カナデビア:AE&E Inova買収による環境事業への転換とカナデビアへの社名変更
2010年〜ごみ焼却炉談合の課徴金と、スイスAE&E Inovaの買収
国内の自治体需要が頭打ちとなるなか、日立造船は2010年3月期に訴訟損失引当金繰入額6,174百万円を特別損失に計上した。ごみ焼却炉の入札をめぐる独占禁止法違反について、発注者からの損害賠償請求に備えた引当だった。会長兼社長の古川実氏はこの計上を先々の負担を出し切る措置と位置づけ、1997年度以来12期ぶりの復配を果たした。ところが2010年11月10日、公正取引委員会は審判審決で4,901百万円の課徴金納付を命じた。日立造船は東京高等裁判所に審決取消請求訴訟を起こし、住民訴訟1件と損害賠償請求訴訟3件も抱えたままだった。売上の多くを自治体の発注に依存する事業では、談合の処分と訴訟が長く収益を圧迫し続けたのだろう。
- 日立造船 アニュアルレポート2010
- [1]2009年度(2010年3月期)に訴訟損失引当金繰入額6,174百万円を特別損失に計上
- [2]引当の対象はごみ焼却炉建設工事入札の独占禁止法違反に起因する発注者からの損害賠償請求訴訟等
- [3]古川会長兼社長が2009年度を過去との決別の年とし、1997年度以来12期ぶりに1株2円の復配
- 日立造船 有価証券報告書(2011年3月期)
- [4]2010年11月10日の審判審決で4,901百万円の課徴金納付を命じられた
- [5]審決取消請求訴訟を東京高裁に提起し係属中、関連の住民訴訟1件と発注者からの損害賠償請求訴訟3件も係属中
課徴金が命じられた翌月の2010年12月20日、日立造船はスイスのAE&E Inova AGの全株式を取得した。Inovaは、日立造船が1960年にデロール式ごみ焼却炉の技術を導入したフォンロール社を前身とする。古川実氏は2016年度に売上高5,000億円とする構想を掲げ、15%程度の海外売上高比率を30%以上へ上げる必要を示していた。ライセンシーだった日立造船について、古川実氏は子会社化の効果を『これまで営業地域などに制限がありましたが、今回の子会社化により全世界での展開が可能となりました。』と位置づけた。欧州では、ごみの処理が埋立から熱回収を重んじる焼却へ移りつつあった。技術の供与元を買収することで、国内需要の頭打ちを欧州と新興国の市場で補う事業基盤を得たとみられる。
- 日立造船 有価証券報告書(2011年3月期)
- [6]2010年12月にAE&E Inova AG(現Hitachi Zosen Inova AG)を完全子会社化
- 日立造船 アニュアルレポート2011
- [7]Inovaは1960年に日立造船がデロール式ごみ焼却炉の技術導入を受けたフォンロール社を前身とする欧州の都市ごみ焼却発電メーカー
- [9]ライセンシーとして営業地域の制限があったが、子会社化で全世界での展開が可能になった
- [10]欧州市場では埋立処理から熱回収に力点を置いた焼却処理へ需要が変化
- 日立造船 アニュアルレポート2010
- [8]2016年度売上高5,000億円の構想と、海外売上高比率を15%程度から30%以上へ引き上げる方針
欧州の拠点を得た日立造船は、2014年4月1日に水処理の子会社アタカ大機を吸収合併した。合併の目的は、環境・グリーンエネルギー分野の海外市場開拓に向け、一体で運営して事業の推進力を高めることにあった。アタカ大機の2013年度は、受注高344億円に対し営業利益が2億円にとどまり、水処理で不採算工事も出ていた。取締役社長兼COOの谷所敬氏は、合併の効果について『当社のごみ焼却発電プラントと組み合わせて海外展開するなど、協業による効果を狙うことができます。』とした。合併と同時に水処理・産業装置本部が発足し、し尿処理や上下水処理を国内外へ売る体制が整った。単独では海外展開の力が乏しい水処理を、ごみ焼却発電の海外案件に組み込む判断だったと推察される。
- 日立造船 有価証券報告書(2014年3月期)
- [11]2013年11月28日の取締役会で決議、2014年4月1日付でアタカ大機を吸収合併
- [12]合併の目的は環境・グリーンエネルギー分野のグローバルな市場開拓のため、一体運営による事業推進力の強化と経営の合理化
- 日立造船 アニュアルレポート2014
- [13]アタカ大機の2013年度は受注高344億円・売上高366億円・営業利益2億円、水処理分野で不採算工事
