第5章 年〜年

ホンダ:寄居工場の稼働とタカタ製エアバッグのリコール

中国本部の設置・寄居工場の3年遅れの稼働・エアバッグ引当金4,360億円

2003年〜

2003年4月、本田技研工業は中国本部を新たに設け、日本・北米・南米・欧州・アジア大洋州の5本部を世界6本部の体制へ改めた。中国の四輪事業は1998年に年産3万台で始まり、2002年には5万9千台を造って、4年間の累計生産は15万台に達していた。広州の四輪工場は5万台から12万台へ能力を上げたばかりだったが、2004年春をめどに24万台まで引き上げる計画が示された。同じ年には、外資系の合弁として初めての輸出専用工場を中国に建て、欧州やアジア向けの四輪車を2004年中に造り始めるとした。2004年2月には役員の1人が、中国事業を統括する本田技研工業(中国)投資有限公司の総経理に就任した。中国を独立した一極として扱う組織と、輸出拠点を兼ねる工場とが、この2年でそろった。

  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「特集:アジアにおける事業展開」
    • [1]2003年4月に中国本部を設立し、日本・北米・南米・欧州・アジア大洋州の5本部から世界6本部体制とした。中国の四輪事業は1998年に年産3万台で始まり、2002年に5万9千台、4年で累計15万台を生産・販売した
    • [2]2003年4月に中国本部を設立し、日本・北米・南米・欧州・アジア大洋州の5本部から世界6本部体制とした。中国の四輪事業は1998年に年産3万台で始まり、2002年に5万9千台、4年で累計15万台を生産・販売した
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「株主の皆様へ」
    • [3]中国の生産能力を5万台から12万台へ増強し、広州の四輪工場を2004年春をめどに24万台へ上げる。外資系完成車メーカーの合弁として初の輸出専用工場を中国に新設し、欧州やアジア向けの生産を2004年中に始める
    • [4]中国の生産能力を5万台から12万台へ増強し、広州の四輪工場を2004年春をめどに24万台へ上げる。外資系完成車メーカーの合弁として初の輸出専用工場を中国に新設し、欧州やアジア向けの生産を2004年中に始める
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【役員の状況】
    • [5]役員略歴に平成16年2月 本田技研工業(中国)投資有限公司 総経理

2003年6月に社長へ就任した福井威夫氏は、前社長の吉野浩行氏が進めたMade by Global Hondaの取り組みを加速させた。市場に近い場所で造ることを原則とし、そのうえで各地の拠点を部品や完成車の相互供給で結ぶという考え方である。インドネシアとフィリピンで造る変速機を欧州工場へ送り、インド製の100ccスクーターを欧州へ輸出する計画が、同じ年に動き出した。2004年3月期には、米国で売る四輪車のおよそ8割を北米の現地生産車が占めた。福井氏はこの期を振り返り、技術・品質・モチベーションの3つの強化に重点を置いてきたと説明した。地域ごとの自立と地域間の補完を同時に追うこの設計は、各地の需要が伸び続けるかぎり、能力の余りを生みにくいものだったと推察される。

  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「株主の皆様へ」
    • [6]前社長の吉野が基礎を築いたMade by Global Hondaの取り組みをさらに加速する。市場に近いところで生産することを基本とし、経営資源を有効活用する。インドネシア・フィリピン製トランスミッションを欧州工場向けに輸出、インド製スクーターの欧州向け輸出を開始
    • [8]前社長の吉野が基礎を築いたMade by Global Hondaの取り組みをさらに加速する。市場に近いところで生産することを基本とし、経営資源を有効活用する。インドネシア・フィリピン製トランスミッションを欧州工場向けに輸出、インド製スクーターの欧州向け輸出を開始
    • [9]前社長の吉野が基礎を築いたMade by Global Hondaの取り組みをさらに加速する。市場に近いところで生産することを基本とし、経営資源を有効活用する。インドネシア・フィリピン製トランスミッションを欧州工場向けに輸出、インド製スクーターの欧州向け輸出を開始
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【役員の状況】
    • [7]平成15年6月 取締役社長
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2004「株主の皆さまへ」
    • [10]米国における四輪車販売台数のうち北米現地生産車の比率は約8割。社長就任以来、Technology・Quality・Motivationの強化に重点を置いた
    • [11]米国における四輪車販売台数のうち北米現地生産車の比率は約8割。社長就任以来、Technology・Quality・Motivationの強化に重点を置いた

