けたが、金額は伸びなくなった。生産量は1996年に1,644.0億個で山をつけた一方、生産額は1995年に5,400億円、1996年に5,190億円と1991年の山を下回った。1985年から1996年で数量は2.4倍になったのに対し金額は1.2倍にとどまり、1個あたりの金額はおよそ半分になった。

上場企業はどう意思決定したか?

早い時期から材料技術を内に抱え、単価の下がる汎用品への依存を下げようとした。村田製作所は創業期に材料から完成品までの全工程と生産機械を内製し、部品専業を貫く方針を定めた。太陽誘電は1972年に過当競争で単価が低下した磁器コンデンサへの依存を低減する方針を表明し、1988年には材料技術を応用して光記録メディアに参入した。

拡大期には、海外の生産・販売網を買収と新設で整えた。村田は1980年に北米・欧州・中南米に拠点を持つETPを買収し、京セラは1990年にAVXを子会社化した。ニチコンも1990年にマレーシアへ生産会社を設立した。

数量が伸びても金額が伸びなくなった1990年代以降は、原価の低減と生産の集約に動いた。村田は1993年、円高と値下げ要求が重なるなかで輸出を円建てに統一したまま、材料と設備の内製で原価を低減し国内生産を保った。ニチコンは1999年に電極箔工場を新設し、2002〜2003年に工場を閉鎖・集約した。

コンデンサ | 国内市場規模・生産額・生産量

最新の年 1996年
生産額 5,190億円
生産量 164,404百万個
生産額(億円・左)生産量(百万個・右)
年月 生産額単位生産量単位
1985年1月〜12月 4,380億円67,371百万個
1986年1月〜12月 4,370億円75,728百万個
1987年1月〜12月 4,430億円83,442百万個
1988年1月〜12月 4,840億円97,276百万個
1989年1月〜12月 4,870億円104,787百万個
1990年1月〜12月 5,220億円119,144百万個
1991年1月〜12月 5,630億円135,763百万個
1992年1月〜12月 4,680億円108,019百万個
1993年1月〜12月 4,800億円120,313百万個
1994年1月〜12月 4,980億円142,919百万個
1995年1月〜12月 5,400億円162,744百万個
1996年1月〜12月 5,190億円164,404百万個
1997年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
1998年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
1999年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
2000年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
2001年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
2002年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
2003年1月〜12月 n/a億円n/a百万個
2004年1月〜12月 n/a億円n/a百万個

主な企業

調査中

出典

期間統計表・資料
1985〜2004 年総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-09-f「主要品目の生産量及び生産額 - 電気機械器具の生産量及び生産額(昭和60年~平成16年)」
考察経済産業省「生産動態統計」(このページの数字)、各社の経営判断の各ページと有価証券報告書の沿革