第1章 年〜年

セブン&アイHD:持株会社セブン&アイHDの設立と7-Eleven, Inc.の完全子会社化

2005年〜3社の株式移転で生まれた持株会社と、7-Eleven, Inc.の完全子会社化

2005年9月1日、イトーヨーカ堂・セブン-イレブン・ジャパン・デニーズジャパンは共同株式移転でセブン&アイ・ホールディングスを設立。3社は同年4月20日の取締役会で設立を決め、目的に『時代の変化に即応したグループ経営体制の再構築を図り』と記した。あわせてコーポレートガバナンスの強化とグループ全体の企業価値の増大を掲げた。年次報告2006は、客が買う物に応じて業態を使い分けるため、機動的な経営ができる持株会社が必要だったと設立の理由を説明した。発足と同時に、コンビニ・スーパーストア・百貨店・スーパーマーケット・レストラン・金融・IT/サービスの7つを中核の事業領域に定めた。3社の法人格を残して資本だけを一つにしたことで、次の買収と再編を持株会社の判断で決める体制が整ったとみられる。

  • セブン&アイHD「株式移転による持株会社設立に関するお知らせ」(2005年4月)
    • [1]3社が2005年4月20日の取締役会で株式移転による持株会社設立を決議。目的はグループ経営体制の再構築とガバナンス強化、企業価値の増大。設立期日は同年9月1日
    • [2]3社が2005年4月20日の取締役会で株式移転による持株会社設立を決議。目的はグループ経営体制の再構築とガバナンス強化、企業価値の増大。設立期日は同年9月1日
    • [3]3社が2005年4月20日の取締役会で株式移転による持株会社設立を決議。目的はグループ経営体制の再構築とガバナンス強化、企業価値の増大。設立期日は同年9月1日
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [4]年次報告2006は持株会社設立の理由を、客の業態使い分けと経済・社会の変化に対応する機動的な経営のためと説明。設立とともに7つの中核事業領域を設定
    • [5]年次報告2006は持株会社設立の理由を、客の業態使い分けと経済・社会の変化に対応する機動的な経営のためと説明。設立とともに7つの中核事業領域を設定

2005年9月1日、セブン-イレブン・ジャパンは米国子会社7-Eleven, Inc.の完全子会社化を決議した。残る株式は米国の公開買付けで取得する計画。当時の保有比率は約72.7%で、7-Eleven, Inc.はセブン&アイHDで唯一の上場子会社だった。セブン-イレブン・ジャパンは、商品・店舗・情報システムへの投資を増やせば短期の収益が伸び悩み、少数株主の不利益になるという判断である。そのうえで『長期的視野に基づくグループ戦略の機動的遂行のためにも完全子会社化が寄与すると考えました』と説明した。10月21日には買付価格を1株32ドル50セントから37ドル50セントへ約15%引き上げた。これを受けて7-Eleven, Inc.の特別委員会は応募を推奨した。年次報告2006が記す11月の完全子会社化の狙いは、コンビニ事業の収益性の向上である。

