第1章 年〜年

LINEヤフー:ソフトバンク・米Yahoo!合弁のヤフー設立とYahoo!オークション

1996年〜米Yahoo!との合弁で開いた日本語のディレクトリ検索と、100万ページビューまでの提携

ソフトバンクと米国のYahoo Corporationは1996年1月、共同でヤフー株式会社を設立した。米Yahoo!はスタンフォード大学の大学院生だったジェリー・ヤン氏とデビッド・ファイロ氏が始めた検索サービスで、1995年4月に法人化。ソフトバンクは同年11月に米Yahoo!へ出資し、日本法人の設立で合意した。1996年3月には115億円を投じ、米Yahoo!の筆頭株主となった。ソフトバンク社長の孫正義氏は、デジタル情報産業のインフラで首位を狙える事業以外には手を出さないという原則を掲げていた。米国首位の検索サービスへの出資を日本語版の合弁につなげれば、国内のネットの入口を当初から握れるとみたのだろう。

  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [1]1996年1月、Yahoo CorporationとソフトバンクがYahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社を共同設立
  • 日経ビジネス 1999年11月29日号
    • [2]米ヤフーは1995年4月設立、ヤン氏とファイロ氏はスタンフォード大学院生。同年11月にソフトバンクが出資しヤフー・ジャパン設立で合意
    • [3]米ヤフーは1995年4月設立、ヤン氏とファイロ氏はスタンフォード大学院生。同年11月にソフトバンクが出資しヤフー・ジャパン設立で合意
  • Decide 1996年8月号
    • [4]ソフトバンクは1996年3月に115億円でヤフーに出資し筆頭株主に。孫社長の「三戒」(デジタル情報産業・首位・インフラ)と六事業の第六ネットワークインフラにヤフー
    • [5]ソフトバンクは1996年3月に115億円でヤフーに出資し筆頭株主に。孫社長の「三戒」(デジタル情報産業・首位・インフラ)と六事業の第六ネットワークインフラにヤフー

Yahoo! JAPANは1996年4月1日、日本語のディレクトリ型検索サービスとして提供を始めた。ロボットと呼ぶプログラムでサイトを自動収集するサーチエンジンと異なり、Yahoo!は人が選んだサイトを階層のカテゴリーに振り分けた。サーファーと呼ぶ担当者が利用者からの登録依頼と独自に探したサイトを審査し、カテゴリーの決定と紹介文の作成を受け持った。1998年時点で登録依頼は1日平均600〜700件、実際の登録は約300件。ヤフーは1996年12月の発表で、サーファーによるカテゴリー分類を的確な検索結果を出せる要因に挙げた。手間のかかる人手の分類は、類義語をまとめて引ける検索の質で利用者の信頼を得る手段になったと推察される。

  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [6]1996年4月1日に日本語によるサービス「Yahoo! JAPAN」を開始
  • Lisn 95(1998年6月)「インターネット上における情報の組織化――ヤフー株式会社」
    • [7]ロボットによる収集をせず、サーファーが登録依頼と独自収集のサイトを審査しカテゴリー決定・抄録作成。依頼は1日平均600〜700件、登録は約300件。公序良俗違反などは登録しない規則
    • [8]ロボットによる収集をせず、サーファーが登録依頼と独自収集のサイトを審査しカテゴリー決定・抄録作成。依頼は1日平均600〜700件、登録は約300件。公序良俗違反などは登録しない規則
    • [9]ロボットによる収集をせず、サーファーが登録依頼と独自収集のサイトを審査しカテゴリー決定・抄録作成。依頼は1日平均600〜700件、登録は約300件。公序良俗違反などは登録しない規則
  • ヤフー お知らせ 1996年12月3日「富士通とヤフーがインターネットコンテンツ分野で提携」
    • [10]サーファーによる登録サイトのカテゴリ分類が的確な検索結果を抽出できる要因とヤフーが説明

