決断
主力事業が行き詰まるたびに、開発資源を隣接する事業へ振り向けてきた会社である。電卓の在庫が膨張して1975年に上場以来初の無配へ転じると、1977年に賀来龍三郎氏を社長へ抜擢し、複写機とレーザープリンターへ資源を配分した。1995年には御手洗冨士夫氏が社長に就任し、不採算の7事業から撤退して連結利益を判断の基準に据えた。2009年に蘭オセの連結子会社化を決議し、2016年に東芝メディカルシステムズを約6,655億円で取得する契約を締結した。祖業のカメラを残したまま、収益の中心を事務機とプリンティングへ移した。
2026年1月 小川一登氏が社長就任
取締役の人数と社外取締役の比率2025 2026 取締役(名) 10 11 うち社外取締役率(%) 40.0 45.5 2025年1月 キヤノンメディカルの減損
キヤノンメディカルの減損2016年に取得した医療機器事業が、市場環境の悪化と計画の下方修正でのれんの減損損失1,651億円を招いた。キヤノンは買収先に経営を委ねる運営を改め、2026年4月には国内の販売・修理・保守を除く同社の事業を吸収分割で本社へ取り込み、売上高6,000億円・営業利益率10%への立て直しを図っている同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラメディカルの売上高と営業利益率2023 2024 2025 売上高(億円) 5,523 5,683 5,797 営業利益率(%) 5.7 -24.7 5.7 2023年3月 全員男性の取締役会と賛成率低下
指名の条件とその後の組み替え対象の株主総会 2023年3月30日 第122期定時株主総会 選任された取締役 5名全員が男性 社外取締役の下限 2名以上かつ3分の1以上 役員の女性比率 3.8%(52名中2名) 2016年3月 東芝メディカルの買収
連結のれんの内訳2015 2016 2021 うちメディカル(億円) − 4,927 5,372 メディカル以外(億円) 4,789 4,437 4,167 2009年11月 蘭オセの連結子会社化
連結のれんの内訳2008 2009 2014 うちオフィス(億円) − 398 1,453 オフィス以外(百万円) 50,754 16,026 66,001 1995年9月 キャッシュフロー重視の経営
業績の推移1994 1995 2000 売上高(兆円) 1.9 2.2 2.7 純利益率(%) 2.1 2.5 5.0 1977年6月 無配転落と事業部制の導入
業績の推移1976 1977 1982 売上高(億円) 1,019 1,239 3,065 純利益率(%) 3.5 4.8 5.4 1933年11月 精機光学研究所の発足