2000年〜 韓国NHNの全額出資で始まったゲームポータルと、二度目の日本語検索
- 2000年 NHNの日本法人としてハンゲームジャパンを設立
- 2000年 インターネットゲーム・ポータルサイト「ハンゲーム」のサービスを開始
- 2003年 NHN Japanに商号変更
- 2007年 本社を移転
- 2007年 日本語検索を担うネイバージャパンを設立
- 2009年 ネイバージャパンが検索サービス「NAVER」のオープンベータ版を公開
ハンゲームジャパンとして置かれた日本法人
2000年9月4日、韓国のNHN Corporationが東京都渋谷区桜ヶ丘に資本金3,500万円でハンゲームジャパン株式会社を設立[1]した。出資比率は100%[2]で、日本側の共同出資者はいなかった。立ち上げを担ったのは韓国本社の共同創業者の一人と幼なじみだった千良鉉氏[3]で、日本法人は本社の直轄ではなく日本独自のビジネスモデルで伸びた[4]。同年11月にインターネットゲーム・ポータルサイト「ハンゲーム」を始め[5]、囲碁・将棋・麻雀を無料で遊ばせ、集まった利用者を広告とゲーム内のアイテム販売で回収する設計[6]を採った。累計登録会員数は2008年1月末で2,493万ID[7]に達した。
- LINE株式会社 有価証券報告書(第17期・2017年3月31日提出)
- [1]2000年9月4日 ハンゲームジャパン株式会社を設立
- SEC Form F-1(LINE Corporation・2016年6月10日提出)
- [2]設立者は韓国のNHN Corporation、出資比率100%
- 週刊東洋経済 2013年1月13日号「【特集 LINE大爆発!】 異色企業のNHN Japan 「LINE」を生んだパワーの源」
- [3]ハンゲームジャパンを立ち上げたのは韓国本社の共同創業者・金範洙氏の幼なじみの千良鉉氏
- [4]日本法人は日本独自のビジネスモデルで成長したと森川亮社長が説明
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【沿革】
- [5]2000年11月 インターネットゲーム・ポータルサイト「ハンゲーム」の提供開始
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【事業の内容】
- [6]ハンゲームは無料の卓上遊戯を入り口に広告とアイテム販売で収益を得る設計
- NHN Japan プレスリリース(2008年2月26日)
- [7]2008年1月末の累計登録会員数 2,493万ID
2003年8月、グループ会社のネイバー株式会社との合併に伴い[8]、商号をハンゲームジャパン株式会社からNHN Japan株式会社へ改めた[9]。ゲームで稼ぐ構造は変わらず、累計登録ID数は2010年4月時点で3,300万件を超えている[10]。ハンゲームはパソコン向けオンラインゲームの国内売上高で首位[11]に立っていた。社長には、筑波大学を出て日本テレビ放送網とソニーを経て入社した森川亮氏が2007年に就いた[12]。同年9月には本社を東京都品川区大崎へ移している[13]。親会社の韓国NHNは1999年の設立で、検索サービス「NAVER」は韓国でグーグルより高いシェアを占め、韓国のネット利用者の半数が毎日使う存在[14]だった。
- LINE株式会社 有価証券報告書(第17期・2017年3月31日提出)
- [8]商号変更はNHN Corporationのグループ会社ネイバー株式会社との合併に伴うもの
- [13]2007年9月 本社を東京都品川区大崎へ移転
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【沿革】
- [9]2003年8月 ハンゲームジャパン株式会社からNHN Japan株式会社へ商号変更
- NHN Japan・ネイバージャパン「株式会社ライブドアの株式取得に関するお知らせ」(2010年4月12日)
- [10]2010年4月時点の累計登録ID数 3,300万件超
- 週刊東洋経済 2013年1月13日号「【特集 LINE大爆発!】 ビジネスモデル解剖 無料通話・メールで稼ぐ仕組み」
- [11]ハンゲームはパソコン上のオンラインゲームで国内売上高首位
- 週刊東洋経済 2013年1月13日号「【特集 LINE大爆発!】 異色企業のNHN Japan 「LINE」を生んだパワーの源」
- [12]森川亮氏は筑波大学卒業後、日本テレビ放送網・ソニーを経て入社し2007年から社長
- [14]韓国NHNは1999年設立で「NAVER」は韓国でグーグルより高いシェアを持ち、韓国のネットユーザーの半数が毎日利用
- LINE株式会社 有価証券報告書(第17期・2017年3月31日提出)
- [1]2000年9月4日 ハンゲームジャパン株式会社を設立
- [8]商号変更はNHN Corporationのグループ会社ネイバー株式会社との合併に伴うもの
- [13]2007年9月 本社を東京都品川区大崎へ移転
- SEC Form F-1(LINE Corporation・2016年6月10日提出)
- [2]設立者は韓国のNHN Corporation、出資比率100%
- 週刊東洋経済 2013年1月13日号「【特集 LINE大爆発!】 異色企業のNHN Japan 「LINE」を生んだパワーの源」
- [3]ハンゲームジャパンを立ち上げたのは韓国本社の共同創業者・金範洙氏の幼なじみの千良鉉氏
- [4]日本法人は日本独自のビジネスモデルで成長したと森川亮社長が説明
- [12]森川亮氏は筑波大学卒業後、日本テレビ放送網・ソニーを経て入社し2007年から社長
- [14]韓国NHNは1999年設立で「NAVER」は韓国でグーグルより高いシェアを持ち、韓国のネットユーザーの半数が毎日利用
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【沿革】
- [5]2000年11月 インターネットゲーム・ポータルサイト「ハンゲーム」の提供開始
