サイゼリヤ:コロナ禍の最終赤字と朝食業態「朝サイゼ」の開始
2013年〜千葉工場と国内外1500店舗、都心で重ねた新業態と監査等委員会
2013年1月、千葉県千葉市に千葉工場を建設した。2015年4月の業績予想の修正では、出店戦略を見直して販売費及び一般管理費が減ったことを、利益が予想を上回った理由に挙げている。上海の子会社は同年6月に100店舗へ届き、グループの店舗数は2019年6月に国内外で1500店舗となった。その2019年8月期、日本セグメントの営業利益51億16百万円に対し、アジアは43億79百万円を計上した。一方で同じ期の上期には、不採算店舗の収益性が落ちたとして、個別で8億97百万円の減損損失を特別損失に計上した。店舗数の節目を迎えた時点で、国内の店舗網の収益にはすでに濃淡が出ていたとみられる。
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第52期(2024年8月期)【沿革】
- [1]2013年1月、千葉県千葉市に千葉工場を建設
- [3]2015年6月に上海薩莉亜餐飲有限公司が100店舗を達成、2019年6月に国内外店舗数が1500店舗を達成
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「平成27年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2015年4月8日)
- [2]2015年8月期第2四半期累計の個別利益が予想を上回った理由として、売上増に加え出店戦略の見直しにより販売費及び一般管理費が減少したことを挙げた
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第47期(2019年8月期)【セグメント情報】
- [4]2019年8月期のセグメント営業利益は日本5,116百万円、アジア4,379百万円
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「2019年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2019年4月10日)
- [5]2019年8月期第2四半期累計に、不採算店舗の収益性低下により個別で減損損失897百万円を特別損失に計上
サイゼリヤとは別の看板を掲げる新業態は、2013年12月に東京・神田で開いたサンドイッチカウンターから始まった。翌年8月には同じ神田にPASTASを、2016年には日本橋茅場町にスパゲティ・マリアーノとズッパディパスタを出している。2018年から2020年にかけても、川口のスパットミート、横浜のリカリカ、浅草の伊麺処などが続いた。2021年の年次報告書で堀埜一成社長は、マリアーノの進化型「ミラノ食堂mariano」で軽い夕食の市場を開くと説明した。テイクアウトやデリバリー、店舗での食材販売の試験も、同じ国内新事業の枠に入れていた。郊外の大型店で固めた型の外側で、時間帯と立地の違う需要を探る試みが8年近く続いたことになる。
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第52期(2024年8月期)【沿革】
- [6]2013年12月、東京都千代田区神田に新業態「サンドイッチカウンター」を開店
- [7]2014年8月に神田で「PASTAS」、2016年7月に日本橋茅場町で「スパゲティ・マリアーノ」、同年10月に「ズッパディパスタ」を開店
- [8]2018年4月に川口市で「スパットミート」、同年8月に横浜市で「リカリカ」、2020年2月に浅草で「伊麺処」を開店
- 株式会社サイゼリヤ 第49期 年次報告書(2021年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [9]国内新事業として、クイックパスタ業態マリアーノの進化型ブランド「ミラノ食堂mariano」を展開し、「サクッと食べられる軽い夕食」を掲げたサパーを提案するとした堀埜一成社長の説明
- [10]テイクアウト、デリバリー、食材販売など新たな販売形態のテストを積極的に実施・拡大するとした
2016年10月12日の取締役会で監査等委員会設置会社への移行を決め、11月29日の第44期定時株主総会で定款を改めた。開示した理由は、監査等委員である取締役に取締役会での議決権を持たせ、監査と監督の働きを強めることにあった。あわせて、透明性の高い経営と意思決定の速さを両立させることも目的に挙げた。移行前の取締役会に社外取締役は1人もおらず、移行後は社外取締役が監査等委員として議決に加わった。2021年11月時点の取締役7名のうち、3名が社外取締役だった。創業者が代表権を持つ会長として残る取締役会に、外部の目を議決権ごと組み込む手当てだったと推察される。
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「監査等委員会設置会社への移行及び定款一部変更に関するお知らせ」(2016年10月12日)
