決断
森ビルはもともと1棟ずつ取得を重ねる会社だったが、やがて街区ごとに権利者を取りまとめる会社に変わった。地価の上昇で銀行への担保余力が増し、次の借入れが容易になるのは、同じ地域に建て続けることで後発の建物が先発の建物の評価を引き上げるからである。とはいえ、この方式では手に負えない大きさの街区も残った。そこで1971年2月に市街地再開発事業へ転換しの形で地権者を取り込む方式へ移り、1982年にはサントリーホールとテレビ朝日を誘致して用途を複合させを選んで、賃料の入るオフィスだけでは埋めない構成をとった。アークヒルズでは用地の取りまとめに16年を費やし、竣工までさらに20年かかっている。1995年に地価下落で土地の含みが失われると用地の自社取得をやめ、2003年4月の六本木ヒルズは地権者の参画と床の売却で負担を分ける方式へ移した。回収に20年を要する事業を選び続ける以上、期限を切る株主は置けなかった。
2024年4月 六本木五丁目西地区の再開発着手
六本木五丁目西地区の再開発着手六本木ヒルズの2倍を超える7000億円規模の再開発に着手するにあたり、住友不動産と組み、ホテルは外部ブランドを誘致する形をとった。建設費の高騰と人手不足により着工と竣工の時期は本稿の時点で確定していない同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2023 2024 2026 売上高(億円) 2,856 3,605 4,111 営業利益率(%) 22.2 21.7 23.8 2023年 麻布台ヒルズの開業
業績の推移2022 2023 2026 売上高(億円) 2,453 2,856 4,111 営業利益率(%) 21.5 22.2 23.8 2023年 虎ノ門ヒルズ周辺の連続開発
虎ノ門ヒルズ周辺の連続開発森タワー1棟では街区として形をなさず、創業の地である虎ノ門は交通結節機能も弱かったため、周辺3街区を続けて開発するとともに、日比谷線の新駅整備を再開発と一体の工程に組み込んだ同じ経営論点に直面した企業 | 経営計画・中期戦略業績の推移2022 2023 2026 売上高(億円) 2,453 2,856 4,111 営業利益率(%) 21.5 22.2 23.8 1986年 アークヒルズの用途複合化
1959年6月 虎ノ門への集中投資