MIXI:SNS「mixi」の運営開始とマザーズ上場
1997年〜東大生の求人サイト「Find Job !」を起点に設立したイー・マーキュリーと、招待制のSNS「mixi」
経済学部3年の1997年、笠原健治氏は東京大学の新宅純二郎氏の経営戦略ゼミに入った。ゼミで扱った各業界の事例研究のうち、笠原健治氏はIT業界に最も強い関心を持った。笠原健治氏は当時のインターネット産業を1980年代のパソコン産業の勃興期と重ね、学生にも起業の余地があると判断した。同じ1997年11月、笠原健治氏は東京都文京区でIT系の求人情報サイト「Find Job !」の運営を始めた。「Find Job !」の運営は当初、笠原健治氏の個人事業として出発した。1999年6月、笠原健治氏は東京都渋谷区神泉町に出資金300万円で有限会社イー・マーキュリーを設立した。2000年10月には株式会社へ組織を変え、笠原健治氏が代表取締役社長に就任した。笠原健治氏は法人化の2年後、2001年に東京大学経済学部を卒業した。
- 東京大学 UTokyo FOCUS「東京大学基金寄付者インタビュー第二十一回:笠原健治様」(2021年3月24日)
- [1]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [2]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [3]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [5]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [8]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [4]1997年11月、笠原健治が東京都文京区でIT系求人情報サイト「Find Job !」の運営を開始(沿革)
- [6]1999年6月、東京都渋谷区神泉町に有限会社イー・マーキュリーを設立、出資金300万円(沿革)
- [7]2000年10月、株式会社イー・マーキュリーへ組織変更し資本金1,000万円、笠原健治が代表取締役社長に就任(沿革・役員の状況)
イー・マーキュリーは2004年2月、SNS「mixi」の運営を始めた。創業者の笠原健治氏は2021年のインタビューで、「mixi」を『新たなコミュニケーションインフラの創出を想定して立ち上げたサービスです』と位置付けた。参加は既存の利用者の招待に限り、現実の友人・知人関係をネット上に写すことで、無責任な発言が起きにくいと会社は説明した。交流の道具として、会社は日記、コミュニティ、メッセージ、足あとの4つを挙げていた。2005年1月には有料のプレミアム会員サービスを追加し、広告枠の販売とは別に利用料の収入を得られるようにした。会社は後に、海外には米国で1億2,500万人、韓国で2,000万人規模のSNSがあると紹介した。ミクシィは2009年、こうした交流が利用を長続きさせ、他のSNSへの乗り換えを起こしにくくすると分析した。
- ミクシィグループ 統合報告書 2022(2022年3月期)
- [9]2004年2月、SNS「mixi」の運営を開始(沿革図。求人情報サイトの開始は1997年11月)
- 東京大学 UTokyo FOCUS「東京大学基金寄付者インタビュー第二十一回:笠原健治様」(2021年3月24日)
- [10]笠原健治は2004年公開の「mixi」を、新たなコミュニケーションインフラの創出を想定して立ち上げたサービスと説明
- ミクシィ 2006年度第2四半期決算説明会資料(2006年11月)
- [11]mixiは招待制をとり、現実の友人・知人関係をネット上で再現できるため、従来のサービスより無責任な発言が行われにくい(mixiの運用体制)
- [12]mixiのコミュニケーションツールとして日記(ブログ)・コミュニティ・メッセージ・足あとを挙げる(mixiとは)
- [14]海外では米国で1億2,500万人規模、韓国で2,000万人規模のSNSが存在(mixiとは)
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [13]2005年1月、「mixi」プレミアム会員サービスを開始(沿革)
- [15]招待制のSNSであり、日記・コミュニティ等で交流が深まり利用が継続され、他のSNSへの乗換えが生じにくいことを強みと認識(事業等のリスク)
