セブン&アイHD:そごう・西武の売却とアリマンタシオンの買収提案の撤回
2023年〜バリューアクトの取締役4名の株主提案と、そごう・西武の売却
2023年4月、セブン&アイの取締役会は、バリューアクト・キャピタルによる取締役4名の株主提案に反対した。提案がセブン-イレブンのスピンオフに偏り、分離後の成長戦略を欠くというのが反対の理由である。バリューアクトが2022年2月に改革要求を公表すると、会社は同年5月に独立社外取締役を6名迎えた。2023年3月の説明会で会社側は『グループ戦略再評価を通じて、グループの強みは「食」とコンビニエンスストア事業であると認識いたしました。』と答え、戦略委員会を置くとした。そごう・西武の売却を決めた後も、株主はコンビニ以外を抱える事業構成と、それを続けてきた経営陣を一体の論点として問うたとみられる。
- セブン&アイHD「株主提案に対する当社取締役会意見について」(2023年4月)
- [1]2023年4月、取締役会がバリューアクトの取締役4名の株主提案に反対。理由はセブン-イレブンのスピンオフへの偏りと成長戦略の欠如。2022年2月にバリューアクトが改革要求資料を公表、2022年5月に独立社外取締役6名を選任、そごう・西武の売却は2022年公表
- [2]2023年4月、取締役会がバリューアクトの取締役4名の株主提案に反対。理由はセブン-イレブンのスピンオフへの偏りと成長戦略の欠如。2022年2月にバリューアクトが改革要求資料を公表、2022年5月に独立社外取締役6名を選任、そごう・西武の売却は2022年公表
- [3]2023年4月、取締役会がバリューアクトの取締役4名の株主提案に反対。理由はセブン-イレブンのスピンオフへの偏りと成長戦略の欠如。2022年2月にバリューアクトが改革要求資料を公表、2022年5月に独立社外取締役6名を選任、そごう・西武の売却は2022年公表
- セブン&アイHD 中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果について 主な質疑応答(2023年3月)
- [4]2023年3月の説明会で、グループ戦略再評価により強みを「食」とコンビニ事業と認識し、戦略委員会を設置すると回答
2023年5月25日の第18回定時株主総会で、会社提案の取締役15名は全員選任され、バリューアクトの4名は否決された。株主提案の候補者への賛成比率は25.52%から34.13%。一方で井阪隆一社長の賛成比率は76.36%にとどまり、97%台だった社外取締役との差が開いた。取締役会は総会後の声明で、コンビニ事業へ注力する成長戦略が支持されたとし、戦略委員会を通じて事業の変革を加速すると表明した。7月の決算説明会で会社側が示したイトーヨーカ堂の第1四半期の営業利益は、計画を10億円上回る水準である。総会の票は、コンビニ以外の事業をどう扱うかを経営陣が期限つきで示す責務を残した。
- セブン&アイHD「第18回定時株主総会決議結果及び当社取締役会の声明について」(2023年5月)
- [5]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- [6]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- [7]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- [8]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- セブン&アイHD 2024年2月期第1四半期 決算説明会 質疑応答(2023年7月)
- [9]2023年7月の説明会で、イトーヨーカ堂の第1四半期は減益だが計画比10億円上振れ、3月下旬稼働のピースデリのセントラルキッチン・プロセスセンターの効果発現を見込むと回答
2023年9月1日、セブン&アイはそごう・西武の全株式を、フォートレス・インベストメント・グループの関連事業体へ譲渡。企業価値を高めるのに何が必要かを会社側が考え始めた転機は2021年のSpeedway買収で、10月の決算説明会ではそう振り返ったうえで『ポートフォリオの考え方についても聖域なくきちんと判断して実現しなければならないということも浸透した。』と語り、そごう・西武の譲渡は多くの難題を抱えながらの作業だったと明かした。この譲渡に伴い、百貨店譲渡関連損失として約1,331億円を連結の特別損失に計上する見通しが示された。損失を背負ってでも事業構成を組み替えるという判断は、百貨店の売却で初めて形になった。
- セブン&アイHD「連結業績予想及び特別損失(個別)の計上に関するお知らせ」(2023年9月)
- [10]2023年9月1日、そごう・西武の全株式を Fortress の関連事業体の杉合同会社へ譲渡完了。百貨店譲渡関連損失約1,331億円を連結特損に計上見通し、通期純利益予想を2,850億円→2,300億円に修正
- [13]2023年9月1日、そごう・西武の全株式を Fortress の関連事業体の杉合同会社へ譲渡完了。百貨店譲渡関連損失約1,331億円を連結特損に計上見通し、通期純利益予想を2,850億円→2,300億円に修正
- セブン&アイHD 2024年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2023年10月)
