バターの市場規模の推移 | 1980〜2024年

市場規模がどう推移したか?

拡大期(1980〜1993年)生産量は13年で1.7倍に増えた。1980年の6.4万トンから1985年に8.9万トンへ伸び、1990年に7.6万トンへいったん落ちたのち、1993年に10.8万トンの山をつけた。

縮小期(1993〜2018年)生産量は山から4割強減った。2000年の8.8万トン、2005年の8.4万トンを経て、2010年に7.4万トン、2015年に6.5万トンと減り続け、2018年に5.9万トンの底をつけた。

回復期(2018年〜)生産量は底から2割戻し、その後は横ばいで推移している。2020年は7.2万トン、2024年も7.2万トンだった。

上場企業はどう意思決定したか?

バター市場の原型をつくった雪印は、戦前から品質と価格で競争優位を築いた。雪印乳業は1926年に道産バターを品質ブランドへ立て直し、1932年の廉売合戦では値下げに追従しない価格戦略をとった。

拡大期から縮小期にかけて、各社は量と価格の競争から離れ、菌の機能で差別化した商品に注力した。森永乳業は1977年にビフィズス菌で独自の商品分野を創出し、明治乳業は輸入自由化を背景とする1990年にボーデンの主導権の要求を断り、自社ブランドの開発体制へ移り、2000年には乳酸菌の働きを前面に出す訴求へ切り替えた。

生産量が底へ向かう2000年代以降は、国内事業を統合し、成長軸を海外へ移した。雪印は2003年に日本ミルクコミュニティを設立し、2009年に同社と経営統合して雪印メグミルクを設立した。森永は2005年に販売子会社9社を吸収合併し、国内市場の縮小を背景に2021〜2023年に育児用ミルクとプラントベース食品の海外M&Aを集中した。

バター | 国内市場規模・生産量

最新の年 2024年
生産額 n/a
生産量 71.7千トン
生産量(千トン)
年月 生産額単位生産量単位
1980年1月〜12月 n/an/a64千トン
1985年1月〜12月 n/an/a89千トン
1986年1月〜12月 n/an/a88千トン
1987年1月〜12月 n/an/a69千トン
1988年1月〜12月 n/an/a68千トン
1989年1月〜12月 n/an/a78千トン
1990年1月〜12月 n/an/a76千トン
1991年1月〜12月 n/an/a76千トン
1992年1月〜12月 n/an/a95千トン
1993年1月〜12月 n/an/a108千トン
1994年1月〜12月 n/an/a80千トン
1995年1月〜12月 n/an/a80千トン
1996年1月〜12月 n/an/a86千トン
1997年1月〜12月 n/an/a87千トン
1998年1月〜12月 n/an/a89千トン
1999年1月〜12月 n/an/a85千トン
2000年1月〜12月 n/an/a88千トン
2001年1月〜12月 n/an/a80千トン
2002年1月〜12月 n/an/a83千トン
2003年注11月〜12月 n/an/a80.1千トン
2004年1月〜12月 n/an/a80.1千トン
2005年1月〜12月 n/an/a84.1千トン
2006年1月〜12月 n/an/a80.5千トン
2007年1月〜12月 n/an/a75.1千トン
2008年1月〜12月 n/an/a71.7千トン
2009年1月〜12月 n/an/a81千トン
2010年1月〜12月 n/an/a73.6千トン
2011年1月〜12月 n/an/a62.8千トン
2012年1月〜12月 n/an/a69千トン
2013年1月〜12月 n/an/a68.3千トン
2014年1月〜12月 n/an/a60.8千トン
2015年1月〜12月 n/an/a64.8千トン
2016年1月〜12月 n/an/a66.2千トン
2017年1月〜12月 n/an/a59.8千トン
2018年1月〜12月 n/an/a59.5千トン
2019年1月〜12月 n/an/a62.4千トン
2020年1月〜12月 n/an/a71.5千トン
2021年1月〜12月 n/an/a73.3千トン
2022年1月〜12月 n/an/a75千トン
2023年1月〜12月 n/an/a67.3千トン
2024年1月〜12月 n/an/a71.7千トン

主な企業

調査中

注釈

  • 注12003 年から農林水産省「牛乳乳製品統計」に切り替え(2002 年までは総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-15)。定義・範囲の違いで前後が段差になることがある
  • バター: 農水省 牛乳乳製品統計;2002 年の対比 -0.3%

出典

期間統計表・資料
1980〜2002 年総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-15「食料品生産量(昭和55年~平成14年)」
2003〜2024 年農林水産省「牛乳乳製品統計」乳製品生産量
考察経済産業省「生産動態統計」・総務省統計局「日本の長期統計系列」(このページの数字)、各社の経営判断の各ページと有価証券報告書の沿革