神戸物産:外食子会社11社の譲渡と業務スーパー1,000店舗
2020年〜外食子会社11社の譲渡と、自前の業態に集約した外食
2020年6月、神戸物産はクックイノベンチャーの全株式を譲渡し、ジー・テイストを含む連結子会社11社を連結の範囲から外した。2013年に傘下へ入れたこの事業は、2019年10月期に売上高304億円と業務スーパーに次ぐ規模を持っていた。ところが利益は6億円余りで、利益率は2.1%にとどまった。同じ期の業務スーパー事業は売上高2,641億円に対して210億円の利益をあげ、利益率は8.0%だった。除外で連結の従業員は775名減り、第3四半期には販管費が減るなかで、業務スーパーが売上を支えた。店舗を足すほど連結の利益率を薄める事業を、譲渡で本体から切り離したとみられる。
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [1]2020年6月にクックイノベンチャーの全株式を譲渡し、ジー・コミュニケーション・ジー・テイストほか連結子会社11社を連結の範囲から除外した
- 神戸物産 有価証券報告書(2019年10月期)【セグメント情報】
- [2]2019年10月期のクックイノベンチャー事業の売上高は30,466百万円で、業務スーパー事業に次ぐ規模だった
- [3]2019年10月期のクックイノベンチャー事業のセグメント利益は635百万円(利益率約2.1%)
- [4]2019年10月期の業務スーパー事業は売上高264,171百万円・セグメント利益21,038百万円(利益率約8.0%)
- 神戸物産 有価証券報告書(2020年10月期)【従業員の状況】
- [5]11社の連結除外で従業員数が775名減少した
- 神戸物産 2020年10月期第3四半期 決算説明資料(2020年9月10日)
- [6]第3四半期はクックイノベンチャー事業の連結除外で販管費が減少する一方、業務スーパー事業が好調に推移した
2020年10月期から3か年の中期経営計画は、PB商品を軸に業務スーパーを広げることを第一の方針に置いた。外食については、製販一体の体制を強めて食のニーズに応えながら拡大するとした。残した外食は、神戸物産が自ら直営かFC本部として運営するビュッフェの神戸クック・ワールドビュッフェと、惣菜店の馳走菜だった。コロナ禍で外食の伸びは鈍ったものの、焼肉オーダーバイキングのプレミアムカルビは2022年7月末に15店舗へ増えた。直営の焼肉店を出すたびに人件費と家賃がかさみ、販管費を押し上げる要因にもなった。馳走菜は2023年5月、福岡県桂川町の店で100店舗に届いた。他社から買った外食を手放し、自社の商品を流し込める業態を自前で育てる方針へ切り替えたのだろう。
- 神戸物産 2020年10月期第3四半期 決算説明資料(2020年9月10日)
- [7]2020年10月期〜2022年10月期の中期経営計画は、PB商品を強化し基幹事業である業務スーパー事業の拡大を目指すことを基本方針の第一に掲げた
- [8]同計画は「食の製販一体体制」を強化し、食のニーズに対応した外食事業の拡大を目指すとした
- [9]当社が主体となり直営またはFC本部として行う外食・中食事業として、神戸クック・ワールドビュッフェと馳走菜を運営した
- [10]外食は新型コロナウイルス感染症の影響を受け成長率が鈍化した
- 神戸物産 2022年10月期第3四半期 決算説明資料(2022年9月12日)
- [11]プレミアムカルビの店舗数は2022年7月末現在で15店舗
- [12]直営で運営する焼肉店の出店に伴う人件費や家賃等の増加が販管費増加の要因となった
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [13]2023年5月に馳走菜桂川店(福岡県嘉穂郡桂川町)を開店し、馳走菜100店舗の出店を達成した
この計画が最終年度に置いた目標は売上高3,467億円・営業利益230億円で、起点の2019年10月期は2,996億円と192億円だった。2022年10月期の実績は売上高4,068億円・営業利益278億円となり、どちらも目標を上回った。外食子会社の売上が抜けたあとの超過で、伸びを担ったのは業務スーパーの出荷だった。2022年9月の説明資料は、原材料高に応じて価格を順次改定したことと、メディアやSNSでの露出が売上を押し上げたことを挙げた。その一方で、業務スーパー事業の運賃が増え、販管費を押し上げる要因になっていた。次の計画は、原料と海上運賃の高騰や為替によるコスト増が続くことを前提に組まれた。
- 神戸物産 2020年10月期第3四半期 決算説明資料(2020年9月10日)
- [14]中期経営計画の数値目標は2022年10月期に売上高346,700百万円・営業利益23,000百万円、2019年10月期実績は売上高299,616百万円・営業利益19,239百万円
- [16]クックイノベンチャー事業が連結除外となるも、業務スーパー事業が好調に推移し連結の売上を支えた
- 神戸物産 有価証券報告書(2022年10月期・連結)
- [15]2022年10月期の連結売上高は406,813百万円、営業利益は27,820百万円
- 神戸物産 2022年10月期第3四半期 決算説明資料(2022年9月12日)
- [17]業務スーパーは原材料価格高騰などのコスト増加に対して順次価格改定を実施し、メディアやSNSへの露出が売上高の増加に貢献した
