イオン:マイカルの再建支援とイオン銀行の開業
委員会等設置会社への移行から、マイカルの更生終結とイオン銀行の開業まで
2002年〜委員会等設置会社への移行と、規模・間接部門・地域の三つにわたるグループ経営改革
2003年5月15日、イオンは委員会等設置会社へ移り、取締役による監督と執行役による業務執行を分けた。この機関設計は、同年4月の商法改正で初めて選べるようになったものであった。会長の常盤敏時氏は移行の理由を問われ、『ÆON aims to be one of the top 10 retail groups in the world.』(訳:イオンは世界の小売業で上位10グループの一つになることを目指している)と答えた。米国子会社のタルボットがすでに同じ仕組みで運営されており、その長所と短所を時間をかけて見極めたうえでの選択であった。同じ年報で経営陣は、世界中の株主と投資家から直に評価される経営が欠かせない時代に入ったとの認識を示している。規模の拡大に先立ち、外部から測られる統治の形を先に整えたものとみられる。
- イオン Annual Report 2003「A Message from the Management」
- [1]2003年5月15日にグループ経営体制へ移行し、委員会等設置会社として経営の監督と執行を分離した
- [5]資本市場の国際化を受け、世界の株主・投資家から直接評価される経営が不可欠だとした
- イオン Annual Report 2003「An Interview with the Chairman, Toshiji Tokiwa」
- [2]委員会等設置会社は2003年4月の商法改正で選択できるようになった制度であり、これに移行することを決めた
- [3]会長の常盤敏時氏は、世界の上位10小売グループ入りを目指すうえで最適な組織形態として委員会等設置会社を挙げた
- [4]米国子会社タルボットではこの統治の仕組みを以前から運用しており、その長所と短所を検討してきた
移行と同時に社長の岡田元也氏が進めたグループ経営改革は、本体をグループ全体の最適化を担う立場に置き直すものであった。岡田氏は相乗効果の源を、規模の利益、間接部門の集約、成功事例の共有、地域戦略の4つに整理した。規模の利益では、2003年4月から本体と総合スーパー子会社2社、スーパーマーケット子会社8社で加工食品と日用品の仕入を一本化した。その土台として、ナショナルブランド商品の共同調達と、グループ共通の情報網・物流網の整備を進めていた。出店地もそれまで各社が個別に決めていたが、会社と業態の境を越えて地域ごとの首位を狙う方針に改めた。岡田氏は改革の狙いを『The goal of our group management reforms is to create value that is greater than the sum of the parts that make up ÆON.』(訳:グループ経営改革の目標は、イオンを構成する各部分の総和を上回る価値を生み出すことにある)と語った。
- イオン Annual Report 2003「An Interview with the President, Motoya Okada」
- [6]持株会社的な体制への移行後、イオンはグループ全体の最適化の観点から全体の調整を担うとした
- [7]グループの相乗効果を、規模の利益・バックオフィスの集約による効率化・ベストプラクティスの共有・エリア戦略の4点で追求するとした
- [8]2003年4月、イオン本体と総合スーパー子会社2社・スーパーマーケット子会社8社の加工食品と日用品の商品調達の統一を始めた
- [10]従来はグループ各社が出店地を個別に決めていたが、エリア戦略では会社と業態の境界を越え、各地域で首位の小売グループとなることを目指すとした
- [11]グループ経営改革の目標を、イオンを構成する部分の総和を超える価値の創出に置いた
- イオン Annual Report 2003「A Message from the Management」
- [9]ナショナルブランド商品の共同調達、トップバリュ拡大のための専任組織の設置、IT網と物流網のグループ共通基盤の整備を進めた
改革の足場となる財務では、有利子負債の削減を最優先に据え、在庫の圧縮と固定資産の見直しで営業キャッシュ・フローを厚くする方針を採った。2003年2月期の連結売上高は3兆410億円、連結営業利益は1,260億円で、連結子会社111社を合わせていずれも過去最高となった。この間、2002年7月にはショッピングセンター開発のイオンモールが東京証券取引所市場第一部に上場した。本体も2002年6月11日に売買単位を1,000株から100株へ下げ、消費者を株主に迎える取り組みを始めた。単元株を持つ個人株主は、2002年2月の7,681人から2005年2月には7万6,580人へ増えた。資本市場との接点を広げたこの数年が、のちの大型増資を受け止める素地になったと思われる。
- イオン Annual Report 2003「A Message from the Management」
- [12]成長を支える財務構造の強化として有利子負債の削減を最優先とし、在庫削減と固定資産の効率化で営業キャッシュ・フローの拡大を図った
