製紙業界ランキング(国内6社・2025年度)

製紙業界の売上高ランキング

上位3社が横ばいで並ぶ一方、北越コーポレーション-5.9%、三菱製紙-10.5%と下位2社だけが大きく減る。三菱製紙は紙素材事業781億円が21億円の赤字で、機能商品事業784億円と並ぶ規模になっている。首位の王子ホールディングス1.86兆円は日本1.08兆円のほかアジア2,565億円・中国1,909億円・欧州1,654億円を持つ。

1位 王子ホールディングス 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上高 1.86兆円 +0.7%
2位 日本製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上高 1.19兆円 +0.9%
3位 レンゴー 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上高 1.01兆円 +1.5%
4位 大王製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上高 6,668億円 -0.3%
5位 北越コーポレーション 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上高 2,877億円 -5.9%
6位 三菱製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上高 1,575億円 -10.5%

損益計算書の売上高。大きい順。

製紙業界の売上原価率ランキング

最も低い大王製紙76.2%は、紙・板紙3,503億円のほかにホーム&パーソナルケア2,989億円を持つ構成による。消費財は原価率が低いかわりに販管費がかさみ、同社の販管費率20.2%は6社で最も高い。逆に最も高い三菱製紙87.1%は販管費率12.7%で最も低く、紙素材事業781億円が21億円の赤字にある。

1位 大王製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上原価 76.2% -2.3pt
2位 北越コーポレーション 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上原価 80.4% +2.9pt
3位 レンゴー 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上原価 81.4% -0.3pt
4位 王子ホールディングス 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上原価 82.6% +1.5pt
5位 日本製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上原価 83.3% -0.5pt
6位 三菱製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 売上原価 87.1% +1.4pt

売上原価 ÷ 売上高。低い順。

製紙業界の販管費率ランキング

順位は原価率の順位をほぼ裏返した形になる。最も高い大王製紙20.2%は原価率76.2%で最も低く、最も低い三菱製紙12.7%は原価率87.1%で最も高い。売る相手が消費者か紙の需要家かで費用の乗る場所が変わるためで、大王製紙はホーム&パーソナルケア2,989億円、三菱製紙は紙素材事業781億円を抱える。

1位 三菱製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 販管費 12.7% +1.0pt
2位 日本製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 販管費 14.6% +0.1pt
3位 レンゴー 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 販管費 15.0% +0.4pt
4位 王子ホールディングス 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 販管費 15.5% +0.3pt
5位 北越コーポレーション 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 販管費 17.0% +1.0pt
6位 大王製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 販管費 20.2% +0.2pt

販売費及び一般管理費 ÷ 売上高。低い順。

製紙業界の営業利益率ランキング

6社とも0.2%から3.7%と薄い。首位のレンゴーは板紙・紙加工関連5,219億円で257億円を稼ぐが、海外関連事業2,091億円は16億円の赤字である。売上高首位の王子ホールディングスは1.9%の5位で、日本製紙も紙・板紙事業5,579億円に対する利益が6億円にとどまる。抄いた紙そのものでは利益がほとんど出ていない。

1位 レンゴー 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 営業利益 3.7% -0.1pt
2位 大王製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 営業利益 3.6% +2.1pt
3位 北越コーポレーション 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 営業利益 2.6% -3.8pt
4位 日本製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 営業利益 2.1% +0.4pt
5位 王子ホールディングス 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 営業利益 1.9% -1.8pt
6位 三菱製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 営業利益 0.2% -2.4pt

営業利益 ÷ 売上高。高い順。

製紙業界の当期純利益率ランキング

営業利益率で5位だった王子ホールディングスが3.0%で首位に立ち、6位の三菱製紙も0.2%から1.2%へ上がる。営業段階で首位のレンゴーは3.7%から2.1%に下がって3位、日本製紙は2.1%から1.0%で最下位となる。営業利益率が0.2%から3.7%の狭い範囲にあるため、営業より下の損益で順位が入れ替わる。