2006年2月、イー・マーキュリーは商号をサービス名と同じ株式会社ミクシィに改めた。これに先立つ2005年8月、2001年2月に始めたニュースリリース配信代行「@Press」の営業を譲渡した。同じ2005年8月に、「mixi」の利用者は100万人を超えた。「mixi」の収益は、広告枠の販売による広告料収入と、月額315円の「mixiプレミアム」の利用料の2本だった。第8期報告書は「mixi」を主力事業と位置付け、設立以来の中心だった「Find Job !」をもう一方の事業に置いた。利用者の急増で社名よりサービス名が知られるようになり、会社の呼び名をそろえたのだろう。
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [16]2006年2月、株式会社ミクシィに商号変更(沿革)
- [17]2001年2月に「@Press」の運営を開始し、2005年8月に営業譲渡(沿革)
- [18]2005年8月、「mixi」のユーザー数が100万人を突破(沿革)
- ミクシィ 第8期 事業報告書(2007年3月期)
- [19]「mixi」の収益源は広告料収入と月額315円の「mixiプレミアム」の利用料の2つ(各事業収益モデル)
- [20]設立以来「Find Job !」中心に展開、2004年2月開始の「mixi」を現在の主力事業と位置付け(各事業収益モデル)
参考文献[1]-[20]
- 東京大学 UTokyo FOCUS「東京大学基金寄付者インタビュー第二十一回:笠原健治様」(2021年3月24日)
- [1]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [2]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [3]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [5]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [8]1997年に経済学部3年で新宅純二郎の経営戦略ゼミに入り、各業界のケーススタディからIT業界に関心を持った。インターネット産業をパソコン産業の勃興期に重ね、学生でも挑戦できると考えた。個人事業として始め1999年に法人化、2001年に経済学部を卒業
- [10]笠原健治は2004年公開の「mixi」を、新たなコミュニケーションインフラの創出を想定して立ち上げたサービスと説明
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [4]1997年11月、笠原健治が東京都文京区でIT系求人情報サイト「Find Job !」の運営を開始(沿革)
- [6]1999年6月、東京都渋谷区神泉町に有限会社イー・マーキュリーを設立、出資金300万円(沿革)
- [7]2000年10月、株式会社イー・マーキュリーへ組織変更し資本金1,000万円、笠原健治が代表取締役社長に就任(沿革・役員の状況)
- [13]2005年1月、「mixi」プレミアム会員サービスを開始(沿革)
- [15]招待制のSNSであり、日記・コミュニティ等で交流が深まり利用が継続され、他のSNSへの乗換えが生じにくいことを強みと認識(事業等のリスク)
- [16]2006年2月、株式会社ミクシィに商号変更(沿革)
- [17]2001年2月に「@Press」の運営を開始し、2005年8月に営業譲渡(沿革)
- [18]2005年8月、「mixi」のユーザー数が100万人を突破(沿革)
- ミクシィグループ 統合報告書 2022(2022年3月期)
- [9]2004年2月、SNS「mixi」の運営を開始(沿革図。求人情報サイトの開始は1997年11月)
- ミクシィ 2006年度第2四半期決算説明会資料(2006年11月)
- [11]mixiは招待制をとり、現実の友人・知人関係をネット上で再現できるため、従来のサービスより無責任な発言が行われにくい(mixiの運用体制)
- [12]mixiのコミュニケーションツールとして日記(ブログ)・コミュニティ・メッセージ・足あとを挙げる(mixiとは)
- [14]海外では米国で1億2,500万人規模、韓国で2,000万人規模のSNSが存在(mixiとは)
- ミクシィ 第8期 事業報告書(2007年3月期)