- [11]2016年10月12日の取締役会で監査等委員会設置会社への移行を決議し、同年11月29日の第44期定時株主総会で定款変更を付議
- [12]移行の理由は、監査等委員である取締役に取締役会での議決権を付与し、取締役会の監査・監督機能を強化すること
- [13]より透明性の高い経営と迅速な意思決定の実現を移行の目的に挙げた
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第44期(2016年8月期)【コーポレート・ガバナンスの状況等】【役員の状況】
- [14]監査役会設置会社の時期には社外取締役がおらず、2016年11月29日付で監査等委員会設置会社へ移行
- 株式会社サイゼリヤ 第49期 年次報告書(2021年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [15]2021年11月25日現在の取締役は7名で、うち社外取締役は荒川隆氏と監査等委員の渡辺晋氏・松田道春氏の3名
参考文献[1]-[15]
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第52期(2024年8月期)【沿革】
- [1]2013年1月、千葉県千葉市に千葉工場を建設
- [3]2015年6月に上海薩莉亜餐飲有限公司が100店舗を達成、2019年6月に国内外店舗数が1500店舗を達成
- [6]2013年12月、東京都千代田区神田に新業態「サンドイッチカウンター」を開店
- [7]2014年8月に神田で「PASTAS」、2016年7月に日本橋茅場町で「スパゲティ・マリアーノ」、同年10月に「ズッパディパスタ」を開店
- [8]2018年4月に川口市で「スパットミート」、同年8月に横浜市で「リカリカ」、2020年2月に浅草で「伊麺処」を開店
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「平成27年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2015年4月8日)
- [2]2015年8月期第2四半期累計の個別利益が予想を上回った理由として、売上増に加え出店戦略の見直しにより販売費及び一般管理費が減少したことを挙げた
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第47期(2019年8月期)【セグメント情報】
- [4]2019年8月期のセグメント営業利益は日本5,116百万円、アジア4,379百万円
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「2019年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2019年4月10日)
- [5]2019年8月期第2四半期累計に、不採算店舗の収益性低下により個別で減損損失897百万円を特別損失に計上
- 株式会社サイゼリヤ 第49期 年次報告書(2021年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [9]国内新事業として、クイックパスタ業態マリアーノの進化型ブランド「ミラノ食堂mariano」を展開し、「サクッと食べられる軽い夕食」を掲げたサパーを提案するとした堀埜一成社長の説明
- [10]テイクアウト、デリバリー、食材販売など新たな販売形態のテストを積極的に実施・拡大するとした
- [15]2021年11月25日現在の取締役は7名で、うち社外取締役は荒川隆氏と監査等委員の渡辺晋氏・松田道春氏の3名
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「監査等委員会設置会社への移行及び定款一部変更に関するお知らせ」(2016年10月12日)
- [11]2016年10月12日の取締役会で監査等委員会設置会社への移行を決議し、同年11月29日の第44期定時株主総会で定款変更を付議
- [12]移行の理由は、監査等委員である取締役に取締役会での議決権を付与し、取締役会の監査・監督機能を強化すること
- [13]より透明性の高い経営と迅速な意思決定の実現を移行の目的に挙げた
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第44期(2016年8月期)【コーポレート・ガバナンスの状況等】【役員の状況】
- [14]監査役会設置会社の時期には社外取締役がおらず、2016年11月29日付で監査等委員会設置会社へ移行
2020年〜全店一斉休業と日本セグメントの営業損失、アジアの利益と新業態8店舗の閉店