- [14]谷所社長兼COOが、アタカ大機の水処理をごみ焼却発電プラントと組み合わせた海外展開を合併効果に挙げた
- [15]2014年4月の合併で水処理・産業装置本部を発足、汚泥再生処理・上下水処理でグローバル市場へ参入を図る
参考文献[1]-[15]
- [1]2009年度(2010年3月期)に訴訟損失引当金繰入額6,174百万円を特別損失に計上
- [2]引当の対象はごみ焼却炉建設工事入札の独占禁止法違反に起因する発注者からの損害賠償請求訴訟等
- [3]古川会長兼社長が2009年度を過去との決別の年とし、1997年度以来12期ぶりに1株2円の復配
- [8]2016年度売上高5,000億円の構想と、海外売上高比率を15%程度から30%以上へ引き上げる方針
- 日立造船 有価証券報告書(2011年3月期)
- [4]2010年11月10日の審判審決で4,901百万円の課徴金納付を命じられた
- [5]審決取消請求訴訟を東京高裁に提起し係属中、関連の住民訴訟1件と発注者からの損害賠償請求訴訟3件も係属中
- [6]2010年12月にAE&E Inova AG(現Hitachi Zosen Inova AG)を完全子会社化
- [7]Inovaは1960年に日立造船がデロール式ごみ焼却炉の技術導入を受けたフォンロール社を前身とする欧州の都市ごみ焼却発電メーカー
- [9]ライセンシーとして営業地域の制限があったが、子会社化で全世界での展開が可能になった
- [10]欧州市場では埋立処理から熱回収に力点を置いた焼却処理へ需要が変化
- 日立造船 有価証券報告書(2014年3月期)
- [11]2013年11月28日の取締役会で決議、2014年4月1日付でアタカ大機を吸収合併
- [12]合併の目的は環境・グリーンエネルギー分野のグローバルな市場開拓のため、一体運営による事業推進力の強化と経営の合理化
- [13]アタカ大機の2013年度は受注高344億円・売上高366億円・営業利益2億円、水処理分野で不採算工事
- [14]谷所社長兼COOが、アタカ大機の水処理をごみ焼却発電プラントと組み合わせた海外展開を合併効果に挙げた
- [15]2014年4月の合併で水処理・産業装置本部を発足、汚泥再生処理・上下水処理でグローバル市場へ参入を図る
2017年〜海水淡水化のOsmoflo買収と、川崎重工業とのシールド掘進機事業の統合
アタカ大機の合併で水処理を集約した日立造船は、2017年2月に豪州のOsmoflo Holdingsを子会社化した。Osmofloは海水淡水化と産業用水処理のシステムを設計・製造・販売する。日立造船は国内の水市場を横ばいとみる一方、水資源の不足する海外で上水と造水が伸びると見込んでいた。OsmofloのRO造水技術やリース事業と、自社の繊維ろ過・取水技術を合わせ、東南アジアへ水を供給する構想だった。前の3か年計画では営業利益の達成率が86%にとどまっており、谷所敬氏は『まずは足もとの事業の収益力を強化することから始めるべき』とした。買収後は統合の指針に沿って100日プランを実行し、経営幹部を3名ほど送り込んだ。
- 日立造船 有価証券報告書(2017年3月期)
- [16]2017年2月にOsmoflo Holdings Pty Ltdを子会社化
- [17]Osmoflo Holdings及びその関係会社が海水淡水化・産業用水処理システムの設計・製造・販売を行う
- 日立造船 アニュアルレポート2017
- [18]水事業は国内市場が横ばい、海外では水資源の不足で上水・造水事業が伸長する見込み
- [19]OsmofloのRO造水技術・リース事業ノウハウと自社の繊維ろ過・取水技術を組み合わせ東南アジアで水供給事業を展開
- [20]Hitz Vision Ⅱ(2014〜2016年度)の営業利益は計画500億円に対し実績428億円、達成率86%。谷所社長は足もとの収益力強化を優先
- [21]Osmofloに対しPMIガイドラインに沿った100日プランを実行し、経営幹部を3名ほど派遣
2020年4月、三野禎男氏が取締役社長兼COOに就任し、日立造船は中期経営計画「Forward 22」を始めた。前の計画「Change & Growth」は受注高と売上高の目標を満たしたが、利益は計画を下回っていた。Forward 22は付加価値の向上、事業の選択・集中と伸長分野へのシフト、働き方改革を基本方針に据えた。欧州のHitachi Zosen Inovaは数年業績が低迷し、受注前のリスク検討とサービス・バイオガス事業で立て直しを進めていた。2018年にInovaの会長となった桑原道氏が経営改革を進め、Inovaは2019年以降に回復へ向かった。1年目の施策には、柏工場の売却とInovaのサービス事業を広げる仏社の買収が並んだ。