2006年5月の年央記者会見で、福井氏は2010年へ向けて3つの重点を掲げた計画を発表した。重点はものづくりの先進体制、海外の成長基盤、環境負荷の低減である。国内では埼玉県寄居町に四輪車工場を建て、エンジンから完成車までを一貫して年約20万台造るとした。投資額は約700億円で、2010年の稼動を予定し、国内の四輪車生産能力は年約150万台になる見込みだった。同じ計画には、栃木県さくら市の新研究所、米国インディアナ州の四輪車工場、カナダの四輪エンジン工場も並んだ。福井氏は寄居の役割を、輸出需要に応えるだけでなく、品質と生産効率を大きく引き上げる生産技術を確立する場と位置づけた。海外に能力を足しながら国内にも新工場を積むこの計画は、世界の需要が伸び続けることを前提にしていたとみられる。

  • 本田技研工業 株主通信 No.130(2006年8月)「株主の皆様へ」「福井威夫インタビュー」
    • [12]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
    • [13]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
    • [16]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
    • [17]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [14]寄居町に年間生産能力約200千台、投資額約70,000百万円のエンジンから完成車まで一貫生産する四輪車工場を建設。平成22年の稼動を予定し、国内の四輪車生産能力は年間約1,500千台となる
    • [15]寄居町に年間生産能力約200千台、投資額約70,000百万円のエンジンから完成車まで一貫生産する四輪車工場を建設。平成22年の稼動を予定し、国内の四輪車生産能力は年間約1,500千台となる
参考文献[1]-[17]
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「特集:アジアにおける事業展開」
    • [1]2003年4月に中国本部を設立し、日本・北米・南米・欧州・アジア大洋州の5本部から世界6本部体制とした。中国の四輪事業は1998年に年産3万台で始まり、2002年に5万9千台、4年で累計15万台を生産・販売した
    • [2]2003年4月に中国本部を設立し、日本・北米・南米・欧州・アジア大洋州の5本部から世界6本部体制とした。中国の四輪事業は1998年に年産3万台で始まり、2002年に5万9千台、4年で累計15万台を生産・販売した
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「株主の皆様へ」
    • [3]中国の生産能力を5万台から12万台へ増強し、広州の四輪工場を2004年春をめどに24万台へ上げる。外資系完成車メーカーの合弁として初の輸出専用工場を中国に新設し、欧州やアジア向けの生産を2004年中に始める
    • [4]中国の生産能力を5万台から12万台へ増強し、広州の四輪工場を2004年春をめどに24万台へ上げる。外資系完成車メーカーの合弁として初の輸出専用工場を中国に新設し、欧州やアジア向けの生産を2004年中に始める
    • [6]前社長の吉野が基礎を築いたMade by Global Hondaの取り組みをさらに加速する。市場に近いところで生産することを基本とし、経営資源を有効活用する。インドネシア・フィリピン製トランスミッションを欧州工場向けに輸出、インド製スクーターの欧州向け輸出を開始
    • [8]前社長の吉野が基礎を築いたMade by Global Hondaの取り組みをさらに加速する。市場に近いところで生産することを基本とし、経営資源を有効活用する。インドネシア・フィリピン製トランスミッションを欧州工場向けに輸出、インド製スクーターの欧州向け輸出を開始
    • [9]前社長の吉野が基礎を築いたMade by Global Hondaの取り組みをさらに加速する。市場に近いところで生産することを基本とし、経営資源を有効活用する。インドネシア・フィリピン製トランスミッションを欧州工場向けに輸出、インド製スクーターの欧州向け輸出を開始
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【役員の状況】
    • [5]役員略歴に平成16年2月 本田技研工業(中国)投資有限公司 総経理
    • [7]平成15年6月 取締役社長
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2004「株主の皆さまへ」
    • [10]米国における四輪車販売台数のうち北米現地生産車の比率は約8割。社長就任以来、Technology・Quality・Motivationの強化に重点を置いた
    • [11]米国における四輪車販売台数のうち北米現地生産車の比率は約8割。社長就任以来、Technology・Quality・Motivationの強化に重点を置いた
  • 本田技研工業 株主通信 No.130(2006年8月)「株主の皆様へ」「福井威夫インタビュー」
    • [12]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
    • [13]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
    • [16]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
    • [17]2006年5月の年央記者会見で2010年に向けた取り組みとして「ものづくりで先進の体制構築」「海外の成長基盤強化」「環境負荷低減への取り組み強化」を発表。寄居町に新四輪車工場、さくら市に新研究所、米国インディアナ州に新四輪車工場、カナダに新四輪エンジン工場。新工場は輸出需要に応えるだけでなく、品質や生産効率を高める新しい生産技術の確立を担う
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [14]寄居町に年間生産能力約200千台、投資額約70,000百万円のエンジンから完成車まで一貫生産する四輪車工場を建設。平成22年の稼動を予定し、国内の四輪車生産能力は年間約1,500千台となる
    • [15]寄居町に年間生産能力約200千台、投資額約70,000百万円のエンジンから完成車まで一貫生産する四輪車工場を建設。平成22年の稼動を予定し、国内の四輪車生産能力は年間約1,500千台となる

