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セグメント別業績 — 事業構成の変遷 各事業の売上・営業利益・利益率の推移

セグメント売上高単位:億円
FY98-FY02AV・情報通信機器電化機器産業機器電子デバイス電池その他
FY04-FY08コンシューマ部門コマーシャル部門コンポーネント部門その他部門
FY09-FY10エナジー電子デバイスデジタルシステムコマーシャルコンシューマエレクトロニクスその他
セグメント利益単位:億円
FY98-FY02AV・情報通信機器電化機器産業機器電子デバイス電池その他
FY04-FY08コンシューマ部門コマーシャル部門コンポーネント部門その他部門
FY09-FY10エナジー電子デバイスデジタルシステムコマーシャルコンシューマエレクトロニクスその他
セグメント利益率単位:%
FY98-FY02AV・情報通信機器電化機器産業機器電子デバイス電池その他
FY04-FY08コンシューマ部門コマーシャル部門コンポーネント部門その他部門
FY09-FY10エナジー電子デバイスデジタルシステムコマーシャルコンシューマエレクトロニクスその他
セグメント投下資本利益率単位:%
FY98-FY02AV・情報通信機器電化機器産業機器電子デバイス電池その他
FY04-FY08コンシューマ部門コマーシャル部門コンポーネント部門その他部門
FY09-FY10エナジー電子デバイスデジタルシステムコマーシャルコンシューマエレクトロニクスその他

三洋電機のセグメント変遷

FY98
FY99
FY00
FY01
FY02
FY03
FY04
FY05
FY06
FY07
FY08
FY09
FY10
電子デバイス
セグメント売上高億円
3,517
3,927
4,477
3,791
4,440
3,039
2,018
セグメント利益億円
139
173
21
126
セグメント資産億円
2,279
1,265
その他
セグメント売上高億円
649
558
591
603
962
34
131
セグメント利益億円
130
152
4
5
セグメント資産億円
89
158
AV・情報通信機器
電化機器
産業機器
電池
コンシューマ部門
コマーシャル部門
コンポーネント部門
その他部門
エナジー
セグメント売上高億円
4,192
4,012
セグメント利益億円
238
143
セグメント資産億円
4,664
4,590
デジタルシステム
セグメント売上高億円
3,200
2,748
セグメント利益億円
100
35
セグメント資産億円
2,023
1,751
コマーシャル
セグメント売上高億円
3,961
3,825
セグメント利益億円
72
13
セグメント資産億円
2,987
2,498
コンシューマエレクトロニクス
セグメント売上高億円
2,291
2,347
セグメント利益億円
94
115
セグメント資産億円
1,335
1,204

