ファーストリテイリング:ユニクロ原宿店のフリースブームと玉塚元一の社長就任
1998年〜既存店1割減とファミクロ・スポクロの撤退、個店対応への切り替え
1998年2月中間期、ユニクロの既存店売上高は前年同期比で約10%減り、過去最悪の落ち込みを記録した。柳井正社長は原因を5つに整理し、顧客の求める商品とのずれ、秋冬の主力品の欠品、商品と売り方のマンネリ化、本部を含む組織の形式主義、1997年秋冬に開いた新店の不振を挙げている。とりわけ重く見たのが、女性・子ども向けのファミクロとスポーツ衣料のスポクロという2つの新業態だった。どちらも1店あたり1,100万円の赤字で、ユニクロとの違いが曖昧なまま本体の客まで奪っているとみて、秋冬から両業態を全面中止すると決めた。8月末には新業態の8店を閉め、この期の退店は計18店に上った。店の種類を増やして伸ばす道を、1年足らずで自ら閉じた判断だった。
- 証券アナリストジャーナル 1998年5月号
- [1]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- [2]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- [3]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- [4]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- 証券アナリストジャーナル 1998年11月号
- [5]1998年8月末に新業態8店舗を閉鎖し、第37期の退店は合計18店舗
1998年8月期の売上高は831億2,000万円で前期比10.8%増えたが、既存店売上高は7.5%減り、増益は売上総利益率の3.4ポイント改善で支えたものだった。柳井正氏はこの結果を将来から見れば不十分と位置づけ、顧客の要望と自社の生産・販売の食い違いを構造の問題として取り上げた。1984年の1号店から7年後の1991年にチェーン展開へ移った経緯になぞらえ、7年目の1998年をカジュアル産業への転換点に据えたうえで、『現在の小売業的チェーンストア的体質では、先発衣料品のチェーン店の規模位にはなっても、それを超えて成長することは難しい』と述べた。掲げた柱は、存在理由の明確化、売れる商品をつくる体制、個店対応、起業家から専門経営者への移行の4つである。個店対応とは、本部の示す指針のもとで店舗が在庫量と陳列を決める方式を指した。
- 証券アナリストジャーナル 1998年11月号
- [6]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [7]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [8]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [9]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- 日経ビジネス 1998年12月21日号(日経BP)
- [10]1998年初め、本部の命令で店舗が動く方式を改め、本部の指針をもとに店舗が在庫量と陳列を決める方式に切り替えた
1998年9月、夏物から秋物への切り替えで予算を達成できた地域は北海道だけだった。副社長の沢田貴司氏のもとで、本部は商品やレイアウト、陳列の指針を推奨するにとどめ、残りの判断は各店舗が実情に合わせて下す運営へ改めた。7月には社長を委員長とするABC推進委員会が発足し、毎週月曜の会議で店舗の仕組みの見直しに結論を出していった。同じ7月に1人で6〜7店を受け持つスーパーバイザー部を新設し、9月には本部の指示どおりに運営しているかという評点の4割を占めた項目を店長評価から外している。代わりに売上予算の達成や人件費の管理が評価の中心に座った。地域責任者に商品投入と在庫の判断を任せた北海道と沖縄の売上が好調で、その手応えが全店へ広げる根拠になったと思われる。
- 証券アナリストジャーナル 1998年11月号
- [11]9月の夏物から秋物への切り替え時に予算達成は北海道のみ。本部はガイドラインを推奨し各店舗が判断する運営へ変更(ABC推進)。7月に社長を委員長とするABC推進委員会を発足し毎週月曜に開催。北海道・沖縄は地域責任者に商品投入・在庫判断を任せ好調
- [12]9月の夏物から秋物への切り替え時に予算達成は北海道のみ。本部はガイドラインを推奨し各店舗が判断する運営へ変更(ABC推進)。7月に社長を委員長とするABC推進委員会を発足し毎週月曜に開催。北海道・沖縄は地域責任者に商品投入・在庫判断を任せ好調
- [13]9月の夏物から秋物への切り替え時に予算達成は北海道のみ。本部はガイドラインを推奨し各店舗が判断する運営へ変更(ABC推進)。7月に社長を委員長とするABC推進委員会を発足し毎週月曜に開催。北海道・沖縄は地域責任者に商品投入・在庫判断を任せ好調
- 日経ビジネス 1998年12月21日号(日経BP)
- [14]1998年7月にスーパーバイザー部を新設(1人6〜7店を担当)。9月から店長評価で本部指示どおりかの項目(評点の40%)を外し、売上予算達成・人件費管理を重視
