ANAホールディングス:過去最大3,321億円の公募増資と芝田浩二体制での回復
2020年〜旅客の消えたコロナ禍と、3,321億円の公募増資
航空券の払い戻しが増え、2020年3月末の手元流動性は約2,400億円に減った。社長の片野坂真哉氏のもとで、ANAホールディングスは手元資金の確保を最優先に置いた。民間金融機関からの借入とコミットメントラインの増額を実施し、政府系金融機関とも融資の調整に入った。これらで9,500億円を確保できる見通しを5月に示した。航空事業の費用は固定費が約6割を占め、便を減らしても費用はすぐには縮まなかった。このため機材の受領を後ろ倒しし、一時帰休と役員報酬・管理職賃金の減額で年間人件費の約9%を抑える策を並べた。直前の2020年3月期の連結営業利益は60,806百万円だった。
- ANAホールディングス 2019年度3月期 決算説明会 質疑応答(2020年5月)
- [1]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- [2]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- [3]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- [4]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- ANAホールディングス 2019年度3月期 決算説明会 質疑応答(2020年5月)
- [5]航空事業の費用は固定費約6割・変動費約4割。機材受領の後ろ倒し、一時帰休と役員報酬・管理職賃金の減額で年間人件費の約9%相当を抑制
- [6]航空事業の費用は固定費約6割・変動費約4割。機材受領の後ろ倒し、一時帰休と役員報酬・管理職賃金の減額で年間人件費の約9%相当を抑制
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2020年3月期・連結)
- [7]2020年3月期 連結営業利益60,806百万円、売上高1,974,216百万円
2020年10月、ANAホールディングスは需要の回復が見通せないとして事業構造改革を打ち出した。機材を309機から276機へ減らし、2021年入社の新卒採用を中止し、社員の年収を前年比3割減とした。11月には最大1億4,000万株の新株を公募で発行し、約3,321億円を調達すると発表した。発行済株式の約4割にあたる規模で、財務の健全性を保ったまま構造改革を進める原資と位置づけた。あわせて劣後ローン4,000億円も借り入れていた。2021年2月には、年度の固定費削減額の見通しを10月の計画を上回る1,580億円とした。1日あたりの資金流出も、第1四半期の約19億円から第3四半期の約5億円へ縮んだ。それでも2021年3月期の連結営業損失は464,774百万円と過去最大になった。
- ANAホールディングス 事業構造改革の発表(2020年10月)(経営判断「コロナ禍の公募増資で再建」所収)
- [8]2020年10月、機材を309機から276機へ削減、2021年新卒採用中止、社員年収を前年比3割減、希望退職の募集を打診
- [9]2020年10月、機材を309機から276機へ削減、2021年新卒採用中止、社員年収を前年比3割減、希望退職の募集を打診
- ANAホールディングス 公募増資等の発表(2020年11月27日)(経営判断「コロナ禍の公募増資で再建」所収)
- [10]最大1億4,000万株(発行済株式の約4割)で最大約3,321億円を調達。資金は契約済み機材の導入と有利子負債の返済に充当し、財務の健全性を保ったまま構造改革を進める原資とする
- [11]最大1億4,000万株(発行済株式の約4割)で最大約3,321億円を調達。資金は契約済み機材の導入と有利子負債の返済に充当し、財務の健全性を保ったまま構造改革を進める原資とする
- ANAホールディングス 2022年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2023年2月)
- [12]劣後ローン4,000億円の返済を控え、期日に確実に弁済する方針(手元流動性は1兆円超)
- ANAホールディングス 2020年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2021年2月)
- [13]2020年度の固定費削減額の最新見通し1,580億円(2020年10月末の計画から深掘り)。1日あたりの資金流出は第1四半期約19億円→第3四半期約5億円
- [14]2020年度の固定費削減額の最新見通し1,580億円(2020年10月末の計画から深掘り)。1日あたりの資金流出は第1四半期約19億円→第3四半期約5億円
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2021年3月期・連結)
- [15]2021年3月期 連結営業損失464,774百万円、親会社株主に帰属する当期純損失404,624百万円、売上高728,683百万円
2022年4月、代表取締役専務執行役員の芝田浩二氏が社長に就任し、片野坂真哉氏は代表取締役会長に移った。芝田浩二氏は1982年に入社し、2005年から提携を担うアライアンス室長を務めた経歴を持つ。交代時点の2022年3月期も連結営業損失は173,127百万円で、赤字は2期続いた。5月の説明会では、コスト構造改革で削減した固定費2,500億円のうち1,300億円は恒久的に効くと説明した。そのうえで、中期的に売上高2兆円・営業利益2,000億円の実現を目指すと掲げた。構造改革を設計した片野坂真哉氏が会長に残り、回復期の実行を芝田浩二氏に委ねる分担だったと思われる。