- [13]2003年2月期(連結子会社111社)の連結売上高は3兆410億円(前期比6.1%増)、連結営業利益は1,260億円(同5.3%増)で、いずれも過去最高
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [14]2002年7月、子会社のイオンモール株式会社が東京証券取引所市場第一部に上場した
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」
- [15]2002年6月11日、個人株主を増やし流動性を高めるため、売買単位を1,000株から100株に引き下げた
- [16]個人株主数は2002年2月の7,681人から2005年2月の76,580人へほぼ10倍になった
参考文献[1]-[16]
- イオン Annual Report 2003「A Message from the Management」
- [1]2003年5月15日にグループ経営体制へ移行し、委員会等設置会社として経営の監督と執行を分離した
- [5]資本市場の国際化を受け、世界の株主・投資家から直接評価される経営が不可欠だとした
- [9]ナショナルブランド商品の共同調達、トップバリュ拡大のための専任組織の設置、IT網と物流網のグループ共通基盤の整備を進めた
- [12]成長を支える財務構造の強化として有利子負債の削減を最優先とし、在庫削減と固定資産の効率化で営業キャッシュ・フローの拡大を図った
- [13]2003年2月期(連結子会社111社)の連結売上高は3兆410億円(前期比6.1%増)、連結営業利益は1,260億円(同5.3%増)で、いずれも過去最高
- イオン Annual Report 2003「An Interview with the Chairman, Toshiji Tokiwa」
- [2]委員会等設置会社は2003年4月の商法改正で選択できるようになった制度であり、これに移行することを決めた
- [3]会長の常盤敏時氏は、世界の上位10小売グループ入りを目指すうえで最適な組織形態として委員会等設置会社を挙げた
- [4]米国子会社タルボットではこの統治の仕組みを以前から運用しており、その長所と短所を検討してきた
- イオン Annual Report 2003「An Interview with the President, Motoya Okada」
- [6]持株会社的な体制への移行後、イオンはグループ全体の最適化の観点から全体の調整を担うとした
- [7]グループの相乗効果を、規模の利益・バックオフィスの集約による効率化・ベストプラクティスの共有・エリア戦略の4点で追求するとした
- [8]2003年4月、イオン本体と総合スーパー子会社2社・スーパーマーケット子会社8社の加工食品と日用品の商品調達の統一を始めた
- [10]従来はグループ各社が出店地を個別に決めていたが、エリア戦略では会社と業態の境界を越え、各地域で首位の小売グループとなることを目指すとした
- [11]グループ経営改革の目標を、イオンを構成する部分の総和を超える価値の創出に置いた
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [14]2002年7月、子会社のイオンモール株式会社が東京証券取引所市場第一部に上場した
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」
- [15]2002年6月11日、個人株主を増やし流動性を高めるため、売買単位を1,000株から100株に引き下げた
- [16]個人株主数は2002年2月の7,681人から2005年2月の76,580人へほぼ10倍になった
2003年〜206億90百万円で取得したマイカルと、国内小売で最大の1,000億円の公募増資
2003年の最大の案件は、会社更生手続き中のマイカルを傘下に収めることであった。マイカルはイオンの支援のもとで更生を進めており、2003年9月30日に東京地方裁判所が同社と子会社8社の更生計画を、福岡地方裁判所がマイカル九州の更生計画を認可した。これを受けてイオンは同年11月、マイカルの発行済株式の100%とマイカル九州の66.7%を取得し、5月に取得したマイカル・イストと合わせて206億90百万円を投じた。受け入れた純資産が取得額を上回ったため、957億63百万円の負ののれんが生じ、更生計画上の担保付債務の返済期間に合わせて9年で償却することになった。更生会社の店舗網を小さな出資で傘下に収め、再建の成否をそのまま自社の収益に結びつけた判断であったとみられる。
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [17]2003年11月、再建支援中の更生会社株式会社マイカル及び更生会社株式会社マイカル九州を子会社とした
- イオン Annual Report 2003「Review of Operations」
- [18]マイカルはイオンの支援を受けて会社更生を進めていた
- イオン 2004年2月期 中間個別財務諸表 注記(2003年10月2日)
- [19]更生会社マイカル及び子会社8社の更生計画案が2003年9月30日に東京地方裁判所で、マイカル九州の更生計画案が同日に福岡地方裁判所で認可された
