出前館 の歴史

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沿革

1999〜2025年 1999年に花蜜伸行氏が大阪市住之江区に設立した夢の街創造委員会が起源。2000年にデリバリー総合サイト出前館を開設し、2016年に配達代行を自ら引き受けて飲食店の出前を拡大した。加盟店は2021年に10万店舗を超え、LINEヤフーの会員基盤と組むフードデリバリー専業である。

沿革

1999年に花蜜伸行氏が大阪市住之江区に設立した夢の街創造委員会が起源。

2000年にデリバリー総合サイト出前館を開設し、2016年に配達代行を自ら引き受けて飲食店の出前を拡大した。加盟店は2021年に10万店舗を超え、LINEヤフーの会員基盤と組むフードデリバリー専業である。

1999年〜創業期夢の街創造委員会の設立と「出前館」の開設

  1. 大阪市住之江区に夢の街創造委員会を設立
  2. デリバリー総合サイト「出前館」を開設
  3. 中村利江氏が取締役に就任
  4. モバイル版サービス「モバイル出前館」を開始
  5. 「Yahoo! JAPAN」で「Yahoo! 出前注文サービス」を開始
出前館売上高

2006年〜急成長期中国事業の撤退と薩摩恵比寿堂買収による多角化

  1. 大阪証券取引所ヘラクレスに株式上場
  2. 市場統合により東京証券取引所JASDAQに指定替え
  3. 「出前館」の加盟店数が10,000店を突破
  4. スマートフォン専用アプリ「出前館」の提供開始
  5. 中国北京市に夢創会(北京)商務諮詢有限公司を設立
  6. 薩摩恵比寿堂の全株式を取得して子会社化
  7. NTTドコモと「dデリバリー」で業務提携
  8. 夢創会(北京)商務諮詢有限公司の全株式を売却
出前館売上高2015年8月期37億円

2016年〜急成長期シェアリングデリバリーの開始と834億円の資金調達

  1. 配達代行「シェアリングデリバリー」を開始
  2. LINEと資本業務提携
  3. LINEと「LINEデリマ」で業務提携
  4. 出前館に商号変更
  5. LINEと未来Fundを引受先とする第三者割当増資
  6. 本店を東京都渋谷区に移転
  7. 海外募集と第三者割当で総額834億円を調達
  8. 「出前館」の加盟店舗数が100,000店舗を突破
  9. 東京証券取引所スタンダード市場に移行
  10. 持分法適用会社くるめしの株式・新株予約権を譲渡
  11. 「Yahoo!クイックマート」の提供開始
  12. 矢野哲氏が社長に就任
  13. 藤井英雄氏が代表取締役会長を退任
  14. 「Yahoo!クイックマート」の提供終了
出前館売上高2025年8月期397億円
長期業績の推移 2006〜2025年

業績

出前館:歴代社長と長期業績の推移売上高(億円)純利益率(%)
2006年8月期〜2025年8月期

第1章 1999年〜 夢の街創造委員会の設立と「出前館」の開設

1999年〜初期負担も会費も取らない加盟条件と、チラシに刷ったURL

1999年9月、大阪市住之江区に夢の街創造委員会株式会社を設立した。社長には花蜜伸行氏が就任した。翌2000年4月の時点で、インターネットで複数の店の出前を受け付ける日本初のウェブサイトはすでに動いていた。利用者が飲食店のチラシなどに示されたURLからサイトにアクセスすると、その時間に自分の所在地周辺で出前できる店のサイトにつながる。あとはネット経由で注文するだけでよい。支払いは通常の出前と同じ現金決済で、原則として割引が付くため、利用者には得になる。同年10月、夢の街創造委員会はデリバリー総合サイト"出前館"を正式に開設した。

  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1999年9月に大阪市住之江区に夢の街創造委員会株式会社を設立した
    • [7]2000年10月にデリバリー総合サイト「出前館」をオープンした
  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
    • [2]2000年4月時点の夢の街創造委員会の社長は花蜜伸行氏
    • [3]日本初のインターネットで複数の店の出前を受け付けるウェブサイトが2000年4月に動き始めていた
    • [4]チラシなどに示されたURLからアクセスすると、その時間に所在地周辺で出前可能な店のサイトにつながり、ネット経由で注文できる
    • [5]ユーザーの所在地周辺で出前可能な店のサイトにつながり、ネット経由で注文できる
    • [6]支払いは通常の出前と同じく現金決済で、原則割引のため利用者に得になる

加盟する飲食店に、夢の街創造委員会は初期負担も会費も求めなかった。各飲食店が配っているチラシは平均5万枚程度で、そこに出前館のURLを印刷する。あとはインターネット経由の売上高の原則5%を夢の街創造委員会へ支払うだけでよい。ホームページの作成と保守は夢の街創造委員会が引き受けるため、飲食店の側にネットの知識も要らない。2001年1月からは月会費3000円を徴収する予定を立てた。導入した店では、注文の平均20%弱がネット経由に変わった。2000年4月の時点で、ピザ店や弁当店などを中心に約10社500店以上が加入済みだった。

  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
    • [8]加盟に当たり初期負担も会費も要らない
    • [9]各飲食店が配っているチラシは平均5万枚程度で、そこに出前館のURLを印刷する
    • [10]インターネット経由の売上高の原則5%を夢の街へ支払うだけ
    • [11]ホームページの作成と保守は夢の街がやるのでネットに関する知識も不要
    • [12]2001年1月からは月会費3000円を徴収する予定だった
    • [13]導入した店は平均して注文の20%弱がネット経由に変わった
    • [14]2000年4月時点でピザ店や弁当店などを中心に約10社500店以上が加入済み