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期)役員の状況
- [16]芝田浩二氏 1982年4月入社、2005年4月アライアンス室長、2021年4月代表取締役専務執行役員、2022年4月代表取締役社長。片野坂真哉氏 2022年4月代表取締役会長
- [17]芝田浩二氏 1982年4月入社、2005年4月アライアンス室長、2021年4月代表取締役専務執行役員、2022年4月代表取締役社長。片野坂真哉氏 2022年4月代表取締役会長
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期・連結)
- [18]2022年3月期 連結営業損失173,127百万円、売上高1,020,324百万円
- ANAホールディングス 2021年度通期 決算説明会 質疑応答(2022年5月)
- [19]固定費削減2,500億円のうち1,300億円は恒久的に持続。中期的に売上高2兆円・営業利益2,000億円を目指す。社長交代の記述はなし
- [20]固定費削減2,500億円のうち1,300億円は恒久的に持続。中期的に売上高2兆円・営業利益2,000億円を目指す。社長交代の記述はなし
参考文献[1]-[20]
- [1]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- [2]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- [3]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- [4]2020年3月末の手元流動性約2,400億円。民間金融機関借入・コミットメントライン増額・政府系金融機関の融資調整で9,500億円を確保できる見通し。劣後ローンの記述はなし
- ANAホールディングス 2019年度3月期 決算説明会 質疑応答(2020年5月)
- [5]航空事業の費用は固定費約6割・変動費約4割。機材受領の後ろ倒し、一時帰休と役員報酬・管理職賃金の減額で年間人件費の約9%相当を抑制
- [6]航空事業の費用は固定費約6割・変動費約4割。機材受領の後ろ倒し、一時帰休と役員報酬・管理職賃金の減額で年間人件費の約9%相当を抑制
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2020年3月期・連結)
- [7]2020年3月期 連結営業利益60,806百万円、売上高1,974,216百万円
- ANAホールディングス 事業構造改革の発表(2020年10月)(経営判断「コロナ禍の公募増資で再建」所収)
- [8]2020年10月、機材を309機から276機へ削減、2021年新卒採用中止、社員年収を前年比3割減、希望退職の募集を打診
- [9]2020年10月、機材を309機から276機へ削減、2021年新卒採用中止、社員年収を前年比3割減、希望退職の募集を打診
- ANAホールディングス 公募増資等の発表(2020年11月27日)(経営判断「コロナ禍の公募増資で再建」所収)
- [10]最大1億4,000万株(発行済株式の約4割)で最大約3,321億円を調達。資金は契約済み機材の導入と有利子負債の返済に充当し、財務の健全性を保ったまま構造改革を進める原資とする
- [11]最大1億4,000万株(発行済株式の約4割)で最大約3,321億円を調達。資金は契約済み機材の導入と有利子負債の返済に充当し、財務の健全性を保ったまま構造改革を進める原資とする
- ANAホールディングス 2022年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2023年2月)
- [12]劣後ローン4,000億円の返済を控え、期日に確実に弁済する方針(手元流動性は1兆円超)
- [13]2020年度の固定費削減額の最新見通し1,580億円(2020年10月末の計画から深掘り)。1日あたりの資金流出は第1四半期約19億円→第3四半期約5億円
- [14]2020年度の固定費削減額の最新見通し1,580億円(2020年10月末の計画から深掘り)。1日あたりの資金流出は第1四半期約19億円→第3四半期約5億円
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2021年3月期・連結)
- [15]2021年3月期 連結営業損失464,774百万円、親会社株主に帰属する当期純損失404,624百万円、売上高728,683百万円
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期)役員の状況
- [16]芝田浩二氏 1982年4月入社、2005年4月アライアンス室長、2021年4月代表取締役専務執行役員、2022年4月代表取締役社長。片野坂真哉氏 2022年4月代表取締役会長
- [17]芝田浩二氏 1982年4月入社、2005年4月アライアンス室長、2021年4月代表取締役専務執行役員、2022年4月代表取締役社長。片野坂真哉氏 2022年4月代表取締役会長
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期・連結)
- [18]2022年3月期 連結営業損失173,127百万円、売上高1,020,324百万円
- [19]固定費削減2,500億円のうち1,300億円は恒久的に持続。中期的に売上高2兆円・営業利益2,000億円を目指す。社長交代の記述はなし
- [20]固定費削減2,500億円のうち1,300億円は恒久的に持続。中期的に売上高2兆円・営業利益2,000億円を目指す。社長交代の記述はなし
2022年〜3ブランドを並べた2023〜2025年度中期経営戦略と、営業利益2,000億円