  • セブン&アイHD「米国子会社セブン-イレブン・インクの完全子会社化に向けた取り組みに関するお知らせ」(2005年9月)
    • [6]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [7]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [8]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [9]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [10]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
  • セブン-イレブン・ジャパン「公開買付価格の引上げ及びセブン-イレブン・インク特別委員会による推奨について」(2005年10月)
    • [11]2005年10月21日、買付価格を1株32.50ドルから37.50ドル(約15%増、8月31日終値比約32%のプレミアム)へ引上げ、7-Eleven, Inc.特別委員会が応募を推奨。期間を11月8日まで延長
    • [12]2005年10月21日、買付価格を1株32.50ドルから37.50ドル(約15%増、8月31日終値比約32%のプレミアム)へ引上げ、7-Eleven, Inc.特別委員会が応募を推奨。期間を11月8日まで延長
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [13]年次報告2006は2005年11月の7-Eleven, Inc.完全子会社化を、コンビニ事業の収益性向上を狙ったものと記載
参考文献[1]-[13]
  • セブン&アイHD「株式移転による持株会社設立に関するお知らせ」(2005年4月)
    • [1]3社が2005年4月20日の取締役会で株式移転による持株会社設立を決議。目的はグループ経営体制の再構築とガバナンス強化、企業価値の増大。設立期日は同年9月1日
    • [2]3社が2005年4月20日の取締役会で株式移転による持株会社設立を決議。目的はグループ経営体制の再構築とガバナンス強化、企業価値の増大。設立期日は同年9月1日
    • [3]3社が2005年4月20日の取締役会で株式移転による持株会社設立を決議。目的はグループ経営体制の再構築とガバナンス強化、企業価値の増大。設立期日は同年9月1日
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [4]年次報告2006は持株会社設立の理由を、客の業態使い分けと経済・社会の変化に対応する機動的な経営のためと説明。設立とともに7つの中核事業領域を設定
    • [5]年次報告2006は持株会社設立の理由を、客の業態使い分けと経済・社会の変化に対応する機動的な経営のためと説明。設立とともに7つの中核事業領域を設定
    • [13]年次報告2006は2005年11月の7-Eleven, Inc.完全子会社化を、コンビニ事業の収益性向上を狙ったものと記載
  • セブン&アイHD「米国子会社セブン-イレブン・インクの完全子会社化に向けた取り組みに関するお知らせ」(2005年9月)
    • [6]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [7]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [8]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [9]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
    • [10]SEJが2005年9月1日、子会社IYGHC経由で7-Eleven, Inc.の残余株式(保有約72.7%を除く)の米国公開買付けと略式合併を決議。目的は追加投資による短期の収益鈍化から既存株主を守ることと、長期のグループ戦略の機動的遂行。総額約10億ドル(約1,110億円)を手元資金で充当
  • セブン-イレブン・ジャパン「公開買付価格の引上げ及びセブン-イレブン・インク特別委員会による推奨について」(2005年10月)
    • [11]2005年10月21日、買付価格を1株32.50ドルから37.50ドル(約15%増、8月31日終値比約32%のプレミアム)へ引上げ、7-Eleven, Inc.特別委員会が応募を推奨。期間を11月8日まで延長
    • [12]2005年10月21日、買付価格を1株32.50ドルから37.50ドル(約15%増、8月31日終値比約32%のプレミアム)へ引上げ、7-Eleven, Inc.特別委員会が応募を推奨。期間を11月8日まで延長

2005年〜ミレニアムリテイリングの統合と、そごう・西武百貨店を加えた11社

2005年12月26日、セブン&アイHDはミレニアムリテイリング株式5,000万株を1,311億円で取得すると決議した。売り手は野村プリンシパル・ファイナンスで、取得後の所有割合は65.45%となる。ミレニアムリテイリングはそごうと西武百貨店を傘下に持ち、2006年2月末に30店を運営し、前期の営業収益は約9,600億円だった。同じ日に結んだ基本合意は、株式交換による完全子会社化と経営統合を前提にしていた。統合の説明資料は、提携の領域にカードビジネス・物流・情報システム・人材育成・販促企画を並べた。年次報告2006は、客は買う物に応じてコンビニ・スーパー・百貨店を使い分けると書いた。百貨店を加えたのは、都心で高額品を買う客をグループの中に取り込むためだったのだろう。

  • セブン&アイHD「株式取得および『事業提携ならびに今後の経営統合』に関するお知らせ」(2005年12月)
    • [14]2005年12月26日取締役会で、野村プリンシパル・ファイナンスからミレニアムリテイリング株5,000万株(1,311億円、所有割合65.45%)の取得を決議。2006年1月31日引渡し。株式交換による完全子会社化と事業提携・経営統合の基本合意も決議
    • [15]2005年12月26日取締役会で、野村プリンシパル・ファイナンスからミレニアムリテイリング株5,000万株(1,311億円、所有割合65.45%)の取得を決議。2006年1月31日引渡し。株式交換による完全子会社化と事業提携・経営統合の基本合意も決議
    • [17]2005年12月26日取締役会で、野村プリンシパル・ファイナンスからミレニアムリテイリング株5,000万株(1,311億円、所有割合65.45%)の取得を決議。2006年1月31日引渡し。株式交換による完全子会社化と事業提携・経営統合の基本合意も決議
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [16]年次報告2006は、2006年1月に約65%、6月に100%を取得したミレニアムリテイリングを、2006年2月末で30店の百貨店(そごう・西武)、営業収益約9,600億円と記載。客は購入目的に応じて業態を選ぶと説明
    • [19]年次報告2006は、2006年1月に約65%、6月に100%を取得したミレニアムリテイリングを、2006年2月末で30店の百貨店(そごう・西武)、営業収益約9,600億円と記載。客は購入目的に応じて業態を選ぶと説明
  • セブン&アイHD「事業提携ならびに今後の経営統合について」(2005年12月)
    • [18]統合説明資料は提携領域として、マーケティング・カードビジネス・物流・情報システム・人材育成・販促企画動員力・シェアードサービスなどを列挙