- 日立造船「第123期 株主通信」(2019年4月1日〜2020年3月31日)
- [22]取締役会長兼CEO谷所敬・取締役社長兼COO三野禎男の体制で、2020年4月から中期経営計画「Forward 22」を開始
- [23]「Change & Growth」は受注高・売上高は計画を達成したが、利益は計画を下回った
- [24]Forward 22の基本方針は製品・サービスの付加価値向上、事業の選択・集中とリソースの伸長分野へのシフト、働き方改革
- [25]Inova社はここ数年業績が低迷、受注前のリスク検討とサービス・バイオガス事業の伸長に取り組む
- カナデビア 統合報告書2024
- [26]桑原道氏が2018年にInova会長に就任し経営改革を断行、2019年以降に回復・成長
- 日立造船「中期経営計画初年度実績と今後の取組みについて」(2021年)
- [27]Forward 22初年度の取組みとして柏工場の売却、HZIのサービス事業拡大のための仏社買収、川崎重工業とのシールド事業統合
Forward 22の選択と集中で、日立造船はシールド掘進機事業を川崎重工業と統合した。2014年の時点で谷所敬氏はシールド掘進機を舶用エンジンと並ぶ不振事業に挙げ、専門のチームを組んでいた。米国の建設会社JVに納めた掘進機は掘削中に停止し、JVとの損害賠償請求訴訟は2019年10月の和解まで続いた。2021年に両社は新会社設立の基本合意を結び、出資を50%ずつとし、製造拠点の複数確保を利点に挙げた。2021年10月、営業・設計・修理などの事業は共同新設分割で地中空間開発に移り、製造だけは両社に残った。受注の波が大きい大型機を単独で抱えず、他社と分担する体制を選んだと考えられる。
- Hitachi Zosen「Financial Results for FY2021」(2022年)
- [28]Forward 22の事業の選択・集中の進捗として、川崎重工業とのシールドマシン事業の統合を挙げた
- 日立造船 アニュアルレポート2014
- [29]シールド掘進機・舶用エンジン部門などの不振事業はタスクフォース・チームを組成して構造的問題を洗い出す
- 日立造船 有価証券報告書(2022年3月期)
- [30]米国の土木建設会社JVに納めたシールド掘進機が掘削中に停止、JVからの損害賠償請求訴訟は2019年10月4日に和解
- [32]2021年10月、シールド掘進機事業(製造に関する事業を除く)を川崎重工業との共同新設分割で地中空間開発に承継
- 日立造船「中期経営計画初年度実績と今後の取組みについて」(2021年)
- [31]川崎重工とシールドマシン事業の新会社設立で基本合意、出資比率50%:50%、利点は国際競争力強化・技術の組合せ・製造拠点の複数確保
参考文献[16]-[32]
- 日立造船 有価証券報告書(2017年3月期)
- [16]2017年2月にOsmoflo Holdings Pty Ltdを子会社化
- [17]Osmoflo Holdings及びその関係会社が海水淡水化・産業用水処理システムの設計・製造・販売を行う
- [18]水事業は国内市場が横ばい、海外では水資源の不足で上水・造水事業が伸長する見込み
- [19]OsmofloのRO造水技術・リース事業ノウハウと自社の繊維ろ過・取水技術を組み合わせ東南アジアで水供給事業を展開
- [20]Hitz Vision Ⅱ(2014〜2016年度)の営業利益は計画500億円に対し実績428億円、達成率86%。谷所社長は足もとの収益力強化を優先
- [21]Osmofloに対しPMIガイドラインに沿った100日プランを実行し、経営幹部を3名ほど派遣
- 日立造船「第123期 株主通信」(2019年4月1日〜2020年3月31日)
- [22]取締役会長兼CEO谷所敬・取締役社長兼COO三野禎男の体制で、2020年4月から中期経営計画「Forward 22」を開始
- [23]「Change & Growth」は受注高・売上高は計画を達成したが、利益は計画を下回った
- [24]Forward 22の基本方針は製品・サービスの付加価値向上、事業の選択・集中とリソースの伸長分野へのシフト、働き方改革