- [15]1998年7月にスーパーバイザー部を新設(1人6〜7店を担当)。9月から店長評価で本部指示どおりかの項目(評点の40%)を外し、売上予算達成・人件費管理を重視
参考文献[1]-[15]
- 証券アナリストジャーナル 1998年5月号
- [1]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- [2]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- [3]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- [4]1998年2月中間期の既存店売上は約10%減で過去最悪。不振の要因5点を挙げ、ファミクロ・スポクロは1店当たり1,100万円の赤字で秋冬から全面中止
- 証券アナリストジャーナル 1998年11月号
- [5]1998年8月末に新業態8店舗を閉鎖し、第37期の退店は合計18店舗
- [6]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [7]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [8]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [9]1998年8月期は売上高831億20百万円(前期比10.8%増)。既存店7.5%減を売上総利益率3.4%増で補った。7年周期で1998年をカジュアル産業への転換期とし、4つの方針を示した
- [11]9月の夏物から秋物への切り替え時に予算達成は北海道のみ。本部はガイドラインを推奨し各店舗が判断する運営へ変更(ABC推進)。7月に社長を委員長とするABC推進委員会を発足し毎週月曜に開催。北海道・沖縄は地域責任者に商品投入・在庫判断を任せ好調
- [12]9月の夏物から秋物への切り替え時に予算達成は北海道のみ。本部はガイドラインを推奨し各店舗が判断する運営へ変更(ABC推進)。7月に社長を委員長とするABC推進委員会を発足し毎週月曜に開催。北海道・沖縄は地域責任者に商品投入・在庫判断を任せ好調
- [13]9月の夏物から秋物への切り替え時に予算達成は北海道のみ。本部はガイドラインを推奨し各店舗が判断する運営へ変更(ABC推進)。7月に社長を委員長とするABC推進委員会を発足し毎週月曜に開催。北海道・沖縄は地域責任者に商品投入・在庫判断を任せ好調
- 日経ビジネス 1998年12月21日号(日経BP)
- [10]1998年初め、本部の命令で店舗が動く方式を改め、本部の指針をもとに店舗が在庫量と陳列を決める方式に切り替えた
- [14]1998年7月にスーパーバイザー部を新設(1人6〜7店を担当)。9月から店長評価で本部指示どおりかの項目(評点の40%)を外し、売上予算達成・人件費管理を重視
- [15]1998年7月にスーパーバイザー部を新設(1人6〜7店を担当)。9月から店長評価で本部指示どおりかの項目(評点の40%)を外し、売上予算達成・人件費管理を重視
1999年〜原宿店とフリースの集中販売、売上高1,110億円から2,289億円への倍増
1998年11月、ユニクロは首都圏初の都心型店舗として東京都渋谷区に原宿店を開いた。同じ月に東京プレスルームも開設し、雑誌媒体への働きかけと商品展示会で広報を厚くしている。1999年8月期はフリースやコーデュロイ、ジーンズ、Tシャツをシーズンごとのキャンペーン商品に絞り、新聞折込みや車内吊り、雑誌の広告を売り場の配置と連動させた。1999年2月には東京証券取引所市場第一部への指定替えも済ませた。この期の売上高は1,110億8,100万円、経常利益は141億6,500万円で、前期比それぞれ33.6%増、124.1%増となった。既存店193店の客数は23.6%増え、原宿店と雑誌掲載による認知、商品への信頼、供給の仕組みの3つがその要因に挙がった。
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第38期(1999年8月期)【沿革】
- [16]平成10年11月、首都圏初の都心型店舗を東京都渋谷区に出店(ユニクロ原宿店)。平成11年2月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
- [19]平成10年11月、首都圏初の都心型店舗を東京都渋谷区に出店(ユニクロ原宿店)。平成11年2月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
- ファーストリテイリング 決算短信(1999年8月期)添付資料「当期及び次期の業績の概況」
- [17]11月に東京プレスルームを開設し雑誌媒体への働きかけ・商品展示会を実施。フリース、コーデュロイ、ジーンズ、Tシャツ等をキャンペーン商品として新聞折込み・車内吊り・雑誌で訴求し、売場と連動させた
- [18]11月に東京プレスルームを開設し雑誌媒体への働きかけ・商品展示会を実施。フリース、コーデュロイ、ジーンズ、Tシャツ等をキャンペーン商品として新聞折込み・車内吊り・雑誌で訴求し、売場と連動させた