2023年2月、ANAホールディングスは2023〜2025年度の中期経営戦略を公表した。航空事業はANA・Peach・AirJapanの3ブランドを並べる構成とした。3ブランドの路線・ダイヤ・便数を機動的に配分し、市場シェアと利益を拡大する狙いである。前年5月の説明会では、国内線の出張客について『業務渡航を目的とする利用者がコロナ前の水準まで回復しない前提としています』と説明していた。中計もビジネス需要の回復は従来より緩やかとみて、レジャーと訪日客を伸びの中心に置いた。目標は2025年度に連結売上高23,200億円、営業利益2,000億円以上である。直前の2023年3月期は連結営業利益120,030百万円で、3期ぶりに黒字化していた。
- ANAホールディングス 2023〜2025年度 中期経営戦略 説明会資料(2023年2月15日)
- [21]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [22]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [23]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [25]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [26]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- ANAホールディングス 2021年度通期 決算説明会 質疑応答(2022年5月)
- [24]ANA国内旅客のビジネス需要比率はコロナ前4割→ポストコロナ3割、業務渡航の利用者はコロナ前水準まで回復しない前提
- ANAホールディングス 2023年度通期 決算説明会 質疑応答(2024年5月)
- [27]2025年度の営業利益目標は「2,000億円以上」
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2023年3月期・連結)
- [28]2023年3月期 連結営業利益120,030百万円、売上高1,707,484百万円
中期経営戦略は、3本目のAirJapanを2023年度下期中に成田から中距離の国際線へ就航させると定めた。国際旅客の新たな収益源に育てる計画である。Peachは関西・成田を拠点に近・中距離路線に特化し、ANAは羽田・成田発の幹線を中心に運航を再開する割り振りである。国際旅客の生産量に占めるAirJapanの比率は、2023年度の0%から2025年度に5%へ上げる計画だった。2022年5月の説明会では、レジャー需要の強い目的地ならANA便をPeach便へ移管できると説明していた。出張需要の戻りが鈍いなか、AirJapanはANAとPeachの間に残る中距離のレジャー・訪日需要を受け持つ位置づけとみられる。
- ANAホールディングス 2023〜2025年度 中期経営戦略 説明会資料(2023年2月15日)
- [29]AirJapanは成田から中距離路線に就航し新たな収益源を確立(2023年度下期中就航予定)。Peachは関空・成田ベースで近・中距離に特化、ANAは羽田・成田の幹線を中心に運航再開・増便
- [30]AirJapanは成田から中距離路線に就航し新たな収益源を確立(2023年度下期中就航予定)。Peachは関空・成田ベースで近・中距離に特化、ANAは羽田・成田の幹線を中心に運航再開・増便
- [31]AirJapanは成田から中距離路線に就航し新たな収益源を確立(2023年度下期中就航予定)。Peachは関空・成田ベースで近・中距離に特化、ANAは羽田・成田の幹線を中心に運航再開・増便
- [32]国際旅客の生産量構成比でAirJapanは2023年度0、2025年度5(2019年度=100の指数)
- ANAホールディングス 2021年度通期 決算説明会 質疑応答(2022年5月)
- [33]レジャーマーケットならANA便をPeach便に移管、業務渡航マーケットならANA便を継続するなどグループで柔軟に調整
2024年3月期の連結売上高は2,055,928百万円、営業利益は207,911百万円となった。営業利益はコロナ後で初めて2,000億円を上回った。2023年度第3四半期の国際旅客の実質イールドはコロナ前比47%高く、訪日需要と日本発の出張需要が単価を支えた。国内線も6月に一部運賃を値上げし、その効果が第3四半期まで続いた。ただ2024年2月の説明会では、『今年度の好業績は、政府支援や国際線の需給の逼迫などの一時的な要因にも支えられた』と説明した。翌期に今期を上回る利益を目指すのは容易でないとの認識も示した。2023年5月には復配の時期を未定としていた。2024年5月、2024年3月期の配当を予定の1株当たり30円から50円へ増やした。
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2024年3月期・連結)
- [34]2024年3月期 連結営業利益207,911百万円、売上高2,055,928百万円
- [35]2024年3月期 連結営業利益207,911百万円、売上高2,055,928百万円
- ANAホールディングス 2023年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2024年2月)
- [36]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- [37]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- [38]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- [39]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- ANAホールディングス 2022年度通期 決算説明会 質疑応答(2023年5月)
