決断
祖業を止めるより先に、次の事業を地元出資で立ち上げてきた。エネルギー革命で石炭の採算が失われると、1957年から石炭部門の約7,000名を化学・セメント・機械へ配置転換した。配置先は創業期から並走させた化学・セメント・機械であり、人員整理ではなく異動で吸収した。次の量産品には化学を選び、カプロラクタムの量産化へ進み、スペインとタイでの現地生産までナイロン原料の供給網を拡大する。2020年9月には三菱マテリアルとの経営統合を決め、2022年4月にセメント関連事業をUBE三菱セメントへ承継して連結から外した。石炭もセメントも、人と設備の移し先を決めてから連結の外へ出した。
2022年 UBEへ改称
UBEへ改称市況に左右される総合素材の構造から脱するため、祖業セメントを合弁会社へ承継して連結から外し、商号もUBEへ改めて化学スペシャリティ企業への転換を進めた判断同じ経営論点に直面した企業 | 事業売却・撤退業績の推移2021 2022 2026 売上高(億円) 6,138 6,552 4,623 営業利益率(%) 4.2 6.7 4.1 2005年 カプロラクタムの量産化
業績の推移2004 2005 2010 売上高(億円) 5,113 5,627 5,495 純利益率(%) -2.7 1.6 1.5 1957年 石炭からセメント・化学への転身
石炭からセメント・化学への転身エネルギー革命で採算を失った祖業の石炭鉱業から、化学・セメント・機械の量産事業を受け皿に据えて段階的に撤退し、石炭部門の約7,000名を大量解雇ではなく配置転換で吸収した構造改革同じ経営論点に直面した企業 | 構造改革・リストラ業績の推移1956 1957 1962 売上高(億円) 212 267 439 純利益率(%) 8.0 9.4 3.4