- イオン Annual Report 2004「Notes to Consolidated Financial Statements 4. Acquisitions」
- [20]2003年11月にマイカルの発行済株式の100%とマイカル九州の66.7%を、2003年5月にマイカル・イストの100%を取得し、投資総額は206億90百万円
- [21]マイカル取得に伴う負ののれん957億63百万円を、更生計画上の担保付債務の返済期間に相当する9年で償却した
成長の資金は株式市場から取った。2004年8月、イオンは1,000億円の公募増資を行い、年報はこれを国内の小売業として過去最大の規模と記した。資本金は1,017億98百万円となった。資金の使い道は、モール型ショッピングセンターと新業態スーパーセンターの出店であった。2005年4月の決算短信は、総合スーパーをモール型ショッピングセンターの核店舗として出し直し、スーパーセンターを次の世代の核店舗に育てて地域での圧倒的なシェアを取るという中期の方針を掲げた。2005年2月期にはグループでモール型12か所、総合スーパー20店、スーパーマーケット54店、スーパーセンター3店を開き、連結営業収益は4兆1,960億円と国内の小売業で初めて4兆円を超えた。増資で得た資金を出店に回し、売上規模で国内首位を固めた局面であった。
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」
- [22]2004年8月、成長資金として1,000億円の公募増資を実施し、日本の小売業で過去最大とした
- [24]増資資金はショッピングモールと新しいスーパーセンター業態の店舗の設立などに充てるとした
- [26]2005年2月期にモール型ショッピングセンター12、総合スーパー20店、スーパーマーケット54店、スーパーセンター3店を開き、連結営業収益は4兆1,960億円で日本の小売業として初めて4兆円を超えた
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [23]2004年8月、公募増資及び第三者割当増資により資本金が101,798百万円となった
- イオン 決算短信 2005年2月期(2005年4月6日)「中期経営戦略」
- [25]中期経営戦略として、総合スーパーを大規模モール型リージョナルショッピングセンターの核テナントとして出店し、スーパーセンターを次代の核テナントとして確立し、エリアドミナンスの実現を図るとした
マイカルの再建は、計画を前倒しで終えた。マイカル九州は2005年2月に更生手続きを全て終え、マイカル本体も2005年12月31日に更生手続きを終結した。終結は当初の計画より7年早く、最終年度は3店を閉じる一方でシステムと既存店に投資し、営業利益120億13百万円を計上した。その間の2005年3月には、フランスのカルフールと戦略的な事業提携を結び、同社が持つカルフール・ジャパンの株式を譲り受けてイオンマルシェに改めた。会社側は再建の意味を『約6,500億円規模の企業グループの事業の更生を果たした事実は、今後イオンが提携・買収戦略を推進していくうえで大きな力となると確信しております。』と総括した。更生会社の立て直しを、次の買収を進める際の実績として位置づけていた。
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」/イオン 有価証券報告書【沿革】
- [27]2005年2月にマイカル九州の更生手続きを全て完了し、2005年12月にマイカルが会社更生手続を終結した
- イオン 第81期定時株主総会招集ご通知 営業報告書(2006年)
- [28]マイカルは当期に3店舗を閉鎖し、システム投資と既存店の活性化投資を行い、営業利益120億13百万円を計上して更生計画を7年繰り上げて終結した
- [29]2005年3月、カルフールS.A.と戦略的事業提携を行い、カルフール・ジャパン株式会社の株式を譲り受けてイオンマルシェ株式会社とした
- [30]マイカルの更生を、約6,500億円規模の企業グループの事業を立て直した実績と位置づけた
参考文献[17]-[30]
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [17]2003年11月、再建支援中の更生会社株式会社マイカル及び更生会社株式会社マイカル九州を子会社とした
- [23]2004年8月、公募増資及び第三者割当増資により資本金が101,798百万円となった
- イオン Annual Report 2003「Review of Operations」
- [18]マイカルはイオンの支援を受けて会社更生を進めていた
- イオン 2004年2月期 中間個別財務諸表 注記(2003年10月2日)
- [19]更生会社マイカル及び子会社8社の更生計画案が2003年9月30日に東京地方裁判所で、マイカル九州の更生計画案が同日に福岡地方裁判所で認可された
- イオン Annual Report 2004「Notes to Consolidated Financial Statements 4. Acquisitions」
- [20]2003年11月にマイカルの発行済株式の100%とマイカル九州の66.7%を、2003年5月にマイカル・イストの100%を取得し、投資総額は206億90百万円