受注の手順も、飲食店がパソコンを持たない前提で組み立てた。加盟店にはNTTドコモの携帯メール端末"エクシーレ"を無償で貸与し、ネット経由の注文をその端末で受け取らせた。端末からは料金設定の変更など自社サイトの中身も操作できた。チラシにURLを印刷した店から順に、ネット注文へ対応させる予定だった。加えて、ポータルサイトなどへ出前館だけを出店させ、チラシ以外にネット利用者へも訴える計画を持っていた。年内の黒字化と早期の株式上場を見込み、花蜜社長は4月中に加盟1000店という目標を掲げた。

  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
    • [15]NTTドコモの携帯メール端末「エクシーレ」が無償貸与され、料金設定の変更など自社サイトの中身も操作できた
    • [16]NTTドコモの携帯メール端末「エクシーレ」が加盟店へ無償貸与された
    • [17]端末から料金設定の変更など自社サイトの中身も操作できる
    • [18]チラシにURLを印刷した店から順次ネット注文に対応していく予定だった
    • [19]ポータルサイトなどへ出前館だけを出店させ、チラシだけでなくネットユーザーにも訴える計画だった
    • [20]年内にも黒字化を達成して早期に株式上場する考えで、花蜜社長は4月中に加盟1000店を目指すと語った
参考文献[1]-[20]
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書【沿革】
    • [1]1999年9月に大阪市住之江区に夢の街創造委員会株式会社を設立した
    • [7]2000年10月にデリバリー総合サイト「出前館」をオープンした
  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
    • [2]2000年4月時点の夢の街創造委員会の社長は花蜜伸行氏
    • [3]日本初のインターネットで複数の店の出前を受け付けるウェブサイトが2000年4月に動き始めていた
    • [4]チラシなどに示されたURLからアクセスすると、その時間に所在地周辺で出前可能な店のサイトにつながり、ネット経由で注文できる
    • [5]ユーザーの所在地周辺で出前可能な店のサイトにつながり、ネット経由で注文できる
    • [6]支払いは通常の出前と同じく現金決済で、原則割引のため利用者に得になる
    • [8]加盟に当たり初期負担も会費も要らない
    • [9]各飲食店が配っているチラシは平均5万枚程度で、そこに出前館のURLを印刷する
    • [10]インターネット経由の売上高の原則5%を夢の街へ支払うだけ
    • [11]ホームページの作成と保守は夢の街がやるのでネットに関する知識も不要
    • [12]2001年1月からは月会費3000円を徴収する予定だった
    • [13]導入した店は平均して注文の20%弱がネット経由に変わった
    • [14]2000年4月時点でピザ店や弁当店などを中心に約10社500店以上が加入済み
    • [15]NTTドコモの携帯メール端末「エクシーレ」が無償貸与され、料金設定の変更など自社サイトの中身も操作できた
    • [16]NTTドコモの携帯メール端末「エクシーレ」が加盟店へ無償貸与された
    • [17]端末から料金設定の変更など自社サイトの中身も操作できる
    • [18]チラシにURLを印刷した店から順次ネット注文に対応していく予定だった
    • [19]ポータルサイトなどへ出前館だけを出店させ、チラシだけでなくネットユーザーにも訴える計画だった
    • [20]年内にも黒字化を達成して早期に株式上場する考えで、花蜜社長は4月中に加盟1000店を目指すと語った

2001年〜ハークスレイから独立し、二代目社長に就いた中村利江氏

中村利江氏は1988年4月にリクルートへ入社し、1998年1月にハークスレイへ移った。ほっかほっか亭を展開するハークスレイで、中村氏はマーケティング部の管理職を務めた。

  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【役員の状況】
    • [21]中村利江 昭和63年4月 株式会社リクルート入社、平成10年1月 株式会社ハークスレイ入社
  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [22]中村利江氏は「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイに転職し、マーケティング部の管理職を務めた

2001年、中村氏はハークスレイを退社し、経営コンサルティング会社の有限会社キトプランニングを設立して独立した。夢の街創造委員会はクライアントの1社として残り、中村氏は当時の社長から社外取締役を依頼されて引き受けた。夢の街創造委員会の損益は、2002年8月期から3期続けて当期純損失となる。それでも中村氏には、出前館が大化けする可能性があるという見立てがあった。独立後の中村氏は毎月50万円ほどの給料を取り、コンサルティング会社の年商は3000万円ほどに達していた。一方の夢の街創造委員会は、月商が20万円を超える程度だった。

  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [23]2001年に経営コンサルティング会社、有限会社キトプランニングを設立して独立した
    • [24]夢の街創造委員会はクライアントの1社で、当時の社長から社外取締役になってほしいと頼まれ、引き受けた
    • [26]「出前館」は大化けする可能性があると考えていた
    • [27]当時の中村氏は毎月50万円くらいの給料を取り、会社の年商も3000万円ほどだった
    • [28]夢の街は月商で20万円を超える程度だった
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [25]第3期(2002年8月期)△34,364千円、第4期(2003年8月期)△36,781千円、第5期(2004年8月期)△77,420千円の当期純損失(提出会社)