- [19]「mixi」の収益源は広告料収入と月額315円の「mixiプレミアム」の利用料の2つ(各事業収益モデル)
- [20]設立以来「Find Job !」中心に展開、2004年2月開始の「mixi」を現在の主力事業と位置付け(各事業収益モデル)
2006年〜東証マザーズ上場と、会員1,000万人を超えたmixi
ミクシィは2006年9月14日、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場した。その2か月前の同年7月に、「mixi」の利用者は500万人を超えていた。上場に伴う株式の発行で現預金が増え、2006年9月末の自己資本比率は92.4%となった。会社はこの資金を、主にサーバー等の設備投資と事業拡大の投資に使う予定を示した。同じ四半期の経常利益率は、上場費用で5.8ポイント、人件費で2.5ポイント、サーバー関連の費用で2.0ポイント下がった。会社は上場費用の4分の3を一時的な支出とし、残りは将来の収益につながる投資だと説明した。笠原健治社長は上場後最初の1年を終えた第8期報告書で、『上場会社としての自覚と誇りを持ち、あらためて当社の存在意義を見つめ直すと共に、次なる成長ステージへ向け、企業としての礎を確立すべく努めてまいります。』と記した。
- ミクシィ 第8期 事業報告書(2007年3月期)
- [21]2006年9月14日、東京証券取引所マザーズ市場に上場(第8期報告書の年表)
- [22]「mixi」登録ユーザー数は2005年8月100万人、同12月200万人、2006年7月500万人を突破(第8期報告書の年表)
- [27]笠原健治社長のごあいさつ。上場後初めての1年であり、上場会社としての自覚と誇りを持って企業の礎を確立すると表明
- ミクシィ 2006年度第2四半期決算説明会資料(2006年11月)
- [23]株式発行による現預金の増加で自己資本比率92.4%、資金は主にサーバー等の設備投資と事業拡大の投資に使用予定(第8期2Q貸借対照表)
- [24]株式発行による現預金の増加で自己資本比率92.4%、資金は主にサーバー等の設備投資と事業拡大の投資に使用予定(第8期2Q貸借対照表)
- [25]経常利益率は前Q51.4%から当Q36.6%へ。IPO諸費用で5.8%、人件費への投資で2.5%、サーバー等の設備投資に伴う費用で2.0%低下
- [26]IPOに係る諸費用の3/4は一時的なもので、それ以外は将来の収益に結びつく投資と説明
「mixi」の利用者は、2007年5月に1,000万人を超えた。2007年6月末の利用者は1,110万人で、月間PVはPC経由が64.8億、携帯経由が52.7億だった。笠原健治社長は第8期報告書で、モバイル広告費が2011年に2006年実績の3.3倍程度になるとの予測を引いた。ミクシィは同じ時期に「mixiモバイル」のサイトを刷新し、携帯向けの広告枠の新設と広告メニューの改定でPV単価を引き上げた。2008年3月期の売上高は10,053百万円と、前期の5,247百万円の約1.9倍になった。2009年3月末には、携帯経由の月間PVが約111.0億となり、PC経由の約42.5億を大きく上回った。
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [28]2007年5月、「mixi」のユーザー数が1,000万人を突破(沿革)
- [33]2009年3月31日現在、月間PVはパソコン経由約42.5億PV、モバイル経由約111.0億PV(業績等の概要)
- ミクシィ 2007年度第1四半期決算説明会資料(2007年8月)
- [29]2007年度第1四半期の主要データ。ユーザー数1,110万人、月間PVはPC64.8億・mobile52.7億
- [31]mixiモバイルのサイトリニューアルを実施。モバイルのPV単価も広告枠の新設や広告メニューの改定で上昇
- ミクシィ 第8期 事業報告書(2007年3月期)
- [30]笠原健治社長のごあいさつ。電通総研の予測としてモバイル広告費が2011年に2006年実績比3.3倍程度に上昇すると引用
- ミクシィ 有価証券報告書(2008年3月期・単体)
- [32]2008年3月期売上高10,053百万円(単体)。前期2007年3月期は5,247百万円(ミクシィ 有価証券報告書(2007年3月期・単体))