- [21]マイカル取得に伴う負ののれん957億63百万円を、更生計画上の担保付債務の返済期間に相当する9年で償却した
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」
- [22]2004年8月、成長資金として1,000億円の公募増資を実施し、日本の小売業で過去最大とした
- [24]増資資金はショッピングモールと新しいスーパーセンター業態の店舗の設立などに充てるとした
- [26]2005年2月期にモール型ショッピングセンター12、総合スーパー20店、スーパーマーケット54店、スーパーセンター3店を開き、連結営業収益は4兆1,960億円で日本の小売業として初めて4兆円を超えた
- イオン 決算短信 2005年2月期(2005年4月6日)「中期経営戦略」
- [25]中期経営戦略として、総合スーパーを大規模モール型リージョナルショッピングセンターの核テナントとして出店し、スーパーセンターを次代の核テナントとして確立し、エリアドミナンスの実現を図るとした
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」/イオン 有価証券報告書【沿革】
- [27]2005年2月にマイカル九州の更生手続きを全て完了し、2005年12月にマイカルが会社更生手続を終結した
- イオン 第81期定時株主総会招集ご通知 営業報告書(2006年)
- [28]マイカルは当期に3店舗を閉鎖し、システム投資と既存店の活性化投資を行い、営業利益120億13百万円を計上して更生計画を7年繰り上げて終結した
- [29]2005年3月、カルフールS.A.と戦略的事業提携を行い、カルフール・ジャパン株式会社の株式を譲り受けてイオンマルシェ株式会社とした
- [30]マイカルの更生を、約6,500億円規模の企業グループの事業を立て直した実績と位置づけた
2006年〜オリジン東秀とダイヤモンドシティの公開買付け、ポスフールの子会社化とイオン銀行の開業
2006年2月期の連結営業収益は4兆4,302億85百万円、連結営業利益は1,661億5百万円で、ともに6期続けて過去最高を更新した。一方で減損会計を前倒しで適用し、833億35百万円の減損損失を計上したため、連結当期純利益は289億32百万円に落ちた。同年4月、イオンは国内でさらに伸びるには新規出店だけでは足りないとして、他社との提携で新しい事業を起こす方針を打ち出した。岡田氏も株主あてのメッセージで『To grow further, ÆON aims to build a new foundation through self-growth and partnership strategy.』(訳:さらなる成長に向け、イオンは自力成長と提携戦略によって新たな土台をつくる)と述べた。出店を柱としてきた成長の型に、提携と買収という二本目の柱を加えた転換であった。
- イオン 第81期定時株主総会招集ご通知 営業報告書(2006年)
- [31]2006年2月期の連結営業収益は4兆4,302億85百万円、連結営業利益は1,661億5百万円で、6期連続で過去最高を達成した
- [32]減損会計の早期適用による減損損失833億35百万円を特別損失に計上し、連結当期純利益は289億32百万円に減少した
- イオン 決算短信 2006年2月期(2006年4月5日)「中期経営戦略」
- [33]中期経営戦略として、自力成長と提携戦略の双方による成長を掲げ、新規出店に加えて多彩な企業との提携で新規事業を創造するとした
- イオン Annual Report 2006「The President's Message to Shareholders」
- [34]岡田元也社長は、さらなる成長のため自力成長と提携戦略によって新たな基盤を築くとした
提携の方針は、すぐに買収として形になった。2006年3月20日、総菜と持ち帰り弁当の大手オリジン東秀を友好的な公開買付けで連結子会社とした。同年4月3日には、持分法を適用していたショッピングセンター開発のダイヤモンドシティについても公開買付けによる株式取得を決め、5月に成立させて連結に加えた。3月末にはイオンの子会社6社とマイカルの子会社4社を統合し、グループ内のサービス事業を組み直すことも発表した。資金面では、2006年11月の一般募集と12月の第三者割当で資本金を1,985億28百万円まで積み増した。2007年4月には、ジャスコ・サティと並ぶ総合スーパーの屋号としてグループの共同販促に加わっていた北海道のポスフールを子会社とした。
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年3月度(2006年4月12日)/イオン Annual Report 2006「The President's Message to Shareholders」
- [35]2006年3月20日付でオリジン東秀株式会社を連結子会社とした。総菜・持ち帰り食品の大手で、友好的な公開買付けにより取得した
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年4月度(2006年5月15日)