ソフトバンクで社長室・秘書室長を務めた井上雅博氏は、1996年1月の設立時に取締役となり、同年7月に代表取締役社長に就任した。Yahoo! JAPANは同年9月10日に1日あたり100万ページビューを記録し、広告主は9月度の契約で55社となった。ページビューを広告料金の基準に据え、7月からはバナー広告の月間ページビュー保証を始めていた。10月にはニフティと提携し、会員200万人が使う通信ソフトからYahoo!の検索を呼び出せるようにした。ヤフー側の提携の狙いはアクセスの増加である。12月には富士通のテレビ番組情報を新メニューとして載せ、その広告枠を両社で共同販売すると決めた。自前の記事を持たない検索窓は、他社の会員と情報を取り込むことで閲覧を積み増したとみられる。

  • Swing journal 54(12)(2000年11月)「JAZZ VIP ROOM」第11回:井上雅博(ヤフー社長)
    • [11]井上雅博氏は1994年ソフトバンク社長室・秘書室長、1996年1月ヤフー設立で取締役、同年7月代表取締役社長
  • ヤフー お知らせ 1996年9月12日「ヤフージャパン100万ページビュー達成」
    • [12]1996年9月10日に1日100万PVを記録。広告クライアント55社(9月度契約済)。PVを広告掲載料の基準とし7月から月間PV保証
    • [13]1996年9月10日に1日100万PVを記録。広告クライアント55社(9月度契約済)。PVを広告掲載料の基準とし7月から月間PV保証
  • ヤフー お知らせ 1996年10月8日「ニフティとYahoo! JAPAN, Yahoo! Inc.が提携」
    • [14]1996年10月、ニフティサーブ(会員200万人)の専用通信ソフトからYahoo!の検索を利用可能に。ヤフー側の主旨はアクセス増
    • [15]1996年10月、ニフティサーブ(会員200万人)の専用通信ソフトからYahoo!の検索を利用可能に。ヤフー側の主旨はアクセス増
  • ヤフー お知らせ 1996年12月3日「富士通とヤフーがインターネットコンテンツ分野で提携」
    • [16]1996年12月3日から富士通のInterTVを「Yahoo! InterTV」として提供し広告スペースを共同販売。11月に1日170万PV
参考文献[1]-[16]
    • [1]1996年1月、Yahoo CorporationとソフトバンクがYahoo! JAPANを運営するヤフー株式会社を共同設立
    • [6]1996年4月1日に日本語によるサービス「Yahoo! JAPAN」を開始
  • 日経ビジネス 1999年11月29日号
    • [2]米ヤフーは1995年4月設立、ヤン氏とファイロ氏はスタンフォード大学院生。同年11月にソフトバンクが出資しヤフー・ジャパン設立で合意
    • [3]米ヤフーは1995年4月設立、ヤン氏とファイロ氏はスタンフォード大学院生。同年11月にソフトバンクが出資しヤフー・ジャパン設立で合意
  • Decide 1996年8月号
    • [4]ソフトバンクは1996年3月に115億円でヤフーに出資し筆頭株主に。孫社長の「三戒」(デジタル情報産業・首位・インフラ)と六事業の第六ネットワークインフラにヤフー
    • [5]ソフトバンクは1996年3月に115億円でヤフーに出資し筆頭株主に。孫社長の「三戒」(デジタル情報産業・首位・インフラ)と六事業の第六ネットワークインフラにヤフー
  • Lisn 95(1998年6月)「インターネット上における情報の組織化――ヤフー株式会社」
    • [7]ロボットによる収集をせず、サーファーが登録依頼と独自収集のサイトを審査しカテゴリー決定・抄録作成。依頼は1日平均600〜700件、登録は約300件。公序良俗違反などは登録しない規則
    • [8]ロボットによる収集をせず、サーファーが登録依頼と独自収集のサイトを審査しカテゴリー決定・抄録作成。依頼は1日平均600〜700件、登録は約300件。公序良俗違反などは登録しない規則
    • [9]ロボットによる収集をせず、サーファーが登録依頼と独自収集のサイトを審査しカテゴリー決定・抄録作成。依頼は1日平均600〜700件、登録は約300件。公序良俗違反などは登録しない規則
  • ヤフー お知らせ 1996年12月3日「富士通とヤフーがインターネットコンテンツ分野で提携」
    • [10]サーファーによる登録サイトのカテゴリ分類が的確な検索結果を抽出できる要因とヤフーが説明
    • [16]1996年12月3日から富士通のInterTVを「Yahoo! InterTV」として提供し広告スペースを共同販売。11月に1日170万PV
  • Swing journal 54(12)(2000年11月)「JAZZ VIP ROOM」第11回:井上雅博(ヤフー社長)
    • [11]井上雅博氏は1994年ソフトバンク社長室・秘書室長、1996年1月ヤフー設立で取締役、同年7月代表取締役社長
  • ヤフー お知らせ 1996年9月12日「ヤフージャパン100万ページビュー達成」
    • [12]1996年9月10日に1日100万PVを記録。広告クライアント55社(9月度契約済)。PVを広告掲載料の基準とし7月から月間PV保証
    • [13]1996年9月10日に1日100万PVを記録。広告クライアント55社(9月度契約済)。PVを広告掲載料の基準とし7月から月間PV保証
  • ヤフー お知らせ 1996年10月8日「ニフティとYahoo! JAPAN, Yahoo! Inc.が提携」
    • [14]1996年10月、ニフティサーブ(会員200万人)の専用通信ソフトからYahoo!の検索を利用可能に。ヤフー側の主旨はアクセス増
    • [15]1996年10月、ニフティサーブ(会員200万人)の専用通信ソフトからYahoo!の検索を利用可能に。ヤフー側の主旨はアクセス増