2008年〜

2008年3月期、寄居の四輪車工場と小川町のエンジン工場を合わせた投資額は、約700億円から約1,580億円へ改められた。業容の変化や環境施策の強化、土地の取得と造成、建築資材の高騰を織り込んだためで、この時点では稼動時期を動かしていなかった。同じ期の計画では、小川、寄居、八千代工業の軽自動車新工場を3年のうちに順に立ち上げるとしていた。ところが2008年秋の金融危機で世界の販売が落ち、2009年3月期の国内生産は114万8千台と11.4%減った。本田技研工業は寄居の稼動を2年以上延ばし、八千代工業の四日市の新工場も1年強遅らせた。2010年度には稼動時期を2013年と定め、四日市の新工場は計画そのものを取りやめた。

  • 本田技研工業 有価証券報告書 第84期(2008年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [18]寄居町の四輪車完成車工場と小川町の四輪車エンジン工場は、業容変化、環境施策の強化、土地取得・造成費用、建築資材等の高騰により投資額を約70,000百万円から約158,000百万円に変更。稼動予定時期に変更なし
    • [19]寄居町の四輪車完成車工場と小川町の四輪車エンジン工場は、業容変化、環境施策の強化、土地取得・造成費用、建築資材等の高騰により投資額を約70,000百万円から約158,000百万円に変更。稼動予定時期に変更なし
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第84期(2008年3月期)【対処すべき課題】
    • [20]今後3年間に小川エンジン工場、寄居四輪車工場、八千代工業の軽自動車新工場などの次世代生産工場が稼動する予定
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第85期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [21]全世界的な販売減少と在庫調整で生産調整を実施し、国内生産は114万8千台と11.4%減少。2010年予定の寄居工場の稼動を2年以上延期し、八千代工業四日市製作所の新工場も1年強延期
    • [22]全世界的な販売減少と在庫調整で生産調整を実施し、国内生産は114万8千台と11.4%減少。2010年予定の寄居工場の稼動を2年以上延期し、八千代工業四日市製作所の新工場も1年強延期
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第87期(2011年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [23]寄居町に建設中の四輪車完成車工場は稼動予定時期を2013年とした。八千代工業は四日市市に建設中の四輪車新工場の計画を中止

2009年6月、伊東孝紳氏が社長に就任した。伊東氏は2020年に向けた全社ビジョンとして、良いものを早く、安く、低炭素でお届けすることを掲げた。2011年3月の東日本大震災では国内の生産を一時止め、栃木県の研究開発子会社も大きな被害を受けた。4月11日までに全拠点で生産を再開したが、国内の四輪工場はしばらく5割程度の操業にとどまった。同じ年の秋にはタイの洪水で工場が冠水し、部品の供給網が途切れて、2012年3月期は世界中で四輪車の販売が大きく減った。2011年度は第11次中期計画の初年度にあたり、伊東氏は実績が十分でなかったと認めたうえで、2012年度に成長軌道を回復させる考えを示した。並行して鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集め、N BOXを出した。