- [36]2006年4月3日、持分法関連会社ダイヤモンドシティの株式を公開買付けで取得することを決め、5月2日に成立を発表して連結子会社とした
- [37]2006年3月31日、グループ内サービス事業の再編・強化に向け、イオンの子会社6社とマイカルの子会社4社の統合を発表した
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [38]2006年11月の一般募集による新株発行で資本金192,574百万円、同年12月の第三者割当で198,528百万円となった
- [39]2007年4月、株式会社ポスフール(現 イオン北海道株式会社)を子会社とした
- イオン 第81期定時株主総会招集ご通知 営業報告書(2006年)
- [40]総合スーパー事業の営業施策として、ジャスコ・サティ・ポスフールにカルフールを加えた共同販促を展開した
買収と並行して、イオンは金融と決済を商業施設の機能に組み込んだ。2005年12月に東日本旅客鉄道と包括的な業務提携を結び、2006年3月にはNTTドコモと携帯電話によるクレジット決済の導入で合意した。同じ3月10日、イオンは銀行業への参入を表明した。岡田氏は、こうした新しい事業で買い物をより便利にし、ショッピングモールの魅力を高めると説明した。2007年1月には店舗で「Suica」と「iD」の取り扱いを始め、4月には独自の電子マネーWAONを導入した。同年10月にイオン銀行が開業し、年報は国内の小売業が持つ銀行として初めて銀行業務を一通り扱うと記した。2008年2月時点の店舗内の支店は13、口座は25万、預金は約1,400億円であった。
- イオン Annual Report 2006「The President's Message to Shareholders」
- [41]2005年12月に電子マネーを展開する東日本旅客鉄道と包括的業務提携を結び、2006年3月にNTTドコモとモバイルクレジット決済サービスの導入で協業に合意した
- [43]新たな事業展開によって顧客の生活をより便利にし、ショッピングモールをより魅力的にするとした
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年3月度(2006年4月12日)
- [42]2006年3月10日に銀行業への参入を表明した
- イオン・NTTドコモ・東日本旅客鉄道 プレスリリース「イオンの店舗で「Suica」とケータイクレジット「iD」の取り扱いを開始」(2007年1月24日)/イオン Annual Report 2008「Review of Operations」
- [44]2007年1月、イオンの店舗で「Suica」とケータイクレジット「iD」の取り扱いを開始した。電子マネーWAONは2007年4月から導入された
- イオン Annual Report 2008「Review of Operations」
- [45]2007年10月、イオン銀行が日本の小売業の銀行として初めてフルバンキングサービスを提供する形で開業した
- [46]2008年2月時点でイオン銀行の店舗内支店は13、新規口座は25万、預金は約1,400億円であった
参考文献[31]-[46]
- イオン 第81期定時株主総会招集ご通知 営業報告書(2006年)
- [31]2006年2月期の連結営業収益は4兆4,302億85百万円、連結営業利益は1,661億5百万円で、6期連続で過去最高を達成した
- [32]減損会計の早期適用による減損損失833億35百万円を特別損失に計上し、連結当期純利益は289億32百万円に減少した
- [40]総合スーパー事業の営業施策として、ジャスコ・サティ・ポスフールにカルフールを加えた共同販促を展開した
- イオン 決算短信 2006年2月期(2006年4月5日)「中期経営戦略」
- [33]中期経営戦略として、自力成長と提携戦略の双方による成長を掲げ、新規出店に加えて多彩な企業との提携で新規事業を創造するとした
- イオン Annual Report 2006「The President's Message to Shareholders」
- [34]岡田元也社長は、さらなる成長のため自力成長と提携戦略によって新たな基盤を築くとした
- [41]2005年12月に電子マネーを展開する東日本旅客鉄道と包括的業務提携を結び、2006年3月にNTTドコモとモバイルクレジット決済サービスの導入で協業に合意した
- [43]新たな事業展開によって顧客の生活をより便利にし、ショッピングモールをより魅力的にするとした
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年3月度(2006年4月12日)/イオン Annual Report 2006「The President's Message to Shareholders」
- [35]2006年3月20日付でオリジン東秀株式会社を連結子会社とした。総菜・持ち帰り食品の大手で、友好的な公開買付けにより取得した
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年4月度(2006年5月15日)
- [36]2006年4月3日、持分法関連会社ダイヤモンドシティの株式を公開買付けで取得することを決め、5月2日に成立を発表して連結子会社とした