- [11]2023年10月の説明会で、Speedway買収が転機、2021年7月の中計で財務方針を開示、ポートフォリオを聖域なく判断する考えが浸透、そごう・西武は様々な困難の中で進めたと回答
- [12]2023年10月の説明会で、Speedway買収が転機、2021年7月の中計で財務方針を開示、ポートフォリオを聖域なく判断する考えが浸透、そごう・西武は様々な困難の中で進めたと回答
参考文献[1]-[13]
- セブン&アイHD「株主提案に対する当社取締役会意見について」(2023年4月)
- [1]2023年4月、取締役会がバリューアクトの取締役4名の株主提案に反対。理由はセブン-イレブンのスピンオフへの偏りと成長戦略の欠如。2022年2月にバリューアクトが改革要求資料を公表、2022年5月に独立社外取締役6名を選任、そごう・西武の売却は2022年公表
- [2]2023年4月、取締役会がバリューアクトの取締役4名の株主提案に反対。理由はセブン-イレブンのスピンオフへの偏りと成長戦略の欠如。2022年2月にバリューアクトが改革要求資料を公表、2022年5月に独立社外取締役6名を選任、そごう・西武の売却は2022年公表
- [3]2023年4月、取締役会がバリューアクトの取締役4名の株主提案に反対。理由はセブン-イレブンのスピンオフへの偏りと成長戦略の欠如。2022年2月にバリューアクトが改革要求資料を公表、2022年5月に独立社外取締役6名を選任、そごう・西武の売却は2022年公表
- セブン&アイHD 中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果について 主な質疑応答(2023年3月)
- [4]2023年3月の説明会で、グループ戦略再評価により強みを「食」とコンビニ事業と認識し、戦略委員会を設置すると回答
- セブン&アイHD「第18回定時株主総会決議結果及び当社取締役会の声明について」(2023年5月)
- [5]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- [6]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- [7]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- [8]2023年5月25日の第18回総会で会社提案15名全員選任、株主提案4名否決(賛成25.52〜34.13%)。井阪隆一氏76.36%、後藤克弘氏74.89%、社外取締役は97%台。声明でコンビニ注力の戦略が支持されたとし戦略委員会で変革を加速
- セブン&アイHD 2024年2月期第1四半期 決算説明会 質疑応答(2023年7月)
- [9]2023年7月の説明会で、イトーヨーカ堂の第1四半期は減益だが計画比10億円上振れ、3月下旬稼働のピースデリのセントラルキッチン・プロセスセンターの効果発現を見込むと回答
- セブン&アイHD「連結業績予想及び特別損失(個別)の計上に関するお知らせ」(2023年9月)
- [10]2023年9月1日、そごう・西武の全株式を Fortress の関連事業体の杉合同会社へ譲渡完了。百貨店譲渡関連損失約1,331億円を連結特損に計上見通し、通期純利益予想を2,850億円→2,300億円に修正
- [13]2023年9月1日、そごう・西武の全株式を Fortress の関連事業体の杉合同会社へ譲渡完了。百貨店譲渡関連損失約1,331億円を連結特損に計上見通し、通期純利益予想を2,850億円→2,300億円に修正
- セブン&アイHD 2024年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2023年10月)
- [11]2023年10月の説明会で、Speedway買収が転機、2021年7月の中計で財務方針を開示、ポートフォリオを聖域なく判断する考えが浸透、そごう・西武は様々な困難の中で進めたと回答
- [12]2023年10月の説明会で、Speedway買収が転機、2021年7月の中計で財務方針を開示、ポートフォリオを聖域なく判断する考えが浸透、そごう・西武は様々な困難の中で進めたと回答
2023年〜ヨーク・ホールディングスへのスーパーの切り出しと、クシュタールの買収提案
2024年4月、セブン&アイはスーパーストア事業を株式上場させる方向性を示した。2023年3月には、イトーヨーカ堂の店舗を2026年2月末に93店へ減らし、自営衣料から撤退すると決めていた。そのとき会社側が示した条件は、3年でEBITDA550億円とROIC4%以上を達成すればIPO等も考えられるというものである。2024年4月の説明会では、スーパーストア事業が持分を一部残しつつ独自の財務規律で投資する体制が戦略委員会の提言だと説明した。会社側はこの形の意義を問われ、『自らの資本で自らの投資をしていくことが最大の意義だと思っている。』と語った。コンビニと同じ物差しで測られ続ける限り、スーパーの投資は後回しになるという認識があったのだろう。
- セブン&アイHD 2023年度決算説明会 質疑応答(2024年4月)
- [14]2024年4月の説明会で、戦略委員会の提言を受けスーパーストア事業の株式上場の方向性を提示。持分を一部保有しつつ独自の財務規律で投資する形が最適、改革は6〜7合目と回答
- [17]2024年4月の説明会で、戦略委員会の提言を受けスーパーストア事業の株式上場の方向性を提示。持分を一部保有しつつ独自の財務規律で投資する形が最適、改革は6〜7合目と回答
