決断
統合で得た資本の厚みを、危機の局面で海外の買収へ振り向けてきた。発足翌年の2006年6月に旧UFJ側の公的資金1兆4,000億円を完済した。2008年10月、リーマン・ブラザーズ破綻の翌月にモルガン・スタンレーの優先株を90億米ドルで引き受け、翌11月にはユニオンバンカルを完全子会社にしている。2013年12月にはタイのアユタヤ銀行を公開買付けで子会社にし、2019年4月にはインドネシアのバンクダナモンを連結子会社にした。ただし2020年にはダナモンののれん2,128億円を全額償却した。買収を重ねられた条件は、サブプライム関連の証券化商品を抱えず、危機での損失を小さく抑えたことにあった。
2025年1月 貸金庫窃取事件で立て直し
経緯と対応事案 元行員による貸金庫からの窃取 事案が生じた会社 株式会社三菱UFJ銀行 報告徴求 2024年12月16日 報告書の提出 2025年1月16日 2022年 ユニオンバンク売却
MUAHの貸出金残高2021 2022 2023 MUAHの貸出金残高(兆円) 8.4 9.1 0.0 2020年4月 亀澤宏規氏が社長就任
亀澤宏規氏が社長就任銀行のトップを兼ねる持株会社社長という形を1年で解き、グループCOOとグループCDTOを兼ねてデジタル改革を担っていた執行役を、頭取を経ないまま持株会社の社長に据えた。同じ経営論点に直面した企業 | 経営体制・承継経常収益と当期純利益率2020 2021 2026 経常収益(億円) 72,991 60,253 146,208 親会社株主に帰属する当期純利益率(%) 7.2 12.9 16.6 2019年 バンクダナモン子会社化
のれんと無形固定資産2019 2020 2025 のれん(億円) 2,373 2,837 5,304 のれん以外の無形固定資産(億円) 8,992 12,147 13,452 2015年6月 法定三委員会の設置
経緯と対応移行の決議 2015年6月25日 移行前の機関設計 監査役会設置会社 移行の目的(1) 執行と監督の分離 移行の目的(2) 海外から理解されやすい態勢 2013年7月 アユタヤ銀行をTOB買収
海外の貸出金残高2013 2014 2019 うちアユタヤ銀行(兆円) − 2.1 4.3 うち海外店(兆円) 18.7 22.6 25.9 2010年3月 モルガン・スタンレーと証券合弁
モルガン・スタンレーと証券合弁危機のさなかに結んだモルガン・スタンレーとの資本提携を、国内証券事業の統合という日々の事業へつなぎ替え、議決権と経済的持分を区分した2社体制で共同出資会社を発足させた判断証券セグメントの経常収益と利益率2010 2011 2016 経常収益(億円) 3,655 2,839 4,880 セグメント利益率(%) 7.9 -17.8 8.6 2008年9月 モルガン・スタンレー出資
持分法による投資損益2008 2009 2014 持分法による投資損益(億円) 130 -0 1,125 持分法による投資損益率(%) 1.3 -0.0 6.6