夢の街創造委員会は2億8000万円の負債を抱え、そのままでは倒産しかねない経営状態にあった。そこで、ベンチャー企業支援に力を入れていた大阪ガスにプレゼンして出資を仰ぐ。当時の社長は、出資が決まれば最後のチャンスだとして、中村氏に社長を引き受けるよう求めた。出前館はインフラにあたる事業であり、やりよう次第で年商20億円にも200億円にも届きうると中村氏は見ていた。大阪ガスは4000万円の出資を決めた。2002年1月、中村氏は夢の街創造委員会の代表取締役社長に就任した。

  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [29]夢の街は2億8000万円の負債を抱え、そのままでは倒産してしまうような危うい経営状態だった
    • [30]ベンチャー企業支援に力を入れていた大阪ガスにプレゼンして出資を仰いだ
    • [31]社長は出資が決まれば最後のチャンスだとして、中村氏に社長就任を求めた
    • [32]「出前館」はインフラビジネスで、やりようによっては年商20億円、200億円、2000億円も夢じゃないと考えた
    • [33]大阪ガスは4000万円の出資を決定した
    • [34]2002年1月に夢の街の社長就任を決めた
参考文献[21]-[34]
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【役員の状況】
    • [21]中村利江 昭和63年4月 株式会社リクルート入社、平成10年1月 株式会社ハークスレイ入社
  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [22]中村利江氏は「ほっかほっか亭」を展開するハークスレイに転職し、マーケティング部の管理職を務めた
    • [23]2001年に経営コンサルティング会社、有限会社キトプランニングを設立して独立した
    • [24]夢の街創造委員会はクライアントの1社で、当時の社長から社外取締役になってほしいと頼まれ、引き受けた
    • [26]「出前館」は大化けする可能性があると考えていた
    • [27]当時の中村氏は毎月50万円くらいの給料を取り、会社の年商も3000万円ほどだった
    • [28]夢の街は月商で20万円を超える程度だった
    • [29]夢の街は2億8000万円の負債を抱え、そのままでは倒産してしまうような危うい経営状態だった
    • [30]ベンチャー企業支援に力を入れていた大阪ガスにプレゼンして出資を仰いだ
    • [31]社長は出資が決まれば最後のチャンスだとして、中村氏に社長就任を求めた
    • [32]「出前館」はインフラビジネスで、やりようによっては年商20億円、200億円、2000億円も夢じゃないと考えた
    • [33]大阪ガスは4000万円の出資を決定した
    • [34]2002年1月に夢の街の社長就任を決めた
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [25]第3期(2002年8月期)△34,364千円、第4期(2003年8月期)△36,781千円、第5期(2004年8月期)△77,420千円の当期純損失(提出会社)

2005年〜社員の総入れ替えと注文の入口の拡大、創業以来初の黒字

給料を社内最低の10万円に据え、誰より働く姿を見せたのは中村利江社長自身である。その下で社員は総入れ替えとなり、やる気を失った者が辞めて、ともに踏ん張ろうとする者だけが残った。

  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [35]自分の給料を社内で一番安い10万円に設定し、誰よりも一所懸命働いた
    • [36]社長として経営を立て直すためにまず始めたのは社員の総入れ替えだった
    • [37]やる気のない社員は辞め、一緒に頑張ろうという社員だけが残った

並行して、加盟店を増やす営業にも取り組んだ。登録店に注文が入るようにと、店ごとのチラシを手作りして周辺に配布した。ピザハットは何度訪ねても会ってもらえなかった相手で、マイクロソフトのMSNと出前館の提携契約をまず結び、MSNを通してアポイントを取った。テストで10店舗の出店が決まると、他の大手ピザチェーンも加盟した。2004年7月に"モバイル出前館"を始め、2005年7月にはヤフー運営の"Yahoo! JAPAN"に"Yahoo! 出前注文サービス"を設けて、注文の入口を外部へも広げた。

  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [38]登録してくれた飲食店に注文が入るよう、その店のチラシを自作して近所に配った
    • [39]登録してくれた飲食店に注文が入るよう、その店のチラシを自作して近所に配った
    • [40]何度足を運んでも門前払いだったピザハットに対し、マイクロソフトのMSNと「出前館」の提携契約を取り付けてMSN経由でアポを取った
    • [41]テストとして10店舗だけ出店してもらい、効果が良かったためほかの大手ピザチェーンも加盟店になった
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [42]2004年7月に「出前館」が新たにモバイル版サービス「モバイル出前館」を開始した
    • [43]2005年7月に「出前館」がヤフーのポータルサイト「Yahoo! JAPAN」で「Yahoo! 出前注文サービス」(現 Yahoo!ロコ)を開始した

3億円近い負債は解消し、社長就任から3年目の2005年、夢の街創造委員会は創業以来初の黒字を計上した。花蜜社長が2000年春に見込んだ年内の黒字化は、5年遅れで実現した。東京にも足場を作った。2004年9月に東京都千代田区へ東京営業所を開設し、上場を控えた2006年6月に東京都港区へ移している。同じ2006年6月、大阪証券取引所ヘラクレス市場に株式を上場した。2006年8月期の売上高は649,446千円、経常利益は149,872千円、当期純利益は152,432千円である。中村利江社長が就任した頃に月商20万円ほどだった会社が、年商6億円の規模になった。料理を運ぶのは加盟店であり、夢の街創造委員会が担ったのは注文の取り次ぎと手数料の回収だった。