- [18]業務スーパー事業における運賃の増加が販管費増加の要因となった
- 神戸物産 2021年10月期 決算説明資料(2021年12月14日)
- [19]2022年10月期の計画は原料や海上運賃の高騰、為替の影響などのコスト増加が継続するリスクを考慮した
参考文献[1]-[19]
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [1]2020年6月にクックイノベンチャーの全株式を譲渡し、ジー・コミュニケーション・ジー・テイストほか連結子会社11社を連結の範囲から除外した
- [13]2023年5月に馳走菜桂川店(福岡県嘉穂郡桂川町)を開店し、馳走菜100店舗の出店を達成した
- 神戸物産 有価証券報告書(2019年10月期)【セグメント情報】
- [2]2019年10月期のクックイノベンチャー事業の売上高は30,466百万円で、業務スーパー事業に次ぐ規模だった
- [3]2019年10月期のクックイノベンチャー事業のセグメント利益は635百万円(利益率約2.1%)
- [4]2019年10月期の業務スーパー事業は売上高264,171百万円・セグメント利益21,038百万円(利益率約8.0%)
- 神戸物産 有価証券報告書(2020年10月期)【従業員の状況】
- [5]11社の連結除外で従業員数が775名減少した
- 神戸物産 2020年10月期第3四半期 決算説明資料(2020年9月10日)
- [6]第3四半期はクックイノベンチャー事業の連結除外で販管費が減少する一方、業務スーパー事業が好調に推移した
- [7]2020年10月期〜2022年10月期の中期経営計画は、PB商品を強化し基幹事業である業務スーパー事業の拡大を目指すことを基本方針の第一に掲げた
- [8]同計画は「食の製販一体体制」を強化し、食のニーズに対応した外食事業の拡大を目指すとした
- [9]当社が主体となり直営またはFC本部として行う外食・中食事業として、神戸クック・ワールドビュッフェと馳走菜を運営した
- [10]外食は新型コロナウイルス感染症の影響を受け成長率が鈍化した
- [14]中期経営計画の数値目標は2022年10月期に売上高346,700百万円・営業利益23,000百万円、2019年10月期実績は売上高299,616百万円・営業利益19,239百万円
- [16]クックイノベンチャー事業が連結除外となるも、業務スーパー事業が好調に推移し連結の売上を支えた
- 神戸物産 2022年10月期第3四半期 決算説明資料(2022年9月12日)
- [11]プレミアムカルビの店舗数は2022年7月末現在で15店舗
- [12]直営で運営する焼肉店の出店に伴う人件費や家賃等の増加が販管費増加の要因となった
- [17]業務スーパーは原材料価格高騰などのコスト増加に対して順次価格改定を実施し、メディアやSNSへの露出が売上高の増加に貢献した
- [18]業務スーパー事業における運賃の増加が販管費増加の要因となった
- 神戸物産 有価証券報告書(2022年10月期・連結)
- [15]2022年10月期の連結売上高は406,813百万円、営業利益は27,820百万円
- 神戸物産 2021年10月期 決算説明資料(2021年12月14日)
- [19]2022年10月期の計画は原料や海上運賃の高騰、為替の影響などのコスト増加が継続するリスクを考慮した
2021年〜直営の天下茶屋駅前店と業務スーパー1,000店舗
業務スーパーは2021年2月に宮崎大塚店を開設し、47都道府県すべてに店舗を持った。同じ年の8月には、大阪市西成区に天下茶屋駅前店を直営で開設した。2021年12月時点で直営は兵庫県と大阪府の3店舗だけで、残る店舗はすべてFCで運営していた。2021年10月期は出店目標を939店舗・純増60店舗へ上方修正し、続く2022年10月期も純増60店舗を目標に置いた。その期末の2022年10月、北海道の函館田家店の開店で店舗網は1,000店舗に達した。加盟店の資本で売り場を広げる方式は崩さず、直営は数を増やす対象ではなかったと推察される。
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [20]2021年2月に業務スーパー宮崎大塚店を開店し、47都道府県への出店を達成した
- [21]2021年8月に直営店として業務スーパー天下茶屋駅前店を大阪市西成区に開店した
- [24]2022年10月に業務スーパー函館田家店を北海道函館市に開店し、業務スーパー1,000店舗の出店を達成した
- 神戸物産 2021年10月期 決算説明資料(2021年12月14日)
- [22]業務スーパーは直営3店舗を除きフランチャイズで運営し、兵庫県・大阪府で直営3店舗を運営している
- [23]2021年10月期は上方修正後の出店目標を939店舗・純増60店舗とし、2022年10月期の出店目標も60店舗の純増とした
2023年10月、横浜市泉区に直営の横浜いずみ店を開設した。大型の売り場を使って冷凍ショーケースにふたを付けた場合の売上を測り、ふた付きでも他店並みの売上を保てると分析した。自動発注システムの不具合の洗い出しや、客がスキャンから会計までを自ら済ませるフルセルフレジの試験も、この店で進めた。フルセルフレジは省人化につながる一方、止まったレジを従業員が再開させる課題があり、レジメーカーと協議を重ねた。2025年12月の中期経営計画は、加盟店に省エネ什器や自動発注の導入を促すことを重点施策に加えた。直営店は、FCへ持ち込む前に仕組みを試す場として使われたとみてよい。