1997年〜設立1年10カ月での店頭登録と、店頭市場を牽引したヤフー株

ヤフーは1997年11月、店頭登録銘柄として株式を公開した。設立から1年10カ月での公開で、最初の決算期の1997年3月期は売上高4.13億円、当期純利益0.23億円を計上していた。同じ1997年1月には米Yahoo!が、赤字の予想に反して1996年第4四半期に9万6000ドルの黒字を出した。米Yahoo!の株価はその後の2週間ほどで17〜18ドルからほぼ2倍の35ドル前後に上がった。ヤフーは1998年10月の中間決算短信で、ネット広告の支出は閲覧上位のサイトに集中するため首位の維持がきわめて重要だとした。公開で得た資金と信用は、首位の閲覧数を保つための投資の元手に充当されたと考えられる。

  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [17]1997年11月に店頭登録銘柄として株式を公開
  • 証券業報 (11)(560)(ヤフー 1997年3月期 決算)
    • [18]1997年3月期 売上高4.13億円、当期純利益0.23億円(単体)
  • 日経ビジネス 1997年2月3日号
    • [19]米ヤフーは1996年第4四半期に9万6000ドルの黒字(赤字予想に反して)。株価は17〜18ドルから1月中旬以降35ドル前後へ
    • [20]米ヤフーは1996年第4四半期に9万6000ドルの黒字(赤字予想に反して)。株価は17〜18ドルから1月中旬以降35ドル前後へ
  • ヤフー 平成11年3月期 中間決算短信 1998年10月16日
    • [21]米国ではネット広告支出がアクセス上位サイトに集中する傾向があり、No.1であり続けることがきわめて重要と認識