  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [44]3億円近くの負債を解消した
    • [45]社長就任後3年目の2005年に創業以来初となる黒字化を達成した
    • [51]社長就任当時の夢の街は月商20万円を超える程度だった
  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
    • [46]花蜜社長は2000年4月時点で年内にも黒字化を達成して早期に株式上場する考えだった
    • [52]加盟店はインターネット経由の売上高の原則5%を夢の街へ支払い、料理の配達は加盟店自身が行った
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [47]2004年9月に東京都千代田区へ東京営業所(現 東京本社)を開設した
    • [48]2006年6月に東京都港区へ東京営業所(現 東京本社)を移転した
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書【沿革】
    • [49]2006年6月に大阪証券取引所ヘラクレスに株式上場した
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [50]第7期(2006年8月期)売上高649,446千円・経常利益149,872千円・当期純利益152,432千円(提出会社)
参考文献[35]-[52]
  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
    • [35]自分の給料を社内で一番安い10万円に設定し、誰よりも一所懸命働いた
    • [36]社長として経営を立て直すためにまず始めたのは社員の総入れ替えだった
    • [37]やる気のない社員は辞め、一緒に頑張ろうという社員だけが残った
    • [38]登録してくれた飲食店に注文が入るよう、その店のチラシを自作して近所に配った
    • [39]登録してくれた飲食店に注文が入るよう、その店のチラシを自作して近所に配った
    • [40]何度足を運んでも門前払いだったピザハットに対し、マイクロソフトのMSNと「出前館」の提携契約を取り付けてMSN経由でアポを取った
    • [41]テストとして10店舗だけ出店してもらい、効果が良かったためほかの大手ピザチェーンも加盟店になった
    • [44]3億円近くの負債を解消した
    • [45]社長就任後3年目の2005年に創業以来初となる黒字化を達成した
    • [51]社長就任当時の夢の街は月商20万円を超える程度だった
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [42]2004年7月に「出前館」が新たにモバイル版サービス「モバイル出前館」を開始した
    • [43]2005年7月に「出前館」がヤフーのポータルサイト「Yahoo! JAPAN」で「Yahoo! 出前注文サービス」(現 Yahoo!ロコ)を開始した
    • [47]2004年9月に東京都千代田区へ東京営業所(現 東京本社)を開設した
    • [48]2006年6月に東京都港区へ東京営業所(現 東京本社)を移転した
  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
    • [46]花蜜社長は2000年4月時点で年内にも黒字化を達成して早期に株式上場する考えだった
    • [52]加盟店はインターネット経由の売上高の原則5%を夢の街へ支払い、料理の配達は加盟店自身が行った
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書【沿革】
    • [49]2006年6月に大阪証券取引所ヘラクレスに株式上場した
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [50]第7期(2006年8月期)売上高649,446千円・経常利益149,872千円・当期純利益152,432千円(提出会社)

第2章 2006年〜 中国事業の撤退と薩摩恵比寿堂買収による多角化

2006年〜決済手段と外部の入口を継ぎ足した上場後の取次

2006年6月、夢の街創造委員会は大阪証券取引所ヘラクレスへ株式を上場し、公募売出増資により資本金を10億4377万5千円とした。同月、東京営業所を東京都港区へ移転している。翌7月には電話オペレーターが注文を代行する"宅配ホットライン"を始め、10月には三井住友カードおよびGMOペイメントゲートウェイと業務提携してクレジット決済を導入した。2007年9月には1株を3株とする株式分割を実施した。2008年6月にはポイントを使って注文できるサービスを加えている。2009年3月にカルチュア・コンビニエンス・クラブと資本業務提携し、同年5月に任天堂の"Wii"で"出前チャンネル"を、6月に"TSUTAYA×出前館"を開いた。注文の入口は、自社サイトの外側へ広がっていった。

  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [53]2006年6月に大阪証券取引所ヘラクレス(現 東京証券取引所JASDAQスタンダード)へ株式を上場した
    • [54]2006年6月に公募売出増資を実施し、資本金は1,043,775千円となった
    • [55]2006年6月に東京営業所を東京都港区へ移転した
    • [56]2006年7月に「出前館」で電話オペレーターが注文代行を行う「宅配ホットライン」を開始した
    • [57]2006年10月に三井住友カードおよびGMOペイメントゲートウェイと業務提携し、「出前館」でクレジット決済サービスを開始した
    • [58]2007年9月に1対3の株式分割を実施した
    • [59]2008年6月に「出前館」で「ポイント利用お買い物サービス」を開始した
    • [60]2009年3月にカルチュア・コンビニエンス・クラブと資本業務提携した(2013年7月に資本提携解消)
    • [61]2009年5月に任天堂「Wii」で「出前チャンネル」を、2009年6月に「TSUTAYA×出前館」を開始した
    • [62]自社サイトのほか、Wiiの出前チャンネルとTSUTAYA×出前館という外部の注文入口が加わった

2010年11月、"出前館"の加盟店数が1万店を突破した。会員数は340万人に達していたが、その構成比は首都圏が55%、近畿圏が19%で、残る26%が地方だった。2010年8月期の流通金額は約160億円で、食品宅配市場全体の1%程度にすぎない。注文の経路も広げた。2010年6月にヤマトシステム開発と提携してネットスーパー向けのシステムパッケージの提供を始め、同年12月にiPhone専用アプリを、2011年8月にAndroid専用アプリを出した。2011年7月には凸版印刷の電子チラシサイト"Shufoo!"とサービスを連携させた。