  • 本田技研工業 有価証券報告書 第87期(2011年3月期)【対処すべき課題】【役員の状況】
    • [24]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
    • [25]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
    • [26]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
    • [27]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2012「株主の皆さまへ」
    • [28]震災やタイ洪水によるサプライチェーンの寸断とタイ工場の冠水で全世界の四輪販売が大きく減少。2011年度は第11次中期計画のスタートの年で実績は十分ではなかったが、2012年度は成長軌道に移行したい。鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集約し、2011年12月にN BOXを発売
    • [29]震災やタイ洪水によるサプライチェーンの寸断とタイ工場の冠水で全世界の四輪販売が大きく減少。2011年度は第11次中期計画のスタートの年で実績は十分ではなかったが、2012年度は成長軌道に移行したい。鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集約し、2011年12月にN BOXを発売
    • [30]震災やタイ洪水によるサプライチェーンの寸断とタイ工場の冠水で全世界の四輪販売が大きく減少。2011年度は第11次中期計画のスタートの年で実績は十分ではなかったが、2012年度は成長軌道に移行したい。鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集約し、2011年12月にN BOXを発売

寄居工場は2013年7月に稼働し、フィットやヴェゼルを年25万台の能力で造り始めた。2006年に示した2010年の稼動予定から、3年遅れの立ち上がりだった。伊東氏は寄居を、メキシコの第二工場と並ぶ小型車専用の工場と位置づけ、2013年9月に全面改良したフィットの生産を担わせた。メキシコの第二工場とインドの四輪第二工場は、ともに2014年2月に動き出した。二輪でもインドで第四工場の建設を2014年2月に決め、稼働すれば年産能力は580万台になるとした。伊東氏はこのほか、中国専用のクライダーのように地域で開発する車を増やし、開発・生産・購買を各地域で完結させる方針を取った。寄居の稼働は、各地域の新工場が相次いで動き出す時期と重なった。