ヤフーの広告はページビューに応じた料金で、掲載するカテゴリーや検索キーワードを広告主が指定して対象を絞れる仕組みである。ソフトバンクは1996年7月、電通と共同でネット広告会社サイバー・コミュニケーションズを設立した。資本金1億円のうち電通が51%、ソフトバンクが49%を出し、ネット上の広告スペースの購入と販売を事業に掲げた。孫正義氏は同社を、日米でネット広告代理店の首位を狙う布石の一つに位置づけていた。ヤフーの1998年9月中間期の広告事業売上高は522,739千円で、前年同期比39.5%増えた。ヤフーは増加の要因に、利用者と海外広告主の増加、閲覧増による広告枠の拡大、新商品の開発を挙げた。広告主が効果を測れる料金体系と電通系の販路が同じ時期に整ったことが、広告収入の伸びを支えたと思われる。

  • 月刊アドバタイジング 1996年8月号【対談】サイバー・コミュニケーションズ設立(孫正義)
    • [22]Yahoo!の広告はPVに応じた料金で、カテゴリー・検索キーワードを指定してターゲットを絞れる。サイバー・コミュニケーションズは1996年7月1日設立、資本金1億円(電通51%・ソフトバンク49%)、広告スペースの購入・販売
    • [23]Yahoo!の広告はPVに応じた料金で、カテゴリー・検索キーワードを指定してターゲットを絞れる。サイバー・コミュニケーションズは1996年7月1日設立、資本金1億円(電通51%・ソフトバンク49%)、広告スペースの購入・販売
    • [24]Yahoo!の広告はPVに応じた料金で、カテゴリー・検索キーワードを指定してターゲットを絞れる。サイバー・コミュニケーションズは1996年7月1日設立、資本金1億円(電通51%・ソフトバンク49%)、広告スペースの購入・販売
  • Decide 1996年8月号
    • [25]ソフトバンクはネット広告代理店トップを目指し日米で施策を進め、電通と組んだサイバー・コミュニケーションズもその一つ
  • ヤフー 平成11年3月期 中間決算短信 1998年10月16日
    • [26]1998年9月中間期の広告事業売上高522,739千円(前年同期比39.5%増)。要因はユーザー増・海外クライアント増・PV増による掲載スペース増・新商品。全社売上高735,385千円、経常利益82,485千円
    • [27]1998年9月中間期の広告事業売上高522,739千円(前年同期比39.5%増)。要因はユーザー増・海外クライアント増・PV増による掲載スペース増・新商品。全社売上高735,385千円、経常利益82,485千円

日経店頭平均株価は1998年に610まで下げ、1999年4月9日にはほぼ倍の1241を付けた。ヤフー株は1998年10月の400万円台から、一時6000万円まで上がった。米ナスダックでネット関連株に人気が出たことを受け、1999年に入ると日本の店頭市場でもネット関連へ買いが向かった。新規公開株への買いは、出遅れていた中小型の店頭株にまで波及した。売り気配と買い気配の開きに投資家の苦情が出ていたマーケットメイク制度について、ヤフーは1999年4月中旬に中止を選んだ。ヤフーは店頭公開から2年間で1対2の株式分割を4回実施し、目的を買いやすい株価水準と流動性の向上と説明した。株価の上昇を分割で個人の手の届く単位に戻したことが、個人資金を店頭市場へ呼び込む循環を強めたと読める。