  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [63]2010年11月に「出前館」の加盟店数が10,000店を突破した
    • [67]2010年6月にヤマトシステム開発と提携し、ネットスーパーシステムパッケージ「出前館+e-ネコネットスーパー」向けのサービスを開始した(2013年2月終了)
    • [68]2010年12月にiPhone専用アプリ「出前館」の提供を開始した
    • [69]2011年8月にAndroid専用アプリ「出前館」の提供を開始した
    • [70]2011年7月に凸版印刷が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!」と「出前館」がサービス連携した(2014年11月終了)
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
    • [64]2010年10月時点で出前館の会員は340万人だった
    • [65]出前館の会員の地域比率は首都圏55%、近畿圏19%、その他26%で、日本の人口比率(首都圏27%・近畿圏16%・その他56%)と比べて首都圏と近畿圏の構成比が高い
    • [66]2010年8月期の流通金額は約160億円で、食品宅配市場全体の約1%程度にすぎなかった

一方で、売上高の伸びは年を追って細った。2008年8月期の売上高9億4052万8千円は前期比23%増、2009年8月期の10億7402万7千円は14%増、2010年8月期の11億5769万5千円は8%増にとどまる。営業利益率は2007年8月期の30.1%から2009年8月期には16.1%へ低下した。大型システム投資と戦略的マス広告を実施したためである。会社が挙げた課題は2つある。会員数そのものは伸びていてもオーダー数と連動せず、会員1人あたりの注文数が増えていないこと。そして店舗が首都圏と近畿圏に集中し、大手チェーンの加盟がほぼ完了していることである。加盟店と会員の数を積む手は、このとき尽きかけていた。

  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2011年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [71]提出会社の売上高は第8期(2007年8月期)762,103千円、第9期(2008年8月期)940,528千円、第10期(2009年8月期)1,074,027千円、第11期(2010年8月期)1,157,695千円
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
    • [72]売上高の成長率は2008年8月期+23%、2009年8月期+14%、2010年8月期+8%と鈍化した
    • [73]営業利益率は2007年8月期30.1%、2008年8月期27.9%、2009年8月期16.1%、2010年8月期20.2%
    • [74]戦略的マス広告と大型システム投資を実施した結果、利益率が低下した
    • [75]会員数そのものは堅調に成長しているが、オーダー数の成長とリンクしておらず、会員1人当たりの注文数が増えていない
    • [76]店舗数が首都圏・近畿圏に集中して地方は大手チェーン以外の店舗が少なく、1店舗当たりの注文数が増えず、大手チェーンの加盟がほぼ完了している
参考文献[53]-[76]
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [53]2006年6月に大阪証券取引所ヘラクレス(現 東京証券取引所JASDAQスタンダード)へ株式を上場した
    • [54]2006年6月に公募売出増資を実施し、資本金は1,043,775千円となった
    • [55]2006年6月に東京営業所を東京都港区へ移転した
    • [56]2006年7月に「出前館」で電話オペレーターが注文代行を行う「宅配ホットライン」を開始した
    • [57]2006年10月に三井住友カードおよびGMOペイメントゲートウェイと業務提携し、「出前館」でクレジット決済サービスを開始した
    • [58]2007年9月に1対3の株式分割を実施した
    • [59]2008年6月に「出前館」で「ポイント利用お買い物サービス」を開始した
    • [60]2009年3月にカルチュア・コンビニエンス・クラブと資本業務提携した(2013年7月に資本提携解消)
    • [61]2009年5月に任天堂「Wii」で「出前チャンネル」を、2009年6月に「TSUTAYA×出前館」を開始した
    • [62]自社サイトのほか、Wiiの出前チャンネルとTSUTAYA×出前館という外部の注文入口が加わった
    • [63]2010年11月に「出前館」の加盟店数が10,000店を突破した
    • [67]2010年6月にヤマトシステム開発と提携し、ネットスーパーシステムパッケージ「出前館+e-ネコネットスーパー」向けのサービスを開始した(2013年2月終了)
    • [68]2010年12月にiPhone専用アプリ「出前館」の提供を開始した
    • [69]2011年8月にAndroid専用アプリ「出前館」の提供を開始した
    • [70]2011年7月に凸版印刷が運営する電子チラシポータルサイト「Shufoo!」と「出前館」がサービス連携した(2014年11月終了)
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
    • [64]2010年10月時点で出前館の会員は340万人だった
    • [65]出前館の会員の地域比率は首都圏55%、近畿圏19%、その他26%で、日本の人口比率(首都圏27%・近畿圏16%・その他56%)と比べて首都圏と近畿圏の構成比が高い
    • [66]2010年8月期の流通金額は約160億円で、食品宅配市場全体の約1%程度にすぎなかった
    • [72]売上高の成長率は2008年8月期+23%、2009年8月期+14%、2010年8月期+8%と鈍化した
    • [73]営業利益率は2007年8月期30.1%、2008年8月期27.9%、2009年8月期16.1%、2010年8月期20.2%
    • [74]戦略的マス広告と大型システム投資を実施した結果、利益率が低下した
    • [75]会員数そのものは堅調に成長しているが、オーダー数の成長とリンクしておらず、会員1人当たりの注文数が増えていない
    • [76]店舗数が首都圏・近畿圏に集中して地方は大手チェーン以外の店舗が少なく、1店舗当たりの注文数が増えず、大手チェーンの加盟がほぼ完了している
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2011年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [71]提出会社の売上高は第8期(2007年8月期)762,103千円、第9期(2008年8月期)940,528千円、第10期(2009年8月期)1,074,027千円、第11期(2010年8月期)1,157,695千円