2006年4月11日、セブン&アイHDはヨークベニマルと株式交換契約を結び、完全子会社にすると決めた。ヨークベニマルは1973年にイトーヨーカ堂と業務提携した東北のスーパーで、200店の達成を目標に掲げていた。セブン&アイHDはヨークベニマルをスーパーマーケット部門の中核に位置づけ、経営の一元化と迅速化を目的に挙げた。翌12日にはミレニアムリテイリングとも株式交換契約を結び、両社で『世界に類を見ない多機能企業集団として「新・総合生活産業」を実現することができるものと考えております』とした。ヨークベニマルの交換期日は2006年9月1日で、30,580千株を新たに発行する予定だった。少数株主を残さないことで、傘下の再編を持株会社の判断だけで進められるようにしたのだと推測される。

  • セブン&アイHD「株式交換契約締結に関するお知らせ」(2006年4月11日)
    • [20]2006年4月11日、セブン&アイHDとヨークベニマルが株式交換契約を締結。目的はスーパーマーケット部門の中核としての経営の一元化・迅速化と、グループの総合力の活用。ヨークベニマルは1973年からイトーヨーカ堂と業務提携、200店舗達成に向けたドミナント戦略
    • [21]2006年4月11日、セブン&アイHDとヨークベニマルが株式交換契約を締結。目的はスーパーマーケット部門の中核としての経営の一元化・迅速化と、グループの総合力の活用。ヨークベニマルは1973年からイトーヨーカ堂と業務提携、200店舗達成に向けたドミナント戦略
    • [22]2006年4月11日、セブン&アイHDとヨークベニマルが株式交換契約を締結。目的はスーパーマーケット部門の中核としての経営の一元化・迅速化と、グループの総合力の活用。ヨークベニマルは1973年からイトーヨーカ堂と業務提携、200店舗達成に向けたドミナント戦略
  • セブン&アイHD「株式交換契約締結に関するお知らせ」(2006年4月12日)
    • [23]2006年4月12日、セブン&アイHDとミレニアムリテイリングが株式交換契約を締結。目的は「新・総合生活産業」の実現。株式交換の日は2006年6月1日予定、セブン&アイHDは簡易株式交換で株主総会を省略
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [24]年次報告2006は、ヨークベニマルを2006年9月に完全子会社にする予定で、同年9月1日に新株30,580千株を発行する計画と記載

2006年12月19日、セブン&アイHDはグループ横断の商品開発組織を立ち上げ、共同開発の商品を2007年春からグループ5社で販売すると発表した。発表はこれを持株会社の発足以来で初の本格的なグループマーチャンダイジングと位置づけた。発表には、セブン-イレブン・ジャパンの商品開発の手法をグループで共有することも含まれる。計画は初年度300品目・売上高約500億円で、3年後の2010年度に1,000〜1,200品目とした。グループの食品売上高1.8兆円に占める比率を、3年後に15〜20%にする目標も掲げた。年次報告2006は、商品開発・原材料の調達・物流・製造設備をグループで共有し、品質を上げた商品を低い価格で出す枠組みを作ると記した。