- [25]Inova社はここ数年業績が低迷、受注前のリスク検討とサービス・バイオガス事業の伸長に取り組む
- [26]桑原道氏が2018年にInova会長に就任し経営改革を断行、2019年以降に回復・成長
- 日立造船「中期経営計画初年度実績と今後の取組みについて」(2021年)
- [27]Forward 22初年度の取組みとして柏工場の売却、HZIのサービス事業拡大のための仏社買収、川崎重工業とのシールド事業統合
- [31]川崎重工とシールドマシン事業の新会社設立で基本合意、出資比率50%:50%、利点は国際競争力強化・技術の組合せ・製造拠点の複数確保
- Hitachi Zosen「Financial Results for FY2021」(2022年)
- [28]Forward 22の事業の選択・集中の進捗として、川崎重工業とのシールドマシン事業の統合を挙げた
- [29]シールド掘進機・舶用エンジン部門などの不振事業はタスクフォース・チームを組成して構造的問題を洗い出す
- 日立造船 有価証券報告書(2022年3月期)
- [30]米国の土木建設会社JVに納めたシールド掘進機が掘削中に停止、JVからの損害賠償請求訴訟は2019年10月4日に和解
- [32]2021年10月、シールド掘進機事業(製造に関する事業を除く)を川崎重工業との共同新設分割で地中空間開発に承継
2022年〜カナデビアへの社名変更と、舶用エンジンの品質不適切行為
シールド掘進機事業を統合した翌年の2022年2月、InovaはSteinmüller Babcock Environment(SBE)を買収した。ドイツのSBEは日鉄エンジニアリングの全額出資で、スペインなどの大口赤字案件を抱え、2020年末の純資産はマイナス15百万ユーロだった。それでも買収したのは、ごみ焼却発電のEPCに偏るInovaの収益を、運営・保守などの継続的事業へ広げるためだった。SBEはInovaの事業基盤が弱いドイツやフィンランド、スカンジナビアに強く、欧州の既設炉は約7割が建設から15年を超えていた。Inovaは継続的事業の売上高を2025年度に250百万スイスフランとする目標を置いた。SBEの連結では負ののれん発生益を特別利益に計上した。
- 日立造船「Steinmüller Babcock Environment 買収について」(2022年2月7日)
- [33]2021年12月9日に株式譲渡契約、取得者はHitachi Zosen Inova、売り手は日鉄エンジニアリング(100%保有)、2022年2月上旬クロージング
- [34]SBEはドイツ・グンマースバッハ所在で日鉄エンジニアリングの100%子会社、スペイン・リトアニア等の大口赤字プロジェクトが発生、純資産は2020年12月末でマイナス15百万ユーロ
- [35]Inovaの課題はEfWのEPCへの集中、目標はEfW50%・バイオガス25%・継続的事業25%
- [36]SBEはHZIが弱いドイツ・フィンランド・スカンジナビアに強み、建設から15年以上経過したプラントが約7割
- [37]Inovaグループの継続的事業の売上高目標は2025年度に250百万スイスフラン
- 日立造船 有価証券報告書(2022年3月期)
- [38]Steinmüller Babcock Environment GmbHを連結子会社としたことに伴う負ののれん発生益を特別利益に計上
2024年7月、日立造船は子会社の日立造船マリンエンジンなどで、舶用エンジンの試運転データの改ざんを公表した。同月17日に外部有識者の特別調査委員会を置き、1999年7月以降に公試を行ったエンジンを主に調べた。日立造船マリンエンジンでは959台すべて、アイメックスでは412台で燃料消費量の改ざんが確認された。ライセンスエンジンで差別化が難しく、価格競争のもとで公試を一回で通して納期を守る圧力が改ざんを常態化させた。調査は他事業にも及び、可燃ごみ焼却施設やし尿処理施設のほか橋梁・鋳物製品・特殊バルブでも不適切行為が判明した。主力の環境事業の運転記録にまで及んだことで、改ざんは一工場の問題ではなく組織風土の問題と読める。
- カナデビア「(開示事項の経過)当社グループにおける舶用エンジン事業に関する不適切行為について」(2025年3月25日)
- [39]2024年7月5日に舶用エンジン事業の不適切行為を公表。日立造船マリンエンジン(2023年4月に舶用エンジン事業を承継)とアイメックスで計測結果の改ざん