2010年〜葭田徹社長が掲げた3つの柱と、ネットスーパー・中国事業への投資

2010年10月8日、夢の街創造委員会は2011年8月期から2013年8月期までの中期経営計画を公表した。掲げたのは3つの事業の柱である。出前のポータルサイトとしての絶対的地位の確立、出前館に続く2本目の収益の柱の確立、そして新しい事業ポートフォリオの創出だった。計画を出したのは中村利江氏ではない。前年の2009年11月に中村氏は代表取締役会長へ退き、野村総合研究所から2008年10月に入社した葭田徹氏が代表取締役社長に就いていた。葭田氏はシステム企画グループのシニアマネージャーとして入社し、執行役員としてシステム部門を管掌したのち、社長就任後はネットスーパー部門と社長室を管掌した。3年後の目標は、非連結で売上高20億円・営業利益率30%である。

  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
    • [77]2010年10月8日に2011年8月期から2013年8月期までの3ヶ年を対象とする中期経営計画を公表した
    • [78]中期経営計画の3つの事業の柱は、①出前ポータルサイトとしての絶対的地位の確立、②出前館に続く2本目の新しい収益の柱の確立、③新しい事業ポートフォリオの創出
    • [82]中期経営計画は3年後に売上高20億円・営業利益率30%(非連結)の達成を掲げた
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2011年8月期)【役員の状況】
    • [79]中村利江氏は平成21年(2009年)11月に当社代表取締役会長に就任した
    • [80]葭田徹氏は平成20年(2008年)10月に当社へ入社し、平成21年(2009年)11月に代表取締役社長に就任した
    • [81]葭田徹氏は野村総合研究所出身で、当社にはシステム企画グループシニアマネージャーとして入社、専務取締役・執行役員システム部門管掌を経て社長に就き、ネットスーパー部門・社長室管掌および営業部門管掌を兼ねた

2本目の柱に据えたのはネットスーパー事業である。会員が集中する首都圏190万人・近畿圏65万人を中心に出店し、既存の大手ネットスーパーと会員IDを連携させる筋道を描いた。ネットスーパーの市場規模は2008年の231億円から2013年に468億円へ、約2倍に伸びる見通しがあった。3本目が中国事業である。北京だけで1日1000万人以上が出前を注文する一方、現地の出前サイトはネットだけで受注が完了するものが少なく、完成度は出前館の開業当初の日本に近いとみた。2011年12月、北京市に全額出資の夢創会(北京)商務諮詢有限公司を設立し、翌2012年1月にデリバリーサイト"得利好"を開いた。2012年7月にはソウル特別市にも夢の街株式会社を設立している。

  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
    • [83]2本目の新しい収益の柱としてネットスーパー事業を位置づけ、3年後にネットスーパー事業が出前館に次ぐ収益の柱となることをゴールとした
    • [84]出前館会員が集中している首都圏190万人・近畿圏65万人を中心に出店し、既存の大手ネットスーパーとのID連携を獲得・加速する戦略を掲げた
    • [85]ネットスーパーの市場規模は2008年231億円から2013年予測468億円へ約2倍に成長する見通しだった(矢野経済研究所「2009年度版食品宅配市場の展望と戦略」)
    • [86]北京だけで1日1000万人以上が出前を注文する一方、中国の出前サイトはネットのみで受注完了するサイトが少なくコールセンターや運用のサービスレベルも低く、出前館スタート当初の日本の状況に近いとみた
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [87]2011年12月に中華人民共和国北京市へ夢創会(北京)商務諮詢有限公司(100%子会社)を設立した
    • [88]2012年1月に夢創会(北京)商務諮詢有限公司がデリバリーサイト「得利好(デリハオ)」の提供を中国北京市で開始した
    • [89]2012年7月にソウル特別市へ夢の街株式会社(100%子会社、2015年1月解散)を設立した

2012年10月12日、夢の街創造委員会は中期経営計画を修正した。2013年8月期の目標は、単体の売上高が20億円から15億5000万円へ、営業利益が6億円から2億7000万円へ引き下げられた。理由として挙げたのは、新規事業の開始時期がビジネスモデルの模索と見極めによって当初の計画値と相違したこと、そして事業自体が見込みどおりに推移しなかったことである。本業のほうは、売上高もオーダー数も会員数も加盟店舗数もいずれも過去最高値を記録し、九州・中部・北海道に営業所を設けていた。実際、2013年8月期の出前館事業の売上高は14億2720万6千円、セグメント利益は4億7591万8千円に達している。

