- データで追える歴代社長は福田光昭氏(FY98〜FY05)、浅田俊一氏(FY06〜FY18)、野上誠氏(FY19〜FY20)、馬場高一氏(FY21〜FY23)、藤原弘治氏(FY24〜)の5名。浅田氏が約13年と突出して長く、近年は4〜5年での交代に短期化している。生え抜き昇進はおらず、社長就任者の初職はいずれも第一勧業銀行(みずほ系)に集約される。事業会社の内部育成ではなく出資銀行からのトップ供給が常態化している構図がみてとれる。
- 浅田俊一氏は第一勧業銀行からみずほフィナンシャルグループ取締役副社長を経て東京リース代表取締役社長に転じ、2008年の合併を当事者として束ねた人物。旧第一勧銀系と旧東銀系の東京リースが一つになる節目で、東京リース側のトップが統合後の社長を担った点に、対等合併というより吸収の重心がうかがえる。
- 馬場高一氏(旧第一勧銀出身・経営企画部門長を歴任)は社内の経営企画から昇格した一方、後任の藤原弘治氏はみずほ銀行頭取という外部の最高位を経てFY24に社長へ就いた。事業内部の企画ライン育ちから、出資元の金融トップを再び迎え入れる流れへ振れており、トップ供給の主導権がみずほ側にあることがFY24人事で改めて示された。
- 1969年のセンチュリー・リーシング・システム創業以来、特定の創業家による世襲は存在しない。福田氏から浅田氏への交代が旧センチュリー・リーシング系から合併会社への系譜の切り替え点にあたり、創業以来の単独会社の社長系列はここで一度断たれている。