2020年4月6日から、レストランサイゼリヤの全店で酒類の販売を1人2杯までに制限した。会社側は『食事に不便を感じる方への場を提供する外食のインフラとしての使命を果たすため』、細心の注意を払って営業を続けると表明した。そのうえで、飲酒が大声や客同士の接近を招きうることを制限の理由とした。5月18日には一部を除く全店を休業し、3密を避ける客席の配置替えや、テイクアウトの増加への備えに充てた。2020年8月期の連結業績は、営業損失38億15百万円、親会社株主に帰属する当期純損失34億50百万円となった。前の期の営業利益は95億99百万円で、1年で130億円余り振れた計算になる。
- 株式会社サイゼリヤ お知らせ「新型コロナウイルスの流行に伴う酒類販売制限のお知らせ」(2020年4月4日)
- [16]2020年4月6日より、レストランサイゼリヤ全店で酒類の販売を一人あたり2杯(本)までに制限
- [17]外食のインフラとしての使命を果たすため、細心の注意を払いつつできる限りの営業を継続するとした
- [18]飲酒は量が増えると大声やお客様同士の接近を誘発する場合があるとして酒類販売を制限した
- 株式会社サイゼリヤ お知らせ「全店一斉休業のお知らせ」(2020年5月15日)
- [19]2020年5月18日を一部を除く全店一斉休業日とし、3密回避のためのレイアウト・設備変更、テイクアウト販売の増加への対策などに充てた
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第48期(2020年8月期)【主要な経営指標等の推移】
- [20]2020年8月期の連結営業損失3,815百万円、親会社株主に帰属する当期純損失3,450百万円
- [21]2019年8月期の連結営業利益は9,599百万円
2021年8月期も緊急事態宣言の再発出や時短営業の要請が続き、連結の営業損失は22億64百万円となった。堀埜社長は年次報告書で、深夜営業をやめて従業員の安全を確保し、開店と閉店の作業時間を縮めたと振り返った。次の期の国内事業については、『損益分岐点を下げるために引き続き徹底的なムダの削減、固定的費用の削減を行ってまいります』と記した。この間、日本セグメントは2020年8月期に56億23百万円、翌期に72億10百万円の営業損失を出した。同じ2期にアジアは17億55百万円と44億25百万円の営業利益を上げ、国内の欠損を埋めた。堀埜社長は『海外事業は全体的には好調ですが、カントリーリスクや為替等、地域ごとに状況が異なる』として、ガバナンスの強化を課題に挙げた。
- 株式会社サイゼリヤ 第49期 年次報告書(2021年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [22]2021年8月期は緊急事態宣言の再発出、酒類提供の自粛や営業時間短縮の再要請の影響が続き、連結営業損失2,264百万円
- [23]深夜営業を無くすことで従業員の安全を確保し、開店と閉店の作業時間を短縮して店舗運営を効率化した
- [24]国内レストラン事業の方針として、損益分岐点を下げるためムダと固定的費用の削減を続けるとした堀埜一成社長の記述
- [27]海外事業は地域ごとに状況が異なるため、情報収集・分析能力とガバナンスを強化し、変化に対応できる組織づくりを進めるとした
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第49期(2021年8月期)【セグメント情報】
- [25]日本セグメントの営業損失は2020年8月期5,623百万円、2021年8月期7,210百万円
- [26]アジアセグメントの営業利益は2020年8月期1,755百万円、2021年8月期4,425百万円
年次報告書で国内新事業の柱に据えた「ミラノ食堂mariano」は、2020年10月に東京都中央区で開いたばかりの店だった。しかし2022年8月、立地環境の変化を理由に、既存の新業態8店舗をすべて閉じた。出店の余地を広げる役は、2021年4月に練馬区で開いたコンビニ跡地の小型店と、未出店県への進出に移った。2021年12月から2022年6月にかけ、旭川市、秋田県、鳥取県、岩手県に新しい商圏の店を出している。2022年8月期の決算説明会資料は、全店閉店を記す一方で、新業態の開発そのものは続けるとした。都心の別ブランドより、本業の型を小さな区画や新しい県へ運ぶほうが投資を回収しやすいと判じたのだろう。
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第52期(2024年8月期)【沿革】
- [28]2020年10月、東京都中央区に新業態「ミラノ食堂Mariano」を開店
- [30]2021年4月、東京都練馬区にコンビニ跡地を利用した小型店「地下鉄赤塚店」を開店
- 株式会社サイゼリヤ 第50期 年次報告書(2022年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [29]2022年8月、立地環境の変化に伴い既存新業態8店舗を全店閉店