1位 王子ホールディングス 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 当期純利益 3.0% +0.5pt
2位 北越コーポレーション 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 当期純利益 2.5% -2.5pt
3位 レンゴー 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 当期純利益 2.1% -0.8pt
4位 大王製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 当期純利益 1.3% +3.0pt
5位 三菱製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 当期純利益 1.2% -1.3pt
6位 日本製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 当期純利益 1.0% +0.6pt

親会社株主に帰属する当期純利益 ÷ 売上高。高い順。

製紙業界の自己資本比率ランキング

売上高5位の北越コーポレーションが59.9%で首位、6位の三菱製紙が46.3%で2位に立ち、順位は規模とおおむね逆になる。最も低いのは大王製紙26.6%と日本製紙29.2%で、いずれも紙・板紙の設備を抱えながら営業利益率は3.6%・2.1%にとどまる。北越コーポレーションは紙パルプ事業2,614億円の単一に近い構成である。

1位 北越コーポレーション 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 自己資本 59.9% -3.4pt
2位 三菱製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 自己資本 46.3% +5.4pt
3位 王子ホールディングス 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 自己資本 41.0% -0.8pt
4位 レンゴー 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 自己資本 37.3% -0.1pt
5位 日本製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 自己資本 29.2% +0.9pt
6位 大王製紙 業績を見る 2026年3月期 連結 JGAAP 自己資本 26.6% -0.1pt

自己資本 ÷ 総資産額。高い順。自己資本は純資産から新株予約権と非支配株主持分を除いた額。銀行の自己資本比率規制(BIS 比率)とは別の指標。

製紙業界の平均年収ランキング

王子ホールディングス850万円とレンゴー818万円の2社と、692万円以下の4社の間に126万円の段差がある。ただし王子ホールディングスの単体は464人で、連結38,757人のほぼ全員が子会社側にいる持株会社の数字である。レンゴーの単体は4,426人、日本製紙は5,028人で、母数の性質が揃っていない。

1位 王子ホールディングス 年収を見る 2026年3月期 単体 850万円 +0.6%
2位 レンゴー 年収を見る 2026年3月期 単体 818万円 +5.0%
3位 日本製紙 年収を見る 2026年3月期 単体 692万円 +2.2%
4位 三菱製紙 年収を見る 2026年3月期 単体 680万円 +2.2%
5位 大王製紙 年収を見る 2026年3月期 単体 637万円 +2.1%
6位 北越コーポレーション 年収を見る 2026年3月期 単体 633万円 +3.3%

有価証券報告書「従業員の状況」の平均年間給与。高い順。提出会社(単体)の就業人員が対象で、賞与・基準外賃金を含み、臨時従業員を含まない。連結の従業員数とは母数が違う。

製紙業界の連結従業員数ランキング

売上高3位のレンゴー25,573人が2位の日本製紙15,042人を1万人上回る。海外関連事業に10,237人、板紙・紙加工関連事業に9,066人を置き、海外の人員が最大の塊になっているためである。首位の王子ホールディングス38,757人は生活産業資材19,188人・資源環境ビジネス8,619人が主で、単体は464人にとどまる。

1位 王子ホールディングス 従業員数を見る 2026年3月期 連結 38,757人 -1.0%
2位 レンゴー 従業員数を見る 2026年3月期 連結 25,573人 +2.2%
3位 日本製紙 従業員数を見る 2026年3月期 連結 15,042人 -0.7%
4位 大王製紙 従業員数を見る 2026年3月期 連結 11,639人 -4.5%
5位 北越コーポレーション 従業員数を見る 2026年3月期 連結 3,728人 +0.5%
6位 三菱製紙 従業員数を見る 2026年3月期 連結 2,513人 -7.6%

有価証券報告書「従業員の状況」の連結会社の従業員数。多い順。就業人員であり、臨時従業員(平均年収の母数にも入らない)を含まない。