決断
土地を持つ量ではなく、他人の資金を動かす量で稼ぐ会社へ移った。1974年、石油危機後の不況で支払金利が経常利益の倍を超えると、坪井東氏は就任5カ月でツーバイフォー住宅・臨海造成・レジャーの3社を分社し、不得意な分野は他社の資本と技術を借りる方式へ切り替えた。1980年には地主の土地に建てて床を等価交換する共同事業「レッツ」を制度化し、自社で用地を抱えないまま開発機会を取り込んだ。バブル崩壊後の10年で7,500億円の特別損失を処理したのち、岩沙弘道氏は2003年に「預かり資産」を掲げて持たない経営へ転じ、証券化と共同出資を全社の作法へ広げた。3度とも、資金が土地に固定される時間を短くする方向へ方針を転換している。
2024年4月 エリオットの資本効率要求
政策保有株式と純投資目的の投資株式2024 2025 2026 政策保有株式(上場)(億円) 2,603 2,046 2,678 純投資目的の投資株式(上場)(億円) 4,800 2,828 − 2004年 不動産保有から運用受託へ転換
不動産保有から運用受託へ転換不動産を所有し続けることのバランスシート上のリスクを見直し、証券化・共同出資で自社資金を抑えつつ手数料とマネジメント収入で収益を上げるモデルへ、事業構造そのものを組み替えた業績の推移2003 2004 2009 売上高(兆円) 1.1 1.1 1.4 純利益率(%) 2.4 1.3 6.0 1980年 共同事業「レッツ」の開始
共同事業「レッツ」の開始地価高騰による用地取得難と、10年単位で資金が拘束される土地本位経営の負担を背景に、地主と組んで自社で土地を抱えずに開発機会を取り込む共同事業の仕組みを制度化した同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移1979 1980 1985 売上高(億円) 1,303 1,503 2,628 経常利益率(%) 6.4 6.2 7.4 1974年10月 三井ホームなど2社を設立
業績の推移1973 1974 1979 売上高(億円) 762 912 1,303 純利益率(%) 4.7 4.5 3.3