- [18]2024年4月の説明会で、戦略委員会の提言を受けスーパーストア事業の株式上場の方向性を提示。持分を一部保有しつつ独自の財務規律で投資する形が最適、改革は6〜7合目と回答
- セブン&アイHD 中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果について 主な質疑応答(2023年3月)
- [15]2023年3月、IYを126店(2023年2月末)から93店(2026年2月末)へ、肌着を除く自営アパレルから完全撤退。3年の時限でEBITDA550億円・ROIC4%以上を達成しIPO等も視野
- [16]2023年3月、IYを126店(2023年2月末)から93店(2026年2月末)へ、肌着を除く自営アパレルから完全撤退。3年の時限でEBITDA550億円・ROIC4%以上を達成しIPO等も視野
特別委員会の委員長を務めたのは取締役会議長のスティーブン・ヘイズ・デイカス氏で、委員は独立社外取締役だけで固めた。委員会の組成は、2024年8月19日にセブン&アイがアリマンタシォン・クシュタールから法的拘束力を持たない初期段階の買収提案が届いたと開示したことに応じたもので、デイカス氏自身は2022年5月の取締役就任を経て、2024年4月から取締役会議長 兼 筆頭独立社外取締役の座にあった。特別委員会の方針は、提案を単独での事業計画や他の選択肢と並べて検討することである。10月の決算説明会で井阪隆一社長は、顧客の期待に応えられず業績が悪化し、株主の期待にも応えられていないと認めた。業績の不振が株価に表れたことが、外からの買収提案を招く条件になったとみられる。
- セブン&アイHD「一部報道について」(2024年8月)
- [19]2024年8月19日、クシュタールから内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると開示。デイカス取締役会議長を委員長とする独立社外取締役だけの特別委員会を組成し、スタンドアローン計画・他の選択肢とともに検討
- [20]2024年8月19日、クシュタールから内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると開示。デイカス取締役会議長を委員長とする独立社外取締役だけの特別委員会を組成し、スタンドアローン計画・他の選択肢とともに検討
- [22]2024年8月19日、クシュタールから内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると開示。デイカス取締役会議長を委員長とする独立社外取締役だけの特別委員会を組成し、スタンドアローン計画・他の選択肢とともに検討
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- [21]デイカス氏は2022年5月に取締役、2024年4月に取締役会議長 兼 筆頭独立社外取締役に就任
- セブン&アイHD 2025年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2024年10月)
- [23]2024年10月の説明会で井阪隆一社長が、顧客の期待に応えられず業績が悪く、株主の期待にも応えられていないと回答
2024年10月、セブン&アイはスーパーストアに関連の深い主要7社・合計31社を、中間持株会社ヨーク・ホールディングスへ集約すると発表した。同月から外部の戦略的パートナーの招聘を始め、その資本と知見を入れてIPOを目指す方針である。会社側はこの再編を、コンビニ事業へ焦点を絞ったグローバル成長に向けた最も重要な一歩と位置づけた。並行して創業家の伊藤家からも買収提案が出され、2025年1月の説明会で会社側は、特別委員会が両方の提案と対話を続けていると答えた。特別委員会の役割は、伊藤興業を中心とするグループの提案の検討にまで広げられた。提案額を上回る価値を単独で示すには、コンビニ以外を連結から外す筋道を先に固める必要があった。
- セブン&アイHD 2025年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2024年10月)
- [24]2024年10月、ヨーク・ホールディングスに主要7社・合計31社を集約、10月から戦略的パートナーを招聘しIPOを目指す。コンビニ事業へのフォーカスを通じたグローバル成長への最も重要な一歩と回答
- [25]2024年10月、ヨーク・ホールディングスに主要7社・合計31社を集約、10月から戦略的パートナーを招聘しIPOを目指す。コンビニ事業へのフォーカスを通じたグローバル成長への最も重要な一歩と回答
- [26]2024年10月、ヨーク・ホールディングスに主要7社・合計31社を集約、10月から戦略的パートナーを招聘しIPOを目指す。コンビニ事業へのフォーカスを通じたグローバル成長への最も重要な一歩と回答
- セブン&アイHD 2025年2月期第3四半期 決算説明会 質疑応答(2025年1月)
- [27]2025年1月の説明会で、クシュタールと伊藤家からの買収提案について特別委員会がエンゲージメントを続けていると回答
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- [28]特別委員会の役割は伊藤興業を中心とするグループからの提案の検討・評価にも拡大された
