- 創業
- 1924年3月、三井銀行常務の米山梅吉氏が日本で最初の信託会社である三井信託を設立し、初代社長を1934年まで10年務めた。翌1925年7月には住友吉左衛門友純氏を初代社長として住友信託が続く。戦後の財閥解体で商号も資本関係も切れ、以後は三井・住友いずれの家からも社長は出ていない。
- 登用
- 持株会社の社長6人はいずれも三井信託か住友信託に新卒で入った生え抜きで、外から招いた例はない。2011年の統合後は持株会社と傘下銀行のトップを旧中央三井と旧住友信託で分けるたすき掛けが続いたが、2021年に両方が旧住友信託で埋まり、持株会社側は2017年から3代続けて旧住信出身である。
- 任期
- 持株会社の社長で10年を超えた人はおらず、直近3代はいずれも4年から5年で退いている。統合を住友信託側で主導した常陰均氏も、持株会社では会長にとどまり傘下銀行の社長を5年務めた。取締役の任期は1年だが、実際には3年の中期経営計画を一巡させる時間が渡されているように見える。
- 含意
- 後継を選ぶ指名委員会は2025年6月に社外取締役5人だけの構成へ変わり、前社長の大久保哲夫氏ら社内の委員が抜けた。ただし2026年に選ばれた大山一也氏は、前年5月にインサイダー事案で月例報酬3割減の処分を受けた当人である。外の目を入れても、傘下銀行の社長という序列は動かないように見える。
歴代社長2001年201020202026年
2001〜2004年・4年/生え抜き
2005〜2010年・6年/生え抜き
2011〜2015年・5年/生え抜き
2016〜2019年・4年/生え抜き
2020〜2024年・5年/生え抜き
大山一也現任
2025年〜現在・2年/生え抜き
大山一也
おおやま かずや
生え抜き(1988年住友信託銀行入社)。人事・経営企画畑。三井住友信託銀行社長を5年務めて持株会社社長へ
高倉透
たかくら とおる
生え抜き(1984年住友信託銀行入社)。経営企画畑。統合推進・経営企画部長を経て持株会社社長へ
大久保哲夫
おおくぼ てつお
生え抜き(1980年住友信託銀行入社)。業務・本店営業畑。三井住友信託銀行副社長を経て持株会社社長へ
北村邦太郎
きたむら くにたろう
生え抜き(1977年三井信託銀行入社)。融資企画畑。中央三井信託銀行専務執行役員、持株会社副社長を経て社長へ
田辺和夫
たなべ かずお
生え抜き(1969年三井信託銀行入社)。融資企画畑。三井アセット信託銀行社長、中央三井信託銀行社長を経て持株会社社長へ
古沢煕一郎
ふるさわ きいちろう
生え抜き(1962年三井信託銀行入社)。融資企画・総合企画畑。三井信託銀行社長、合併後の中央三井信託銀行初代社長を経て持株会社の初代社長へ