景気の悪化で、2009年3月期は「mixi」と「Find Job !」の双方で広告の出稿が伸び悩んだ。ミクシィは2009年2月、通期の売上高予想を13,000百万円から12,000百万円へ7.7%引き下げた。2009年3月期の「mixi」の売上高は11,202百万円で、うち広告売上高が10,431百万円、課金売上高は770百万円だった。ミクシィは有価証券報告書で、広告料収入への依存度が依然高いことを事業のリスクに挙げた。2008年8月には、外部と共同でサービスを作る「mixi Platform」の開放に着手し、mixi OpenIDの提供を始めた。笠原健治社長は株主通信で、『広告のみならず課金ビジネスを収益の次の柱とすべく注力し』と、広告に次ぐ収益源を育てる方針を示した。
- ミクシィ 2008年度第3四半期決算説明会資料(2009年2月)
- [34]mixi・Find Job !ともに景況感の著しい悪化により広告出稿が伸び悩み(今期見通し)
- [35]通期業績予想の売上高を13,000百万円から12,000百万円へ修正(▲7.7%)
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [36]2009年3月期インターネットメディア事業の売上高11,202百万円(うち広告売上高10,431百万円、課金売上高770百万円)
- [37]インターネットメディア事業の売上高は広告料収入が大半を占め、依存度は依然高い(事業等のリスク)
- ミクシィ 2009年3月期 上半期株主通信(2008年12月)
- [38]パートナーと共同でmixiのサービスを構築する「mixi Platformの開放」を進め、2008年8月に第一弾として「mixi OpenID」の提供を開始(上半期株主通信のごあいさつ)
- ミクシィ 2009年3月期 通期株主通信
- [39]笠原健治社長のごあいさつ。広告だけでなく課金ビジネスを次の収益源とする方針
参考文献[21]-[39]
- ミクシィ 第8期 事業報告書(2007年3月期)
- [21]2006年9月14日、東京証券取引所マザーズ市場に上場(第8期報告書の年表)
- [22]「mixi」登録ユーザー数は2005年8月100万人、同12月200万人、2006年7月500万人を突破(第8期報告書の年表)
- [27]笠原健治社長のごあいさつ。上場後初めての1年であり、上場会社としての自覚と誇りを持って企業の礎を確立すると表明
- [30]笠原健治社長のごあいさつ。電通総研の予測としてモバイル広告費が2011年に2006年実績比3.3倍程度に上昇すると引用
- ミクシィ 2006年度第2四半期決算説明会資料(2006年11月)
- [23]株式発行による現預金の増加で自己資本比率92.4%、資金は主にサーバー等の設備投資と事業拡大の投資に使用予定(第8期2Q貸借対照表)
- [24]株式発行による現預金の増加で自己資本比率92.4%、資金は主にサーバー等の設備投資と事業拡大の投資に使用予定(第8期2Q貸借対照表)
- [25]経常利益率は前Q51.4%から当Q36.6%へ。IPO諸費用で5.8%、人件費への投資で2.5%、サーバー等の設備投資に伴う費用で2.0%低下
- [26]IPOに係る諸費用の3/4は一時的なもので、それ以外は将来の収益に結びつく投資と説明
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- [28]2007年5月、「mixi」のユーザー数が1,000万人を突破(沿革)
- [33]2009年3月31日現在、月間PVはパソコン経由約42.5億PV、モバイル経由約111.0億PV(業績等の概要)
- [36]2009年3月期インターネットメディア事業の売上高11,202百万円(うち広告売上高10,431百万円、課金売上高770百万円)
- [37]インターネットメディア事業の売上高は広告料収入が大半を占め、依存度は依然高い(事業等のリスク)
- ミクシィ 2007年度第1四半期決算説明会資料(2007年8月)
- [29]2007年度第1四半期の主要データ。ユーザー数1,110万人、月間PVはPC64.8億・mobile52.7億
- [31]mixiモバイルのサイトリニューアルを実施。モバイルのPV単価も広告枠の新設や広告メニューの改定で上昇
- ミクシィ 有価証券報告書(2008年3月期・単体)