参考文献[14]-[28]
- セブン&アイHD 2023年度決算説明会 質疑応答(2024年4月)
- [14]2024年4月の説明会で、戦略委員会の提言を受けスーパーストア事業の株式上場の方向性を提示。持分を一部保有しつつ独自の財務規律で投資する形が最適、改革は6〜7合目と回答
- [17]2024年4月の説明会で、戦略委員会の提言を受けスーパーストア事業の株式上場の方向性を提示。持分を一部保有しつつ独自の財務規律で投資する形が最適、改革は6〜7合目と回答
- [18]2024年4月の説明会で、戦略委員会の提言を受けスーパーストア事業の株式上場の方向性を提示。持分を一部保有しつつ独自の財務規律で投資する形が最適、改革は6〜7合目と回答
- セブン&アイHD 中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果について 主な質疑応答(2023年3月)
- [15]2023年3月、IYを126店(2023年2月末)から93店(2026年2月末)へ、肌着を除く自営アパレルから完全撤退。3年の時限でEBITDA550億円・ROIC4%以上を達成しIPO等も視野
- [16]2023年3月、IYを126店(2023年2月末)から93店(2026年2月末)へ、肌着を除く自営アパレルから完全撤退。3年の時限でEBITDA550億円・ROIC4%以上を達成しIPO等も視野
- セブン&アイHD「一部報道について」(2024年8月)
- [19]2024年8月19日、クシュタールから内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると開示。デイカス取締役会議長を委員長とする独立社外取締役だけの特別委員会を組成し、スタンドアローン計画・他の選択肢とともに検討
- [20]2024年8月19日、クシュタールから内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると開示。デイカス取締役会議長を委員長とする独立社外取締役だけの特別委員会を組成し、スタンドアローン計画・他の選択肢とともに検討
- [22]2024年8月19日、クシュタールから内密に法的拘束力のない初期的な買収提案を受けていると開示。デイカス取締役会議長を委員長とする独立社外取締役だけの特別委員会を組成し、スタンドアローン計画・他の選択肢とともに検討
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- [21]デイカス氏は2022年5月に取締役、2024年4月に取締役会議長 兼 筆頭独立社外取締役に就任
- [28]特別委員会の役割は伊藤興業を中心とするグループからの提案の検討・評価にも拡大された
- セブン&アイHD 2025年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2024年10月)
- [23]2024年10月の説明会で井阪隆一社長が、顧客の期待に応えられず業績が悪く、株主の期待にも応えられていないと回答
- [24]2024年10月、ヨーク・ホールディングスに主要7社・合計31社を集約、10月から戦略的パートナーを招聘しIPOを目指す。コンビニ事業へのフォーカスを通じたグローバル成長への最も重要な一歩と回答
- [25]2024年10月、ヨーク・ホールディングスに主要7社・合計31社を集約、10月から戦略的パートナーを招聘しIPOを目指す。コンビニ事業へのフォーカスを通じたグローバル成長への最も重要な一歩と回答
- [26]2024年10月、ヨーク・ホールディングスに主要7社・合計31社を集約、10月から戦略的パートナーを招聘しIPOを目指す。コンビニ事業へのフォーカスを通じたグローバル成長への最も重要な一歩と回答
- セブン&アイHD 2025年2月期第3四半期 決算説明会 質疑応答(2025年1月)
- [27]2025年1月の説明会で、クシュタールと伊藤家からの買収提案について特別委員会がエンゲージメントを続けていると回答
2025年〜デイカス社長の起用と2兆円の自社株買い、クシュタールの撤回
2025年3月6日、セブン&アイはスーパーストア事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡すると発表した。伊藤興業を中心とするグループは2月28日に提案の撤回を伝えており、創業家による買収の線は消えていた。北米の7-Eleven, Inc.は2026年下半期までに米国で上場させ、2030年度までに2兆円の自己株式を取得する計画。井阪隆一社長の後任には、5月の総会を経てスティーブン・ヘイズ・デイカス氏が就任する人事も示した。上場の理由について会社側は『IPO を選んだ理由は、北米 CVS 事業の本質的な価値が現在の株価に反映されていないと感じていたからだ。』と答えた。
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- [29]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [30]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [31]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [32]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- セブン&アイHD マネジメント施策に関するアップデート 質疑応答(2025年3月)