- 証券アナリストジャーナル 1999年11月号
- [20]1999年8月期は売上高1,110億81百万円(前期比33.6%増)、経常利益141億65百万円(同124.1%増)。既存店193店の顧客数は23.6%増。好調の要因は原宿店と雑誌掲載による認知度向上・商品への信頼・供給の仕組みの3点
- [21]1999年8月期は売上高1,110億81百万円(前期比33.6%増)、経常利益141億65百万円(同124.1%増)。既存店193店の顧客数は23.6%増。好調の要因は原宿店と雑誌掲載による認知度向上・商品への信頼・供給の仕組みの3点
1999年4月の説明会で示した3年間の基本戦略は、2001年8月期に売上高1,500億円、経常利益率15%を目標に置いていた。取引先の工場は1998年末までに140から40へ絞り込み、上海に生産管理事務所を開いて工場と本部が生産状況を共有する体制を整えている。ところが2000年2月中間期の売上高は962億4,700万円と前年同期比78.8%増え、経常利益は258億6,000万円と4倍を超えた。100の売上から40の粗利益を得て30の経費を使い10を残していた収益の形は、45の粗利益と25の経費で20を残す形に変わった。1店あたりの年商も3億円から5億円へ上がり、会社は前提を改めて2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円、経常利益600億円に引き上げた。1年で目標を2倍に書き換えた計算になる。
- 証券アナリストジャーナル 1999年5月号
- [22]今後3年間の努力目標は2001年8月期売上高1,500億円・経常利益率15%。前年末までに取引先工場を140から40へ集約し、上海に生産管理事務所を開設
- [23]今後3年間の努力目標は2001年8月期売上高1,500億円・経常利益率15%。前年末までに取引先工場を140から40へ集約し、上海に生産管理事務所を開設
- 証券アナリストジャーナル 2000年5月号
- [24]2000年2月中間期は売上高962億47百万円(前年同期比78.8%増)、経常利益258億60百万円(同309.6%増)。収益構造は売上100・粗利40・経費30・利益10から粗利45・経費25・利益20へ。1店舗年商3億円→5億円。2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円・経常利益600億円に変更
- [25]2000年2月中間期は売上高962億47百万円(前年同期比78.8%増)、経常利益258億60百万円(同309.6%増)。収益構造は売上100・粗利40・経費30・利益10から粗利45・経費25・利益20へ。1店舗年商3億円→5億円。2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円・経常利益600億円に変更
- [26]2000年2月中間期は売上高962億47百万円(前年同期比78.8%増)、経常利益258億60百万円(同309.6%増)。収益構造は売上100・粗利40・経費30・利益10から粗利45・経費25・利益20へ。1店舗年商3億円→5億円。2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円・経常利益600億円に変更
2000年8月期の売上高は2,289億8,500万円、経常利益は604億8,000万円で、前期比それぞれ106.1%増、326.9%増に達した。売上総利益率は41.6%から49.2%へ上がり、主因は値下げによる処分損の大幅な縮小だった。1店あたりの売上高も第38期の3億1,824万8,000円から第39期は5億7,379万2,000円へ膨らんでいる。一方で利益率の上昇には品薄の裏返しという面があり、柳井正氏は中間期の時点で欠品が多くの客に迷惑をかけたことを認め、粗利益率の当面の目標を45%程度に置く考えを示していた。好調の一部はブームのおかげだとも認め、『これをブームに終わらせないために何をしなければならないかが大きな課題だ』と述べている。前年に850万枚を売ったフリースは、2000年秋冬に全50色へ広げた。
- 証券アナリストジャーナル 2000年11月号
- [27]2000年8月期は売上高2,289億85百万円(前期比106.1%増)、経常利益604億80百万円(同326.9%増)。マークダウンロスの削減で粗利益率41.6%→49.2%。フリースは前年間販売実績850万枚、2000年秋冬は全50色展開
- [28]2000年8月期は売上高2,289億85百万円(前期比106.1%増)、経常利益604億80百万円(同326.9%増)。マークダウンロスの削減で粗利益率41.6%→49.2%。フリースは前年間販売実績850万枚、2000年秋冬は全50色展開
- [32]2000年8月期は売上高2,289億85百万円(前期比106.1%増)、経常利益604億80百万円(同326.9%増)。マークダウンロスの削減で粗利益率41.6%→49.2%。フリースは前年間販売実績850万枚、2000年秋冬は全50色展開
- ファーストリテイリング 第39期決算説明資料(2000年8月期 データブック)
