伊勢丹の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

店を増やすのではなく、一つの店の中身を入れ替え続けた。1976年11月期でも支店の売上高は全体の25%にとどまり、収益は新宿本店に集まっていた。1989年に米バーニーズと包括契約を締結して店舗用ビルの建設に616億円を投じ、1990年からの5カ年計画では5年で3,000億円の投資を掲げる。しかし秀和による株の買い占めで新株発行の道が閉ざされ、有利子負債は1990年3月期末の483億円から1993年3月期末に1,183億円へ膨らんだ。1993年5月、創業家の小菅国安社長が辞任する。拡大をやめて戻った先も新宿で、2003年には増床せずにメンズ館を全面改装し、本館へ150億円を投じた。全国の店舗網を持たないまま、伊勢丹は2008年に三越を統合の相手として迎えた。

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