- [40]2024年7月17日に外部有識者の特別調査委員会を設置、1999年以降に公試が行われたエンジンを主たる調査対象
- [41]燃料消費量の改ざんはHZME 959台・IMEX 412台で確認
- [42]ライセンスエンジンで差別化が困難な価格競争、公試を一回で合格し納期どおり引き渡す圧力、再運転の納期遅延は1日数百万円の補償
- カナデビア 有価証券報告書(2025年3月期)
- [43]特別調査委員会の調査で舶用エンジンのほか可燃ごみ焼却施設・し尿処理施設・橋梁・鋳物製品・特殊バルブ等でも不適切行為が判明(2025年3月25日・4月30日公表)
2024年10月1日、日立造船はカナデビア株式会社へ商号を変えた。2002年に造船事業を分離し、脱炭素化や資源循環などの分野で世界に事業を広げてきたことを改称の理由に挙げた。社長兼COOの桑原道氏は、改称を『2024年10月のカナデビアへの社名変更は、私たちのDNAである挑戦の精神を社員全体に再び呼び起こす絶好の機会であると考えています。』と位置づけた。2025年3月期は海外売上高比率が49%に達し、環境セグメントの売上高453,471百万円が全体の74%を占めた。2024年4月に敷いた会長兼CEOの三野禎男氏と社長兼COOの桑原道氏の2人体制は、不適切行為を受けた経営体制の見直しで改まった。2025年4月から桑原道氏が社長兼CEOとして一人で経営を率いる体制となり、2026年に至る。
- カナデビア 統合報告書2024
- [44]2024年10月、日立造船株式会社はカナデビア株式会社に商号変更
- [45]2002年に造船事業を分離し、脱炭素化・資源循環・安全で豊かな街づくりの分野でグローバルに事業展開、新ブランドコンセプトのもと社名変更を決定
- [46]桑原社長兼COOは社名変更を挑戦の精神を社員全体に呼び起こす機会とした
- [48]2024年4月に三野氏が会長兼CEO、桑原氏が社長兼COOの2人体制
- カナデビア 有価証券報告書(2025年3月期)
- [47]2024年度の海外売上高比率は49%、環境セグメント売上高453,471百万円・構成比74%
- [49]指名・報酬諮問委員会で不適切行為に伴う経営体制の見直しを審議、2025年4月に三野氏は会長兼CEOを退き取締役、桑原氏が社長兼CEO
参考文献[33]-[49]
- [33]2021年12月9日に株式譲渡契約、取得者はHitachi Zosen Inova、売り手は日鉄エンジニアリング(100%保有)、2022年2月上旬クロージング
- [34]SBEはドイツ・グンマースバッハ所在で日鉄エンジニアリングの100%子会社、スペイン・リトアニア等の大口赤字プロジェクトが発生、純資産は2020年12月末でマイナス15百万ユーロ
- [35]Inovaの課題はEfWのEPCへの集中、目標はEfW50%・バイオガス25%・継続的事業25%
- [36]SBEはHZIが弱いドイツ・フィンランド・スカンジナビアに強み、建設から15年以上経過したプラントが約7割
- [37]Inovaグループの継続的事業の売上高目標は2025年度に250百万スイスフラン
- 日立造船 有価証券報告書(2022年3月期)
- [38]Steinmüller Babcock Environment GmbHを連結子会社としたことに伴う負ののれん発生益を特別利益に計上
- [39]2024年7月5日に舶用エンジン事業の不適切行為を公表。日立造船マリンエンジン(2023年4月に舶用エンジン事業を承継)とアイメックスで計測結果の改ざん
- [40]2024年7月17日に外部有識者の特別調査委員会を設置、1999年以降に公試が行われたエンジンを主たる調査対象
- [41]燃料消費量の改ざんはHZME 959台・IMEX 412台で確認
- [42]ライセンスエンジンで差別化が困難な価格競争、公試を一回で合格し納期どおり引き渡す圧力、再運転の納期遅延は1日数百万円の補償
- カナデビア 有価証券報告書(2025年3月期)
- [43]特別調査委員会の調査で舶用エンジンのほか可燃ごみ焼却施設・し尿処理施設・橋梁・鋳物製品・特殊バルブ等でも不適切行為が判明(2025年3月25日・4月30日公表)
- [47]2024年度の海外売上高比率は49%、環境セグメント売上高453,471百万円・構成比74%
- [49]指名・報酬諮問委員会で不適切行為に伴う経営体制の見直しを審議、2025年4月に三野氏は会長兼CEOを退き取締役、桑原氏が社長兼CEO