- [9]2003年8月 ハンゲームジャパン株式会社からNHN Japan株式会社へ商号変更
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【事業の内容】
- [6]ハンゲームは無料の卓上遊戯を入り口に広告とアイテム販売で収益を得る設計
- NHN Japan プレスリリース(2008年2月26日)
- [7]2008年1月末の累計登録会員数 2,493万ID
- NHN Japan・ネイバージャパン「株式会社ライブドアの株式取得に関するお知らせ」(2010年4月12日)
- [10]2010年4月時点の累計登録ID数 3,300万件超
- 週刊東洋経済 2013年1月13日号「【特集 LINE大爆発!】 ビジネスモデル解剖 無料通話・メールで稼ぐ仕組み」
- [11]ハンゲームはパソコン上のオンラインゲームで国内売上高首位
日本語検索への二度目の挑戦と伸び悩み
2007年11月30日、NHN Japanは検索サービス「NAVER」を扱う子会社としてネイバージャパン株式会社を資本金5,000万円で設立[15]した。日本語検索は二度目の挑戦にあたり、2005年1月に一度サービスを終えている[16]。検索を託されたのは韓国から送り込まれた技術者で、慎ジュンホ氏は2005年6月に韓国の検索サイト1nooNを創業メンバーとして立ち上げ、2006年6月にNHNが同社を約350億ウォンで買収したのに伴い入社[17]した。慎氏は2008年6月に来日し、ネイバージャパンの検索事業の責任者[18]となった。
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【沿革】
- [15]2007年11月30日 検索サービス「NAVER」を扱うネイバージャパン株式会社を設立
- INTERNET Watch(2007年11月30日)「検索サービス『NAVER』が日本市場に再挑戦、『ネイバージャパン』設立」
- [16]NHN Japanは2005年1月に日本での検索サービスを終了し2007年に再参入
- 日経ビジネス(2016年6月10日)「LINE上場、知られざるナンバー2」
- [17]慎ジュンホ氏は2005年6月に1nooNを創業メンバーとして立ち上げ、2006年6月のNHNによる約350億ウォンでの買収に伴い入社
- [18]慎ジュンホ氏は2008年6月に来日しネイバージャパンの検索事業を率いた
2009年7月1日に検索サービス「NAVER」のオープンベータ版を公開[19]したものの、利用者は伸びなかった。開始から半年の2009年12月時点で134万人[20]にとどまり、グーグルとヤフーが押さえる日本の検索市場との差は詰まらなかった[21]。2011年3月末になっても月間約2.9億ページビュー・約1,500万ユーザーの規模[22]だった。この時期のネイバージャパンは完成間際だった「知識iN」の開発を中止した直後で、2008年10月に入った舛田淳氏は「全社員がうなだれていたんです」と当時の社内を語っている[23]。
- ネイバージャパン(2011年6月27日)「NAVER、全機種(スマートフォン/携帯電話)・全キャリア対応 グループコミュニケーションサービス「LINE」提供開始」
- [19]2009年7月1日 検索サービス「NAVER」の提供開始
- [22]2011年3月末のNAVERは月間約2.9億PV・約1,500万ユーザー
- NHN Japan・ネイバージャパン「株式会社ライブドアの株式取得に関するお知らせ」(2010年4月12日)
- [20]開始6か月時点のNAVER利用者 134万人
- 週刊東洋経済 2019年8月3日号「【第2特集 LINEの岐路】 「メッセンジャー会社」から脱皮できるか LINEの岐路」
- [21]日本語検索はヤフーとグーグルの寡占で、NAVERは韓国ほどのシェアを取れなかった
- 日経ビジネス(2016年6月17日)「LINE開発の引き金となった『暗黒時代』」
- [23]舛田淳氏は入社当時のネイバージャパンを「知識iN」中止直後で全社員がうなだれていたと語った
- LINE株式会社 新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部、2016年6月10日提出)【沿革】
- [15]2007年11月30日 検索サービス「NAVER」を扱うネイバージャパン株式会社を設立
- INTERNET Watch(2007年11月30日)「検索サービス『NAVER』が日本市場に再挑戦、『ネイバージャパン』設立」
- [16]NHN Japanは2005年1月に日本での検索サービスを終了し2007年に再参入
- 日経ビジネス(2016年6月10日)「LINE上場、知られざるナンバー2」
- [17]慎ジュンホ氏は2005年6月に1nooNを創業メンバーとして立ち上げ、2006年6月のNHNによる約350億ウォンでの買収に伴い入社
- [18]慎ジュンホ氏は2008年6月に来日しネイバージャパンの検索事業を率いた
- ネイバージャパン(2011年6月27日)「NAVER、全機種(スマートフォン/携帯電話)・全キャリア対応 グループコミュニケーションサービス「LINE」提供開始」
- [19]2009年7月1日 検索サービス「NAVER」の提供開始
- [22]2011年3月末のNAVERは月間約2.9億PV・約1,500万ユーザー
- NHN Japan・ネイバージャパン「株式会社ライブドアの株式取得に関するお知らせ」(2010年4月12日)
- [20]開始6か月時点のNAVER利用者 134万人
- 週刊東洋経済 2019年8月3日号「【第2特集 LINEの岐路】 「メッセンジャー会社」から脱皮できるか LINEの岐路」
- [21]日本語検索はヤフーとグーグルの寡占で、NAVERは韓国ほどのシェアを取れなかった
- 日経ビジネス(2016年6月17日)「LINE開発の引き金となった『暗黒時代』」
- [23]舛田淳氏は入社当時のネイバージャパンを「知識iN」中止直後で全社員がうなだれていたと語った