1972年の上場時点でスーパー業界10位にとどまったイトーヨーカ堂は、ダイエーのような全国展開ではなく東京北部・埼玉を中心としたドミナント戦略を選択した。1店舗あたり売上高9億円・取扱品目10万点の大型総合スーパーを集中出店する方式は、物流効率と地域認知を同時に高める設計であった…
セブンイレブン1号店は本部が計画的に選定した立地ではなく、豊洲の酒屋2代目・山本憲司氏が日経流通新聞の記事を見て自ら手紙で加盟を申し出たことで実現した。FC募集開始前の「計画外」の加盟であり、工場地帯という不利な立地にもかかわらず年商1.8億円を記録した。酒類販売免許を持つ既存小…
バリューアクトの取締役退陣要求は賛成比率30%台で否決されたが、その後セブン&アイは2023年9月にそごう・西武を売却し、2024年にはヨーカ堂33店舗の閉鎖を発表した。否決された提案の内容を経営陣が事後的に実行するこの構図は、アクティビストの影響力が投票結果ではなく経営判断の方…