第一三共の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

特許切れで空く穴を、外から買収するか自前で育てるかの間で選び直してきた。2008年にはインドの後発薬最大手ランバクシーを約4900億円で買収し、新薬と後発薬を並べる複眼経営を掲げた。だが買収を決めた直後に米当局がインドの2工場へ対米禁輸を科し、2009年3月期は株式評価損3595億円を含む特別損失で2155億円の純損失に陥った。2015年にはその複眼経営を捨ててがんへ集中し、株式売却で得た資金を社内で温めていた抗体薬物複合体へ充当した。買収で得た棚を売却し、自前の技術へ寄せる転換で、2023年に社長となった奥澤宏幸氏は全社買収をやめ、必要な技術だけを製品単位で取得する方式へ改めた。

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