- [29]1店当たり売上高は第38期318,248千円、第39期573,792千円
- 証券アナリストジャーナル 2000年5月号
- [30]中間期は品薄で売価変更ロスが激減した一方、欠品で顧客に迷惑をかけたとし、粗利益率は当面45%程度を目標とすべきとした。売上好調にはブームのお陰があると認めた
- [31]中間期は品薄で売価変更ロスが激減した一方、欠品で顧客に迷惑をかけたとし、粗利益率は当面45%程度を目標とすべきとした。売上好調にはブームのお陰があると認めた
参考文献[16]-[32]
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第38期(1999年8月期)【沿革】
- [16]平成10年11月、首都圏初の都心型店舗を東京都渋谷区に出店(ユニクロ原宿店)。平成11年2月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
- [19]平成10年11月、首都圏初の都心型店舗を東京都渋谷区に出店(ユニクロ原宿店)。平成11年2月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
- ファーストリテイリング 決算短信(1999年8月期)添付資料「当期及び次期の業績の概況」
- [17]11月に東京プレスルームを開設し雑誌媒体への働きかけ・商品展示会を実施。フリース、コーデュロイ、ジーンズ、Tシャツ等をキャンペーン商品として新聞折込み・車内吊り・雑誌で訴求し、売場と連動させた
- [18]11月に東京プレスルームを開設し雑誌媒体への働きかけ・商品展示会を実施。フリース、コーデュロイ、ジーンズ、Tシャツ等をキャンペーン商品として新聞折込み・車内吊り・雑誌で訴求し、売場と連動させた
- 証券アナリストジャーナル 1999年11月号
- [20]1999年8月期は売上高1,110億81百万円(前期比33.6%増)、経常利益141億65百万円(同124.1%増)。既存店193店の顧客数は23.6%増。好調の要因は原宿店と雑誌掲載による認知度向上・商品への信頼・供給の仕組みの3点
- [21]1999年8月期は売上高1,110億81百万円(前期比33.6%増)、経常利益141億65百万円(同124.1%増)。既存店193店の顧客数は23.6%増。好調の要因は原宿店と雑誌掲載による認知度向上・商品への信頼・供給の仕組みの3点
- 証券アナリストジャーナル 1999年5月号
- [22]今後3年間の努力目標は2001年8月期売上高1,500億円・経常利益率15%。前年末までに取引先工場を140から40へ集約し、上海に生産管理事務所を開設
- [23]今後3年間の努力目標は2001年8月期売上高1,500億円・経常利益率15%。前年末までに取引先工場を140から40へ集約し、上海に生産管理事務所を開設
- 証券アナリストジャーナル 2000年5月号
- [24]2000年2月中間期は売上高962億47百万円(前年同期比78.8%増)、経常利益258億60百万円(同309.6%増)。収益構造は売上100・粗利40・経費30・利益10から粗利45・経費25・利益20へ。1店舗年商3億円→5億円。2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円・経常利益600億円に変更
- [25]2000年2月中間期は売上高962億47百万円(前年同期比78.8%増)、経常利益258億60百万円(同309.6%増)。収益構造は売上100・粗利40・経費30・利益10から粗利45・経費25・利益20へ。1店舗年商3億円→5億円。2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円・経常利益600億円に変更
- [26]2000年2月中間期は売上高962億47百万円(前年同期比78.8%増)、経常利益258億60百万円(同309.6%増)。収益構造は売上100・粗利40・経費30・利益10から粗利45・経費25・利益20へ。1店舗年商3億円→5億円。2001年8月期の努力目標を売上高3,000億円・経常利益600億円に変更
- [30]中間期は品薄で売価変更ロスが激減した一方、欠品で顧客に迷惑をかけたとし、粗利益率は当面45%程度を目標とすべきとした。売上好調にはブームのお陰があると認めた
- [31]中間期は品薄で売価変更ロスが激減した一方、欠品で顧客に迷惑をかけたとし、粗利益率は当面45%程度を目標とすべきとした。売上好調にはブームのお陰があると認めた
- 証券アナリストジャーナル 2000年11月号
- [27]2000年8月期は売上高2,289億85百万円(前期比106.1%増)、経常利益604億80百万円(同326.9%増)。マークダウンロスの削減で粗利益率41.6%→49.2%。フリースは前年間販売実績850万枚、2000年秋冬は全50色展開
- [28]2000年8月期は売上高2,289億85百万円(前期比106.1%増)、経常利益604億80百万円(同326.9%増)。マークダウンロスの削減で粗利益率41.6%→49.2%。フリースは前年間販売実績850万枚、2000年秋冬は全50色展開