- [31]新商圏店舗として2021年12月に北海道旭川市と秋田県、2022年1月に鳥取県、同年6月に岩手県へ出店
- 株式会社サイゼリヤ Financial Results Briefing Session(2022年8月期 決算説明会資料)
- [32]2023年8月期の取り組みとして、立地環境の変化による既存新業態店の閉店(2022年8月に8店舗全店)と並べ、新業態の開発を継続すると記載
参考文献[16]-[32]
- 株式会社サイゼリヤ お知らせ「新型コロナウイルスの流行に伴う酒類販売制限のお知らせ」(2020年4月4日)
- [16]2020年4月6日より、レストランサイゼリヤ全店で酒類の販売を一人あたり2杯(本)までに制限
- [17]外食のインフラとしての使命を果たすため、細心の注意を払いつつできる限りの営業を継続するとした
- [18]飲酒は量が増えると大声やお客様同士の接近を誘発する場合があるとして酒類販売を制限した
- 株式会社サイゼリヤ お知らせ「全店一斉休業のお知らせ」(2020年5月15日)
- [19]2020年5月18日を一部を除く全店一斉休業日とし、3密回避のためのレイアウト・設備変更、テイクアウト販売の増加への対策などに充てた
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第48期(2020年8月期)【主要な経営指標等の推移】
- [20]2020年8月期の連結営業損失3,815百万円、親会社株主に帰属する当期純損失3,450百万円
- [21]2019年8月期の連結営業利益は9,599百万円
- 株式会社サイゼリヤ 第49期 年次報告書(2021年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [22]2021年8月期は緊急事態宣言の再発出、酒類提供の自粛や営業時間短縮の再要請の影響が続き、連結営業損失2,264百万円
- [23]深夜営業を無くすことで従業員の安全を確保し、開店と閉店の作業時間を短縮して店舗運営を効率化した
- [24]国内レストラン事業の方針として、損益分岐点を下げるためムダと固定的費用の削減を続けるとした堀埜一成社長の記述
- [27]海外事業は地域ごとに状況が異なるため、情報収集・分析能力とガバナンスを強化し、変化に対応できる組織づくりを進めるとした
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第49期(2021年8月期)【セグメント情報】
- [25]日本セグメントの営業損失は2020年8月期5,623百万円、2021年8月期7,210百万円
- [26]アジアセグメントの営業利益は2020年8月期1,755百万円、2021年8月期4,425百万円
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第52期(2024年8月期)【沿革】
- [28]2020年10月、東京都中央区に新業態「ミラノ食堂Mariano」を開店
- [30]2021年4月、東京都練馬区にコンビニ跡地を利用した小型店「地下鉄赤塚店」を開店
- 株式会社サイゼリヤ 第50期 年次報告書(2022年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [29]2022年8月、立地環境の変化に伴い既存新業態8店舗を全店閉店
- [31]新商圏店舗として2021年12月に北海道旭川市と秋田県、2022年1月に鳥取県、同年6月に岩手県へ出店
- 株式会社サイゼリヤ Financial Results Briefing Session(2022年8月期 決算説明会資料)
- [32]2023年8月期の取り組みとして、立地環境の変化による既存新業態店の閉店(2022年8月に8店舗全店)と並べ、新業態の開発を継続すると記載
2022年〜松谷社長のチェーンストア改革、粗利益率の下振れとセルフレジ全店導入、朝サイゼ
2022年7月13日、取締役会は、一身上の都合により8月31日付で代表取締役社長と取締役を退くという堀埜社長の申し出を受理した。後任には、店舗が10店ほどだった1984年に入社し、資材部長や店舗運営本部長を務めた松谷秀治氏が選ばれた。9月1日に社長執行役員となり、11月29日の株主総会を経て代表取締役社長に就いた。松谷社長は最初の年次報告書で真のチェーンストアへ向かうと掲げ、1000を超える店舗の実行状況を点検するトップ直属のラインスタッフを置くとした。その狙いを『問題点を集中させることで、問題解決のスピードを上げていく組織に変えてまいります。』と説明している。2022年10月には、このラインスタッフにあたるスーパーバイザーを設けた。
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「代表取締役の異動及び人事異動に関するお知らせ」(2022年7月13日)