- [32]2008年3月期売上高10,053百万円(単体)。前期2007年3月期は5,247百万円(ミクシィ 有価証券報告書(2007年3月期・単体))
- ミクシィ 2008年度第3四半期決算説明会資料(2009年2月)
- [34]mixi・Find Job !ともに景況感の著しい悪化により広告出稿が伸び悩み(今期見通し)
- [35]通期業績予想の売上高を13,000百万円から12,000百万円へ修正(▲7.7%)
- ミクシィ 2009年3月期 上半期株主通信(2008年12月)
- [38]パートナーと共同でmixiのサービスを構築する「mixi Platformの開放」を進め、2008年8月に第一弾として「mixi OpenID」の提供を開始(上半期株主通信のごあいさつ)
- ミクシィ 2009年3月期 通期株主通信
- [39]笠原健治社長のごあいさつ。広告だけでなく課金ビジネスを次の収益源とする方針
2009年〜mixiアプリで開いたプラットフォームと、「Find Job !」の分社
ミクシィは2009年8月にPC向け、同年10月に携帯向けの「mixiアプリ」を始めた。笠原健治社長は株主通信で、『そして現在最も注力している「mixiアプリ」は、当社が技術の仕様を公開することで開発者が『mixi』上で利用可能なサービスを自由に開発・提供できる仕組みです。』と説明した。利用は当初の想定より早く広がり、PVと月間ログインユーザー数が前倒しで増えた。その結果、サーバー関連の賃借料と減価償却費が増え、PVに応じてアプリ提供会社へ分配するアドプログラム費も発生した。会社は、増えた利用を広告と課金で収益化するには新しい市場の形成に時間がかかるとし、今期中は緩やかに積み上がると見込んだ。2010年3月には招待制に加えて登録制を導入し、その理由を『これまで採用していた「招待制」のみでは、mixiユーザーが周りに居ない方々などの利用が難しい状況でございました。』と株主に記した。2010年3月期の売上高は13,600百万円と12.8%増えた一方、営業利益は27.0%減った。
- ミクシィ 2009年度第3四半期決算説明会資料(2010年2月)
- [40]2009年8月にmixiアプリ(PC)、10月にmixiアプリ(モバイル)の提供を開始し、利用者数・PV数が大きく増加
- [42]mixiアプリの急速な利用拡大により、当初想定よりも前倒しでPV・ログインユーザー数が増加。月間ログインユーザー数は再度増加傾向
- [43]サーバー関連の賃借料及び減価償却費が増加傾向、PV当たりで分配するSAPへのアドプログラム費が発生(連結費用構成)
- [44]mixiアプリで増えた利用の収益化は広告及び課金で図るが、新市場形成に時間を要し今期中は緩やかに積み上がる見通し(業績予想の修正)
- ミクシィ 2009年3月期 通期株主通信
- [41]笠原健治社長のごあいさつ。「mixiアプリ」は技術仕様を公開し開発者が自由にサービスを開発・提供できる仕組みで、現在最も注力
- ミクシィ 2010年3月期 通期株主通信
- [45]2010年3月より「招待制」に加えて「登録制」を導入。招待制のみでは周りにmixiユーザーがいない人の利用が難しかった
- [46]2010年3月期連結売上高13,600百万円(12.8%増)、営業利益2,752百万円(27.0%減)
ミクシィは2010年度第3四半期の決算説明で、サイバーエージェントとの合弁会社グレンジの設立を公表した。グレンジは、「mixiアプリ」の携帯とスマートフォン向けにソーシャルアプリを開発・運営する事業会社だった。狙いは、サイバーエージェントのアプリ運営のノウハウと、「mixi」のプラットフォームの強みを合わせることにあった。2010年12月には、海外の大手アプリ提供会社のZyngaとPlayfishも「mixiアプリ」への提供を始めた。2011年4月、ミクシィは「Find Job !」事業を分社し、株式会社ミクシィ・リクルートメントを設立した。創業の事業を別会社へ移し、本体の経営資源を「mixi」とソーシャルアプリへ集中する意図があったと推察される。
- ミクシィ 2010年度第3四半期決算説明資料(2011年2月)
- [47]サイバーエージェントとmixiアプリに関する合弁会社(株)グレンジを設立。mixiアプリ(モバイル及びスマートフォン)用のソーシャルアプリに特化
- [48]サイバーエージェントとmixiアプリに関する合弁会社(株)グレンジを設立。mixiアプリ(モバイル及びスマートフォン)用のソーシャルアプリに特化