  • セブン&アイHD「セブン&アイHLDGS. 横断的商品開発組織を立ち上げ」(2006年12月)
    • [25]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [26]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [27]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [28]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [29]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [30]年次報告2006は、グループMDとして商品開発・商品と原材料の調達・物流・生産設備を事業会社間で共有し、より高品質の商品をより低価格で提供する枠組みを作ったと記載
参考文献[14]-[30]
  • セブン&アイHD「株式取得および『事業提携ならびに今後の経営統合』に関するお知らせ」(2005年12月)
    • [14]2005年12月26日取締役会で、野村プリンシパル・ファイナンスからミレニアムリテイリング株5,000万株(1,311億円、所有割合65.45%)の取得を決議。2006年1月31日引渡し。株式交換による完全子会社化と事業提携・経営統合の基本合意も決議
    • [15]2005年12月26日取締役会で、野村プリンシパル・ファイナンスからミレニアムリテイリング株5,000万株(1,311億円、所有割合65.45%)の取得を決議。2006年1月31日引渡し。株式交換による完全子会社化と事業提携・経営統合の基本合意も決議
    • [17]2005年12月26日取締役会で、野村プリンシパル・ファイナンスからミレニアムリテイリング株5,000万株(1,311億円、所有割合65.45%)の取得を決議。2006年1月31日引渡し。株式交換による完全子会社化と事業提携・経営統合の基本合意も決議
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
    • [16]年次報告2006は、2006年1月に約65%、6月に100%を取得したミレニアムリテイリングを、2006年2月末で30店の百貨店(そごう・西武)、営業収益約9,600億円と記載。客は購入目的に応じて業態を選ぶと説明
    • [19]年次報告2006は、2006年1月に約65%、6月に100%を取得したミレニアムリテイリングを、2006年2月末で30店の百貨店(そごう・西武)、営業収益約9,600億円と記載。客は購入目的に応じて業態を選ぶと説明
    • [24]年次報告2006は、ヨークベニマルを2006年9月に完全子会社にする予定で、同年9月1日に新株30,580千株を発行する計画と記載
    • [30]年次報告2006は、グループMDとして商品開発・商品と原材料の調達・物流・生産設備を事業会社間で共有し、より高品質の商品をより低価格で提供する枠組みを作ったと記載
  • セブン&アイHD「事業提携ならびに今後の経営統合について」(2005年12月)
    • [18]統合説明資料は提携領域として、マーケティング・カードビジネス・物流・情報システム・人材育成・販促企画動員力・シェアードサービスなどを列挙
  • セブン&アイHD「株式交換契約締結に関するお知らせ」(2006年4月11日)
    • [20]2006年4月11日、セブン&アイHDとヨークベニマルが株式交換契約を締結。目的はスーパーマーケット部門の中核としての経営の一元化・迅速化と、グループの総合力の活用。ヨークベニマルは1973年からイトーヨーカ堂と業務提携、200店舗達成に向けたドミナント戦略
    • [21]2006年4月11日、セブン&アイHDとヨークベニマルが株式交換契約を締結。目的はスーパーマーケット部門の中核としての経営の一元化・迅速化と、グループの総合力の活用。ヨークベニマルは1973年からイトーヨーカ堂と業務提携、200店舗達成に向けたドミナント戦略
    • [22]2006年4月11日、セブン&アイHDとヨークベニマルが株式交換契約を締結。目的はスーパーマーケット部門の中核としての経営の一元化・迅速化と、グループの総合力の活用。ヨークベニマルは1973年からイトーヨーカ堂と業務提携、200店舗達成に向けたドミナント戦略
  • セブン&アイHD「株式交換契約締結に関するお知らせ」(2006年4月12日)
    • [23]2006年4月12日、セブン&アイHDとミレニアムリテイリングが株式交換契約を締結。目的は「新・総合生活産業」の実現。株式交換の日は2006年6月1日予定、セブン&アイHDは簡易株式交換で株主総会を省略
  • セブン&アイHD「セブン&アイHLDGS. 横断的商品開発組織を立ち上げ」(2006年12月)
    • [25]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [26]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [27]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [28]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に
    • [29]2006年12月19日発表。グループ横断のプロジェクトチーム・専門組織を初めて設置し、07年春からSEJ・イトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの5社で販売。初年度300アイテム・売上約500億円、2010年度に1,000〜1,200アイテム、食品売上1.8兆円に占める比率を3年後15〜20%に

2007年〜セブンプレミアムと電子マネーnanaco、金融危機で沈んだ総合スーパー

2007年5月23日、セブン&アイHDはグループ共通の自主企画商品「セブンプレミアム」を、飲料や菓子など49品目で発売した。最初の売り場はイトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの4社の計388店だった。1年目を終えた2008年5月時点の売上高は約800億円、品目は約380である。前年12月の計画では初年度300品目・約500億円としており、品目と売上高の両方で計画を上回った。年次報告2008は、品質と価格の両面で差別化の中核になる商品として、セブンプレミアムの開発を続けると記した。業態の違う店の販売量を合わせたことで、メーカー品と異なる値付けの余地が生まれたとうかがえる。