- [33]2025年3月の質疑で、IPOの理由を北米CVS事業の本質的価値が株価に反映されていないためと回答
2025年7月、クシュタールは買収提案を撤回すると発表した。セブン&アイは初期から米国の独占禁止法上の課題を指摘し、必要な店舗売却は前例のない規模になると見込んでいた。5月の第20回定時株主総会で会社側は、承認の見通しが立たないまま統合へ進めば投資が滞り、企業価値が損なわれると答えていた。撤回後の8月の説明会で会社側は『最も明らかだったのは、米国当局の規制をクリアすることが極めて困難であった点である。』と振り返り、クシュタールからは懸念を解消する明確なプランが示されず、資金調達にも課題があったと説明した。約1年の協議の末に残ったのは、単独での価値向上を株主に示すという経営陣の負担である。
- セブン&アイHD 7-Elevenの変革についての説明会 質疑応答(2025年8月)
- [34]2025年8月の説明会で、先月クシュタールが買収提案撤回を発表したとの質問に、米国当局の規制クリアが極めて困難、懸念を解消する明確なプランが示されず、ファイナンス面にも課題と回答
- [38]2025年8月の説明会で、先月クシュタールが買収提案撤回を発表したとの質問に、米国当局の規制クリアが極めて困難、懸念を解消する明確なプランが示されず、ファイナンス面にも課題と回答
- セブン&アイHD 第21回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2026年5月開催)
- [35]2026年の第21回総会で、ACT社と約1年協議したが市場環境の変化や米国独禁法のハードルがあり先方が撤回したと回答
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- [36]初期段階からACT社に米国の独占禁止法関連の課題への対処を指摘。事業売却パッケージは前例のない範囲・規模と想定
- セブン&アイHD 第20回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2025年5月開催)
- [37]2025年5月の第20回総会で、規制当局の承認の見通しを解決しないまま統合すると投資が滞り企業価値・株主価値が危機にさらされうると回答
2025年8月、スティーブン・ヘイズ・デイカス社長の下で、セブン&アイは7-Elevenの変革プランを説明した。成長投資約3.2兆円の多くは店舗の改装と出店に充て、北米では2030年度までに1,300店を加える計画である。EPSは当時の約3倍の水準を目標に掲げた。上場の目的について会社側は、米国で高い評価倍率を得て、回収資金を出店や株主還元に充当する点を挙げた。2026年1月、7-Eleven, Inc.の第3四半期の既存店売上は+0.5%となり、2023年第2四半期以来のプラスに転じた。2026年の総会では株価の低迷を株主から問われ、業績の改善で回復させると答えた。
- セブン&アイHD 7-Elevenの変革についての説明会 質疑応答(2025年8月)
- [39]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- [40]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- [41]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- [42]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- セブン&アイHD 2026年2月期第3四半期 決算説明会 質疑応答(2026年1月)
- [43]2026年1月の説明会で、SEIの第3四半期既存店売上+0.5%、2023年第2四半期以来のプラス、客数は第1四半期▲6%から第3四半期▲1.8%へ
- セブン&アイHD 第21回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2026年5月開催)
- [44]2026年の第21回総会で株価水準を問われ、業績改善で回復させEPS向上に努めると回答
参考文献[29]-[44]
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- [29]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [30]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [31]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [32]2025年3月6日、SST事業グループをベインキャピタル側へ8,147億円で譲渡しSEIの2026年下半期までのIPO、2030年度までに2兆円の自己株式取得、デイカス氏の社長 兼 CEO就任(井阪氏は特別顧問)を発表。伊藤氏・伊藤興業は2月28日に提案撤回を連絡
- [36]初期段階からACT社に米国の独占禁止法関連の課題への対処を指摘。事業売却パッケージは前例のない範囲・規模と想定