- [32]2000年8月期は売上高2,289億85百万円(前期比106.1%増)、経常利益604億80百万円(同326.9%増)。マークダウンロスの削減で粗利益率41.6%→49.2%。フリースは前年間販売実績850万枚、2000年秋冬は全50色展開
- ファーストリテイリング 第39期決算説明資料(2000年8月期 データブック)
- [29]1店当たり売上高は第38期318,248千円、第39期573,792千円
2001年〜ロンドン4店から21店への拡大と5店への縮小、上海出店と玉塚元一への社長交代
柳井正氏は海外へ出る条件を、最低3,000億円の売上を持ち世界で通用する立ち位置を固めることに置き、出先は成熟した先進国の市場とみていた。2000年6月にロンドンへ子会社を設立し、2001年9月にロンドンと周辺で4店を開いている。英国の店は2002年11月末に21店まで増えたものの、初年度の売上高は25億円にとどまった。2003年6月には16店を閉じて5店に縮め、社長の玉塚元一氏は『We realized that we had given too much priority to the goal of opening 50 stores in three years.』(訳:3年で50店を出すという目標を優先しすぎたと気づいた)と振り返った。上海には2002年9月に2店を開いており、中国では英国の経験を踏まえ、店ごとの採算を見ながら少しずつ広げる方針をとった。
- 証券アナリストジャーナル 2000年5月号
- [33]海外展開の必要条件は最低3,000億円の売上と世界に通用するポジショニング。2001年秋に海外出店を始める。適した市場は成熟した先進国
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第40期(2001年8月期)【沿革】
- [34]平成12年6月、ロンドン市に子会社ファーストリテイリング・ユーケー・リミテッドを設立。平成13年9月に4店舗を開店
- ファーストリテイリング Annual Report 2002(Message from the Chairman / Message from the President / Review of Operations)
- [35]英国は2002年11月末時点で21店舗。英国事業の初年度売上高は25億円。2002年9月に上海で2店舗を開店
- [37]英国は2002年11月末時点で21店舗。英国事業の初年度売上高は25億円。2002年9月に上海で2店舗を開店
- ファーストリテイリング Annual Report 2003(An Interview with the President / Review of Operations)
- [36]2003年6月に英国で16店舗を閉鎖し5店舗に縮小。英国の経験から中国は各店の業績を見ながら段階的に拡大する
- [38]2003年6月に英国で16店舗を閉鎖し5店舗に縮小。英国の経験から中国は各店の業績を見ながら段階的に拡大する
2002年8月期の連結売上高は3,442億円で前期比17.8%減り、上場以来初めての減収減益となった。既存店売上高は28.6%、客数は24.7%減った。会社は原因として、基本商品に偏ってファッション性を欠いた品揃えと、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動の2つを挙げた。2002年11月、1984年9月から社長だった柳井正氏が会長に回り、玉塚元一氏が代表取締役社長に就いた。玉塚元一氏は旭硝子と日本アイ・ビー・エムを経て1998年12月に入社し、2000年10月から英国子会社の会長を務めていた。玉塚元一氏は交代の意味を『The management of FAST RETAILING has reached a new stage—shifting from the entrepreneurial era of Tadashi Yanai to a more team-oriented management.』(訳:経営は柳井正の起業家の時代からチーム型の経営へ移る新しい段階に入った)と説明した。1998年に掲げた専門経営者への移行を、4年後に社長の交代で形にしたとみられる。
- ファーストリテイリング Annual Report 2002(Message from the Chairman / Message from the President / Review of Operations)
- [39]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [40]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [41]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [44]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第41期(2002年8月期)【役員の状況】
- [42]柳井正は昭和59年9月代表取締役社長、平成14年11月代表取締役会長。玉塚元一は昭和60年旭硝子、平成10年8月日本アイ・ビー・エム、同年12月当社入社、平成12年10月ファーストリテイリング・ユーケー・リミテッド取締役会長、平成14年11月代表取締役社長