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [25]2023年10月に直営店として業務スーパー横浜いずみ店を横浜市泉区に開店した
- 神戸物産 2024年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年6月27日)
- [26]大型店の横浜いずみ店で冷凍ショーケースにふたを付ける省エネ検証を行い、ふたを付けても他店と同様の売上だった
- [27]自動発注システムを直営店でも運用して不具合を検証し、横浜いずみ店でフルセルフレジの検証を行った
- [28]フルセルフレジは将来的な省人化につながる一方、止まったレジの再開に従業員の対応が要る課題があり、レジメーカーと協議しながら検証を進めた
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明資料(2025年12月12日)
- [29]中期経営計画の重点施策に、加盟店に対し省エネ什器や自動発注などの導入を促し店舗運営を効率化することを掲げた
2022年10月期から3か年の中期経営計画は、2024年10月期に売上高4,100億円・営業利益320億円を目標とした。実績は売上高5,079億円・営業利益343億円で、いずれも目標を超えた。ただ2024年12月の質疑では、急速な円安で価格転嫁が遅れ、利益を出しにくい1年だったと会社側が振り返った。同じ期の第4四半期のPB比率は34.5%で、輸入PBが23.7%と国内PBの10.8%を上回っていた。営業利益率10%については、外食の成長とPB売上の拡大で届かせる長期の目標と位置付けた。輸入品の比重が高い分だけ、為替が原価へ直に響く構造だったと思われる。
- 神戸物産 2021年10月期 決算説明資料(2021年12月14日)
- [30]2022年10月期〜2024年10月期の中期経営計画の数値目標は、2024年10月期に売上高410,000百万円・営業利益32,000百万円
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明資料(2024年12月13日)
- [31]2024年10月期の実績は売上高507,883百万円・営業利益34,350百万円
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年12月17日)
- [32]2024年10月期は急速な円安で価格転嫁が遅れ、非常に利益が出しにくい1年だった
- [33]2024年10月期第4四半期のPB比率は34.5%で、国内PBが10.8%、輸入PBが23.7%
- [34]営業利益率10%は長期的な目標で、外食事業の成長と設備投資によるPB商品の売上拡大で達成を見込む
参考文献[20]-[34]
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [20]2021年2月に業務スーパー宮崎大塚店を開店し、47都道府県への出店を達成した
- [21]2021年8月に直営店として業務スーパー天下茶屋駅前店を大阪市西成区に開店した
- [24]2022年10月に業務スーパー函館田家店を北海道函館市に開店し、業務スーパー1,000店舗の出店を達成した
- [25]2023年10月に直営店として業務スーパー横浜いずみ店を横浜市泉区に開店した
- 神戸物産 2021年10月期 決算説明資料(2021年12月14日)
- [22]業務スーパーは直営3店舗を除きフランチャイズで運営し、兵庫県・大阪府で直営3店舗を運営している
- [23]2021年10月期は上方修正後の出店目標を939店舗・純増60店舗とし、2022年10月期の出店目標も60店舗の純増とした
- [30]2022年10月期〜2024年10月期の中期経営計画の数値目標は、2024年10月期に売上高410,000百万円・営業利益32,000百万円
- 神戸物産 2024年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年6月27日)
- [26]大型店の横浜いずみ店で冷凍ショーケースにふたを付ける省エネ検証を行い、ふたを付けても他店と同様の売上だった
- [27]自動発注システムを直営店でも運用して不具合を検証し、横浜いずみ店でフルセルフレジの検証を行った
- [28]フルセルフレジは将来的な省人化につながる一方、止まったレジの再開に従業員の対応が要る課題があり、レジメーカーと協議しながら検証を進めた
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明資料(2025年12月12日)
- [29]中期経営計画の重点施策に、加盟店に対し省エネ什器や自動発注などの導入を促し店舗運営を効率化することを掲げた
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明資料(2024年12月13日)
- [31]2024年10月期の実績は売上高507,883百万円・営業利益34,350百万円
