三洋電機の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

後発ゆえに、他社が手を付けていない市場から順に取ってきた。1976年9月、貿易摩擦と最大の取引先だったシアーズとの関係を守るため、米ウォーイックを買収して北米での現地生産へ移った。輸出を積み増すより先に、工場を市場の側へ置いた判断である。1990年には二次電池へ傾斜して投資し、全社の設備投資の約2割を電池へ向けてニッケル水素まで量産体制を構築した。2002年1月には中国ハイアールと資本提携し、普及品の市場を明け渡す代わりに部品とOEMの供給先を確保している。規模で正面から並ばない選び方は、電池では世界市場で3割を超える占有率を生み、白物家電では市場を提携相手へ譲る結果にもなった。

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