- [33]2022年7月13日の取締役会で、代表取締役社長堀埜一成氏から一身上の都合による2022年8月31日付の代表取締役社長及び取締役辞任の申し出を受理
- [35]2022年9月1日付で社長執行役員、同年11月29日の定時株主総会を経て代表取締役社長執行役員
- 株式会社サイゼリヤ 第50期 年次報告書(2022年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [34]松谷秀治氏は1984年6月入社、1995年3月資材部長、2008年11月店舗運営本部長を経て執行役員総務本部長。入社時の店舗数は10店舗ほど
- [36]真のチェーンストアに向かうとし、1,000以上の店舗の実行状況を教育すると同時に問題点を拾い上げるトップ直属の「ラインスタッフ」をつくるとした松谷秀治社長の方針
- [37]問題点を集中させて問題解決の速度を上げる組織に変えるとした
- 株式会社サイゼリヤ 第51期 年次報告書(2023年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [38]2022年10月、トップ直属のラインスタッフであるスーパーバイザーを設置
2023年4月12日、通期の業績予想を修正し、連結営業利益の見通しを75億円から61億円へ下げた。資源高と円安で食材価格が上がり、上期の個別の粗利益率が予想の61.0%に対し57.7%にとどまったためである。期末の売上高は1832億44百万円と前期比27.0%増えたが、日本セグメントはなお14億91百万円の営業損失だった。松谷社長は就任時から『生産性を高めていくためには作業そのものを変えていく必要があります。』と説いていた。2023年9月に店舗運営部をゾーンに分けてゾーンマネジャーを置き、2024年8月にはセルフレジを全店へ入れ終えた。2024年8月期、日本セグメントは27億37百万円の営業利益へ戻った。
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「2023年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2023年4月12日)
- [39]2023年8月期の連結業績予想を修正し、営業利益を7,500百万円から6,100百万円へ引き下げ
- [40]資源価格の高騰や円安による食材価格上昇の影響で、上期の個別粗利益率が予想61.0%に対し実績57.7%と3.3ポイント下回った
- 株式会社サイゼリヤ 第52期 年次報告書(2024年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ・セグメント別概況
- [41]2023年8月期の連結売上高は1,832億44百万円(前期比27.0%増)。日本セグメントは14億91百万円の営業損失
- [43]2023年9月に店舗運営部組織にゾーンマネジャーを設置し、2024年8月にセルフレジを全店導入完了
- [44]2024年8月期の日本セグメントは営業利益27億37百万円(前期は14億91百万円の営業損失)
- 株式会社サイゼリヤ 第50期 年次報告書(2022年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [42]生産性を高めるには作業そのものを変える必要があるとし、DXと自社工場の製品開発で店舗作業を軽くするとした松谷秀治社長の方針
2025年6月下旬、東京都江東区の大島ピーコックストア前店で、朝7時から10時に限った朝食メニュー「朝サイゼ」の販売を始めた。8月28日には墨田区の錦糸町楽天地店が2店舗目となり、焼きたてのフォッカチオやパニーニをイタリア式のコーヒーとともに出した。松谷社長は2025年8月期の年次報告書で、生活様式の変化に合わせて朝食を出す店を広げる方針を示した。同じ期には徳島・愛媛・大分の未出店県へ出て、2025年5月にはベトナムで1号店を開いた。2025年8月期の連結売上高は2567億14百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は111億64百万円となった。昼と夜に偏っていた客席の稼働を、朝の時間帯へ広げる試みといえる。
- 株式会社サイゼリヤ ニュースリリース「8月28日(木) 錦糸町楽天地店で、朝サイゼ開始!」(2025年8月26日)
- [45]朝食限定メニュー「朝サイゼ」(AM7:00〜10:00)を2025年6月下旬に大島ピーコックストア前店(東京都江東区)で販売開始
- [46]2025年8月28日より錦糸町楽天地店(東京都墨田区)で2店舗目の朝サイゼを開始。焼きたてのフォッカチオやパニーニとイタリア式コーヒーを提供
- 株式会社サイゼリヤ 第53期 年次報告書(2025年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [47]生活スタイルの変化に合わせた朝食店舗の拡大を進めるとした松谷秀治社長の方針