- [43]柳井正は昭和59年9月代表取締役社長、平成14年11月代表取締役会長。玉塚元一は昭和60年旭硝子、平成10年8月日本アイ・ビー・エム、同年12月当社入社、平成12年10月ファーストリテイリング・ユーケー・リミテッド取締役会長、平成14年11月代表取締役社長
玉塚元一氏は2005年8月期の単体目標を売上高4,500億円、営業利益900億円に置き、女性向け商品の売上を940億円から3年で1,800億円へ倍増させる計画を立てた。2003年8月期は連結売上高3,098億円、営業利益413億円と減収減益だったが、在庫を前期末比32.7%減らし、販管費を42億円削って期初の見込みを上回った。既存店の月次売上高は2003年8月に23か月ぶりで前年を上回り、女性向け商品の構成比は25.0%まで上がった。2004年8月期は連結売上高3,400億円、営業利益640億円で、3期ぶりの増収増益となった。英国事業は黒字化の段階を越えて自力で店を増やす段階へ進み、米国へは試験店から入る方針を固めた。規模を追う前に採算を戻す順序を、国内と英国の双方でとった。
- ファーストリテイリング Annual Report 2002(Message from the Chairman / Message from the President / Review of Operations)
- [45]2005年8月期の単体目標は売上高4,500億円・営業利益900億円(営業利益率20%)。女性向け商品は当期940億円(構成比約28%)から1,800億円(40%)へ3年で倍増
- ファーストリテイリング Annual Report 2003(An Interview with the President / Review of Operations)
- [46]2003年8月期は連結売上高3,098億円・営業利益413億円。連結在庫を前期末比32.7%削減、販管費を42億円削減し期初予想を上回った。既存店月次売上は2003年8月に23か月ぶり増加。女性向け商品の構成比25.0%
- [47]2003年8月期は連結売上高3,098億円・営業利益413億円。連結在庫を前期末比32.7%削減、販管費を42億円削減し期初予想を上回った。既存店月次売上は2003年8月に23か月ぶり増加。女性向け商品の構成比25.0%
- ファーストリテイリング Annual Report 2004(An Interview with the President)
- [48]2004年8月期は連結売上高3,400億円、営業利益640億円(54.8%増)で3期ぶりの増収増益。英国は第1段階(黒字化)を経て第2段階に入った。米国は1店か数店の試験店から始める
- [49]2004年8月期は連結売上高3,400億円、営業利益640億円(54.8%増)で3期ぶりの増収増益。英国は第1段階(黒字化)を経て第2段階に入った。米国は1店か数店の試験店から始める
参考文献[33]-[49]
- 証券アナリストジャーナル 2000年5月号
- [33]海外展開の必要条件は最低3,000億円の売上と世界に通用するポジショニング。2001年秋に海外出店を始める。適した市場は成熟した先進国
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第40期(2001年8月期)【沿革】
- [34]平成12年6月、ロンドン市に子会社ファーストリテイリング・ユーケー・リミテッドを設立。平成13年9月に4店舗を開店
- ファーストリテイリング Annual Report 2002(Message from the Chairman / Message from the President / Review of Operations)
- [35]英国は2002年11月末時点で21店舗。英国事業の初年度売上高は25億円。2002年9月に上海で2店舗を開店
- [37]英国は2002年11月末時点で21店舗。英国事業の初年度売上高は25億円。2002年9月に上海で2店舗を開店
- [39]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [40]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [41]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [44]2002年8月期は上場以来初の減収減益。連結売上高3,442億円(前期比17.8%減)、既存店売上高28.6%減、客数24.7%減。原因は基本商品への偏重によるファッション性の欠如と、約5,000億円の売上目標に届かなかったブームの反動
- [45]2005年8月期の単体目標は売上高4,500億円・営業利益900億円(営業利益率20%)。女性向け商品は当期940億円(構成比約28%)から1,800億円(40%)へ3年で倍増
- ファーストリテイリング Annual Report 2003(An Interview with the President / Review of Operations)