  • 夢の街創造委員会 中期経営計画の修正に関するお知らせ(2012年10月12日)
    • [90]2012年10月12日に「中期経営計画の修正に関するお知らせ」を公表した
    • [91]2013年8月期の目標を、単体売上高2,000百万円から1,550百万円へ、営業利益600百万円から270百万円へ修正した
    • [92]修正の理由は、新規事業の事業開始時期がビジネスモデルの模索および事業開始時期の慎重な見極めにより当初の計画値と相違したこと、事業自体も当初の見込み通りには推移しなかったこと
    • [93]出前館事業は売上高・オーダー数・会員数・加盟店舗数がいずれも過去最高値を記録し、九州営業所・中部営業所・北海道営業所を設立した
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【セグメント情報】
    • [94]2013年8月期の出前館事業の売上高は1,427,206千円、セグメント利益は475,918千円
参考文献[77]-[94]
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
    • [77]2010年10月8日に2011年8月期から2013年8月期までの3ヶ年を対象とする中期経営計画を公表した
    • [78]中期経営計画の3つの事業の柱は、①出前ポータルサイトとしての絶対的地位の確立、②出前館に続く2本目の新しい収益の柱の確立、③新しい事業ポートフォリオの創出
    • [82]中期経営計画は3年後に売上高20億円・営業利益率30%(非連結)の達成を掲げた
    • [83]2本目の新しい収益の柱としてネットスーパー事業を位置づけ、3年後にネットスーパー事業が出前館に次ぐ収益の柱となることをゴールとした
    • [84]出前館会員が集中している首都圏190万人・近畿圏65万人を中心に出店し、既存の大手ネットスーパーとのID連携を獲得・加速する戦略を掲げた
    • [85]ネットスーパーの市場規模は2008年231億円から2013年予測468億円へ約2倍に成長する見通しだった(矢野経済研究所「2009年度版食品宅配市場の展望と戦略」)
    • [86]北京だけで1日1000万人以上が出前を注文する一方、中国の出前サイトはネットのみで受注完了するサイトが少なくコールセンターや運用のサービスレベルも低く、出前館スタート当初の日本の状況に近いとみた
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2011年8月期)【役員の状況】
    • [79]中村利江氏は平成21年(2009年)11月に当社代表取締役会長に就任した
    • [80]葭田徹氏は平成20年(2008年)10月に当社へ入社し、平成21年(2009年)11月に代表取締役社長に就任した
    • [81]葭田徹氏は野村総合研究所出身で、当社にはシステム企画グループシニアマネージャーとして入社、専務取締役・執行役員システム部門管掌を経て社長に就き、ネットスーパー部門・社長室管掌および営業部門管掌を兼ねた
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [87]2011年12月に中華人民共和国北京市へ夢創会(北京)商務諮詢有限公司(100%子会社)を設立した
    • [88]2012年1月に夢創会(北京)商務諮詢有限公司がデリバリーサイト「得利好(デリハオ)」の提供を中国北京市で開始した
    • [89]2012年7月にソウル特別市へ夢の街株式会社(100%子会社、2015年1月解散)を設立した
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画の修正に関するお知らせ(2012年10月12日)
    • [90]2012年10月12日に「中期経営計画の修正に関するお知らせ」を公表した
    • [91]2013年8月期の目標を、単体売上高2,000百万円から1,550百万円へ、営業利益600百万円から270百万円へ修正した
    • [92]修正の理由は、新規事業の事業開始時期がビジネスモデルの模索および事業開始時期の慎重な見極めにより当初の計画値と相違したこと、事業自体も当初の見込み通りには推移しなかったこと
    • [93]出前館事業は売上高・オーダー数・会員数・加盟店舗数がいずれも過去最高値を記録し、九州営業所・中部営業所・北海道営業所を設立した
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【セグメント情報】
    • [94]2013年8月期の出前館事業の売上高は1,427,206千円、セグメント利益は475,918千円

2013年〜中村利江氏の社長復帰と、薩摩恵比寿堂の買収による収益源の複線化

2012年11月、中村利江氏が代表取締役社長へ復帰した。同年9月にいったん代表取締役会長に就いたうえでの復帰である。翌2013年5月17日、夢の街創造委員会は薩摩恵比寿堂の株式100%を取得して連結子会社とした。薩摩恵比寿堂は、コールセンターのオペレーターが電話で全国の飲食店へセールスをかけ、店名やロゴ入りのオリジナルラベルを貼った高級焼酎を通信販売する会社である。ポスターやテーブルPOPを作って販売促進も請け負っていた。連結に加わった2013年5月から8月までの4か月で、通信販売事業は売上高6億5977万5千円、セグメント利益3868万4千円を計上している。

  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【役員の状況】
    • [95]中村利江氏は平成24年(2012年)11月に当社代表取締役社長に就任した(現任)
    • [96]中村利江氏は平成24年(2012年)9月に当社代表取締役会長に就任し、同年11月に代表取締役社長となった
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [97]2013年5月に株式会社薩摩恵比寿堂(連結子会社)の株式100%を取得して子会社化した。連結子会社となったのは平成25年5月17日
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画策定に関するお知らせ(2014年11月12日)
    • [98]通信販売事業は、コールセンターのオペレーターが電話でセールス活動を行い、全国の飲食店に対して店名やお店のロゴ入りのオリジナルラベルを貼付した高級焼酎を通信販売する事業
    • [99]ロゴや店名をデザインしたポスターやテーブルPOPなどのツール作製により販売促進をサポートした
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【セグメント情報】
    • [100]2013年8月期の通信販売事業の売上高は659,775千円、セグメント利益は38,684千円。薩摩恵比寿堂が連結子会社となった平成25年5月1日から8月31日までの4か月分

自分の手で市場を開く投資は畳んでいった。2014年8月、夢創会(北京)商務諮詢有限公司の全株式を売却した。翌2015年1月にはソウルの夢の街株式会社と、2013年7月に設立したDeliDeliを解散している。代わりに取りに行ったのは他社の事業と経路だった。2013年3月に日本フードデリバリーの第三者割当を引き受けて資本業務提携し、同年12月にZENの株式100%を取得、2014年5月にはPT Klik Eat Indonesiaの株式55.4%を取得して子会社とした。2014年4月には"出前館"がNTTドコモと"dデリバリー"サービスで業務提携している。