  • セブン&アイHD「グループの総力を結集して作り上げた」(2007年5月)
    • [31]2007年5月17日発表。オリジナルブランド「セブンプレミアム」を5月23日からイトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの4社計388店で49アイテム発売。7つのこだわり、原材料調達から品質管理まで一貫体制
    • [32]2007年5月17日発表。オリジナルブランド「セブンプレミアム」を5月23日からイトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの4社計388店で49アイテム発売。7つのこだわり、原材料調達から品質管理まで一貫体制
  • セブン&アイHD 年次報告 2008(Annual Report 2008)社長インタビュー
    • [33]年次報告2008は、2008年5月でセブンプレミアム販売の1年目を終え、約380SKU・売上高約800億円と記載。品質と価格の両面で差別化商品として積極的に開発を続ける方針
    • [35]年次報告2008は、2008年5月でセブンプレミアム販売の1年目を終え、約380SKU・売上高約800億円と記載。品質と価格の両面で差別化商品として積極的に開発を続ける方針
  • セブン&アイHD「セブン&アイHLDGS. 横断的商品開発組織を立ち上げ」(2006年12月)
    • [34]2006年12月の発表では初年度300アイテム・売上約500億円を計画

2007年4月23日、セブン&アイHDは独自の電子マネー「nanaco」を東京都内のセブン-イレブン約1,500店で始めた。前払い方式の独自電子マネーとして流通系で初めてのもので、約3年前から準備を進めていた。既存の電子マネーを使わずに自前で発行した理由の1つ目を、年次報告2007は『To build an efficient cost structure using Group infrastructure』(訳:グループのインフラを使って効率的なコスト構造を築くため)と記した。発行と管理をグループのアイワイ・カード・サービスが担うため、決済手数料を抑え、グループ外への資金の流出を小さくできるという説明である。一方で導入の先行費用は、2008年2月期の営業減益の要因の1つになった。

  • セブン&アイHD「東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗からサービス開始」(2007年3月)
    • [36]2007年3月27日発表。4月23日から流通系初の前払い式独自電子マネーnanacoを都内セブン-イレブン約1,500店で開始、5月28日に全店約11,700店へ。約3年前から準備
    • [37]2007年3月27日発表。4月23日から流通系初の前払い式独自電子マネーnanacoを都内セブン-イレブン約1,500店で開始、5月28日に全店約11,700店へ。約3年前から準備
  • セブン&アイHD 年次報告 2007(Annual Report 2007)電子マネー戦略の節
    • [38]年次報告2007は独自電子マネーを選んだ理由として、グループのインフラ活用による効率的なコスト構造(アイワイ・カード・サービスが発行・管理し決済手数料と外部への資金流出を抑える)と、独自サービスによる増収増益の2点を挙げる
    • [39]年次報告2007は独自電子マネーを選んだ理由として、グループのインフラ活用による効率的なコスト構造(アイワイ・カード・サービスが発行・管理し決済手数料と外部への資金流出を抑える)と、独自サービスによる増収増益の2点を挙げる
  • セブン&アイHD 年次報告 2008(Annual Report 2008)「To our Shareholders and Investors」
    • [40]年次報告2008の株主宛書簡は、2008年2月期の営業・純利益の減少要因にnanaco導入の先行投資費用を挙げる

2009年2月期、国内のスーパーストアと百貨店は衣料と高額品の需要が減少し、減益になった。セグメント利益は、スーパーストア事業が前期の34,059百万円から24,742百万円へ減少。百貨店事業も25,764百万円から18,337百万円へ減少した。コンビニエンスストア事業は201,832百万円から213,567百万円へ増え、連結の営業利益281,865百万円の大半を占めた。鈴木敏文会長と村田紀敏社長は株主宛ての書簡で、既存事業の収益性を上げる方針を示した。村田紀敏社長は年報のインタビューで、コンビニ・食品スーパー・金融を成長させる一方、『implement structural reforms in domestic superstores, department stores, and food services』(訳:国内のスーパーストア・百貨店・外食で構造改革を進める)と述べた。発足から4年で業態を広げた結果、利益の源泉はかえってコンビニへ寄ったと考えられる。