- [36]2003年6月に英国で16店舗を閉鎖し5店舗に縮小。英国の経験から中国は各店の業績を見ながら段階的に拡大する
- [38]2003年6月に英国で16店舗を閉鎖し5店舗に縮小。英国の経験から中国は各店の業績を見ながら段階的に拡大する
- [46]2003年8月期は連結売上高3,098億円・営業利益413億円。連結在庫を前期末比32.7%削減、販管費を42億円削減し期初予想を上回った。既存店月次売上は2003年8月に23か月ぶり増加。女性向け商品の構成比25.0%
- [47]2003年8月期は連結売上高3,098億円・営業利益413億円。連結在庫を前期末比32.7%削減、販管費を42億円削減し期初予想を上回った。既存店月次売上は2003年8月に23か月ぶり増加。女性向け商品の構成比25.0%
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第41期(2002年8月期)【役員の状況】
- [42]柳井正は昭和59年9月代表取締役社長、平成14年11月代表取締役会長。玉塚元一は昭和60年旭硝子、平成10年8月日本アイ・ビー・エム、同年12月当社入社、平成12年10月ファーストリテイリング・ユーケー・リミテッド取締役会長、平成14年11月代表取締役社長
- [43]柳井正は昭和59年9月代表取締役社長、平成14年11月代表取締役会長。玉塚元一は昭和60年旭硝子、平成10年8月日本アイ・ビー・エム、同年12月当社入社、平成12年10月ファーストリテイリング・ユーケー・リミテッド取締役会長、平成14年11月代表取締役社長
- ファーストリテイリング Annual Report 2004(An Interview with the President)
- [48]2004年8月期は連結売上高3,400億円、営業利益640億円(54.8%増)で3期ぶりの増収増益。英国は第1段階(黒字化)を経て第2段階に入った。米国は1店か数店の試験店から始める
- [49]2004年8月期は連結売上高3,400億円、営業利益640億円(54.8%増)で3期ぶりの増収増益。英国は第1段階(黒字化)を経て第2段階に入った。米国は1店か数店の試験店から始める
1998年〜2004年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 1998年08月期 | 単体 | 831 | n/a | n/a | n/a | 29 | 3.5% | n/a |
| 1999年08月期 | 単体 | 1,110 | +33.6% | n/a | n/a | 68 | 6.1% | n/a |
| 2000年08月期 | 単体 | 2,289 | +106.2% | n/a | n/a | 345 | 15.1% | n/a |
| 2001年08月期 | 単体 | 4,185 | +82.8% | n/a | n/a | 591 | 14.1% | n/a |
| 2002年08月期 | 連結 | 3,441 | ▲17.8% | n/a | 511 | 511 | 14.9% | n/a |
| 2003年08月期 | 連結 | 3,097 | ▲10.0% | n/a | 416 | 415 | 13.4% | n/a |
| 2004年08月期 | 連結 | 3,399 | +9.8% | 640 | 642 | 313 | 9.2% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
15件
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第38期(1999年8月期)【沿革】
- ファーストリテイリング 決算短信(1999年8月期)添付資料「当期及び次期の業績の概況」
- ファーストリテイリング 第39期決算説明資料(2000年8月期 データブック)
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第40期(2001年8月期)【沿革】
- ファーストリテイリング 有価証券報告書 第41期(2002年8月期)【役員の状況】
- 証券アナリストジャーナル 1998年5月号
- 証券アナリストジャーナル 1998年11月号
- 日経ビジネス 1998年12月21日号(日経BP)
- 証券アナリストジャーナル 1999年11月号
- 証券アナリストジャーナル 1999年5月号
- 証券アナリストジャーナル 2000年5月号
- 証券アナリストジャーナル 2000年11月号
- ファーストリテイリング Annual Report 2002(Message from the Chairman / Message from the President / Review of Operations)
- ファーストリテイリング Annual Report 2003(An Interview with the President / Review of Operations)
- ファーストリテイリング Annual Report 2004(An Interview with the President)