ホンダの決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

規模を他社から借りずに済ませる手立てを、技術の側で用意してきた。1963年に四輪へ後発参入し、排出ガス規制と業界再編の圧力に対しては、提携ではなくCVCCエンジンを独力で開発して規制に適合させる。1973年10月には創業者2人が好調のさなかに同時に引退し、創業一族でない河島喜好氏へ承継している。1990年代の世界的な合併の波でも規模の拡大を退け、RVへの集中と社内改革で単独のまま通した。2021年4月には2040年に四輪をEVとFCVのみにすると宣言し、2024年12月には日産との経営統合の協議へ入ったが、二カ月弱で打ち切っている。技術で規模を代替できるうちは単独で通ったが、EVとソフトウェアの開発費だけは台数で割るほかなく、単独路線はそこで初めて限界に達した。

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