- [40]復配時期は「未定」。人的資本への投資・財務基盤の回復・成長投資を総合的に勘案して判断
- ANAホールディングス 2023年度通期 決算説明会 質疑応答(2024年5月)
- [41]2023年度の配当を1株当たり30円から50円へ増配。2024年度も50円を予想
参考文献[21]-[41]
- [21]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [22]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [23]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [25]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- [26]ANA・Peach・AirJapanの3ブランドで市場シェア向上と利益拡大、就航路線・ダイヤ・便数を機動的に調整。国内旅客はビジネス需要の回復が従来より緩やか、レジャー・訪日客中心に増加。2025年度連結売上高目標23,200億円
- ANAホールディングス 2021年度通期 決算説明会 質疑応答(2022年5月)
- [24]ANA国内旅客のビジネス需要比率はコロナ前4割→ポストコロナ3割、業務渡航の利用者はコロナ前水準まで回復しない前提
- [33]レジャーマーケットならANA便をPeach便に移管、業務渡航マーケットならANA便を継続するなどグループで柔軟に調整
- ANAホールディングス 2023年度通期 決算説明会 質疑応答(2024年5月)
- [27]2025年度の営業利益目標は「2,000億円以上」
- [41]2023年度の配当を1株当たり30円から50円へ増配。2024年度も50円を予想
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2023年3月期・連結)
- [28]2023年3月期 連結営業利益120,030百万円、売上高1,707,484百万円
- ANAホールディングス 2023〜2025年度 中期経営戦略 説明会資料(2023年2月15日)
- [29]AirJapanは成田から中距離路線に就航し新たな収益源を確立(2023年度下期中就航予定)。Peachは関空・成田ベースで近・中距離に特化、ANAは羽田・成田の幹線を中心に運航再開・増便
- [30]AirJapanは成田から中距離路線に就航し新たな収益源を確立(2023年度下期中就航予定)。Peachは関空・成田ベースで近・中距離に特化、ANAは羽田・成田の幹線を中心に運航再開・増便
- [31]AirJapanは成田から中距離路線に就航し新たな収益源を確立(2023年度下期中就航予定)。Peachは関空・成田ベースで近・中距離に特化、ANAは羽田・成田の幹線を中心に運航再開・増便
- [32]国際旅客の生産量構成比でAirJapanは2023年度0、2025年度5(2019年度=100の指数)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2024年3月期・連結)
- [34]2024年3月期 連結営業利益207,911百万円、売上高2,055,928百万円
- [35]2024年3月期 連結営業利益207,911百万円、売上高2,055,928百万円
- ANAホールディングス 2023年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2024年2月)
- [36]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- [37]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- [38]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- [39]第3四半期のANA国際旅客の実質イールドはコロナ前比+47%(訪日と日本発業務渡航が堅調)。国内旅客は6月の一部運賃値上げの効果が継続。好業績は政府支援や需給逼迫など一時的要因にも支えられ、来期に上回るのは容易でない
- ANAホールディングス 2022年度通期 決算説明会 質疑応答(2023年5月)
- [40]復配時期は「未定」。人的資本への投資・財務基盤の回復・成長投資を総合的に勘案して判断
2025年〜LIMの株主提案と、国内線・国際線のサービス共通化
2025年4月、株主のLIM Japan Event Master Fundが定款変更2件を定時株主総会に付議するよう求めた。1件はグループで5年以上勤めた者を候補とする上場関連会社の取締役選任議案に、賛成票を投じることを禁じる条文である。提案の理由は、日本航空と合わせて約42%を持つ空港施設のPBRが約0.5倍にとどまる点を挙げた。もう1件は、他の株主との議決権の共同行使の合意を開示させる条文である。社長の芝田浩二氏が率いる取締役会は5月22日に2件とも反対を決議した。議決権の行使は取締役の業務執行に属し、定款で一律に縛るのは機動的な執行に適さないとした。6月27日の総会で2件は賛成8.4%と8.9%で否決された。
- ANAホールディングス 株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ 別紙(提案株主提出書面)(2025年5月22日)