  • 本田技研工業 有価証券報告書 第90期(2014年3月期)【沿革】【業績等の概要】【設備投資等の概要】
    • [31]2013年7月 埼玉製作所寄居工場稼働開始。FITやVEZELを生産し生産能力は年間25万台。ホンダ・デ・メキシコの四輪車第二工場とホンダカーズインディアの四輪車第二工場は2014年2月に稼動
    • [33]2013年7月 埼玉製作所寄居工場稼働開始。FITやVEZELを生産し生産能力は年間25万台。ホンダ・デ・メキシコの四輪車第二工場とホンダカーズインディアの四輪車第二工場は2014年2月に稼動
    • [35]2013年7月 埼玉製作所寄居工場稼働開始。FITやVEZELを生産し生産能力は年間25万台。ホンダ・デ・メキシコの四輪車第二工場とホンダカーズインディアの四輪車第二工場は2014年2月に稼動
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [32]寄居町の四輪車工場は平成22年の稼動を予定
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2014「株主の皆様へ」
    • [34]フィットを2013年9月にフルモデルチェンジし、小型車専用工場として日本では寄居工場、北米ではメキシコに第二工場を建設。インド二輪は第四工場の建設を2014年2月に決定し年間生産能力は580万台となる。中国専用モデル「クライダー」を現地開発。各地域で開発・生産・購買を融合させたものづくりを進める
    • [36]フィットを2013年9月にフルモデルチェンジし、小型車専用工場として日本では寄居工場、北米ではメキシコに第二工場を建設。インド二輪は第四工場の建設を2014年2月に決定し年間生産能力は580万台となる。中国専用モデル「クライダー」を現地開発。各地域で開発・生産・購買を融合させたものづくりを進める
    • [37]フィットを2013年9月にフルモデルチェンジし、小型車専用工場として日本では寄居工場、北米ではメキシコに第二工場を建設。インド二輪は第四工場の建設を2014年2月に決定し年間生産能力は580万台となる。中国専用モデル「クライダー」を現地開発。各地域で開発・生産・購買を融合させたものづくりを進める
参考文献[18]-[37]
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第84期(2008年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [18]寄居町の四輪車完成車工場と小川町の四輪車エンジン工場は、業容変化、環境施策の強化、土地取得・造成費用、建築資材等の高騰により投資額を約70,000百万円から約158,000百万円に変更。稼動予定時期に変更なし
    • [19]寄居町の四輪車完成車工場と小川町の四輪車エンジン工場は、業容変化、環境施策の強化、土地取得・造成費用、建築資材等の高騰により投資額を約70,000百万円から約158,000百万円に変更。稼動予定時期に変更なし
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第84期(2008年3月期)【対処すべき課題】
    • [20]今後3年間に小川エンジン工場、寄居四輪車工場、八千代工業の軽自動車新工場などの次世代生産工場が稼動する予定
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第85期(2009年3月期)【業績等の概要】
    • [21]全世界的な販売減少と在庫調整で生産調整を実施し、国内生産は114万8千台と11.4%減少。2010年予定の寄居工場の稼動を2年以上延期し、八千代工業四日市製作所の新工場も1年強延期
    • [22]全世界的な販売減少と在庫調整で生産調整を実施し、国内生産は114万8千台と11.4%減少。2010年予定の寄居工場の稼動を2年以上延期し、八千代工業四日市製作所の新工場も1年強延期
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第87期(2011年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [23]寄居町に建設中の四輪車完成車工場は稼動予定時期を2013年とした。八千代工業は四日市市に建設中の四輪車新工場の計画を中止
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第87期(2011年3月期)【対処すべき課題】【役員の状況】
    • [24]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
    • [25]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
    • [26]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
    • [27]2009年6月 当社取締役社長(伊東孝紳)。2020年に向けた全社ビジョンとして「良いものを早く、安く、低炭素でお届けすること」を掲げる。東日本大震災で国内生産拠点の生産活動を一時休止し、栃木県の研究開発子会社等に大きな被害。4月11日までに全生産拠点で再開したが、国内四輪工場は5割程度の操業率
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2012「株主の皆さまへ」
    • [28]震災やタイ洪水によるサプライチェーンの寸断とタイ工場の冠水で全世界の四輪販売が大きく減少。2011年度は第11次中期計画のスタートの年で実績は十分ではなかったが、2012年度は成長軌道に移行したい。鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集約し、2011年12月にN BOXを発売
    • [29]震災やタイ洪水によるサプライチェーンの寸断とタイ工場の冠水で全世界の四輪販売が大きく減少。2011年度は第11次中期計画のスタートの年で実績は十分ではなかったが、2012年度は成長軌道に移行したい。鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集約し、2011年12月にN BOXを発売
    • [30]震災やタイ洪水によるサプライチェーンの寸断とタイ工場の冠水で全世界の四輪販売が大きく減少。2011年度は第11次中期計画のスタートの年で実績は十分ではなかったが、2012年度は成長軌道に移行したい。鈴鹿製作所に軽自動車の開発・購買・生産・営業を集約し、2011年12月にN BOXを発売
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第90期(2014年3月期)【沿革】【業績等の概要】【設備投資等の概要】
    • [31]2013年7月 埼玉製作所寄居工場稼働開始。FITやVEZELを生産し生産能力は年間25万台。ホンダ・デ・メキシコの四輪車第二工場とホンダカーズインディアの四輪車第二工場は2014年2月に稼動
    • [33]2013年7月 埼玉製作所寄居工場稼働開始。FITやVEZELを生産し生産能力は年間25万台。ホンダ・デ・メキシコの四輪車第二工場とホンダカーズインディアの四輪車第二工場は2014年2月に稼動
    • [35]2013年7月 埼玉製作所寄居工場稼働開始。FITやVEZELを生産し生産能力は年間25万台。ホンダ・デ・メキシコの四輪車第二工場とホンダカーズインディアの四輪車第二工場は2014年2月に稼動
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
    • [32]寄居町の四輪車工場は平成22年の稼動を予定
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2014「株主の皆様へ」
    • [34]フィットを2013年9月にフルモデルチェンジし、小型車専用工場として日本では寄居工場、北米ではメキシコに第二工場を建設。インド二輪は第四工場の建設を2014年2月に決定し年間生産能力は580万台となる。中国専用モデル「クライダー」を現地開発。各地域で開発・生産・購買を融合させたものづくりを進める
    • [36]フィットを2013年9月にフルモデルチェンジし、小型車専用工場として日本では寄居工場、北米ではメキシコに第二工場を建設。インド二輪は第四工場の建設を2014年2月に決定し年間生産能力は580万台となる。中国専用モデル「クライダー」を現地開発。各地域で開発・生産・購買を融合させたものづくりを進める
    • [37]フィットを2013年9月にフルモデルチェンジし、小型車専用工場として日本では寄居工場、北米ではメキシコに第二工場を建設。インド二輪は第四工場の建設を2014年2月に決定し年間生産能力は580万台となる。中国専用モデル「クライダー」を現地開発。各地域で開発・生産・購買を融合させたものづくりを進める