- [37]2006年3月31日、グループ内サービス事業の再編・強化に向け、イオンの子会社6社とマイカルの子会社4社の統合を発表した
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- [38]2006年11月の一般募集による新株発行で資本金192,574百万円、同年12月の第三者割当で198,528百万円となった
- [39]2007年4月、株式会社ポスフール(現 イオン北海道株式会社)を子会社とした
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年3月度(2006年4月12日)
- [42]2006年3月10日に銀行業への参入を表明した
- イオン・NTTドコモ・東日本旅客鉄道 プレスリリース「イオンの店舗で「Suica」とケータイクレジット「iD」の取り扱いを開始」(2007年1月24日)/イオン Annual Report 2008「Review of Operations」
- [44]2007年1月、イオンの店舗で「Suica」とケータイクレジット「iD」の取り扱いを開始した。電子マネーWAONは2007年4月から導入された
- イオン Annual Report 2008「Review of Operations」
- [45]2007年10月、イオン銀行が日本の小売業の銀行として初めてフルバンキングサービスを提供する形で開業した
- [46]2008年2月時点でイオン銀行の店舗内支店は13、新規口座は25万、預金は約1,400億円であった
2002年〜2007年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 利益率 | 億円 | |||
| 2002年02月期 | 連結 | 27,269 | n/a | n/a | 1,148 | 4.2% | n/a | n/a |
| 2003年02月期 | 連結 | 28,538 | +4.7% | n/a | 1,274 | 4.5% | 513 | n/a |
| 2004年02月期 | 連結 | 32,586 | +14.2% | n/a | 1,314 | 4.0% | 553 | n/a |
| 2005年02月期 | 連結 | 38,136 | +17.0% | n/a | 1,561 | 4.1% | 621 | n/a |
| 2006年02月期 | 連結 | 40,406 | +6.0% | 1,661 | 1,760 | 4.4% | 1,002 | n/a |
| 2007年02月期 | 連結 | 43,453 | +7.5% | 1,897 | 1,883 | 4.3% | 577 | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
18件
- イオン 決算短信 2005年2月期(2005年4月6日)「中期経営戦略」
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」/イオン 有価証券報告書【沿革】
- イオン 決算短信 2006年2月期(2006年4月5日)「中期経営戦略」
- イオン・NTTドコモ・東日本旅客鉄道 プレスリリース「イオンの店舗で「Suica」とケータイクレジット「iD」の取り扱いを開始」(2007年1月24日)/イオン Annual Report 2008「Review of Operations」
- イオン 有価証券報告書【沿革】
- イオン Annual Report 2003「A Message from the Management」
- イオン Annual Report 2003「An Interview with the Chairman, Toshiji Tokiwa」
- イオン Annual Report 2003「An Interview with the President, Motoya Okada」
- イオン Annual Report 2003「Review of Operations」
- イオン 2004年2月期 中間個別財務諸表 注記(2003年10月2日)
- イオン Annual Report 2004「Notes to Consolidated Financial Statements 4. Acquisitions」
- イオン Annual Report 2005「A Message from the President」
- イオン 第81期定時株主総会招集ご通知 営業報告書(2006年)
- イオン Annual Report 2006「The President's Message to Shareholders」
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- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年4月度(2006年5月15日)
- イオン 月次営業概況(会社IR資料)2006年3月度(2006年4月12日)
- イオン Annual Report 2008「Review of Operations」