  • Seven & i Holdings Annual Report 2009「Breaking New Ground in Retail」
    • [41]年次報告2009の社長インタビューは、世界経済の悪化で国内スーパーストアと百貨店の衣料・高額品の需要が低迷したと説明。コンビニ・食品スーパー・金融は成長戦略、国内スーパーストア・百貨店・外食は構造改革とし、2010年2月期に国内で過去最高の1,000店出店を計画
    • [46]年次報告2009の社長インタビューは、世界経済の悪化で国内スーパーストアと百貨店の衣料・高額品の需要が低迷したと説明。コンビニ・食品スーパー・金融は成長戦略、国内スーパーストア・百貨店・外食は構造改革とし、2010年2月期に国内で過去最高の1,000店出店を計画
  • セブン&アイHD 有価証券報告書 第4期(2009年2月期)事業の種類別セグメント情報
    • [42]有報セグメント情報:2008年2月期→2009年2月期の営業利益はコンビニ201,832→213,567百万円、スーパーストア34,059→24,742百万円、百貨店25,764→18,337百万円。連結営業利益281,865百万円
    • [43]有報セグメント情報:2008年2月期→2009年2月期の営業利益はコンビニ201,832→213,567百万円、スーパーストア34,059→24,742百万円、百貨店25,764→18,337百万円。連結営業利益281,865百万円
    • [44]有報セグメント情報:2008年2月期→2009年2月期の営業利益はコンビニ201,832→213,567百万円、スーパーストア34,059→24,742百万円、百貨店25,764→18,337百万円。連結営業利益281,865百万円
  • Seven & i Holdings Annual Report 2009「To Our Shareholders and Investors」
    • [45]年次報告2009の株主宛書簡(鈴木敏文会長・村田紀敏社長)は、2009年2月期に国内スーパーストアと百貨店が減益、コンビニと金融が好調で営業利益は0.3%増の2,819億円と記載。今後は既存事業の収益性向上とグループのシナジー拡大に注力
参考文献[31]-[46]
  • セブン&アイHD「グループの総力を結集して作り上げた」(2007年5月)
    • [31]2007年5月17日発表。オリジナルブランド「セブンプレミアム」を5月23日からイトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの4社計388店で49アイテム発売。7つのこだわり、原材料調達から品質管理まで一貫体制
    • [32]2007年5月17日発表。オリジナルブランド「セブンプレミアム」を5月23日からイトーヨーカドー・ヨークベニマル・ヨークマート・シェルガーデンの4社計388店で49アイテム発売。7つのこだわり、原材料調達から品質管理まで一貫体制
  • セブン&アイHD 年次報告 2008(Annual Report 2008)社長インタビュー
    • [33]年次報告2008は、2008年5月でセブンプレミアム販売の1年目を終え、約380SKU・売上高約800億円と記載。品質と価格の両面で差別化商品として積極的に開発を続ける方針
    • [35]年次報告2008は、2008年5月でセブンプレミアム販売の1年目を終え、約380SKU・売上高約800億円と記載。品質と価格の両面で差別化商品として積極的に開発を続ける方針
  • セブン&アイHD「セブン&アイHLDGS. 横断的商品開発組織を立ち上げ」(2006年12月)
    • [34]2006年12月の発表では初年度300アイテム・売上約500億円を計画
  • セブン&アイHD「東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗からサービス開始」(2007年3月)
    • [36]2007年3月27日発表。4月23日から流通系初の前払い式独自電子マネーnanacoを都内セブン-イレブン約1,500店で開始、5月28日に全店約11,700店へ。約3年前から準備
    • [37]2007年3月27日発表。4月23日から流通系初の前払い式独自電子マネーnanacoを都内セブン-イレブン約1,500店で開始、5月28日に全店約11,700店へ。約3年前から準備
  • セブン&アイHD 年次報告 2007(Annual Report 2007)電子マネー戦略の節
    • [38]年次報告2007は独自電子マネーを選んだ理由として、グループのインフラ活用による効率的なコスト構造(アイワイ・カード・サービスが発行・管理し決済手数料と外部への資金流出を抑える)と、独自サービスによる増収増益の2点を挙げる
    • [39]年次報告2007は独自電子マネーを選んだ理由として、グループのインフラ活用による効率的なコスト構造(アイワイ・カード・サービスが発行・管理し決済手数料と外部への資金流出を抑える)と、独自サービスによる増収増益の2点を挙げる
  • セブン&アイHD 年次報告 2008(Annual Report 2008)「To our Shareholders and Investors」
    • [40]年次報告2008の株主宛書簡は、2008年2月期の営業・純利益の減少要因にnanaco導入の先行投資費用を挙げる
  • Seven & i Holdings Annual Report 2009「Breaking New Ground in Retail」
    • [41]年次報告2009の社長インタビューは、世界経済の悪化で国内スーパーストアと百貨店の衣料・高額品の需要が低迷したと説明。コンビニ・食品スーパー・金融は成長戦略、国内スーパーストア・百貨店・外食は構造改革とし、2010年2月期に国内で過去最高の1,000店出店を計画
    • [46]年次報告2009の社長インタビューは、世界経済の悪化で国内スーパーストアと百貨店の衣料・高額品の需要が低迷したと説明。コンビニ・食品スーパー・金融は成長戦略、国内スーパーストア・百貨店・外食は構造改革とし、2010年2月期に国内で過去最高の1,000店出店を計画
  • セブン&アイHD 有価証券報告書 第4期(2009年2月期)事業の種類別セグメント情報
    • [42]有報セグメント情報:2008年2月期→2009年2月期の営業利益はコンビニ201,832→213,567百万円、スーパーストア34,059→24,742百万円、百貨店25,764→18,337百万円。連結営業利益281,865百万円
    • [43]有報セグメント情報:2008年2月期→2009年2月期の営業利益はコンビニ201,832→213,567百万円、スーパーストア34,059→24,742百万円、百貨店25,764→18,337百万円。連結営業利益281,865百万円
    • [44]有報セグメント情報:2008年2月期→2009年2月期の営業利益はコンビニ201,832→213,567百万円、スーパーストア34,059→24,742百万円、百貨店25,764→18,337百万円。連結営業利益281,865百万円
  • Seven & i Holdings Annual Report 2009「To Our Shareholders and Investors」
    • [45]年次報告2009の株主宛書簡(鈴木敏文会長・村田紀敏社長)は、2009年2月期に国内スーパーストアと百貨店が減益、コンビニと金融が好調で営業利益は0.3%増の2,819億円と記載。今後は既存事業の収益性向上とグループのシナジー拡大に注力