- [42]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- [43]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- [44]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- [45]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- ANAホールディングス 株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ(2025年5月22日)
- [46]取締役会は2件とも反対を決議。議決権行使は取締役の業務執行権限に属し、定款で固定的・一律に拘束するのは柔軟かつ機動的な業務執行に適さない。共同保有は金融商品取引法で開示義務あり
- [47]取締役会は2件とも反対を決議。議決権行使は取締役の業務執行権限に属し、定款で固定的・一律に拘束するのは柔軟かつ機動的な業務執行に適さない。共同保有は金融商品取引法で開示義務あり
- ANAホールディングス 臨時報告書(2025年7月2日提出)(経営判断「LIMの天下り禁止提案に反対」所収)
- [48]2025年6月27日の定時株主総会で第5号議案は賛成8.4%、第6号議案は賛成8.9%で否決
ANAは2026年5月19日搭乗分から、国内線の予約・搭乗ルールを国際線とそろえた。旅客サービスシステムの統合は2023年2月に、国内線運賃の刷新は2025年5月に公表済みだった。オンラインチェックインの画面と操作を共通にし、幼児の対象年齢と無料手荷物のルールも改めた。2026年5月には、新運賃体系と『直前の高単価需要を確実に獲得する精緻なレベニューマネジメント』で国内線の単価が前年を上回る見通しを示した。2026年3月期の連結営業利益は217,437百万円、売上高は2,539,233百万円だった。一方で中東情勢に伴う燃油価格の高騰を2026年度の利益計画に織り込み、緊急のコスト削減を決めた。運賃設計で国内線の単価を支えながら、燃油の振れを吸収できるかが現在の課題と推察される。
- 全日本空輸 ANA NEWS 第25-053号「国内線と国際線のサービスを共通化し、2026年5月19日搭乗分から空港での国内線各種ルールが変わります」(2025年12月18日)
- [49]2026年5月19日搭乗分から国内線ルール変更。オンラインチェックインを国際線と共通化、システム統合は2023年2月14日公表、運賃リニューアルは2025年5月20日公表。幼児の対象年齢・無料手荷物ルールを変更
- [50]2026年5月19日搭乗分から国内線ルール変更。オンラインチェックインを国際線と共通化、システム統合は2023年2月14日公表、運賃リニューアルは2025年5月20日公表。幼児の対象年齢・無料手荷物ルールを変更
- [51]2026年5月19日搭乗分から国内線ルール変更。オンラインチェックインを国際線と共通化、システム統合は2023年2月14日公表、運賃リニューアルは2025年5月20日公表。幼児の対象年齢・無料手荷物ルールを変更
- ANAホールディングス 2025年度 決算説明会 質疑応答(2026年5月)
- [52]国内旅客は需要堅調、新運賃体系と精緻なレベニューマネジメントで単価は前年を上回る見通し。中東情勢による燃油高騰を2026年度計画に織り込み、管理可能費中心に緊急コスト削減を決定
- [54]国内旅客は需要堅調、新運賃体系と精緻なレベニューマネジメントで単価は前年を上回る見通し。中東情勢による燃油高騰を2026年度計画に織り込み、管理可能費中心に緊急コスト削減を決定
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2026年3月期・連結)
- [53]2026年3月期 連結営業利益217,437百万円、売上高2,539,233百万円
参考文献[42]-[54]
- [42]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- [43]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- [44]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- [45]LIM Japan Event Master Fundが第80回定時株主総会に定款変更2件(上場子会社・上場関連会社への天下りの禁止/共同保有の開示)を提案。空港施設はANAとJALで約42%保有、PBR約0.5倍
- ANAホールディングス 株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ(2025年5月22日)
- [46]取締役会は2件とも反対を決議。議決権行使は取締役の業務執行権限に属し、定款で固定的・一律に拘束するのは柔軟かつ機動的な業務執行に適さない。共同保有は金融商品取引法で開示義務あり
- [47]取締役会は2件とも反対を決議。議決権行使は取締役の業務執行権限に属し、定款で固定的・一律に拘束するのは柔軟かつ機動的な業務執行に適さない。共同保有は金融商品取引法で開示義務あり
- ANAホールディングス 臨時報告書(2025年7月2日提出)(経営判断「LIMの天下り禁止提案に反対」所収)
- [48]2025年6月27日の定時株主総会で第5号議案は賛成8.4%、第6号議案は賛成8.9%で否決
- [49]2026年5月19日搭乗分から国内線ルール変更。オンラインチェックインを国際線と共通化、システム統合は2023年2月14日公表、運賃リニューアルは2025年5月20日公表。幼児の対象年齢・無料手荷物ルールを変更