  • 政治と経済 25(5)(1999年6月)「株式レポート:ヤフー人気で大フィーバー」
    • [28]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [29]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [30]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [31]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [32]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [33]店頭公開以来2年間で1対2の株式分割を4回。目的は買いやすい株価水準と流動性の向上(Q&A)
参考文献[17]-[33]
    • [17]1997年11月に店頭登録銘柄として株式を公開
    • [33]店頭公開以来2年間で1対2の株式分割を4回。目的は買いやすい株価水準と流動性の向上(Q&A)
  • 証券業報 (11)(560)(ヤフー 1997年3月期 決算)
    • [18]1997年3月期 売上高4.13億円、当期純利益0.23億円(単体)
  • 日経ビジネス 1997年2月3日号
    • [19]米ヤフーは1996年第4四半期に9万6000ドルの黒字(赤字予想に反して)。株価は17〜18ドルから1月中旬以降35ドル前後へ
    • [20]米ヤフーは1996年第4四半期に9万6000ドルの黒字(赤字予想に反して)。株価は17〜18ドルから1月中旬以降35ドル前後へ
  • ヤフー 平成11年3月期 中間決算短信 1998年10月16日
    • [21]米国ではネット広告支出がアクセス上位サイトに集中する傾向があり、No.1であり続けることがきわめて重要と認識
    • [26]1998年9月中間期の広告事業売上高522,739千円(前年同期比39.5%増)。要因はユーザー増・海外クライアント増・PV増による掲載スペース増・新商品。全社売上高735,385千円、経常利益82,485千円
    • [27]1998年9月中間期の広告事業売上高522,739千円(前年同期比39.5%増)。要因はユーザー増・海外クライアント増・PV増による掲載スペース増・新商品。全社売上高735,385千円、経常利益82,485千円
  • 月刊アドバタイジング 1996年8月号【対談】サイバー・コミュニケーションズ設立(孫正義)
    • [22]Yahoo!の広告はPVに応じた料金で、カテゴリー・検索キーワードを指定してターゲットを絞れる。サイバー・コミュニケーションズは1996年7月1日設立、資本金1億円(電通51%・ソフトバンク49%)、広告スペースの購入・販売
    • [23]Yahoo!の広告はPVに応じた料金で、カテゴリー・検索キーワードを指定してターゲットを絞れる。サイバー・コミュニケーションズは1996年7月1日設立、資本金1億円(電通51%・ソフトバンク49%)、広告スペースの購入・販売
    • [24]Yahoo!の広告はPVに応じた料金で、カテゴリー・検索キーワードを指定してターゲットを絞れる。サイバー・コミュニケーションズは1996年7月1日設立、資本金1億円(電通51%・ソフトバンク49%)、広告スペースの購入・販売
  • Decide 1996年8月号
    • [25]ソフトバンクはネット広告代理店トップを目指し日米で施策を進め、電通と組んだサイバー・コミュニケーションズもその一つ
  • 政治と経済 25(5)(1999年6月)「株式レポート:ヤフー人気で大フィーバー」
    • [28]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [29]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [30]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [31]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止
    • [32]日経店頭平均は1998年の610を底に1999年4月9日に1241。ヤフー株は1998年10月の400万円台から一時6000万円。米ナスダックのネット株人気が波及し新規公開株が起爆剤。1999年4月中旬にヤフーがマーケットメイクを中止

1999年〜出品数で他社の30倍を超えたYahoo!オークションと、ケータイを担ったピー・アイ・エムの合併

ヤフーは1999年9月、Yahoo!ショッピングとYahoo!オークションを始めた。オークションは出品にも落札にも手数料を取らず、開始から約2カ月で常時約10万点が出品される規模になった。新規の出品は1日約1万点、落札は約8000点で、1日の落札金額は4000万円に達した。運営担当の岡田健太郎氏の説明では、ポータル機能の一つとして広告収入だけで運営できるという。同年12月末には米最大手のイーベイが、登録料と落札額の1〜5%の手数料を取る方式で日本に参入する予定だった。社長の井上雅博氏は株主に向けて『どう儲けるかを考えるより前に、いかに魅力的なサービスを提供できるかを考えたい』と記した。有料のイーベイが来る前に、無料で売り手と買い手を囲い込むことが狙いだったとうかがえる。

  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [34]1999年9月にYahoo!ショッピングとYahoo!オークションを開始
    • [39]井上雅博社長の株主への経営理念:儲け方より先に魅力的なサービスの提供を考える
  • 日経ビジネス 1999年12月13日号
    • [35]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
    • [36]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
    • [37]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
    • [38]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%