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年12月17日)
- [32]2024年10月期は急速な円安で価格転嫁が遅れ、非常に利益が出しにくい1年だった
- [33]2024年10月期第4四半期のPB比率は34.5%で、国内PBが10.8%、輸入PBが23.7%
- [34]営業利益率10%は長期的な目標で、外食事業の成長と設備投資によるPB商品の売上拡大で達成を見込む
2024年〜1,500店舗の長期ビジョンとベトナム子会社、機内食への参入
2024年10月期を初年度とする中期経営計画は、国内PBを強めるため設備投資を毎年100億円以上行い、PB比率を37%へ上げる目標を置いた。その先には、業務スーパー1,500店舗以上、PB比率40%以上、外食・中食の全業態で500店舗以上という長期ビジョンを据えた。2025年10月期の実績は売上高5,517億円・営業利益399億円で、最終年度の目標の5,620億円と410億円に近づいた。これを受けて2026年10月期の目標は、売上高5,665億円・営業利益430億円へ引き上げられた。業務スーパーの店舗数は2025年10月末で1,122店舗となり、計画の1,130店舗以上に迫った。
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明資料(2024年12月13日)
- [35]2024年10月期を初年度とする3か年の中期経営計画で、設備投資を毎年100億円以上行い、PB比率を37%まで向上させることを目標とした
- [38]当初の中期経営計画の2026年10月期目標は売上高562,000百万円・営業利益41,000百万円
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明資料(2025年12月12日)
- [36]長期ビジョンの目標は業務スーパー店舗数1,500店舗以上、PB比率40%以上、外食・中食事業の全業態で500店舗以上
- [37]2025年10月期の実績は売上高551,701百万円・営業利益39,878百万円
- [39]2026年10月期の目標を売上高566,500百万円・営業利益43,000百万円とした
- [40]業務スーパーは2025年10月末で1,122店舗、重点施策は1,130店舗以上への出店
設備投資の先は国内の製造拠点で、2024年3月にサガミベーカリーと湘南アンレーヴを、2025年4月には上原食品工業を全株取得した。2024年4月に稼働した宮城製粉の亘理本社工場は、2025年6月時点で生産能力に余りがあり、レトルトやチルド惣菜の製造に充てる方針が示された。上原食品工業は既存取引先向けの生産を続けながら、設備を順に入れて自社PBの生産へ移す計画だった。一方で建築費の高騰が響き、工場の増産投資は2024年6月の時点で予定より後ろへずれていた。物流でも横須賀の用地計画を見直し、千葉県船橋市で取得した物件に2029年稼働のセンターを置く計画へ軸足を移した。
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [41]2024年3月にサガミベーカリー及び湘南アンレーヴ、2025年4月に上原食品工業の株式を全株取得し100%子会社とした
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明資料(2024年12月13日)
- [42]2024年4月に宮城製粉の亘理本社工場が稼働を開始した
- 神戸物産 2025年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2025年6月23日)
- [43]亘理工場の生産能力がまだ余っているため、レトルト商品や人気のチルド惣菜の製造に活用する予定とした
- [44]上原食品工業は既存取引先向けの生産を続けながら、段階的に新設備を導入して当社PB商品の生産に順次切り替える予定
- 神戸物産 2024年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年6月27日)
- [45]生産能力を高める投資は建築費高騰の影響で計画が後ろ倒しになり、投資回収できるプランの策定に難航していた
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2025年12月22日)
- [46]物流センターは千葉県船橋市の物件を取得して2029年稼働開始の予定とし、横須賀の計画は見直すこととした
海外の業務スーパーは2024年12月時点で香港2店舗、マレーシア2店舗、ベトナム14店舗で、3か国のうちベトナムが最も出店が進んでいた。日本から商品を輸出する形のため、現地の日常の食材としては割高で、品揃えと価格帯をパートナー企業と探る段階にあった。2024年12月には食品と資材の輸出入を担うKB TRADINGを設けた。2025年10月、ベトナムにKOBEBUSSAN VIETNAMを全額出資で設立した。ベトナム法人の事業は社内システムの開発で、中国・エジプト・ミャンマーに続く4か国目の現地法人となった。調達や生産ではなく開発の機能を海外に置いた点で、前の3か国の拠点とは役割が異なった。
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年12月17日)