- [50]2026年5月19日搭乗分から国内線ルール変更。オンラインチェックインを国際線と共通化、システム統合は2023年2月14日公表、運賃リニューアルは2025年5月20日公表。幼児の対象年齢・無料手荷物ルールを変更
- [51]2026年5月19日搭乗分から国内線ルール変更。オンラインチェックインを国際線と共通化、システム統合は2023年2月14日公表、運賃リニューアルは2025年5月20日公表。幼児の対象年齢・無料手荷物ルールを変更
- [52]国内旅客は需要堅調、新運賃体系と精緻なレベニューマネジメントで単価は前年を上回る見通し。中東情勢による燃油高騰を2026年度計画に織り込み、管理可能費中心に緊急コスト削減を決定
- [54]国内旅客は需要堅調、新運賃体系と精緻なレベニューマネジメントで単価は前年を上回る見通し。中東情勢による燃油高騰を2026年度計画に織り込み、管理可能費中心に緊急コスト削減を決定
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2026年3月期・連結)
- [53]2026年3月期 連結営業利益217,437百万円、売上高2,539,233百万円
2020年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2020年03月期 | 連結 | 19,742 | n/a | 608 | 594 | 276 | 1.4% | n/a |
| 2021年03月期 | 連結 | 7,286 | ▲63.1% | ▲4,648 | ▲4,514 | ▲4,046 | ▲55.5% | n/a |
| 2022年03月期 | 連結 | 10,203 | +40.0% | ▲1,731 | ▲1,849 | ▲1,436 | ▲14.1% | n/a |
| 2023年03月期 | 連結 | 17,074 | +67.3% | 1,200 | 1,118 | 894 | 5.2% | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 20,559 | +20.4% | 2,079 | 2,077 | 1,570 | 7.6% | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 22,618 | +10.0% | 1,966 | 2,001 | 1,530 | 6.8% | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 25,392 | +12.3% | 2,174 | 2,197 | 1,691 | 6.7% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
22件
- ANAホールディングス 2019年度3月期 決算説明会 質疑応答(2020年5月)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2020年3月期・連結)
- ANAホールディングス 2020年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2021年2月)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2021年3月期・連結)
- ANAホールディングス 2021年度通期 決算説明会 質疑応答(2022年5月)
- ANAホールディングス 2022年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2023年2月)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期)役員の状況
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2022年3月期・連結)
- ANAホールディングス 2022年度通期 決算説明会 質疑応答(2023年5月)
- ANAホールディングス 2023年度通期 決算説明会 質疑応答(2024年5月)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2023年3月期・連結)
- ANAホールディングス 2023年度第3四半期 決算説明会 質疑応答(2024年2月)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2024年3月期・連結)
- ANAホールディングス 2025年度 決算説明会 質疑応答(2026年5月)
- ANAホールディングス 有価証券報告書(2026年3月期・連結)
- 全日本空輸 ANA NEWS 第25-053号「国内線と国際線のサービスを共通化し、2026年5月19日搭乗分から空港での国内線各種ルールが変わります」(2025年12月18日)
- ANAホールディングス 事業構造改革の発表(2020年10月)(経営判断「コロナ禍の公募増資で再建」所収)
- ANAホールディングス 公募増資等の発表(2020年11月27日)(経営判断「コロナ禍の公募増資で再建」所収)
- ANAホールディングス 2023〜2025年度 中期経営戦略 説明会資料(2023年2月15日)
- ANAホールディングス 株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ 別紙(提案株主提出書面)(2025年5月22日)
- ANAホールディングス 株主提案に対する当社取締役会意見に関するお知らせ(2025年5月22日)
- ANAホールディングス 臨時報告書(2025年7月2日提出)(経営判断「LIMの天下り禁止提案に反対」所収)