- [49]サイバーエージェントグループのソーシャルアプリ運営のノウハウと、mixiのソーシャル性の高いアプリプラットフォームの強みを活かす
- [50]「Zynga」「Playfish」などの海外大手SAPが12月よりmixiアプリを提供開始
- ミクシィ アニュアルレポート 2018(2018年3月期)
- [51]2011年4月、「Find Job!」事業を分社化し株式会社ミクシィ・リクルートメントを設立(沿革)
ミクシィの2011年3月期の連結売上高は16,874百万円だった。その後は2012年3月期に13,334百万円、2013年3月期に12,632百万円と、2期続けて減収となった。2012年3月期は利用がフィーチャーフォンからスマートフォンへ移り、広告売上高が前期比18.2%減の7,964百万円となった。一方で、課金売上高は前期比58.5%増の4,360百万円へ増加した。ミクシィは2010年度第3四半期に主要機能をスマートフォンで使えるようにし、公式Androidアプリの提供も始めていた。スマートフォンへの移行期に利用者の一部が海外発のSNSへ移り、広告に代わる収益源の確立が次の経営陣の課題になったと思われる。
- ミクシィ 有価証券報告書(2011年3月期・連結)
- [52]2011年3月期連結売上高16,874百万円
- ミクシィ 有価証券報告書(2013年3月期・連結)
- [53]連結売上高は2012年3月期13,334百万円、2013年3月期12,632百万円
- ミクシィ 2012年3月期 通期事業報告書(mixi REPORT)
- [54]フィーチャーフォン広告の出稿が減少し、広告売上高は前期比18.2%減の7,964百万円
- [55]課金売上高は前期比58.5%増の4,360百万円
- ミクシィ 2010年度第3四半期決算説明資料(2011年2月)
- [56]スマートフォンへの対応を加速。主要機能がスマートフォンで利用可能に、公式Androidアプリの提供も開始
参考文献[40]-[56]
- ミクシィ 2009年度第3四半期決算説明会資料(2010年2月)
- [40]2009年8月にmixiアプリ(PC)、10月にmixiアプリ(モバイル)の提供を開始し、利用者数・PV数が大きく増加
- [42]mixiアプリの急速な利用拡大により、当初想定よりも前倒しでPV・ログインユーザー数が増加。月間ログインユーザー数は再度増加傾向
- [43]サーバー関連の賃借料及び減価償却費が増加傾向、PV当たりで分配するSAPへのアドプログラム費が発生(連結費用構成)
- [44]mixiアプリで増えた利用の収益化は広告及び課金で図るが、新市場形成に時間を要し今期中は緩やかに積み上がる見通し(業績予想の修正)
- ミクシィ 2009年3月期 通期株主通信
- [41]笠原健治社長のごあいさつ。「mixiアプリ」は技術仕様を公開し開発者が自由にサービスを開発・提供できる仕組みで、現在最も注力
- ミクシィ 2010年3月期 通期株主通信
- [45]2010年3月より「招待制」に加えて「登録制」を導入。招待制のみでは周りにmixiユーザーがいない人の利用が難しかった
- [46]2010年3月期連結売上高13,600百万円(12.8%増)、営業利益2,752百万円(27.0%減)
- ミクシィ 2010年度第3四半期決算説明資料(2011年2月)
- [47]サイバーエージェントとmixiアプリに関する合弁会社(株)グレンジを設立。mixiアプリ(モバイル及びスマートフォン)用のソーシャルアプリに特化
- [48]サイバーエージェントとmixiアプリに関する合弁会社(株)グレンジを設立。mixiアプリ(モバイル及びスマートフォン)用のソーシャルアプリに特化
- [49]サイバーエージェントグループのソーシャルアプリ運営のノウハウと、mixiのソーシャル性の高いアプリプラットフォームの強みを活かす
- [50]「Zynga」「Playfish」などの海外大手SAPが12月よりmixiアプリを提供開始
- [56]スマートフォンへの対応を加速。主要機能がスマートフォンで利用可能に、公式Androidアプリの提供も開始
- ミクシィ アニュアルレポート 2018(2018年3月期)
- [51]2011年4月、「Find Job!」事業を分社化し株式会社ミクシィ・リクルートメントを設立(沿革)
- ミクシィ 有価証券報告書(2011年3月期・連結)