Yahoo!オークションの出品数は2000年12月11日時点で200万点を超え、1年前の約20倍になった。2番手の楽天のフリーマーケットオークションは約7万点、DeNAのビッダーズは約3万点で、差は30〜70倍。出品にも落札にも手数料がかからず、本人確認や出品基準が他社より緩いことが利用者を呼び込んだ。ヤフーは営業収入の9割以上を広告で得ており、サービスはすべて無料で提供していた。一方で11月27日には、違法なポルノビデオの広告掲載をめぐって京都府警がヤフー本社を家宅捜索した。代金を払っても商品が届かない被害も目立ち、担当の殿村英嗣氏はアクセスの増加への対応で手一杯だったと認めた。無料で敷居を下げた設計が、出品数の差と取引上の事故を同時に生んだといえる。

  • 日経ビジネス 2000年12月18日号
    • [40]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [41]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [42]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [44]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [45]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [43]営業収入の9割以上は広告収入で、サービスはすべて無料で提供(Q&A)

NTTドコモのiモードは利用者が800万人を超えており、ヤフーは2000年6月16日、そこへサイト検索や株価情報を届けるYahoo!モバイルを立ち上げた。パソコンに限らず他の機器からも全サービスを段階的に利用できるように広げる計画をヤフーは打ち出し、端末について社長の井上雅博氏は『その本質的な便利さは端末が何であろうと変わらないはず』と述べた。携帯電話向けサービスを手がけるベンチャー、ピー・アイ・エムの吸収合併は同年9月1日である。足元のパソコンでは、2000年9月時点で視聴率87.2%を持ち、2位以下との差は大きかった。とはいえ売上高の93%以上を広告収入に依存しており、iモードの上にはヤフーより強い検索エンジンがもう複数あった。パソコンの首位を携帯でも保つことと、広告以外の収入源を持つことが、2000年末の時点で課題として残ったのだろう。

  • 日経ビジネス 2000年7月3日号
    • [46]2000年6月16日に「ヤフー!モバイル」開始。iモードはユーザー800万人超。サイト検索・株価情報・ブックマーク。井上社長は全サービスを順次パソコン以外の端末へ。PIMを秋に吸収合併予定
    • [47]2000年6月16日に「ヤフー!モバイル」開始。iモードはユーザー800万人超。サイト検索・株価情報・ブックマーク。井上社長は全サービスを順次パソコン以外の端末へ。PIMを秋に吸収合併予定
    • [48]2000年6月16日に「ヤフー!モバイル」開始。iモードはユーザー800万人超。サイト検索・株価情報・ブックマーク。井上社長は全サービスを順次パソコン以外の端末へ。PIMを秋に吸収合併予定
  • 日経ビジネス 2000年10月16日号
    • [49]2000年9月1日にピー・アイ・エムを吸収合併。広告収入が売上高の93%以上。iモードではヤフーを超える検索エンジンが複数あり、バナー広告モデルが通用するか不明
    • [51]2000年9月1日にピー・アイ・エムを吸収合併。広告収入が売上高の93%以上。iモードではヤフーを超える検索エンジンが複数あり、バナー広告モデルが通用するか不明
  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
    • [50]2000年9月の視聴率(NAR)87.2%で1位。2000年6月Yahoo!モバイル開始、9月ピー・アイ・エム合併
参考文献[34]-[51]
    • [34]1999年9月にYahoo!ショッピングとYahoo!オークションを開始
    • [39]井上雅博社長の株主への経営理念:儲け方より先に魅力的なサービスの提供を考える
    • [43]営業収入の9割以上は広告収入で、サービスはすべて無料で提供(Q&A)
    • [50]2000年9月の視聴率(NAR)87.2%で1位。2000年6月Yahoo!モバイル開始、9月ピー・アイ・エム合併
  • 日経ビジネス 1999年12月13日号
    • [35]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
    • [36]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
    • [37]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
    • [38]ヤフーオークションは手数料無料で開始2カ月で常時約10万点、毎日約1万点出品・8000点落札、1日落札額4000万円。岡田健太郎氏はポータル機能の1つで広告収入のみで運営可能と説明。イーベイは99年12月末に日本開始予定で登録料+落札額1〜5%
  • 日経ビジネス 2000年12月18日号
    • [40]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [41]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [42]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [44]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
    • [45]2000年12月11日時点で出品数200万点超(1年前の約20倍)。楽天約7万点・ビッダーズ約3万点で30〜70倍。1日落札額5億円超。手数料無料と本人確認の緩さが理由。11月27日に京都府警が家宅捜索。殿村英嗣氏「増加するアクセスに対応するのが精いっぱい」
  • 日経ビジネス 2000年7月3日号
    • [46]2000年6月16日に「ヤフー!モバイル」開始。iモードはユーザー800万人超。サイト検索・株価情報・ブックマーク。井上社長は全サービスを順次パソコン以外の端末へ。PIMを秋に吸収合併予定
    • [47]2000年6月16日に「ヤフー!モバイル」開始。iモードはユーザー800万人超。サイト検索・株価情報・ブックマーク。井上社長は全サービスを順次パソコン以外の端末へ。PIMを秋に吸収合併予定
    • [48]2000年6月16日に「ヤフー!モバイル」開始。iモードはユーザー800万人超。サイト検索・株価情報・ブックマーク。井上社長は全サービスを順次パソコン以外の端末へ。PIMを秋に吸収合併予定
  • 日経ビジネス 2000年10月16日号
    • [49]2000年9月1日にピー・アイ・エムを吸収合併。広告収入が売上高の93%以上。iモードではヤフーを超える検索エンジンが複数あり、バナー広告モデルが通用するか不明
    • [51]2000年9月1日にピー・アイ・エムを吸収合併。広告収入が売上高の93%以上。iモードではヤフーを超える検索エンジンが複数あり、バナー広告モデルが通用するか不明