- [48]未出店県の徳島県に2024年10月、愛媛県に11月、大分県に12月に出店し、2025年5月にベトナムに1号店を出店
- [49]2025年8月期の連結売上高2,567億14百万円(前期比14.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益111億64百万円(同37.0%増)
参考文献[33]-[49]
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「代表取締役の異動及び人事異動に関するお知らせ」(2022年7月13日)
- [33]2022年7月13日の取締役会で、代表取締役社長堀埜一成氏から一身上の都合による2022年8月31日付の代表取締役社長及び取締役辞任の申し出を受理
- [35]2022年9月1日付で社長執行役員、同年11月29日の定時株主総会を経て代表取締役社長執行役員
- 株式会社サイゼリヤ 第50期 年次報告書(2022年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [34]松谷秀治氏は1984年6月入社、1995年3月資材部長、2008年11月店舗運営本部長を経て執行役員総務本部長。入社時の店舗数は10店舗ほど
- [36]真のチェーンストアに向かうとし、1,000以上の店舗の実行状況を教育すると同時に問題点を拾い上げるトップ直属の「ラインスタッフ」をつくるとした松谷秀治社長の方針
- [37]問題点を集中させて問題解決の速度を上げる組織に変えるとした
- [42]生産性を高めるには作業そのものを変える必要があるとし、DXと自社工場の製品開発で店舗作業を軽くするとした松谷秀治社長の方針
- 株式会社サイゼリヤ 第51期 年次報告書(2023年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [38]2022年10月、トップ直属のラインスタッフであるスーパーバイザーを設置
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「2023年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2023年4月12日)
- [39]2023年8月期の連結業績予想を修正し、営業利益を7,500百万円から6,100百万円へ引き下げ
- [40]資源価格の高騰や円安による食材価格上昇の影響で、上期の個別粗利益率が予想61.0%に対し実績57.7%と3.3ポイント下回った
- 株式会社サイゼリヤ 第52期 年次報告書(2024年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ・セグメント別概況
- [41]2023年8月期の連結売上高は1,832億44百万円(前期比27.0%増)。日本セグメントは14億91百万円の営業損失
- [43]2023年9月に店舗運営部組織にゾーンマネジャーを設置し、2024年8月にセルフレジを全店導入完了
- [44]2024年8月期の日本セグメントは営業利益27億37百万円(前期は14億91百万円の営業損失)
- 株式会社サイゼリヤ ニュースリリース「8月28日(木) 錦糸町楽天地店で、朝サイゼ開始!」(2025年8月26日)
- [45]朝食限定メニュー「朝サイゼ」(AM7:00〜10:00)を2025年6月下旬に大島ピーコックストア前店(東京都江東区)で販売開始
- [46]2025年8月28日より錦糸町楽天地店(東京都墨田区)で2店舗目の朝サイゼを開始。焼きたてのフォッカチオやパニーニとイタリア式コーヒーを提供
- 株式会社サイゼリヤ 第53期 年次報告書(2025年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- [47]生活スタイルの変化に合わせた朝食店舗の拡大を進めるとした松谷秀治社長の方針
- [48]未出店県の徳島県に2024年10月、愛媛県に11月、大分県に12月に出店し、2025年5月にベトナムに1号店を出店
- [49]2025年8月期の連結売上高2,567億14百万円(前期比14.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益111億64百万円(同37.0%増)
2013年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2013年08月期 | 連結 | 1,104 | n/a | 75 | 84 | 39 | 3.5% | n/a |
| 2014年08月期 | 連結 | 1,256 | +13.8% | 55 | 59 | 11 | 0.9% | n/a |
| 2015年08月期 | 連結 | 1,392 | +10.8% | 75 | 80 | 37 | 2.7% | n/a |