  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [101]2014年8月に夢創会(北京)商務諮詢有限公司の全株式を売却した
    • [102]2015年1月に夢の街株式会社および株式会社DeliDeliを解散した
    • [103]株式会社DeliDeliは2013年7月に設立された
    • [104]2013年3月に日本フードデリバリー株式会社(持分法適用会社)の第三者割当を引き受けて資本業務提携した
    • [105]2013年12月に株式会社ZENの株式100%を取得し子会社化した(2017年9月に当社へ吸収合併)
    • [106]2014年5月にPT Klik Eat Indonesiaの株式55.4%を取得して子会社化した(2018年9月に株式一部売却により非子会社)
    • [107]2014年4月に「出前館」が株式会社NTTドコモと「dデリバリー」サービスに関する業務提携を行った

2014年8月期の連結売上高は35億5843万1千円となった。内訳は通信販売事業が18億3589万円、出前館事業が17億2254万1千円で、買収の翌期には売上の過半を焼酎の通信販売が占めた。ただしセグメント利益は出前館事業が5億2794万7千円、通信販売事業が1億4048万円である。2014年11月12日、夢の街創造委員会は2015年8月期から2017年8月期までの中期経営計画を公表し、柱を出前館事業と通信販売事業の2つに整理した。中長期の目標にはWEBからの発注によるデリバリー流通金額のシェア50%の獲得を掲げ、2017年8月期に売上高48億600万円・営業利益9億1800万円を置いた。3本立ての構想は、本業と買った事業の2本に畳み直された。

  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2016年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [108]2014年8月期の連結売上高は3,558,431千円
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【セグメント情報】
    • [109]2014年8月期の外部顧客への売上高は出前館事業1,722,541千円、通信販売事業1,835,890千円
    • [110]2014年8月期のセグメント利益は出前館事業527,947千円、通信販売事業140,480千円
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画策定に関するお知らせ(2014年11月12日)
    • [111]2014年11月12日に2015年度から2017年度(2015年8月期〜2017年8月期)を期間とする中期経営計画を策定し、出前館事業の持続的成長と通信販売事業の体質強化を成長戦略の柱に据えた
    • [112]中長期的な成長目標としてWEBからの発注によるデリバリー流通金額のシェア50%の獲得を掲げ、2017年8月期の業績目標を売上高4,806百万円・営業利益918百万円とした
参考文献[95]-[112]
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【役員の状況】
    • [95]中村利江氏は平成24年(2012年)11月に当社代表取締役社長に就任した(現任)
    • [96]中村利江氏は平成24年(2012年)9月に当社代表取締役会長に就任し、同年11月に代表取締役社長となった
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
    • [97]2013年5月に株式会社薩摩恵比寿堂(連結子会社)の株式100%を取得して子会社化した。連結子会社となったのは平成25年5月17日
    • [101]2014年8月に夢創会(北京)商務諮詢有限公司の全株式を売却した
    • [102]2015年1月に夢の街株式会社および株式会社DeliDeliを解散した
    • [103]株式会社DeliDeliは2013年7月に設立された
    • [104]2013年3月に日本フードデリバリー株式会社(持分法適用会社)の第三者割当を引き受けて資本業務提携した
    • [105]2013年12月に株式会社ZENの株式100%を取得し子会社化した(2017年9月に当社へ吸収合併)
    • [106]2014年5月にPT Klik Eat Indonesiaの株式55.4%を取得して子会社化した(2018年9月に株式一部売却により非子会社)
    • [107]2014年4月に「出前館」が株式会社NTTドコモと「dデリバリー」サービスに関する業務提携を行った
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画策定に関するお知らせ(2014年11月12日)
    • [98]通信販売事業は、コールセンターのオペレーターが電話でセールス活動を行い、全国の飲食店に対して店名やお店のロゴ入りのオリジナルラベルを貼付した高級焼酎を通信販売する事業
    • [99]ロゴや店名をデザインしたポスターやテーブルPOPなどのツール作製により販売促進をサポートした
    • [111]2014年11月12日に2015年度から2017年度(2015年8月期〜2017年8月期)を期間とする中期経営計画を策定し、出前館事業の持続的成長と通信販売事業の体質強化を成長戦略の柱に据えた
    • [112]中長期的な成長目標としてWEBからの発注によるデリバリー流通金額のシェア50%の獲得を掲げ、2017年8月期の業績目標を売上高4,806百万円・営業利益918百万円とした
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【セグメント情報】
    • [100]2013年8月期の通信販売事業の売上高は659,775千円、セグメント利益は38,684千円。薩摩恵比寿堂が連結子会社となった平成25年5月1日から8月31日までの4か月分
    • [109]2014年8月期の外部顧客への売上高は出前館事業1,722,541千円、通信販売事業1,835,890千円
    • [110]2014年8月期のセグメント利益は出前館事業527,947千円、通信販売事業140,480千円
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2016年8月期)【主要な経営指標等の推移】
    • [108]2014年8月期の連結売上高は3,558,431千円

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出典・参考 14件
出典・参考
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【役員の状況】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2006年8月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2011年8月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2011年8月期)【役員の状況】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【セグメント情報】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2014年8月期)【役員の状況】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書(2016年8月期)【主要な経営指標等の推移】
  • 夢の街創造委員会 有価証券報告書【沿革】
  • 出前館 有価証券報告書【沿革】
  • 日経ビジネス 2000年4月10日号
  • ドリームゲート起業家インタビュー 2010年1月11日 第100回「夢の街創造委員会株式会社 中村利江」
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画(2010年10月8日)
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画の修正に関するお知らせ(2012年10月12日)
  • 夢の街創造委員会 中期経営計画策定に関するお知らせ(2014年11月12日)

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