1996年〜2000年の業績

決算期 区分 売上高 純利益 主な投資
億円 YoY 億円 利益率
1996年03月期 単体 0 n/a 0 n/a n/a
1997年03月期 単体 4 n/a 0 5.6% n/a
1998年03月期 単体 12 +207.3% 0 5.0% n/a
1999年03月期 単体 19 +50.8% 1 9.6% n/a
2000年03月期 単体 56 +197.5% 11 20.2% n/a

出所:証券業報(11)、有価証券報告書

出典・参考

17件
出典・参考
  • ヤフー 平成11年3月期 中間決算短信 1998年10月16日
  • Decide 1996年8月号
  • 月刊アドバタイジング 1996年8月号【対談】サイバー・コミュニケーションズ設立(孫正義)
  • 日経ビジネス 1997年2月3日号
  • 日経ビジネス 1999年11月29日号
  • 日経ビジネス 1999年12月13日号
  • 日経ビジネス 2000年12月18日号
  • 日経ビジネス 2000年7月3日号
  • 日経ビジネス 2000年10月16日号
  • ヤフー お知らせ 1996年12月3日「富士通とヤフーがインターネットコンテンツ分野で提携」
  • ヤフー お知らせ 1996年9月12日「ヤフージャパン100万ページビュー達成」
  • ヤフー お知らせ 1996年10月8日「ニフティとYahoo! JAPAN, Yahoo! Inc.が提携」
  • 証券業報 (11)(560)(ヤフー 1997年3月期 決算)
  • Lisn 95(1998年6月)「インターネット上における情報の組織化――ヤフー株式会社」
  • 政治と経済 25(5)(1999年6月)「株式レポート:ヤフー人気で大フィーバー」
  • ヤフー 第1回株主通信(2000年4月1日〜9月30日)
  • Swing journal 54(12)(2000年11月)「JAZZ VIP ROOM」第11回:井上雅博(ヤフー社長)

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