| 2016年08月期 | 連結 | 1,449 | +4.1% | 90 | 91 | 55 | 3.8% | n/a |
| 2017年08月期 | 連結 | 1,483 | +2.3% | 112 | 119 | 74 | 5.0% | n/a |
| 2018年08月期 | 連結 | 1,540 | +3.8% | 86 | 89 | 50 | 3.2% | n/a |
| 2019年08月期 | 連結 | 1,565 | +1.6% | 96 | 97 | 49 | 3.1% | n/a |
| 2020年08月期 | 連結 | 1,268 | ▲19.0% | ▲38 | ▲21 | ▲34 | ▲2.7% | n/a |
| 2021年08月期 | 連結 | 1,265 | ▲0.2% | ▲23 | 35 | 17 | 1.3% | n/a |
| 2022年08月期 | 連結 | 1,442 | +14.0% | 4 | 108 | 56 | 3.9% | n/a |
| 2023年08月期 | 連結 | 1,832 | +27.0% | 72 | 79 | 51 | 2.8% | n/a |
| 2024年08月期 | 連結 | 2,245 | +22.5% | 149 | 156 | 81 | 3.6% | n/a |
| 2025年08月期 | 連結 | 2,567 | +14.3% | 155 | 158 | 111 | 4.3% | n/a |
| 2026年08月期 | 連結 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
19件
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第44期(2016年8月期)【コーポレート・ガバナンスの状況等】【役員の状況】
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第47期(2019年8月期)【セグメント情報】
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第48期(2020年8月期)【主要な経営指標等の推移】
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第49期(2021年8月期)【セグメント情報】
- 株式会社サイゼリヤ Financial Results Briefing Session(2022年8月期 決算説明会資料)
- 株式会社サイゼリヤ 有価証券報告書 第52期(2024年8月期)【沿革】
- 株式会社サイゼリヤ ニュースリリース「8月28日(木) 錦糸町楽天地店で、朝サイゼ開始!」(2025年8月26日)
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「平成27年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2015年4月8日)
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「監査等委員会設置会社への移行及び定款一部変更に関するお知らせ」(2016年10月12日)
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「2019年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2019年4月10日)
- 株式会社サイゼリヤ お知らせ「新型コロナウイルスの流行に伴う酒類販売制限のお知らせ」(2020年4月4日)
- 株式会社サイゼリヤ お知らせ「全店一斉休業のお知らせ」(2020年5月15日)
- 株式会社サイゼリヤ 第49期 年次報告書(2021年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- 株式会社サイゼリヤ 第50期 年次報告書(2022年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「代表取締役の異動及び人事異動に関するお知らせ」(2022年7月13日)
- 株式会社サイゼリヤ 第51期 年次報告書(2023年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ
- 株式会社サイゼリヤ 適時開示「2023年8月期第2四半期(累計)業績予想との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ」(2023年4月12日)
- 株式会社サイゼリヤ 第52期 年次報告書(2024年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ・セグメント別概況
- 株式会社サイゼリヤ 第53期 年次報告書(2025年8月期)ごあいさつ・トップメッセージ