- [44]2024年10月、日立造船株式会社はカナデビア株式会社に商号変更
- [45]2002年に造船事業を分離し、脱炭素化・資源循環・安全で豊かな街づくりの分野でグローバルに事業展開、新ブランドコンセプトのもと社名変更を決定
- [46]桑原社長兼COOは社名変更を挑戦の精神を社員全体に呼び起こす機会とした
- [48]2024年4月に三野氏が会長兼CEO、桑原氏が社長兼COOの2人体制
2010年〜2026年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 億円 | 億円 | 利益率 | |||
| 2010年03月期 | 連結 | 2,735 | n/a | 136 | 161 | 79 | 2.9% | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 2,871 | +5.0% | 134 | 120 | 96 | 3.3% | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 3,030 | +5.5% | 114 | 108 | 93 | 3.1% | n/a |
| 2013年03月期 | 連結 | 2,967 | ▲2.1% | 114 | 112 | 74 | 2.5% | n/a |
| 2014年03月期 | 連結 | 3,334 | +12.4% | 79 | 62 | 37 | 1.1% | n/a |
| 2015年03月期 | 連結 | 3,593 | +7.8% | 128 | 76 | 51 | 1.4% | n/a |
| 2016年03月期 | 連結 | 3,870 | +7.7% | 151 | 123 | 58 | 1.5% | n/a |
| 2017年03月期 | 連結 | 3,993 | +3.2% | 149 | 112 | 58 | 1.5% | n/a |
| 2018年03月期 | 連結 | 3,764 | ▲5.7% | 59 | 34 | 21 | 0.6% | n/a |
| 2019年03月期 | 連結 | 3,781 | +0.5% | 74 | 67 | 54 | 1.4% | n/a |
| 2020年03月期 | 連結 | 4,024 | +6.4% | 139 | 94 | 21 | 0.5% | n/a |
| 2021年03月期 | 連結 | 4,085 | +1.5% | 154 | 118 | 42 | 1.0% | n/a |
| 2022年03月期 | 連結 | 4,417 | +8.1% | 155 | 118 | 78 | 1.8% | n/a |
| 2023年03月期 | 連結 | 4,926 | +11.5% | 201 | 178 | 155 | 3.1% | n/a |
| 2024年03月期 | 連結 | 5,558 | +12.8% | 243 | 256 | 189 | 3.4% | n/a |
| 2025年03月期 | 連結 | 6,105 | +9.8% | 269 | 243 | 221 | 3.6% | n/a |
| 2026年03月期 | 連結 | 6,452 | +5.7% | 122 | 136 | 111 | 1.7% | n/a |
出所:有価証券報告書
出典・参考
15件
- 日立造船 アニュアルレポート2010
- 日立造船 有価証券報告書(2011年3月期)
- 日立造船 アニュアルレポート2011
- 日立造船 有価証券報告書(2014年3月期)
- 日立造船 アニュアルレポート2014
- 日立造船 有価証券報告書(2017年3月期)
- 日立造船 アニュアルレポート2017
- 日立造船 有価証券報告書(2022年3月期)
- カナデビア 統合報告書2024
- カナデビア 有価証券報告書(2025年3月期)
- 日立造船「第123期 株主通信」(2019年4月1日〜2020年3月31日)
- 日立造船「中期経営計画初年度実績と今後の取組みについて」(2021年)
- Hitachi Zosen「Financial Results for FY2021」(2022年)
- 日立造船「Steinmüller Babcock Environment 買収について」(2022年2月7日)
- カナデビア「(開示事項の経過)当社グループにおける舶用エンジン事業に関する不適切行為について」(2025年3月25日)