三洋電機のセグメント定義 セグメント区分の切り替わりごとに各事業の内容を記載

1999年3月期〜2003年3月期
単位:億円
AV・情報通信機器
  • テレビ・ビデオ・デジタルカメラ・携帯電話等を含む最大カテゴリー。外部顧客売上はFY98の6,238億円から FY02には9,074億円へ拡大し、構成比は34%から41.6%まで上昇した。
  • デジタルカメラOEMと携帯電話が牽引した拡大だったが、FY99のセグメント営業利益は111億円と売上規模に対して薄利だった。
電化機器
  • 冷蔵庫・洗濯機・エアコン等の白物家電のカテゴリー。外部顧客売上はFY98の3,120億円からFY02には2,587億円へ漸減した。
  • FY98営業損失112億円・FY99損失57億円と6カテゴリー中唯一の赤字部門であり、2011年以降のハイアール売却に至る白物の構造問題が既に表れていた。
産業機器
  • 業務用機器のカテゴリー。外部顧客売上はFY98の2,483億円からFY02には1,899億円へ縮小したが、FY99営業利益98億円と黒字を維持した。
電子デバイス
  • 半導体・液晶・電子部品のカテゴリー。外部顧客売上はFY98の3,517億円からFY02には4,440億円へ拡大し、FY99営業利益は173億円と電池に次ぐ利益源だった。
電池
  • 二次電池・乾電池のカテゴリー。外部顧客売上はFY98の2,175億円からFY02には2,864億円へ伸長した。
  • FY99セグメント営業利益357億円はセグメント利益合計の43%(FY98は46%)を占める突出した利益源であり、後にパナソニックが買収で狙う「電池の三洋」の収益構造はこの時点で確立していた。
その他
  • 上記に属さない事業の集約区分。FY02外部顧客売上962億円・構成比4.4%。FY99セグメント営業利益は152億円を計上した。
2005年3月期〜2009年3月期
単位:億円
コンシューマ部門
  • テレビ・デジタルカメラ等のAV機器、携帯電話・PHS、冷蔵庫・洗濯機・エアコン等の家電を一括する個人向け製品の区分。FY04売上1兆2,282億円・連結売上の48%を構成する最大セグメントだった。
  • 薄型テレビ・携帯電話の競争激化でFY05に営業損失99億円へ転落。携帯電話事業の京セラ売却(2008年)等の非継続化を経て、FY08には売上6,804億円・構成比37%まで縮小した。
コマーシャル部門
  • 冷凍・冷蔵ショーケース、業務用冷凍冷蔵庫、パッケージ型エアコン、吸収式冷温水機、医用保冷庫・メディカルコンピューター等の業務用機器の区分。
  • FY04売上2,128億円・構成比8%からFY08には2,528億円・14%へと、全社が縮小するなかで唯一売上を伸ばした。営業利益は50〜140億円台で安定推移した。
コンポーネント部門
  • リチウムイオン電池・ニッケル水素電池・太陽電池・ハイブリッド車用二次電池と、半導体・液晶・電子部品・コンプレッサーを束ねる部品の区分。FY04売上9,464億円・構成比37%。
  • FY06営業利益676億円・FY07 773億円と単独で全社営業利益を上回る水準を稼ぎ、コンシューマ部門の赤字を埋める実質的な利益柱だった。再建期に掲げられた「電池の三洋」への絞り込みは、本部門の中核事業を全社の軸へ昇格させる選択にあたる。
その他部門
  • 物流・保守・情報サービス・住宅関連を集約する周辺事業の区分。FY04売上1,739億円からFY08には1,016億円へ縮小し、FY08は営業損失2億円とほぼ損益均衡だった。
2010年3月期〜2011年3月期
単位:億円
エナジー
  • 太陽光発電システムと、環境対応車用二次電池・リチウムイオン電池等の電池事業を独立させた区分。FY09売上4,192億円・構成比25%で、ASC280適用後の新体制における最大セグメント。
  • FY09営業利益238億円は全社営業利益の7割超を占めた(FY10は143億円)。パナソニックが買収で取りにいった中核資産が、セグメント開示の上でも明確になった。
電子デバイス
  • 光ピックアップ・キャパシタ・モーター等の部品の区分。FY09は半導体事業を含み売上3,039億円、半導体のオン・セミコンダクター売却(2011年)に伴う非継続化後のFY10は2,018億円となった。
  • 営業利益はFY09の21億円からFY10には126億円へ改善した(FY10は半導体除外後の数値)。
デジタルシステム
  • デジタルカメラ・プロジェクター・テレビ・デジタルオーディオ等のAV機器の区分。FY09売上3,200億円・構成比19%。
  • 営業利益はFY09の100億円からFY10には35億円へ縮小した。
コマーシャル
  • ショーケース・業務用厨房機器・大型エアコン・吸収式冷凍機に、バイオ・医療関連機器や洗濯機等を加えた業務用の区分。FY09売上3,961億円・構成比24%とエナジーに次ぐ規模。
  • 営業利益はFY09の72億円からFY10には13億円へ縮小した。
コンシューマエレクトロニクス
  • 冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・掃除機・空気清浄機等の白物家電と、電動ハイブリッド自転車・カーナビゲーション・カーオーディオの区分。FY09売上2,291億円・構成比14%。
  • FY10は売上2,347億円・営業利益115億円と増収増益。この区分の冷蔵庫と、コマーシャル区分の洗濯機(三洋アクア)が2012年のハイアールへの白物家電売却の対象となった。
その他
  • グループ内の業務受託等を集約する区分。FY09売上34億円・FY10 131億円と、全社に占める比率は1%未満で推移した。

参考文献・出所

有価証券報告書
日経新聞 2013/05/18
三洋電機三十年の歩み 1980
週刊東洋経済 1973/06/23
日経ビジネス 1977/10/24
日経新聞 1980/01/10
日経産業新聞 1981/01/09
日経産業新聞 1984/07/12
日経ビジネス 1985/05/27
パナソニック開示資料
日経新聞 2002/01/09
日経ビジネス 2002/10/14
週刊東洋経済 2007/07/28
日経新聞 2013/06
NHKスペシャル 2015/05/31
歴史をつくる人々 第24
ダイヤモンド 1956/09/04
経済知識 1958/08