2014年〜

2014年6月、本田技研工業はエアバッグのリコールと自主的な市場措置を始めた。展開時にインフレーターの内圧が異常に上がり、容器が破損して飛び散るおそれがあった。同年12月に対象を広げ、2015年5月以降は取引先と米国運輸省道路交通安全局との合意に沿って範囲をさらに拡大した。2015年3月期末までの対象は運転席側が約905万台、助手席側が約919万台で、製品保証引当金の繰入額は約1,200億円だった。翌2016年3月期には繰入額が約4,360億円に膨らみ、同期に新たに対象となった車は運転席側だけで約1,188万台に上った。2015年3月期の営業利益は6,706億円と18.6%減り、八郷隆弘氏はその要因に品質関連費用を含む販管費の増加を挙げた。

  • 本田技研工業 有価証券報告書 第91期(2015年3月期)【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [38]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
    • [39]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
    • [40]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
    • [41]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第92期(2016年3月期)【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [42]エアバッグインフレーター関連の製品保証引当金繰入額は前期約1,200億円、当期約4,360億円。2015年11月にNHTSAと取引先の間で合意された同意命令が2016年5月に修正された影響を含む。当期に市場措置対象となったのは運転者席側約1,188万台、助手席側約600万台
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
    • [43]営業利益はコストダウン効果や為替影響はあったものの、品質関連費用を含む販売費及び一般管理費の増加などにより6,706億円と18.6%の減益

2015年6月に社長となった八郷氏は、グローバル6極体制の進化を最初の課題に据えた。世界を6つに分けて各地域に事業を任せる体制のもとで、北米やアジア、中国は地域専用の車を開発して造るまでになった。しかし四輪は販売が予定どおりに伸びない地域があり、生産拠点への投資だけが計画どおりに進んだ。八郷氏は、その結果として世界全体で能力が過剰になり、収益を圧迫したと総括した。対応として、北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から送ることにした。欧州で造る次期シビックの5ドアを域外へ出し、カナダ製のCR-Vを欧州でも売るとした。地域の自立を進めてきた流れを、2003年に掲げた地域間の相互補完へ引き戻す策だった。

  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
    • [44]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [46]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [47]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [48]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [49]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [50]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第92期(2016年3月期)【表紙】
    • [45]代表者の役職氏名 取締役社長 八郷隆弘
参考文献[38]-[50]
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第91期(2015年3月期)【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [38]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
    • [39]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
    • [40]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
    • [41]2014年6月、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇し容器が破損して飛び散るおそれがある問題に関連してリコールおよびSICを実施し、2014年12月に範囲を拡大。2015年5月以降の取引先とNHTSAとの合意内容に基づき範囲拡大を決定。対象は運転者席側約905万台、助手席側約919万台。製品保証引当金繰入額は1,200億円
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第92期(2016年3月期)【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
    • [42]エアバッグインフレーター関連の製品保証引当金繰入額は前期約1,200億円、当期約4,360億円。2015年11月にNHTSAと取引先の間で合意された同意命令が2016年5月に修正された影響を含む。当期に市場措置対象となったのは運転者席側約1,188万台、助手席側約600万台
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
    • [43]営業利益はコストダウン効果や為替影響はあったものの、品質関連費用を含む販売費及び一般管理費の増加などにより6,706億円と18.6%の減益
    • [44]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [46]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [47]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [48]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [49]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
    • [50]2015年6月に社長に就任。テーマの1つはグローバル6極体制の進化。6極体制のもとで各地域の生産能力は整い、北米・アジア・中国では地域専用モデルを開発・生産。四輪は販売が予定通りに推移しなかった地域もある一方、生産拠点への投資は計画に沿って進み、グローバルに生産能力が過剰となり収益に影響したという反省。北米向けフィットの一部と欧州向けジャズを日本から供給、欧州生産の次期シビック5ドアを欧州以外にも供給、カナダ生産のCR-Vを欧州で販売
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第92期(2016年3月期)【表紙】
    • [45]代表者の役職氏名 取締役社長 八郷隆弘

