中部電力の決断社史:経営の意思決定を振り返る

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決断

発電から小売までの一貫体制を、みずから解いてきた。2008年12月、東海地震の想定震源域に立つ老朽の浜岡1・2号機を耐震補強で延命させず、運転を終えて廃炉とする方針を決めた。2011年5月には政府の要請で浜岡の全号機が止まり、代替火力の焚き増しが年約2,500億円の燃料費増をもたらして、2012年3月期から3期続けて経常赤字を計上した。この負担を抱えきれず、2015年4月に東京電力と折半出資のJERAを設立して、4年がかりで国内の火力発電事業を全面的に移管した。2020年4月には送配電と小売を分社し、みずからは持株会社となった。切り離すたびに損益計算書から燃料費と減価償却費が消え、代わりに持分法による投資利益という一行が残った。

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