- セブン&アイHD マネジメント施策に関するアップデート 質疑応答(2025年3月)
- [33]2025年3月の質疑で、IPOの理由を北米CVS事業の本質的価値が株価に反映されていないためと回答
- セブン&アイHD 7-Elevenの変革についての説明会 質疑応答(2025年8月)
- [34]2025年8月の説明会で、先月クシュタールが買収提案撤回を発表したとの質問に、米国当局の規制クリアが極めて困難、懸念を解消する明確なプランが示されず、ファイナンス面にも課題と回答
- [38]2025年8月の説明会で、先月クシュタールが買収提案撤回を発表したとの質問に、米国当局の規制クリアが極めて困難、懸念を解消する明確なプランが示されず、ファイナンス面にも課題と回答
- [39]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- [40]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- [41]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- [42]2025年8月、7-Elevenの変革プラン説明会。成長投資約3.2兆円の多くは改装と出店、SEIは2030年度までに新標準店舗を含め1,300店追加、EPSは現状の約3倍を目標。IPOの目的は米国での高いバリュエーションと資金の成長投資・還元への充当
- セブン&アイHD 第21回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2026年5月開催)
- [35]2026年の第21回総会で、ACT社と約1年協議したが市場環境の変化や米国独禁法のハードルがあり先方が撤回したと回答
- [44]2026年の第21回総会で株価水準を問われ、業績改善で回復させEPS向上に努めると回答
- セブン&アイHD 第20回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2025年5月開催)
- [37]2025年5月の第20回総会で、規制当局の承認の見通しを解決しないまま統合すると投資が滞り企業価値・株主価値が危機にさらされうると回答
- セブン&アイHD 2026年2月期第3四半期 決算説明会 質疑応答(2026年1月)
- [43]2026年1月の説明会で、SEIの第3四半期既存店売上+0.5%、2023年第2四半期以来のプラス、客数は第1四半期▲6%から第3四半期▲1.8%へ
2023年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 利益率 | 億円 | |||
| 2023年02月期 | 連結 | 118,113 | n/a | 5,065 | 4,759 | 4.0% | 2,810 | n/a |
| 2024年02月期 | 連結 | 114,718 | ▲2.9% | 5,342 | 5,071 | 4.4% | 2,246 | n/a |
| 2025年02月期 | 連結 | 119,728 | +4.4% | 4,210 | 3,746 | 3.1% | 1,731 | n/a |
| 2026年02月期 | 連結 | 104,303 | ▲12.9% | 4,230 | 3,774 | 3.6% | 2,928 | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
16件
- セブン&アイHD 2023年度決算説明会 質疑応答(2024年4月)
- セブン&アイHD 2024年2月期第1四半期 決算説明会 質疑応答(2023年7月)
- セブン&アイHD 2024年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2023年10月)
- セブン&アイHD 2025年2月期第2四半期 決算説明会 質疑応答(2024年10月)
- セブン&アイHD 2025年2月期第3四半期 決算説明会 質疑応答(2025年1月)
- セブン&アイHD 2026年2月期第3四半期 決算説明会 質疑応答(2026年1月)
- セブン&アイHD「株主提案に対する当社取締役会意見について」(2023年4月)
- セブン&アイHD 中期経営計画のアップデートならびにグループ戦略再評価の結果について 主な質疑応答(2023年3月)
- セブン&アイHD「第18回定時株主総会決議結果及び当社取締役会の声明について」(2023年5月)
- セブン&アイHD「連結業績予想及び特別損失(個別)の計上に関するお知らせ」(2023年9月)
- セブン&アイHD「一部報道について」(2024年8月)
- セブン&アイHD「株主価値最大化に向けた経営体制及び資本構造・事業の変革施策について」(2025年3月)
- セブン&アイHD マネジメント施策に関するアップデート 質疑応答(2025年3月)
- セブン&アイHD 7-Elevenの変革についての説明会 質疑応答(2025年8月)
- セブン&アイHD 第20回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2025年5月開催)
- セブン&アイHD 第21回定時株主総会 質疑応答(要旨)(2026年5月開催)