筆者考察

2000年代の本田技研工業は、需要のある場所で造るという原則を、地域ごとに能力を足していく計画へ置き換えた。中国を6番目の本部に据え、北米で売る車の8割を北米で造り、国内には寄居に年20万台の新工場を積んだ。どの計画も、地域の需要がその地域の工場を満たし続けることを前提にしていた。前提が崩れたのは2008年の金融危機で、寄居は稼働を3年遅らせ、小川のエンジン工場と合わせた投資額は当初の2倍を超えた。それでも各地域の新工場は計画どおりに建ち、2013年から2014年にかけて日本・メキシコ・インドで相次いで動き出した。地域の自立を積み重ねた結果は、世界全体で見ると余った能力になっていた。

2015年に社長となった八郷隆弘氏が最初に掲げたのは、日本から北米へフィットを送り、カナダのCR-Vを欧州で売るという、地域の間で車を融通し合う策だった。これは福井威夫氏が2003年に引き継いだMade by Global Hondaの相互補完と同じ発想であり、12年かけて地域ごとに分けた能力を、もう一度つなぎ直す作業である。同じ2年間に、エアバッグのインフレーターの市場措置が運転席側だけで2,000万台を超え、引当金は2期で5,500億円を上回った。能力の余りと品質の費用が重なった2015年3月期と2016年3月期は、拡張の時代の請求書がまとめて届いた2年だった。

エアバッグインフレーター関連の製品保証引当金繰入額 2015年3月期〜2016年3月期(億円)

1,200 15.3 4,360 16.3
  • 連結。2016年3月期は約4,360億円で、2015年11月の同意命令が2016年5月に修正された影響を含む。
  • 出所は本田技研工業 有価証券報告書 第91期(2015年3月期)・第92期(2016年3月期)の「経営成績に重要な影響を与える要因について」。

2003年〜2016年の業績

決算期 区分 売上高 営業利益純利益 主な投資
億円 YoY 億円 億円 利益率
2003年03月期 連結 79,714 n/a n/a 4,266 5.4% n/a
2004年03月期 連結 81,626 +2.4% n/a 4,643 5.7% n/a
2005年03月期 連結 86,501 +6.0% 6,309 4,861 5.6% n/a
2006年03月期 連結 99,079 +14.5% 8,689 5,970 6.0% n/a
2007年03月期 連結 110,871 +11.9% 8,519 5,923 5.3% n/a
2008年03月期 連結 120,028 +8.3% 9,531 6,000 5.0% n/a
2009年03月期 連結 100,112 ▲16.6% 1,896 1,370 1.4% n/a
2010年03月期 連結 85,791 ▲14.3% 3,638 2,684 3.1% 埼玉製作所小川工場が稼働開始(2009/09)
2011年03月期 連結 89,368 +4.2% 5,698 5,340 6.0% n/a
2012年03月期 連結 79,480 ▲11.1% 2,574 2,114 2.7% n/a
2013年03月期 連結 98,779 +24.3% 4,889 3,671 3.7% n/a
2014年03月期 連結 125,060 +26.6% 7,289 6,247 5.0% n/a
2015年03月期 連結 133,280 +6.6% 6,448 5,094 3.8% n/a
2016年03月期 連結 146,011 +9.6% 5,034 3,445 2.4% n/a

出所:有価証券報告書

出典・参考

18件
出典・参考
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「特集:アジアにおける事業展開」
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2003「株主の皆様へ」
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2004「株主の皆さまへ」
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【役員の状況】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第82期(2006年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第84期(2008年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第84期(2008年3月期)【対処すべき課題】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第85期(2009年3月期)【業績等の概要】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第87期(2011年3月期)【設備の新設、除却等の計画】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第87期(2011年3月期)【対処すべき課題】【役員の状況】
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2012「株主の皆さまへ」
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第90期(2014年3月期)【沿革】【業績等の概要】【設備投資等の概要】
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2014「株主の皆様へ」
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第91期(2015年3月期)【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • 本田技研工業 アニュアルレポート 2015「株主の皆様へ」
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第92期(2016年3月期)【財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
  • 本田技研工業 有価証券報告書 第92期(2016年3月期)【表紙】
  • 本田技研工業 株主通信 No.130(2006年8月)「株主の皆様へ」「福井威夫インタビュー」

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