エアコンの市場規模の推移 | 1985〜2024年

市場規模がどう推移したか?

拡大期(1985〜1996年)生産台数は約10年で2.5倍に増えた。生産量は1985年の1,199.5万台から1996年の3,035.0万台へ伸びた。生産額は1985年の1兆4,020億円から1991年の2兆2,260億円で山をつけ、台数より先に頭打ちになった。

縮小期(1997〜2009年)国内の生産が台数・金額ともに減った。生産量は2000年に2,608.6万台、2010年に1,923.3万台と山から4割弱減り、生産額は2009年に1兆802億円と山の半分以下になった。

単価上昇期(2010年〜)台数は減り続けたが、金額は持ち直した。生産量は2024年に1,608.8万台まで減った一方、生産額は2024年に1兆4,793.8億円まで戻し、1台当たりの生産額は2010年の約6.6万円から2024年の約9.2万円へ上がった。

上場企業はどう意思決定したか?

国内生産が縮小に転じた時期に、専業メーカーは空調へ経営資源を集中した。1994年、ダイキンは業績低迷とフロン規制の転換期に多角化を止めて空調へ集中投資する体制へ刷新した。1997年には中国で家庭用を避けて業務用の高価格帯に集中して参入し、1999年にパナソニックと業務提携した。

国内の台数が減り続けるなか、各社は海外の買収で空調事業を拡大した。ダイキンは2006年にOYL社、2008年にロテックスを買収し、2012年には北米住宅用市場でトップシェアのグッドマンを買収した。2019年には欧州のAHTクーリングシステムズを買収した。三菱電機は2016年にデルクリマ社を完全子会社化した。

冷媒の規制には、自社技術の標準化で対応した。ダイキンは2008年に中国の格力とインバータエアコンで業務提携し、2011年にはフロン規制と新興国需要を背景に低温暖化冷媒R32の特許を無償開放して業界標準化を促した。

エアコン | 国内市場規模・生産額・生産量

最新の年 2024年
生産額 14,793.8億円
生産量 16,087.8千台
生産額(億円・左)生産量(千台・右)
年月 生産額単位生産量単位
1985年1月〜12月 14,020億円11,995千台
1986年1月〜12月 13,750億円12,215千台
1987年1月〜12月 14,150億円12,603千台
1988年1月〜12月 16,740億円14,931千台
1989年1月〜12月 17,050億円15,955千台
1990年1月〜12月 18,980億円18,077千台
1991年1月〜12月 22,260億円20,047千台
1992年1月〜12月 19,480億円18,272千台
1993年1月〜12月 16,450億円21,615千台
1994年1月〜12月 17,040億円25,550千台
1995年1月〜12月 19,060億円29,259千台
1996年1月〜12月 18,950億円30,350千台
1997年1月〜12月 16,770億円27,957千台
1998年1月〜12月 14,600億円24,381千台
1999年1月〜12月 13,900億円25,305千台
2000年1月〜12月 13,930億円26,086千台
2001年1月〜12月 13,380億円24,019千台
2002年1月〜12月 12,190億円21,879千台
2003年1月〜12月 11,940億円21,126千台
2004年1月〜12月 12,240億円21,361千台
2005年注11月〜12月 12,618.5億円23,581.3千台
2006年1月〜12月 13,508.1億円24,706.2千台
2007年1月〜12月 13,461.7億円24,155.1千台
2008年1月〜12月 13,563.1億円22,772.2千台
2009年1月〜12月 10,802.2億円16,877.2千台
2010年1月〜12月 12,783.9億円19,233.2千台
2011年1月〜12月 12,095億円18,546.8千台
2012年1月〜12月 11,808.4億円17,835.9千台
2013年1月〜12月 12,390.4億円18,578.8千台
2014年1月〜12月 13,104.1億円18,671.5千台
2015年1月〜12月 13,319.5億円18,339.5千台
2016年1月〜12月 13,917.2億円19,807.4千台
2017年1月〜12月 14,361億円19,769.9千台
2018年1月〜12月 15,532.9億円20,406.8千台
2019年1月〜12月 16,409.5億円20,235.6千台
2020年1月〜12月 14,382.7億円17,523.1千台
2021年1月〜12月 14,425.6億円16,495.4千台
2022年1月〜12月 15,141億円16,238.6千台
2023年1月〜12月 15,352億円15,968.3千台
2024年1月〜12月 14,793.8億円16,087.8千台

主な企業

調査中

正式名: エアコンディショナ

注釈

  • 注12005 年から経済産業省「生産動態統計」に切り替え(2004 年までは総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-09-e)。定義・範囲の違いで前後が段差になることがある

出典

期間統計表・資料
1985〜2004 年総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-09-e「主要品目の生産量及び生産額 - 一般産業用機械の生産量及び生産額(昭和60年~平成16年)」
2005〜2024 年経済産業省「生産動態統計」年報・時系列表(品目ごとの対応は注釈)
考察経済産業省「生産動態統計」(このページの数字)、各社の経営判断の各ページと有価証券報告書の沿革