- [52]2011年3月期連結売上高16,874百万円
- ミクシィ 有価証券報告書(2013年3月期・連結)
- [53]連結売上高は2012年3月期13,334百万円、2013年3月期12,632百万円
- ミクシィ 2012年3月期 通期事業報告書(mixi REPORT)
- [54]フィーチャーフォン広告の出稿が減少し、広告売上高は前期比18.2%減の7,964百万円
- [55]課金売上高は前期比58.5%増の4,360百万円
1997年〜2012年の業績
| 決算期 | 区分 | 売上高 | 経常利益 | 純利益 | 主な投資 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 億円 | YoY | 億円 | 利益率 | 億円 | |||
| 1997年 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 1998年 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 1999年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2000年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2001年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2002年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2003年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2004年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2005年03月期 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2006年03月期 | 単体 | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a | n/a |
| 2007年03月期 | 単体 | 52 | n/a | 21 | 40.4% | 11 | n/a |
| 2008年03月期 | 単体 | 101 | +94.2% | 38 | 37.6% | 20 | n/a |
| 2009年03月期 | 連結 | 121 | +19.8% | 38 | 31.4% | 19 | n/a |
| 2010年03月期 | 連結 | 136 | +12.4% | 27 | 19.9% | 13 | n/a |
| 2011年03月期 | 連結 | 169 | +24.3% | 30 | 17.8% | 14 | n/a |
| 2012年03月期 | 連結 | 133 | ▲21.3% | 21 | 15.8% | 7 | 米国にmixi America, Inc.を設立(2012/03) |
出典・参考
17件
- ミクシィ 2006年度第2四半期決算説明会資料(2006年11月)
- ミクシィ 2007年度第1四半期決算説明会資料(2007年8月)
- ミクシィ 有価証券報告書(2008年3月期・単体)
- ミクシィ 2008年度第3四半期決算説明会資料(2009年2月)
- ミクシィ 有価証券報告書 第10期(2009年3月期)
- ミクシィ 2009年度第3四半期決算説明会資料(2010年2月)
- ミクシィ 2010年度第3四半期決算説明資料(2011年2月)
- ミクシィ 有価証券報告書(2011年3月期・連結)
- ミクシィ 有価証券報告書(2013年3月期・連結)
- ミクシィ アニュアルレポート 2018(2018年3月期)
- ミクシィグループ 統合報告書 2022(2022年3月期)
- ミクシィ 第8期 事業報告書(2007年3月期)
- ミクシィ 2009年3月期 上半期株主通信(2008年12月)
- ミクシィ 2009年3月期 通期株主通信
- ミクシィ 2010年3月期 通期株主通信
- ミクシィ 2012年3月期 通期事業報告書(mixi REPORT)
- 東京大学 UTokyo FOCUS「東京大学基金寄付者インタビュー第二十一回:笠原健治様」(2021年3月24日)