チーズの市場規模の推移 | 1980〜2024年

市場規模がどう推移したか?

拡大期(1980〜2000年)生産量は20年でおよそ2倍になった。1980年の6.6万トンから、1990年に8.2万トン、1995年に10.5万トンと増え、2000年には12.6万トンに達した。

停滞期(2000〜2010年)生産量の伸びが止まり、横ばいで推移した。2005年は12.3万トン、2010年は12.5万トンで、2000年の水準を上回らなかった。

再拡大と反落(2010年〜)生産量は再び伸びて山をつけたが、その後は減少に転じた。2015年に15.0万トン、2020年に16.5万トンと増え、2021年に16.8万トンの山をつけた。2024年は14.9万トンで、山から約1割減った。

上場企業はどう意思決定したか?

拡大期の乳業大手は、規模で競うのではなく、独自の商品と自社ブランドで差別化した。森永乳業は1970年にエムケーチーズを設立した。1977年には、明治・雪印との規模競争で量では先頭に立ちにくいとみて、ビフィズス菌で差別化する独自カテゴリを創出した。明治乳業は1990年、乳製品の輸入自由化を追い風に主導権を求めたボーデンに対し、年間250億円のブランドを失うと分かったうえで提携を解消し、自社ブランドで開発する体制へ移った。

生産量が横ばいだった時期に、各社は訴求の切り替えや事業の統合に動いた。明治乳業は2000年、味と価格の競争が頭打ちになった乳製品で、乳酸菌の働きを前面に出す訴求へ切り替えた。雪印乳業は2003年に全国農協直販・ジャパンミルクネットと統合して日本ミルクコミュニティを設立し、2009年には同社と経営統合して共同持株会社の雪印メグミルクを設立した。

再拡大から反落に向かう時期、森永乳業は成長軸を海外に移した。2012年にMILEI GmbHを完全子会社化し、国内の乳業市場の縮小を背景に、2021〜2023年には育児用ミルクとプラントベース食品の海外M&Aに経営資源を集中した。

チーズ | 国内市場規模・生産量

最新の年 2024年
生産額 n/a
生産量 148.6千トン
生産量(千トン)
年月 生産額単位生産量単位
1980年1月〜12月 n/an/a66千トン
1985年1月〜12月 n/an/a68千トン
1986年1月〜12月 n/an/a73千トン
1987年1月〜12月 n/an/a77千トン
1988年1月〜12月 n/an/a82千トン
1989年1月〜12月 n/an/a85千トン
1990年1月〜12月 n/an/a82千トン
1991年1月〜12月 n/an/a89千トン
1992年1月〜12月 n/an/a92千トン
1993年1月〜12月 n/an/a100千トン
1994年1月〜12月 n/an/a102千トン
1995年1月〜12月 n/an/a105千トン
1996年1月〜12月 n/an/a109千トン
1997年1月〜12月 n/an/a114千トン
1998年1月〜12月 n/an/a124千トン
1999年1月〜12月 n/an/a124千トン
2000年1月〜12月 n/an/a126千トン
2001年1月〜12月 n/an/a123千トン
2002年1月〜12月 n/an/a123千トン
2003年注11月〜12月 n/an/a118.8千トン
2004年1月〜12月 n/an/a119.6千トン
2005年1月〜12月 n/an/a122.5千トン
2006年1月〜12月 n/an/a124.9千トン
2007年1月〜12月 n/an/a125.4千トン
2008年1月〜12月 n/an/a118.3千トン
2009年1月〜12月 n/an/a122.1千トン
2010年1月〜12月 n/an/a125千トン
2011年1月〜12月 n/an/a136.2千トン
2012年1月〜12月 n/an/a141千トン
2013年1月〜12月 n/an/a140.1千トン
2014年1月〜12月 n/an/a139.5千トン
2015年1月〜12月 n/an/a150.2千トン
2016年1月〜12月 n/an/a153.4千トン
2017年1月〜12月 n/an/a154.9千トン
2018年1月〜12月 n/an/a162.4千トン
2019年1月〜12月 n/an/a160.9千トン
2020年1月〜12月 n/an/a164.7千トン
2021年1月〜12月 n/an/a167.9千トン
2022年1月〜12月 n/an/a160.1千トン
2023年1月〜12月 n/an/a148.8千トン
2024年1月〜12月 n/an/a148.6千トン

主な企業

調査中

注釈

  • 注12003 年から農林水産省「牛乳乳製品統計」に切り替え(2002 年までは総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-15)。定義・範囲の違いで前後が段差になることがある
  • チーズ: 農水省 牛乳乳製品統計(チーズ計=直接消費用ナチュラルチーズ+プロセスチーズ)。1985〜1999 年は長期統計と一致し、2000 年以降に開く(長期統計作成時の数値が後に改訂された可能性);段差 -5.2%(2002 年: 新資料 116.6 / 長期統計 123.0)

出典

期間統計表・資料
1980〜2002 年総務省統計局「日本の長期統計系列」表 08-15「食料品生産量(昭和55年~平成14年)」
2003〜2024 年農林水産省「牛乳乳製品統計」乳製品生産量
考察経済産業省・農林水産省の生産統計・総務省統計局「日本の長期統計系列」(このページの数字)、各社の経営判断の各ページと有価証券報告書の沿革