2005年〜2009年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益経常利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 億円 利益率 億円
2005年02月期 単体 n/a n/a n/a n/a n/a n/a n/a
2006年02月期 連結 38,958 n/a 2,449 2,481 6.4% 879 n/a
2007年02月期 連結 48,396 +24.2% 2,868 2,820 5.8% 1,334 n/a
2008年02月期 連結 52,238 +7.9% 2,811 2,783 5.3% 1,307 n/a
2009年02月期 連結 56,499 +8.2% 2,819 2,793 4.9% 923 n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

17件
出典・参考
  • セブン&アイHD 有価証券報告書 第4期(2009年2月期)事業の種類別セグメント情報
  • セブン&アイHD「株式移転による持株会社設立に関するお知らせ」(2005年4月)
  • セブン&アイHD「米国子会社セブン-イレブン・インクの完全子会社化に向けた取り組みに関するお知らせ」(2005年9月)
  • セブン-イレブン・ジャパン「公開買付価格の引上げ及びセブン-イレブン・インク特別委員会による推奨について」(2005年10月)
  • セブン&アイHD「株式取得および『事業提携ならびに今後の経営統合』に関するお知らせ」(2005年12月)
  • セブン&アイHD「事業提携ならびに今後の経営統合について」(2005年12月)
  • セブン&アイHD 年次報告 2006(Annual Report 2006)トップメッセージ
  • セブン&アイHD「株式交換契約締結に関するお知らせ」(2006年4月11日)
  • セブン&アイHD「株式交換契約締結に関するお知らせ」(2006年4月12日)
  • セブン&アイHD「セブン&アイHLDGS. 横断的商品開発組織を立ち上げ」(2006年12月)
  • セブン&アイHD「グループの総力を結集して作り上げた」(2007年5月)
  • セブン&アイHD「東京都内のセブン-イレブン約1,500店舗からサービス開始」(2007年3月)
  • セブン&アイHD 年次報告 2007(Annual Report 2007)電子マネー戦略の節
  • セブン&アイHD 年次報告 2008(Annual Report 2008)社長インタビュー
  • セブン&アイHD 年次報告 2008(Annual Report 2008)「To our Shareholders and Investors」
  • Seven & i Holdings Annual Report 2009「Breaking New Ground in Retail」
  • Seven & i Holdings Annual Report 2009「To Our Shareholders and Investors」

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