- [47]国外では香港に2店舗、マレーシアに2店舗、ベトナムに14店舗を展開し、ベトナムは3か国の中で最も好調で出店が進んでいる
- [48]日本の商品を輸出しているため現地の日常的な食材としては安くなく、各地域に適した品揃えや価格帯をパートナー企業と探っている
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [49]2024年12月にKB TRADING株式会社を100%出資で設立した
- [50]2025年10月にKOBEBUSSAN VIETNAM COMPANY LIMITEDをベトナムに100%出資で設立した
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【関係会社の状況】
- [51]KOBEBUSSAN VIETNAMの事業の内容は社内システムの開発で、現地法人は中国・エジプト・ミャンマーに続き4か国目
2026年4月、グルメ杵屋と共同出資で合弁会社MEAL HUBを設けた。この会社を通じ、LSGグループでアジア太平洋を担うLSG APACの15社を取得すると決めた。LSG APACの2025年の売上高は3億5,000万ユーロで、機内食は3,130万食に上った。会社側は、自社の半製品を機内食へ広げ、LSGの海外拠点を輸入PBの開発と業務スーパー・外食の海外展開に使う成長投資と位置付けた。2026年6月の質疑では、航空会社がメニューを見直す機会は多くなく、PB供給による収益化は翌期以降になると説明した。のれんの償却年数は監査法人と協議中で、投資の回収見込みもまだ算出していなかった。製販一体の出口を店舗と外食から機内食へ広げる試みで、その帰結はまだ出ていない。
- 神戸物産 2026年10月期第2四半期 決算説明資料(2026年6月12日)
- [52]2026年4月8日にグルメ杵屋との共同出資による合弁会社MEAL HUBを設立し、同社を通じてLSG APACの15社の株式を取得することを決議した
- [53]2026年4月8日にグルメ杵屋との共同出資による合弁会社MEAL HUBを設立し、同社を通じてLSG APACの15社の株式を取得することを決議した
- [54]買収対象のLSG APACの2025年の売上高は3億5,000万ユーロ、2025年の機内食数は3,130万食
- [55]当社の商品を機内食事業に展開しながら、LSGグループの海外拠点を活用して輸入PB開発・海外展開を加速する成長投資と位置付けた
- 神戸物産 2026年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2026年6月25日)
- [56]エアラインのメニュー見直しの機会が頻繁にないため、MEAL HUB事業でのPB供給による収益化は少なくとも来期以降とした
- [57]のれんの償却年数は監査法人と議論中で、大型投資の回収見込みは算出中だった
参考文献[35]-[57]
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明資料(2024年12月13日)
- [35]2024年10月期を初年度とする3か年の中期経営計画で、設備投資を毎年100億円以上行い、PB比率を37%まで向上させることを目標とした
- [38]当初の中期経営計画の2026年10月期目標は売上高562,000百万円・営業利益41,000百万円
- [42]2024年4月に宮城製粉の亘理本社工場が稼働を開始した
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明資料(2025年12月12日)
- [36]長期ビジョンの目標は業務スーパー店舗数1,500店舗以上、PB比率40%以上、外食・中食事業の全業態で500店舗以上
- [37]2025年10月期の実績は売上高551,701百万円・営業利益39,878百万円
- [39]2026年10月期の目標を売上高566,500百万円・営業利益43,000百万円とした
- [40]業務スーパーは2025年10月末で1,122店舗、重点施策は1,130店舗以上への出店
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- [41]2024年3月にサガミベーカリー及び湘南アンレーヴ、2025年4月に上原食品工業の株式を全株取得し100%子会社とした
- [49]2024年12月にKB TRADING株式会社を100%出資で設立した
- [50]2025年10月にKOBEBUSSAN VIETNAM COMPANY LIMITEDをベトナムに100%出資で設立した
- 神戸物産 2025年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2025年6月23日)
- [43]亘理工場の生産能力がまだ余っているため、レトルト商品や人気のチルド惣菜の製造に活用する予定とした
- [44]上原食品工業は既存取引先向けの生産を続けながら、段階的に新設備を導入して当社PB商品の生産に順次切り替える予定
- 神戸物産 2024年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年6月27日)
- [45]生産能力を高める投資は建築費高騰の影響で計画が後ろ倒しになり、投資回収できるプランの策定に難航していた
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2025年12月22日)
- [46]物流センターは千葉県船橋市の物件を取得して2029年稼働開始の予定とし、横須賀の計画は見直すこととした
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年12月17日)
- [47]国外では香港に2店舗、マレーシアに2店舗、ベトナムに14店舗を展開し、ベトナムは3か国の中で最も好調で出店が進んでいる
- [48]日本の商品を輸出しているため現地の日常的な食材としては安くなく、各地域に適した品揃えや価格帯をパートナー企業と探っている
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【関係会社の状況】
- [51]KOBEBUSSAN VIETNAMの事業の内容は社内システムの開発で、現地法人は中国・エジプト・ミャンマーに続き4か国目
- 神戸物産 2026年10月期第2四半期 決算説明資料(2026年6月12日)
- [52]2026年4月8日にグルメ杵屋との共同出資による合弁会社MEAL HUBを設立し、同社を通じてLSG APACの15社の株式を取得することを決議した
- [53]2026年4月8日にグルメ杵屋との共同出資による合弁会社MEAL HUBを設立し、同社を通じてLSG APACの15社の株式を取得することを決議した
- [54]買収対象のLSG APACの2025年の売上高は3億5,000万ユーロ、2025年の機内食数は3,130万食
- [55]当社の商品を機内食事業に展開しながら、LSGグループの海外拠点を活用して輸入PB開発・海外展開を加速する成長投資と位置付けた
- 神戸物産 2026年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2026年6月25日)
- [56]エアラインのメニュー見直しの機会が頻繁にないため、MEAL HUB事業でのPB供給による収益化は少なくとも来期以降とした
- [57]のれんの償却年数は監査法人と議論中で、大型投資の回収見込みは算出中だった
2020年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 利益率 | 億円 | 億円 | |||
| 2020年10月期 | 連結 | 3,409 | n/a | 239 | 7.0% | 236 | 150 | n/a |
| 2021年10月期 | 連結 | 3,621 | +6.2% | 273 | 7.5% | 291 | 196 | n/a |
| 2022年10月期 | 連結 | 4,068 | +12.3% | 278 | 6.8% | 321 | 208 | n/a |
| 2023年10月期 | 連結 | 4,615 | +13.4% | 307 | 6.7% | 300 | 206 | n/a |
| 2024年10月期 | 連結 | 5,079 | +10.1% | 344 | 6.8% | 316 | 214 | n/a |
| 2025年10月期 | 連結 | 5,517 | +8.6% | 399 | 7.2% | 481 | 319 | n/a |
| 2026年 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
出典・参考
16件
- 神戸物産 有価証券報告書(2019年10月期)【セグメント情報】
- 神戸物産 有価証券報告書(2020年10月期)【従業員の状況】
- 神戸物産 2020年10月期第3四半期 決算説明資料(2020年9月10日)
- 神戸物産 2021年10月期 決算説明資料(2021年12月14日)
- 神戸物産 2022年10月期第3四半期 決算説明資料(2022年9月12日)
- 神戸物産 有価証券報告書(2022年10月期・連結)
- 神戸物産 2024年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年6月27日)
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明資料(2024年12月13日)
- 神戸物産 2024年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2024年12月17日)
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【沿革】
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明資料(2025年12月12日)
- 神戸物産 2025年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2025年6月23日)
- 神戸物産 2025年10月期 決算説明会 質疑応答要旨(2025年12月22日)
- 神戸物産 有価証券報告書 第40期(2025年10月期)【関係会社の状況】
- 神戸物産 2026年10月期第2四半期 決算説明資料(2026年6月12日)
- 神戸物産 2026年10月期第2四半期 決算説明会 質疑応答要旨(2026年6月25日)